異世界から来た女の子は、普通の男子高校生には荷が重いのです!!

コール

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§1 新しい日常(?)

に!! いつでもどこでも学校でも・・・なのです!!

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 「お、おい…」
「──?」
「ちょ、ちょっと待ってくれ…」
「早くしないと学校遅れるよ~?」
そんなことは承知の上である。
今から学校に行くにあたって少し都合が悪い点がある。
 『俺が女の子と、それも可愛い子と手を繋ぎ登校する。』
いや非常にまずい。
「と、取り敢えず手を離してくれないか…?」
という言葉に対し
「う、うん……」
とソラは何故か寂しそうに言う。
うん。俺も正直手を繋いでる状態は嫌いじゃない。
…っと、そんなことを考えている暇などは無い。
「え、えっと、このまま行くのは…ね?」
察しのいいソラなら分かってくれるはずだ。
いや出会って数分しか経っていないが。
「そ、そだね、あはは...」
よし、察しは良いようだ。
「じゃあ取り敢えず学校へ行こうか」
「うん!!」
 ソラに無理やり連れてこられて、手袋をはいていない冷たな手の事は、その暖かな一言で忘れていた。

 ─案外いいかもしれない…。
そういった心の変化が見え始めた頃。
校門前に到着した。
俺の家から学校まではそう遠くないため、そんなに時間はかからない。
校門をくぐり、ソラはSHRに備え職員室へ、俺はいつも通り教室へ向かった。

いつも通りSHRが始まる。
いつも通りじゃないことは、"ソラが居る"ということだ。

「本日転校してきた、ソラさんです。」

先生がソラにスポットライトをあてた途端に周りが少しガヤガヤしだした。
無理もない。
─可愛いもん。
男子からも女子からも、"可愛い"の声。
ソラは、誰が見ても可愛い。…と思う。

「どうも。古賀ふるがソラです。今日からよろしくお願いします。」
ソラの礼儀正しい挨拶を終え、先生が席を指示する。
…ですよねぇ。そうなりますよねぇ。
俺の隣になりますよねぇ。
そのあとすぐに先生が、俺とソラは親戚だと言った。
いや待てそんなこと聞いていない。
「おいソラ」
「な~に?」
「親戚ってどういうことだ」
「だって必然的にそうなるでしょ~。男女が一緒に住むなんてシチュ、どこのラブコメだよ。っていう話。」
「お前まさか先生に同棲の件話したのか!?」
「もちろんっ!!」
俺たちは周りに聞こえない程度のギリギリのボリュームで話した。
…疑問解決には至ることは無かったが…。

 休み時間になると案の定質問攻めだ。
「どこの子~?」「可愛い…」「その髪地毛~?」「その目カラコンとかじゃないの?」
…とか。1人変なのいたのは気にしないでおこう。
そして更に案の定俺にも質問攻めだ。
先生がニヤニヤしてこっち見たからなんかあると思われたんだろう。
…何やってくれてんの先生。いや割とまじで。
ま、まぁいい。
まぁなぜ俺とソラが関係あるかみんなが分かったのかというとそれは、俺の苗字も古賀だからだ。
よく「イズミ」という苗字と間違えられるが、決してそうじゃない。
古賀 伊澄ふるが いずみという名前なのだ。
というわけで、古賀同士…という訳なのだ。

 その日1日ソラは意外にもあまりくっついて来なかった。
気を遣ってるのか?

そして終業のチャイムが鳴り、それぞれがそれぞれへと散ってゆく。
俺は不幸中の幸いと言うかなんというかで、部活には入っておらず、直帰だ。
「イズミくん帰ろっ」
俺はそれに合意した。

帰り道、ソラは色々話してくれた。
「今日は楽しかった~。この世界の学校はこんなに楽しいんだね!!」
「そっちの世界はどんななんだ?」
···ソラは少し俯いた。
「?どうしたんだ?」
「い、いやなんでもないない。さっ早く帰ろっ」
…何か隠してる、のか?
…いや、まだ時じゃないだろう。
今はまだ…。

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