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【序章】
プロローグ
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レーベル王国ダンジョン探索隊手記
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
レーベル王国が管理している特別なダンジョン
このダンジョンでは階層主を攻略すると他のダンジョンでは手に入らない【特別】な報酬が手に入る
その為、王国はこのダンジョンの攻略を禁止していた
ダンジョンが現れたのは約50年前
人間の王国と魔族の支配する領域が別れる境界線の、
そこから3日程の距離を真っ直ぐ人間の王国へと歩いた所、
ちょうど境界線と王国のある都市の半分ほどの位置に、
前触れもなく突然ソレは現れた
最初に発見したのは
境界線を守る、守備隊が交代の為に向かう通り道
それはまるで見つかる事を前提としたように道のど真ん中に現れていた
守備隊の報告を受けたレーベル王国はすぐにダンジョンの探索隊を派遣する
探索隊が調査を始めると、内部の作りは一般的なダンジョンと大体同じだが
階層によって出現されるモンスターが固定されている様だった、最初の階層にはスライムしか現れず
奥へ進むと広間になっていて、探索者が中に進むと現れたのは、やはり階層主
階層主はそれまで倒したモンスターに『エルダー』の名を冠しており
名前通りに確かに強くはなる
最初の階層主は『エルダースライム』
普通のスライムよりは確かに強いし大きいが、王国から選抜された探索隊の敵では当然無く、それは直ぐに攻略された
階層主が倒され次の階層へと進む扉が壁に出現された時に
階層主の広間の中心が光に包まれた
「なっなんだ?全員警戒しろ!」
派遣隊のリーダーを務めていた男がそう叫ぶと
他の探索者や騎士達も剣や魔法の杖を構え、
溢れる光に対して何が起こっても対応できる距離を保つ
やがて…徐々に光が収まり、そこから現れたのは…【真っ白な球体】だった
中に人影のような物が見え、そっと探索隊のリーダーが剣で突くと球体は粉々に砕けて消えていく…そして中に居たのはやはり【人間】だった
「え……ここは……もしかして異世界に来たのか?」
「人間?……とにかく、一度国に連れ帰って報告しよう」
階層主の攻略後に光と共に現れた【人間】は何故か召喚と同時に隷属の紋章を付与されていて、
探検者達は直ぐにその事に気がつく
黒髪黒目で、この世界では余り見ない、おかしな格好をした若い男が声高く聞いてくる
「なっなぁ…ここは異世界なんだよなぁ?剣とか持ってるって事はもっモンスターとか居るのか?教えてくれよっおっおい!」
しつこく聞いてくる若い男に苛立ち
「五月蝿い!喋るな!」
探索隊のリーダーがそういうと男は話さなくなった
「ぐ…………」
「急に静かになったな………おい、その男の服を脱がせ」
「っ!っ!」
召喚された人間は話せないが必死に抵抗する
「おい!抵抗するな!」
探索隊のリーダーまたそう命令すると
「…………」
男は動かなくなり、服を脱がすと胸の中心に隷属を示す首輪の紋章が付与されていた
【隷属の紋章】は召喚されると同時に隷属の紋章を付与されていた様で
探索者が主人として登録されていた
探索隊からの報告を受けたレーベル王国は本格的な調査を開始する、調査の結果
召喚された者の殆どは黒髪で黒目を持ち、この世界の住民とは何処か様子が違う、
何処から来たのか訪ねると、皆が同じように日本という国から来たと言う
聞いた事も無い国なのに何故か言葉が通じる
調べてみると階層を深く潜れば潜る程、戦闘や生産など、有用なスキルを持ち
階層が浅ければ浅いほど召喚は発生しなかったり、召喚してもスキルを持っていなかったりした
この世界の住人達は………召喚された人間を【奴隷】として扱う事にした
王国民にとって、モンスター溢れるこの世界で有効な【奴隷】を生み出し続けるこのダンジョンの効果を知った王は当然のように号令を発令する
号令の内容は
『あのダンジョンを攻略する事を禁じる』
この号令に、貴族、冒険者、王国の住民達の誰もが賛成した
王国民達は、この黒髪・黒目の人間を生み出すダンジョンを
【奴隷ダンジョン】と呼ぶようになった
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
レーベル王国が管理している特別なダンジョン
このダンジョンでは階層主を攻略すると他のダンジョンでは手に入らない【特別】な報酬が手に入る
その為、王国はこのダンジョンの攻略を禁止していた
ダンジョンが現れたのは約50年前
人間の王国と魔族の支配する領域が別れる境界線の、
そこから3日程の距離を真っ直ぐ人間の王国へと歩いた所、
ちょうど境界線と王国のある都市の半分ほどの位置に、
前触れもなく突然ソレは現れた
最初に発見したのは
境界線を守る、守備隊が交代の為に向かう通り道
それはまるで見つかる事を前提としたように道のど真ん中に現れていた
守備隊の報告を受けたレーベル王国はすぐにダンジョンの探索隊を派遣する
探索隊が調査を始めると、内部の作りは一般的なダンジョンと大体同じだが
階層によって出現されるモンスターが固定されている様だった、最初の階層にはスライムしか現れず
奥へ進むと広間になっていて、探索者が中に進むと現れたのは、やはり階層主
階層主はそれまで倒したモンスターに『エルダー』の名を冠しており
名前通りに確かに強くはなる
最初の階層主は『エルダースライム』
普通のスライムよりは確かに強いし大きいが、王国から選抜された探索隊の敵では当然無く、それは直ぐに攻略された
階層主が倒され次の階層へと進む扉が壁に出現された時に
階層主の広間の中心が光に包まれた
「なっなんだ?全員警戒しろ!」
派遣隊のリーダーを務めていた男がそう叫ぶと
他の探索者や騎士達も剣や魔法の杖を構え、
溢れる光に対して何が起こっても対応できる距離を保つ
やがて…徐々に光が収まり、そこから現れたのは…【真っ白な球体】だった
中に人影のような物が見え、そっと探索隊のリーダーが剣で突くと球体は粉々に砕けて消えていく…そして中に居たのはやはり【人間】だった
「え……ここは……もしかして異世界に来たのか?」
「人間?……とにかく、一度国に連れ帰って報告しよう」
階層主の攻略後に光と共に現れた【人間】は何故か召喚と同時に隷属の紋章を付与されていて、
探検者達は直ぐにその事に気がつく
黒髪黒目で、この世界では余り見ない、おかしな格好をした若い男が声高く聞いてくる
「なっなぁ…ここは異世界なんだよなぁ?剣とか持ってるって事はもっモンスターとか居るのか?教えてくれよっおっおい!」
しつこく聞いてくる若い男に苛立ち
「五月蝿い!喋るな!」
探索隊のリーダーがそういうと男は話さなくなった
「ぐ…………」
「急に静かになったな………おい、その男の服を脱がせ」
「っ!っ!」
召喚された人間は話せないが必死に抵抗する
「おい!抵抗するな!」
探索隊のリーダーまたそう命令すると
「…………」
男は動かなくなり、服を脱がすと胸の中心に隷属を示す首輪の紋章が付与されていた
【隷属の紋章】は召喚されると同時に隷属の紋章を付与されていた様で
探索者が主人として登録されていた
探索隊からの報告を受けたレーベル王国は本格的な調査を開始する、調査の結果
召喚された者の殆どは黒髪で黒目を持ち、この世界の住民とは何処か様子が違う、
何処から来たのか訪ねると、皆が同じように日本という国から来たと言う
聞いた事も無い国なのに何故か言葉が通じる
調べてみると階層を深く潜れば潜る程、戦闘や生産など、有用なスキルを持ち
階層が浅ければ浅いほど召喚は発生しなかったり、召喚してもスキルを持っていなかったりした
この世界の住人達は………召喚された人間を【奴隷】として扱う事にした
王国民にとって、モンスター溢れるこの世界で有効な【奴隷】を生み出し続けるこのダンジョンの効果を知った王は当然のように号令を発令する
号令の内容は
『あのダンジョンを攻略する事を禁じる』
この号令に、貴族、冒険者、王国の住民達の誰もが賛成した
王国民達は、この黒髪・黒目の人間を生み出すダンジョンを
【奴隷ダンジョン】と呼ぶようになった
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