8 / 18
8 主従の現在について
しおりを挟む
「はいチェンバーズさん、検温ですよ。……あら、どうしたんです。頭でも痛いんですか?」
オドランは相変わらず事務的な態度で朝の検温にやってきたのだが、対するロードリックは抱えた頭を上げる気になれなかった。
ジゼルと話したのはつい昨日のことだ。別れ際の彼女の様子を思い出すたび、ベッドの上でのたうち回りたいような衝動に駆られてしまう。
「頭ではなく胃が痛い……」
「何で。今はストレスなんてかかっていないはずでしょう」
「ストレスではない。後悔しているだけだ……」
ため息をつきながら顔を上げると、口の中に体温計をねじ込まれた。この看護婦長、患者の事情に興味がなさすぎである。
「何があったのか知りませんが、せっかく良くなってきたのに無理をすると入院期間が延びますよ」
「……む」
看護婦が淡々と言って血圧などを計測し始めたので、患者は大人しくしていることにした。ロードリックにとっても職務に忠実な者の仕事を邪魔するのは本意ではないからだ。
ああ、それにしても昨日は本当に無遠慮なことをしてしまった。必要があったとはいえ断りなく髪に触れてしまうとは、己の行いとは思えない。
オドランが体温計を抜き取って数値を控えている。口が解放されたのを契機として、ロードリックは一応尋ねてみることにした。
「婦長殿、貴殿はここにジゼルという名の女性が訪ねてきたのを覚えているか」
「ああ、覚えていますよ。ジゼルさんのことは私も知っていますからね」
ジゼルはオドランとも顔見知りだったようだ。よほど頻繁に知人の見舞いに訪れているのだろうか。
このままでは二度と会うことはないだろうが、せめて居場所がわかれば謝る機会くらいは得ることができるかもしれない。
——二度と会うことは、無い……?
当然のことを頭の中で確認しただけなのに、妙に胸が痛むのは何故なのだろう。
正体不明の感傷を隅に押しやり、ロードリックはなるべく平静を装って問いかける。
「彼女が誰の見舞いに訪れているのかご存知か? 謝りたいことがあるから、できれば病室番号まで教えてもらえると助かるのだが」
しかし問いを受けたオドランは、怪訝そうに眉を顰めて見せた。
「お見舞い……? 何を言っておられるのかわかりませんが、彼女は通院患者さんですよ」
看護婦長の揺るぎない返答は、ロードリックに頭を殴られたような衝撃をもたらした。
そんな馬鹿な、何か勘違いをしていたのか? いやしかし、彼女は確かに見舞いに来ているだけだと笑っていたはずで。
目を見開いて固まるロードリックを前に、オドランはしまったという顔をした。恐らくはジゼルが嘘をついた理由に思い当たるものがあったのだろう。
「すみません、チェンバーズさん。私の言ったことは忘れて下さい」
「しかし、婦長殿……!」
「ジゼルさんは命に関わるようなご病気ではありませんし、悪意があって貴方を謀ったわけでもありません。それだけわかれば十分だと思って下さい。これ以上は、私から言えることではありませんから」
オドランの態度は取り付く島もなく、会釈すると足早に病室を出て行ってしまった。
残されたロードリックは混乱した頭で必死に考える。
命に別状はないとオドランは言っていたから、その点に関しては安心しても良いだろう。初対面の相手に病気について知られたくないという気持ちもわかるし、嘘をついていたことに対して何か思うことがあるわけでもない。
けれど胸がざわついて仕方がない。日を置かずに通うほど、ジゼルの病状は重いのだろうか。
まとまらない頭を左右に振ると視界の端に封筒が映り込んだ。すっかり中身を確認するのを忘れていたが、あれはジゼルが余ったからと言って返してくれた銀貨の残りだ。
そう確か、見舞いの品にありがたく使わせてもらったと——。
そこまで思い出したロードリックは、確信めいた予感に突き動かされて封筒に手を伸ばした。中身をサイドテーブルの上にひっくり返せば、予想以上にたくさんのコインが卓上に散らばる。
ああ、これは。この多すぎる金額は。
「茶葉の缶詰が買えるくらいしか使っていないじゃないか……」
結局のところ、ロードリックは恩すら返すことができなかったのだ。
気恥ずかしそうに紅茶の缶を手渡してくれたジゼルの姿が思い出された。ロードリックは拳を握りしめて、じくじくと傷み始めた胃を意識の外に追い出したのだった。
日々は滞りなく過ぎる。どれほど気分を落ち込ませていても、休息を得た体は勝手に回復していく。そしてついに医師から退院の許可が降りたその日、マクシミリアンが最後の見舞いにやってきた。
「退院決定おめでとう、ロードリック」
「は。マクシミリアン様におかれましては、お忙しいところをお運びいただき恐縮でございます」
ロードリックはいつものように応えたつもりだったのだが、覇気の無さは伝わったのかも知れない。マクシミリアンは無言でベッドの側の木椅子に腰掛けて、しばし言い淀んだ後に問いかけてきたのだが、その内容は実に判然としないものだった。
「……もしかして、辞める気なのか」
「やめる? 何をでしょうか」
マクシミリアンは葬式でもまだ明るい顔をするだろうと思えるほどに沈痛な面持ちをしていた。一体何を聞かれているのかわからず首を傾げたロードリックは、主君がぼそぼそと続けた言葉に仰天することになる。
「騎士団長を辞める気なのか、と聞いた」
「……はっ!?」
驚きのあまり主君に対するには余りにも不躾な反応をしてしまった。しかしマクシミリアンは臣下の無礼を気にした様子もなく、どん底のような声音で懺悔を始めた。
「俺は復讐に囚われるあまり、お前たちを……俺の大事な臣下を顧みることができなかった。それでも、お前たちは文句一つ言わずに着いてきてくれた。一つ間違えれば、死ぬところだったのにだ。俺は皆にどうやって恩を返せばいいのかわからない。特にロードリック、お前には」
マクシミリアンは臣下への感謝を語った。特にロードリックに苦労をかけ、最終的に倒れさせてしまったことについては、謝っても謝りきれないのだと。
何も役に立てなかったと思っていた。しかし、当のマクシミリアンはそうは思っていなかったのだろうか。
「お前はもう、好きにしていいんだ。亡きチェンバーズ伯へ力添えしたことに恩義を感じているならもう忘れろ。あの時のことは俺こそが伯に対する恩をお返ししただけだ。お前は十分すぎるほど、俺によく仕えてくれた」
そう締めくくって微かな笑みを浮かべたマクシミリアンを前に、ロードリックはようやく胸の内に実感を得た。
——ああ、本当にマクシミリアン様は、お戻りになられたのだな。
復讐に魂を捧げていた頃の主君はもういない。かつての想い遣りある優しい男が帰ってきてくれたのなら、もしかするとロードリックの仕事など残されていないのかもしれない。
だが、意思決定の権利が自身にあるというのならば。
「わかりました。御恩をお返ししようなどとは、もう思いません」
「……ああ、そうだな。それでいい」
「これからは私の意思のみで貴方様にお仕えします。まだ席が残されているのなら、ですが」
この時のマクシミリアンは、思いもよらぬ晴れ間に出会ったような顔をしていた。やがて浮かんだその笑顔は、まさに出会った頃と全く同じものだった。
「当たり前だ。曲者揃いの我が騎士団の団長は、お前にしか務まらない」
オドランは相変わらず事務的な態度で朝の検温にやってきたのだが、対するロードリックは抱えた頭を上げる気になれなかった。
ジゼルと話したのはつい昨日のことだ。別れ際の彼女の様子を思い出すたび、ベッドの上でのたうち回りたいような衝動に駆られてしまう。
「頭ではなく胃が痛い……」
「何で。今はストレスなんてかかっていないはずでしょう」
「ストレスではない。後悔しているだけだ……」
ため息をつきながら顔を上げると、口の中に体温計をねじ込まれた。この看護婦長、患者の事情に興味がなさすぎである。
「何があったのか知りませんが、せっかく良くなってきたのに無理をすると入院期間が延びますよ」
「……む」
看護婦が淡々と言って血圧などを計測し始めたので、患者は大人しくしていることにした。ロードリックにとっても職務に忠実な者の仕事を邪魔するのは本意ではないからだ。
ああ、それにしても昨日は本当に無遠慮なことをしてしまった。必要があったとはいえ断りなく髪に触れてしまうとは、己の行いとは思えない。
オドランが体温計を抜き取って数値を控えている。口が解放されたのを契機として、ロードリックは一応尋ねてみることにした。
「婦長殿、貴殿はここにジゼルという名の女性が訪ねてきたのを覚えているか」
「ああ、覚えていますよ。ジゼルさんのことは私も知っていますからね」
ジゼルはオドランとも顔見知りだったようだ。よほど頻繁に知人の見舞いに訪れているのだろうか。
このままでは二度と会うことはないだろうが、せめて居場所がわかれば謝る機会くらいは得ることができるかもしれない。
——二度と会うことは、無い……?
当然のことを頭の中で確認しただけなのに、妙に胸が痛むのは何故なのだろう。
正体不明の感傷を隅に押しやり、ロードリックはなるべく平静を装って問いかける。
「彼女が誰の見舞いに訪れているのかご存知か? 謝りたいことがあるから、できれば病室番号まで教えてもらえると助かるのだが」
しかし問いを受けたオドランは、怪訝そうに眉を顰めて見せた。
「お見舞い……? 何を言っておられるのかわかりませんが、彼女は通院患者さんですよ」
看護婦長の揺るぎない返答は、ロードリックに頭を殴られたような衝撃をもたらした。
そんな馬鹿な、何か勘違いをしていたのか? いやしかし、彼女は確かに見舞いに来ているだけだと笑っていたはずで。
目を見開いて固まるロードリックを前に、オドランはしまったという顔をした。恐らくはジゼルが嘘をついた理由に思い当たるものがあったのだろう。
「すみません、チェンバーズさん。私の言ったことは忘れて下さい」
「しかし、婦長殿……!」
「ジゼルさんは命に関わるようなご病気ではありませんし、悪意があって貴方を謀ったわけでもありません。それだけわかれば十分だと思って下さい。これ以上は、私から言えることではありませんから」
オドランの態度は取り付く島もなく、会釈すると足早に病室を出て行ってしまった。
残されたロードリックは混乱した頭で必死に考える。
命に別状はないとオドランは言っていたから、その点に関しては安心しても良いだろう。初対面の相手に病気について知られたくないという気持ちもわかるし、嘘をついていたことに対して何か思うことがあるわけでもない。
けれど胸がざわついて仕方がない。日を置かずに通うほど、ジゼルの病状は重いのだろうか。
まとまらない頭を左右に振ると視界の端に封筒が映り込んだ。すっかり中身を確認するのを忘れていたが、あれはジゼルが余ったからと言って返してくれた銀貨の残りだ。
そう確か、見舞いの品にありがたく使わせてもらったと——。
そこまで思い出したロードリックは、確信めいた予感に突き動かされて封筒に手を伸ばした。中身をサイドテーブルの上にひっくり返せば、予想以上にたくさんのコインが卓上に散らばる。
ああ、これは。この多すぎる金額は。
「茶葉の缶詰が買えるくらいしか使っていないじゃないか……」
結局のところ、ロードリックは恩すら返すことができなかったのだ。
気恥ずかしそうに紅茶の缶を手渡してくれたジゼルの姿が思い出された。ロードリックは拳を握りしめて、じくじくと傷み始めた胃を意識の外に追い出したのだった。
日々は滞りなく過ぎる。どれほど気分を落ち込ませていても、休息を得た体は勝手に回復していく。そしてついに医師から退院の許可が降りたその日、マクシミリアンが最後の見舞いにやってきた。
「退院決定おめでとう、ロードリック」
「は。マクシミリアン様におかれましては、お忙しいところをお運びいただき恐縮でございます」
ロードリックはいつものように応えたつもりだったのだが、覇気の無さは伝わったのかも知れない。マクシミリアンは無言でベッドの側の木椅子に腰掛けて、しばし言い淀んだ後に問いかけてきたのだが、その内容は実に判然としないものだった。
「……もしかして、辞める気なのか」
「やめる? 何をでしょうか」
マクシミリアンは葬式でもまだ明るい顔をするだろうと思えるほどに沈痛な面持ちをしていた。一体何を聞かれているのかわからず首を傾げたロードリックは、主君がぼそぼそと続けた言葉に仰天することになる。
「騎士団長を辞める気なのか、と聞いた」
「……はっ!?」
驚きのあまり主君に対するには余りにも不躾な反応をしてしまった。しかしマクシミリアンは臣下の無礼を気にした様子もなく、どん底のような声音で懺悔を始めた。
「俺は復讐に囚われるあまり、お前たちを……俺の大事な臣下を顧みることができなかった。それでも、お前たちは文句一つ言わずに着いてきてくれた。一つ間違えれば、死ぬところだったのにだ。俺は皆にどうやって恩を返せばいいのかわからない。特にロードリック、お前には」
マクシミリアンは臣下への感謝を語った。特にロードリックに苦労をかけ、最終的に倒れさせてしまったことについては、謝っても謝りきれないのだと。
何も役に立てなかったと思っていた。しかし、当のマクシミリアンはそうは思っていなかったのだろうか。
「お前はもう、好きにしていいんだ。亡きチェンバーズ伯へ力添えしたことに恩義を感じているならもう忘れろ。あの時のことは俺こそが伯に対する恩をお返ししただけだ。お前は十分すぎるほど、俺によく仕えてくれた」
そう締めくくって微かな笑みを浮かべたマクシミリアンを前に、ロードリックはようやく胸の内に実感を得た。
——ああ、本当にマクシミリアン様は、お戻りになられたのだな。
復讐に魂を捧げていた頃の主君はもういない。かつての想い遣りある優しい男が帰ってきてくれたのなら、もしかするとロードリックの仕事など残されていないのかもしれない。
だが、意思決定の権利が自身にあるというのならば。
「わかりました。御恩をお返ししようなどとは、もう思いません」
「……ああ、そうだな。それでいい」
「これからは私の意思のみで貴方様にお仕えします。まだ席が残されているのなら、ですが」
この時のマクシミリアンは、思いもよらぬ晴れ間に出会ったような顔をしていた。やがて浮かんだその笑顔は、まさに出会った頃と全く同じものだった。
「当たり前だ。曲者揃いの我が騎士団の団長は、お前にしか務まらない」
2
あなたにおすすめの小説
白い結婚のはずが、旦那様の溺愛が止まりません!――冷徹領主と政略令嬢の甘すぎる夫婦生活
しおしお
恋愛
政略結婚の末、侯爵家から「価値がない」と切り捨てられた令嬢リオラ。
新しい夫となったのは、噂で“冷徹”と囁かれる辺境領主ラディス。
二人は互いの自由のため――**干渉しない“白い結婚”**を結ぶことに。
ところが。
◆市場に行けばついてくる
◆荷物は全部持ちたがる
◆雨の日は仕事を早退して帰ってくる
◆ちょっと笑うだけで顔が真っ赤になる
……どう見ても、干渉しまくり。
「旦那様、これは白い結婚のはずでは……?」
「……君のことを、放っておけない」
距離はゆっくり縮まり、
優しすぎる態度にリオラの心も揺れ始める。
そんな時、彼女を利用しようと実家が再び手を伸ばす。
“冷徹”と呼ばれた旦那様の怒りが静かに燃え――
「二度と妻を侮辱するな」
守られ、支え合い、やがて惹かれ合う二人の想いは、
いつしか“形だけの夫婦”を超えていく。
記憶喪失の私はギルマス(強面)に拾われました【バレンタインSS投下】
かのこkanoko
恋愛
記憶喪失の私が強面のギルドマスターに拾われました。
名前も年齢も住んでた町も覚えてません。
ただ、ギルマスは何だか私のストライクゾーンな気がするんですが。
プロット無しで始める異世界ゆるゆるラブコメになる予定の話です。
小説家になろう様にも公開してます。
勘違い妻は騎士隊長に愛される。
更紗
恋愛
政略結婚後、退屈な毎日を送っていたレオノーラの前に現れた、旦那様の元カノ。
ああ なるほど、身分違いの恋で引き裂かれたから別れてくれと。よっしゃそんなら離婚して人生軌道修正いたしましょう!とばかりに勢い込んで旦那様に離縁を勧めてみたところ――
あれ?何か怒ってる?
私が一体何をした…っ!?なお話。
有り難い事に書籍化の運びとなりました。これもひとえに読んで下さった方々のお蔭です。本当に有難うございます。
※本編完結後、脇役キャラの外伝を連載しています。本編自体は終わっているので、その都度完結表示になっております。ご了承下さい。
崖っぷち令嬢は冷血皇帝のお世話係〜侍女のはずが皇帝妃になるみたいです〜
束原ミヤコ
恋愛
ティディス・クリスティスは、没落寸前の貧乏な伯爵家の令嬢である。
家のために王宮で働く侍女に仕官したは良いけれど、緊張のせいでまともに話せず、面接で落とされそうになってしまう。
「家族のため、なんでもするからどうか働かせてください」と泣きついて、手に入れた仕事は――冷血皇帝と巷で噂されている、冷酷冷血名前を呼んだだけで子供が泣くと言われているレイシールド・ガルディアス皇帝陛下のお世話係だった。
皇帝レイシールドは気難しく、人を傍に置きたがらない。
今まで何人もの侍女が、レイシールドが恐ろしくて泣きながら辞めていったのだという。
ティディスは決意する。なんとしてでも、お仕事をやりとげて、没落から家を救わなければ……!
心根の優しいお世話係の令嬢と、無口で不器用な皇帝陛下の話です。
【電子書籍化進行中】声を失った令嬢は、次期公爵の義理のお兄さまに恋をしました
八重
恋愛
※発売日少し前を目安に作品を引き下げます
修道院で生まれ育ったローゼマリーは、14歳の時火事に巻き込まれる。
その火事の唯一の生き残りとなった彼女は、領主であるヴィルフェルト公爵に拾われ、彼の養子になる。
彼には息子が一人おり、名をラルス・ヴィルフェルトといった。
ラルスは容姿端麗で文武両道の次期公爵として申し分なく、社交界でも評価されていた。
一方、怠惰なシスターが文字を教えなかったため、ローゼマリーは読み書きができなかった。
必死になんとか義理の父や兄に身振り手振りで伝えようとも、なかなか伝わらない。
なぜなら、彼女は火事で声を失ってしまっていたからだ──
そして次第に優しく文字を教えてくれたり、面倒を見てくれるラルスに恋をしてしまって……。
これは、義理の家族の役に立ちたくて頑張りながら、言えない「好き」を内に秘める、そんな物語。
※小説家になろうが先行公開です
【完結】一途すぎる公爵様は眠り姫を溺愛している
月(ユエ)/久瀬まりか
恋愛
リュシエンヌ・ソワイエは16歳の子爵令嬢。皆が憧れるマルセル・クレイン伯爵令息に婚約を申し込まれたばかりで幸せいっぱいだ。
しかしある日を境にリュシエンヌは眠りから覚めなくなった。本人は自覚が無いまま12年の月日が過ぎ、目覚めた時には父母は亡くなり兄は結婚して子供がおり、さらにマルセルはリュシエンヌの親友アラベルと結婚していた。
突然のことに狼狽えるリュシエンヌ。しかも兄嫁はリュシエンヌを厄介者扱いしていて実家にはいられそうもない。
そんな彼女に手を差し伸べたのは、若きヴォルテーヌ公爵レオンだった……。
『残念な顔だとバカにされていた私が隣国の王子様に見初められました』『結婚前日に友人と入れ替わってしまった……!』に出てくる魔法大臣ゼインシリーズです。
表紙は「簡単表紙メーカー2」で作成しました。
【完結】転生白豚令嬢☆前世を思い出したので、ブラコンではいられません!
白雨 音
恋愛
エリザ=デュランド伯爵令嬢は、学院入学時に転倒し、頭を打った事で前世を思い出し、
《ここ》が嘗て好きだった小説の世界と似ている事に気付いた。
しかも自分は、義兄への恋を拗らせ、ヒロインを貶める為に悪役令嬢に加担した挙句、
義兄と無理心中バッドエンドを迎えるモブ令嬢だった!
バッドエンドを回避する為、義兄への恋心は捨て去る事にし、
前世の推しである悪役令嬢の弟エミリアンに狙いを定めるも、義兄は気に入らない様で…??
異世界転生:恋愛 ※魔法無し
《完結しました》 お読み下さり、お気に入り、エール、ありがとうございます☆
【完結】モブのメイドが腹黒公爵様に捕まりました
ベル
恋愛
皆さまお久しぶりです。メイドAです。
名前をつけられもしなかった私が主人公になるなんて誰が思ったでしょうか。
ええ。私は今非常に困惑しております。
私はザーグ公爵家に仕えるメイド。そして奥様のソフィア様のもと、楽しく時に生温かい微笑みを浮かべながら日々仕事に励んでおり、平和な生活を送らせていただいておりました。
...あの腹黒が現れるまでは。
『無口な旦那様は妻が可愛くて仕方ない』のサイドストーリーです。
個人的に好きだった二人を今回は主役にしてみました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる