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厨二病、つんつるてんになる。
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「あはははは!!」
私はパジャマ姿のクリスに爆笑していた。だって。
「腕と足が…腕と足が出てるー!つんつるてんじゃないか!」
お父さんのパジャマは手足の長いクリスには合わないようで。とってもかっこ悪い事になっていた。
「背丈は俺のが高いのに……。」お父さんは落ち込んでいた。
「くっ!なんたる侮辱!!お母さん、俺は団服に着替える!!」
「ダメよもう洗濯機入れたんだから。ほら、まどかが笑うから。」
「うー…ごめんね、クリス。」
クリスはぷいっとそっぽを向いた。
「でも困ったわねぇ…私服もお父さんのでいいかと思ったけど…これじゃ私服もつんつるてんになるわね。」
私は私服つんつるてんのクリスを想像して吹き出した。あっやばいクリスに睨まれた。
「お母さん!!私服は団服を着るから気にしないでくれ!!」
「何言ってるの。乾くまで着るもの無いじゃない。それとも乾かないまま着るの?」
臭くなるわよぉお母さんのその言葉にクリスは顔を顰めた。
「あっそうだ!!買いに行けばいいじゃない!!」
突然お母さんが大きな声で言った。
「買いに行く?」
「そうそう、明日まどかも学校休みだし。まどか、クリスちゃんをお買い物に連れてってあげて。」
「服を買いに行くなんて女みたいな真似…っ」
「ついでに日本の様子も分かるしいいんじゃない?それとも何?クリスちゃんは知らない世界を歩くのが怖いのかしら?」
「ふざけんな!!俺は騎士様だぞ!!」
……なんとも単純な騎士様じゃないか…。
「じゃ、おやすみ。」
「ああ…。」
クリスの部屋は2階の私の部屋の隣になった。
使ってない部屋があったのでそこを片付けてクリスの部屋にしたのだ。
「あっ…おい。」
突然クリスに呼び止められた。
「その…明日は頼むな。俺よく分からなくてルール違反をしてしまうかもしれないから…。」
やだ!クリスって可愛いところあるんだ!
「大丈夫だよ。クリスは私の後ろから付いてきてくれればいいから。」
「お前の後ろ!?何言ってんだ!騎士は前を歩くのが決まりだろ!……いや、待て。後ろからの刺客に備えて後ろにいるのも悪くないな……。」
ブツブツ言うクリスを置いて私は部屋に入った。
なんか前途多難な気がするんですけど。気の所為であってくれ。
「ふざけんな!!」
次の日。クリスの怒号で私は目が覚めた。
「おはよう……。何、クリスどうしたの。」
「聞いてくれまどか!!お母さんが…お母さんが買い物に剣を置いていけと言うんだ!!」
えっ何言ってるのこいつ。
「えっ当たり前じゃん。何頭ぶつけたの?」
「当たり前ってなんだ!!不特定多数の人間がいる場所に武器を置いて行けるわけないだろ!!」
「クリスちゃん、言ったでしょ?日本には魔物は居ないって…。」
「魔物が居なくても殺し屋とか……騎士団暗殺を狙ってるやつとかいるんじゃないか!?」
「居ません。あなたが騎士団とは皆知らないでしょう。それに…銃刀法違反。牢屋に入りたいのかしらクリスちゃんは。」
もうお別れなんて寂しいわぁ…お母さんが白々しい泣き真似をするとクリスは悪かったよ…と剣を置いた。えっ信じてる!?
「はい、じゃぁクリスちゃんはこれに着替えてね。」
白々しい泣き真似を終えるとお母さんはタンスから洋服を出した。
「おい、また小さいの……。」
「うーん、これはお父さん大きくて要らないって言ってたやつだから大丈夫よぉ。とりあえず着てみて。」
言われるままに着てみると多少大きいが手足のサイズはピッタリだった。
「なんかぶかぶか…………。」
「あら、いいじゃない!可愛いわクリスちゃん。」
「可愛い!?やっぱり嫌だ!!」
「いやいやいや!!つんつるてんよりはいいよクリス。」
私が真顔で言うとクリスは黙った。よほどつんつるてんがトラウマらしい。
「じゃぁ私も支度してくるから。クリス、ちょっと待ってね。」
私はそう言うと2階に上がって行った。
私はパジャマ姿のクリスに爆笑していた。だって。
「腕と足が…腕と足が出てるー!つんつるてんじゃないか!」
お父さんのパジャマは手足の長いクリスには合わないようで。とってもかっこ悪い事になっていた。
「背丈は俺のが高いのに……。」お父さんは落ち込んでいた。
「くっ!なんたる侮辱!!お母さん、俺は団服に着替える!!」
「ダメよもう洗濯機入れたんだから。ほら、まどかが笑うから。」
「うー…ごめんね、クリス。」
クリスはぷいっとそっぽを向いた。
「でも困ったわねぇ…私服もお父さんのでいいかと思ったけど…これじゃ私服もつんつるてんになるわね。」
私は私服つんつるてんのクリスを想像して吹き出した。あっやばいクリスに睨まれた。
「お母さん!!私服は団服を着るから気にしないでくれ!!」
「何言ってるの。乾くまで着るもの無いじゃない。それとも乾かないまま着るの?」
臭くなるわよぉお母さんのその言葉にクリスは顔を顰めた。
「あっそうだ!!買いに行けばいいじゃない!!」
突然お母さんが大きな声で言った。
「買いに行く?」
「そうそう、明日まどかも学校休みだし。まどか、クリスちゃんをお買い物に連れてってあげて。」
「服を買いに行くなんて女みたいな真似…っ」
「ついでに日本の様子も分かるしいいんじゃない?それとも何?クリスちゃんは知らない世界を歩くのが怖いのかしら?」
「ふざけんな!!俺は騎士様だぞ!!」
……なんとも単純な騎士様じゃないか…。
「じゃ、おやすみ。」
「ああ…。」
クリスの部屋は2階の私の部屋の隣になった。
使ってない部屋があったのでそこを片付けてクリスの部屋にしたのだ。
「あっ…おい。」
突然クリスに呼び止められた。
「その…明日は頼むな。俺よく分からなくてルール違反をしてしまうかもしれないから…。」
やだ!クリスって可愛いところあるんだ!
「大丈夫だよ。クリスは私の後ろから付いてきてくれればいいから。」
「お前の後ろ!?何言ってんだ!騎士は前を歩くのが決まりだろ!……いや、待て。後ろからの刺客に備えて後ろにいるのも悪くないな……。」
ブツブツ言うクリスを置いて私は部屋に入った。
なんか前途多難な気がするんですけど。気の所為であってくれ。
「ふざけんな!!」
次の日。クリスの怒号で私は目が覚めた。
「おはよう……。何、クリスどうしたの。」
「聞いてくれまどか!!お母さんが…お母さんが買い物に剣を置いていけと言うんだ!!」
えっ何言ってるのこいつ。
「えっ当たり前じゃん。何頭ぶつけたの?」
「当たり前ってなんだ!!不特定多数の人間がいる場所に武器を置いて行けるわけないだろ!!」
「クリスちゃん、言ったでしょ?日本には魔物は居ないって…。」
「魔物が居なくても殺し屋とか……騎士団暗殺を狙ってるやつとかいるんじゃないか!?」
「居ません。あなたが騎士団とは皆知らないでしょう。それに…銃刀法違反。牢屋に入りたいのかしらクリスちゃんは。」
もうお別れなんて寂しいわぁ…お母さんが白々しい泣き真似をするとクリスは悪かったよ…と剣を置いた。えっ信じてる!?
「はい、じゃぁクリスちゃんはこれに着替えてね。」
白々しい泣き真似を終えるとお母さんはタンスから洋服を出した。
「おい、また小さいの……。」
「うーん、これはお父さん大きくて要らないって言ってたやつだから大丈夫よぉ。とりあえず着てみて。」
言われるままに着てみると多少大きいが手足のサイズはピッタリだった。
「なんかぶかぶか…………。」
「あら、いいじゃない!可愛いわクリスちゃん。」
「可愛い!?やっぱり嫌だ!!」
「いやいやいや!!つんつるてんよりはいいよクリス。」
私が真顔で言うとクリスは黙った。よほどつんつるてんがトラウマらしい。
「じゃぁ私も支度してくるから。クリス、ちょっと待ってね。」
私はそう言うと2階に上がって行った。
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