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メインストーリー
40.チェスプレイ3
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待っていてなんだけど、今回新しく導入する有人機は今の所試作段階に近い。一応両者が合うように20機制作してみた。
まあ、僕からしてはただたんに面白そうだったんだけど。
「なので、試作機のデータも取れて一石二鳥って所ですか」
「うぐっ!?」
考えてる事先読みされていたのか、アリサが横から言葉を挟んできた。飲んでたお茶吹き出してしまったじゃないか。
「あらあら、まだ始まってなかったのですね」
お饅頭が四つ入った皿を持って来ていた妻が皿を置いた時に呟いた。
「先程不具合が発生して開始よりも20分遅れています。麻里様」
その饅頭を急ぎ二つ回収したアリサは麻里に説明した。てか、なんで早く饅頭回収するの。まあ、僕も一つ掴んで食べているし、いいか。それにしてもいつ食べてもこの饅頭は美味しい。
「あ、そうそうあなた」
「ん?」
一つ目の饅頭を食べ終わり二つ目の饅頭を食べ始めようとした時、麻里が付け加えるように話し掛けてきた。まあ、最後残った饅頭を食べながら聞くか。
「今回の饅頭ロシアンルーレット風にしてみたのよ」
麻里が大事な事を言っている時には既に饅頭は僕の口の中に入っていた。
うむ、饅頭の皮は甘くて、逆に餡の方は刺激があり、凄く……、
「……!!!!」
勢いよくお茶の入ったコップを取り、口の中に流し込む。
「あらあら、甘くてすぐには気付かないと思ったのに」
そう、餡の中にはあんこ以外に舌が痛くなるような刺激物が混ざっていたのだ。
「この、味はゲホ」
舌がヒリヒリしているせいなのか、喉も痛く咳が出る。何入れたらこんな事になるんだよ。
「そうよ。デスソースが練りこまれた餡を三分の一入れてみたのよ」
いろんな意味で味が台無しだろそれ。ワサビよりもキツイお仕置きになっちゃってる。
「臭い消すのも大変だったのよ。さあ、もう一個あるからその口に入れてあげる」
「んぐ!?」
更に口にもう一つ押し込まれ、痛さと絶妙なな甘さが口いっぱいに広がった。何かの罰ゲームかこれ。体に傷が出来るよりも残酷なんだけど。
コップを口に運ぶが、先程飲みきったせいかほとんど入ってない。その隣にヤカンが置かれてたのでそれを急ぎ手に取り、口の中へ流し込む。
「……はぁはぁ、生き返る」
お茶が天の水滴に感じる程だ。まだ口の中は痛みなどが残っているが、地獄絵図から抜けられただけでもいいだろう。
「最後はお茶で流し込むのは反則ですよ」
「これはお茶無しでは食べられない代物なんだけど…」
アリサが僕が食う前に回収した饅頭を食べながら、お茶で流し込んだのに対して、面白くなさそうに呟いた。いや、これお茶無しでは無理だって。
「そうですか。でも私は口にする事は無いでしょうけど」
そう言いながら、一つ目の饅頭を食べてからもう一つの饅頭を口に入れる。
麻里が何かを思い出したかのように喋りだした。
「あ、忘れてた。4つの中に2つ入れてたんだった」
「!!!!」
アリサは慌てたかのように口を押さえ、顔色が悪くなる。そしてお茶が入ったコップを口の中へと流し込む。
さっき僕の口に押し込んだのとは別で用意してた物だったのかよ。
「…………今までで味わった事の無い代物を口にした気分です」
彼女は口を押さえながら、感想を述べた。体験すればわかった事もいくらかある事だろう。僕の味わった苦しみをそのまま味わうがいい!!
そう心の中で呟きながら静かにガッツポーズした時に、足元にクナイが飛んでくる。
「今バカにされたような気がしました。次は確実に脳天に当てます」
彼女は睨むような目つきで僕に突きつけてくる。やめて、そんな目で見ないで。
その風景を一人見ていた麻里が首をひねるかのように指を口にあてながら、呟いた。
「このロシアンルーレット的な料理は今度また作ってみようかしら」
「いや、もう二度と作らないでくれ……」
心底この饅頭が作られない事を祈るしかなかった。
「さて、そろそろ始めますか。終わったって報告あったし、そろそろ始めどきかもね」
白が言っているのだ。そろそろ始めても問題無い。
「そうだな。30分ほど開始遅れているし、始めどきだろう」
プログラムの書き換えの後に、プログラムを書き換えた全機体の動作確認なども行ってたせいで時間が掛かったのだ。最もこんな事は予想していない。
「全整備班に告ぐ。起動準備!パイロットは速やかに搭乗し、起動開始。他の者は後方待機!」
「命令だ。急げ!全員後方に下がるんだ」
迎撃ユニットが二列に横に並んでいる。そこでは整備班と思われる人が何十人もいた。整備班のほとんどは後方へ下がっていく。パイロット達はβスーツと呼ばれる魔力を兵器へ取り込む為のスーツを着ていた。
魔導騎兵の着用するスーツ、正式には『αスーツ』の原理をアーマーからユニットに切り替えただけのものだ。
最初に作られたのはαスーツ、あとに作られたのはβスーツとなっている。
それを着ているパイロット達が迎撃ユニットに乗っていき、起動とともに前へとスライドするかのように進み始めた。
その後方に置いてあった迎撃ユニットの無人機も行き始める。ガンドールの設計の元に製作された兵器の為、歩く動作はあまりしない。するとすれば、障害物などがある所は歩かないといけない。
全機体の配置が完了した時、静止画のように小さな機械音が辺りに響いていた。
『分かったわ。開始音が鳴るまで待機しておいて』
指示を出している白は電子キーボードを素早くタッチしていく。
『地形及び、機体のパラメータに異常なし。カウントダウン開始』
彼女は次々と言葉を発していく。最終確認だろう。カウントダウンが画面右上に表示される。1分のカウントダウンが終われば試合は始まる。
『それじゃあ、雑談はここまでにして通信を切るよ。今回は私が勝たせてもらうから覚悟しなさい』
そう言い残して、彼女の顔が映し出された映像が切れた。
なぜだろう。これ終わった後に彼女の悔しがる姿が目に浮かぶ。でもそう簡単には攻略させてもらえないだろう。
カウントダウンが刻々と刻まれる時間は緊迫した状態になる。開始と同時に行動を開始する為だ。最初にどのように動くかで状況が左右しやすい。
ちなみにマップなどはあるが、一度味方機が通らない限りでは何があるのかさえ分からない。マップの広さは全長縦1km、横2km程で何よりも、毎回地形などが変わる。
今映っているマップは味方機の最初に配置されているところだけである。
味方機のカメラを見てみると霧が広がっていた。霧発生装置などを使っているのだろう。そう簡単にこちらもやられるわけにはいかないなこれは。とりあえずもう時間も少ないし、ヘッドオン装着してやるか。
ヘッドオンを装着して、手をPCに触れた時に合図の笛の音が響いた。
まあ、僕からしてはただたんに面白そうだったんだけど。
「なので、試作機のデータも取れて一石二鳥って所ですか」
「うぐっ!?」
考えてる事先読みされていたのか、アリサが横から言葉を挟んできた。飲んでたお茶吹き出してしまったじゃないか。
「あらあら、まだ始まってなかったのですね」
お饅頭が四つ入った皿を持って来ていた妻が皿を置いた時に呟いた。
「先程不具合が発生して開始よりも20分遅れています。麻里様」
その饅頭を急ぎ二つ回収したアリサは麻里に説明した。てか、なんで早く饅頭回収するの。まあ、僕も一つ掴んで食べているし、いいか。それにしてもいつ食べてもこの饅頭は美味しい。
「あ、そうそうあなた」
「ん?」
一つ目の饅頭を食べ終わり二つ目の饅頭を食べ始めようとした時、麻里が付け加えるように話し掛けてきた。まあ、最後残った饅頭を食べながら聞くか。
「今回の饅頭ロシアンルーレット風にしてみたのよ」
麻里が大事な事を言っている時には既に饅頭は僕の口の中に入っていた。
うむ、饅頭の皮は甘くて、逆に餡の方は刺激があり、凄く……、
「……!!!!」
勢いよくお茶の入ったコップを取り、口の中に流し込む。
「あらあら、甘くてすぐには気付かないと思ったのに」
そう、餡の中にはあんこ以外に舌が痛くなるような刺激物が混ざっていたのだ。
「この、味はゲホ」
舌がヒリヒリしているせいなのか、喉も痛く咳が出る。何入れたらこんな事になるんだよ。
「そうよ。デスソースが練りこまれた餡を三分の一入れてみたのよ」
いろんな意味で味が台無しだろそれ。ワサビよりもキツイお仕置きになっちゃってる。
「臭い消すのも大変だったのよ。さあ、もう一個あるからその口に入れてあげる」
「んぐ!?」
更に口にもう一つ押し込まれ、痛さと絶妙なな甘さが口いっぱいに広がった。何かの罰ゲームかこれ。体に傷が出来るよりも残酷なんだけど。
コップを口に運ぶが、先程飲みきったせいかほとんど入ってない。その隣にヤカンが置かれてたのでそれを急ぎ手に取り、口の中へ流し込む。
「……はぁはぁ、生き返る」
お茶が天の水滴に感じる程だ。まだ口の中は痛みなどが残っているが、地獄絵図から抜けられただけでもいいだろう。
「最後はお茶で流し込むのは反則ですよ」
「これはお茶無しでは食べられない代物なんだけど…」
アリサが僕が食う前に回収した饅頭を食べながら、お茶で流し込んだのに対して、面白くなさそうに呟いた。いや、これお茶無しでは無理だって。
「そうですか。でも私は口にする事は無いでしょうけど」
そう言いながら、一つ目の饅頭を食べてからもう一つの饅頭を口に入れる。
麻里が何かを思い出したかのように喋りだした。
「あ、忘れてた。4つの中に2つ入れてたんだった」
「!!!!」
アリサは慌てたかのように口を押さえ、顔色が悪くなる。そしてお茶が入ったコップを口の中へと流し込む。
さっき僕の口に押し込んだのとは別で用意してた物だったのかよ。
「…………今までで味わった事の無い代物を口にした気分です」
彼女は口を押さえながら、感想を述べた。体験すればわかった事もいくらかある事だろう。僕の味わった苦しみをそのまま味わうがいい!!
そう心の中で呟きながら静かにガッツポーズした時に、足元にクナイが飛んでくる。
「今バカにされたような気がしました。次は確実に脳天に当てます」
彼女は睨むような目つきで僕に突きつけてくる。やめて、そんな目で見ないで。
その風景を一人見ていた麻里が首をひねるかのように指を口にあてながら、呟いた。
「このロシアンルーレット的な料理は今度また作ってみようかしら」
「いや、もう二度と作らないでくれ……」
心底この饅頭が作られない事を祈るしかなかった。
「さて、そろそろ始めますか。終わったって報告あったし、そろそろ始めどきかもね」
白が言っているのだ。そろそろ始めても問題無い。
「そうだな。30分ほど開始遅れているし、始めどきだろう」
プログラムの書き換えの後に、プログラムを書き換えた全機体の動作確認なども行ってたせいで時間が掛かったのだ。最もこんな事は予想していない。
「全整備班に告ぐ。起動準備!パイロットは速やかに搭乗し、起動開始。他の者は後方待機!」
「命令だ。急げ!全員後方に下がるんだ」
迎撃ユニットが二列に横に並んでいる。そこでは整備班と思われる人が何十人もいた。整備班のほとんどは後方へ下がっていく。パイロット達はβスーツと呼ばれる魔力を兵器へ取り込む為のスーツを着ていた。
魔導騎兵の着用するスーツ、正式には『αスーツ』の原理をアーマーからユニットに切り替えただけのものだ。
最初に作られたのはαスーツ、あとに作られたのはβスーツとなっている。
それを着ているパイロット達が迎撃ユニットに乗っていき、起動とともに前へとスライドするかのように進み始めた。
その後方に置いてあった迎撃ユニットの無人機も行き始める。ガンドールの設計の元に製作された兵器の為、歩く動作はあまりしない。するとすれば、障害物などがある所は歩かないといけない。
全機体の配置が完了した時、静止画のように小さな機械音が辺りに響いていた。
『分かったわ。開始音が鳴るまで待機しておいて』
指示を出している白は電子キーボードを素早くタッチしていく。
『地形及び、機体のパラメータに異常なし。カウントダウン開始』
彼女は次々と言葉を発していく。最終確認だろう。カウントダウンが画面右上に表示される。1分のカウントダウンが終われば試合は始まる。
『それじゃあ、雑談はここまでにして通信を切るよ。今回は私が勝たせてもらうから覚悟しなさい』
そう言い残して、彼女の顔が映し出された映像が切れた。
なぜだろう。これ終わった後に彼女の悔しがる姿が目に浮かぶ。でもそう簡単には攻略させてもらえないだろう。
カウントダウンが刻々と刻まれる時間は緊迫した状態になる。開始と同時に行動を開始する為だ。最初にどのように動くかで状況が左右しやすい。
ちなみにマップなどはあるが、一度味方機が通らない限りでは何があるのかさえ分からない。マップの広さは全長縦1km、横2km程で何よりも、毎回地形などが変わる。
今映っているマップは味方機の最初に配置されているところだけである。
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