異世界から来た女の子は、普通の男子高校生には荷が重いのです!!

コール

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§1 新しい日常(?)

いち! 目の前の女の子には色々と事情があるのです!!

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 12月9日、今年は暖冬の為か少し肌寒い程度の、晴れた星空の下で、俺は帰路についていた。
「今年は雪は降らなさそうかな、、」
と俺は1人呟いた。

 家に帰り、カバンを下ろし、晩ご飯を食べ、風呂に入り、寝間に入る。1人暮らしのために、全てが静かに終わる。
そういったいつも通りの生活。
そろそろ飽きてくる。
…と言っても、何がどうなる訳でもなく1人静かに夢へ入る。

 カーテンから斜陽が差し込み目を覚ます。
ふと寝返りをし、横を向く。
…そこには綺麗な顔をした、肩元で揺れる金に近い明るめの茶髪の、碧眼の女の子が………女の子?……女の子が……?!
な、なんで?!なんかめっちゃ可愛い女の子が居る!!
飛び起き、つい正座をして目を丸くする俺を見て不思議そうな顔をする彼女。
「イズミくんおはよう、どうしたの?」
…ん?今俺の名前を…?
「あ、あのぉ~…誰さん、なのかな…?なんで俺の名前を…?」
うん。自分でも驚くほど冷静に聞いた。てか俺なんでこんな冷静なんだろう?
多分、混乱を通り越したんだろう。
「私?」
えぇそうですとも、あなたしか居ないでしょう?
「私はシエロ。ここは日本だから、日本人っぽく言ったらソラかなぁ。」
「ソラ……じゃあソラ、なぜ俺の名前を…?」
そう、そこが気になって仕方がない。いや女の子が目の前にいる時点で疑問なのだが。
「えっとねぇ、イズミくんは有名人なのだよ!!私達の世界では、ね。」
…おっとぉ、質問をした結果、疑問が増えてしまったぞ…いや"私達の世界"ってなんだよ、俺たちの世界はここだろ。ってか有名ってなんだ。
「ねぇ…"私達の世界"とは何なのかな?」
聞くとソラはニカッと歯を見せ、
「アラグドアっていう、まぁいわゆる異世界、different worldというやつだねっ」
ソラは楽しそうに話している。
…俺は絶賛疑問増産中なのですが…。
「で、では有名…というのは…?」
「有名は有名だよ~、"名"の"有"る人だよ~」
「んなこたぁわかってるよ!!」
「まぁあとのお楽しみ~ということで~」
いや、なんにも楽しみでは無いのですが…
「と、取り敢えず!!…何か用ですか?」
「え?君がこの生活に飽きたって言ったから来たんだよ~」
なるほど、さっぱり分からん。
「君の生活を変えてあげようとねっ!」
あぁ、そういうあれか。
もうなんか俺この状況に慣れてきたな…
朝の眠さもあってか、軽く受け流すことは出来た。
「はぁ、なるほど。ところで、変えるってどう変えるんだ?」
そう。それだ、そこに今は重点を置こう。
「あ…、え、え~とぉ~……」
ん?んん?何なのかなぁこの反応は…
「えーと、まさかノープランなの…かな?」
「い、いや!ちゃんとある!!ありますプランが!!」
と、そう言ってソラは服のポケットに乱雑に仕舞われていた紙を出した。
「そ、それってメm「はい!!ありますあります!!プランAからZまでちゃんとあります!!」
ソラは紙を見られまいと背中に隠し、必死になって言った。いやAからZは多くないか?しかも紙丸見えだし…
「じゃあそのプランというものを聞かせてもらおう。」
「はいっ、じゃあまずプランA!!"一緒に住む"!!」
「い、一緒に…?」
言葉を疑いながら確認を取る。聞き取った言葉に間違いは無かったようだが……俺が!?こいつと?!
「え?うん。当たり前じゃん。」
「いやどこの当たり前だよ!!」
アラグドアというところの常識は分からん。
すると、ソラがいきなり、
「あっ!!」
と、何かに気づいたような声を上げた。
続けて、
「ね、ねぇ…学校行かなくて…だ、大丈夫、なの?」
……………し、しまったぁぁ!!
もうとっくに家を出ている時間だった。もうなんかどうでも良くなってきた。
…という訳にいかず、正座を崩し、準備をいつもより15分早く終わらせる。このまま家を出れば遅れは取り戻せるはずだ。
「では行きましょう!!」
「い、行きましょうって、どこに…?」
「学校に決まってるじゃん」
いくら慣れてきたからといってこればかりは看過出来ない。
「いやいや、なんでだよ!!」
「いえいえ~、もう入学の申請は届け出ているのだよ~、さぁレッツゴー!!」
と、いつの間にか制服姿になっていたサファイアの色の目の持ち主に俺は手を引かれるままに家を飛び出した。
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