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厨二病、買い物をする。
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「お待たせー。」
春らしいピンクのワンピースにした。いやいや別に気合い入れたわけじゃないし!!
「おっ……おお。」
あれ?私を見たクリスが赤くなってる?もしかして………
「可愛いと思ったでしょ?」
お母さんが後ろからクリスを覗き込んだ。
「ばっ!?馬鹿な事言うな!!俺はだな、あんな薄着で街を歩くとは…………「それでまどか、どこ行くつもりなの?」
赤くなって怒鳴るクリスをお母さんは華麗にスルーした。
「うーん原宿行こうかなと。原宿なら安くて可愛い物多いし!」
「そうね。この世界で生きてく上で電車は慣れないとダメだし。気をつけて行ってらっしゃいね。あっこれお金渡しとくから。」
私はお金を受け取るとまだ何か言っているクリスを引っ張って外に出た。
「これが……日本…………。」
クリスはキョロキョロしていた。まぁ初めて来た世界ではそうなるの仕方ないよね。
「おい、あれはなんだ?試し斬りの棒か?」
「電柱。電気を通す為に必要なものだよ。ほら、あれが電線。」
「電気を通す?電気なんて魔法でどうにでもなるだろう。」
「だからこの世界には魔法は無いってば。」
「おい、じゃぁあれはなんだ。なんか変な物が動いているぞ。」
「あれは車。うーんクリスの世界だと馬車みたいな物?交通手段として使えるよ。」
「馬が居ないのに動くのか!?あれは魔法では無いのか。」
「違いまーす。」
あぁ、やっぱり大変だなぁ。まぁしょうがないよねこれも勉強だし。質問ぐらいなら困ったことにならないしいいかな…。
「おいー!!空から轟音立てて刺客が来たぞ!!魔物か!?俺の世界から魔物が来たのか!?」
えええー!!
「やだ何あの人………。」
「ママァ、変な人がいる。」
騒ぐクリスに人が集まってきた。
「うわぁぁぁ!!クリス行くよ!!」
私はぎゃぁぎゃぁ騒ぐクリスを引っ張って駅まで歩いた。
「なるほど…あれはヒコウキという物で魔物では無いのだな。」
「だから魔物は居ないってば。お願いだから騒がないでね。」
騎士様なんでしょって言うとそうだ、俺は常に騎士として冷静で無くてはいけないんだ…と言い出した。何これめんどくさい。
「で、まずは切符を買おうね。」
「キップ?」
「そう。電車って言う乗り物に乗るために必要なものだよ。それが無いと乗れないからね。」
「なるほど入国書みたいなものか。」
クリスは熱心にメモを始めた。
「まずここにお金を入れて……。」
「うを!?喋った!?中に人が居るのか!?」
「違うよ電気だよ。この世界にはこういう音声というものがたくさんあるから。人は居ないからね。」
「電気………凄いな、魔法みたいだ。」
クリスはそう言うとジロジロと発券機を眺めていた。
「ねぇ見てあの人…かっこいい。」
同い年ぐらいだろうか?女の子2人組がクリスを見ていた。
いや、2人組だけじゃない、何人もの人々がクリスを見ている。
「日本に来たばかりの外人かね?キョロキョロして可愛い。」
「やだめっちゃイケメン!モデルかな?」
気付くとまた人が集まってきた。
やばい!!クリスは並外れたイケメンだった!!
私はまだジロジロと発券機を見ているクリスに切符を渡して改札口へと向かった。
「む。なんだこれは。」
「改札口って言うの。ほら、ここにさっき渡した切符を入れて。」
「おお!道が開けたぞ!!」
「そう、切符入れると開くから通って。あっ切符はこっち側から出てくるから必ず取ってね。」
クリスは私と同じようにして無事、通過した。
改札口も気になったのかジロジロ見だしたクリスを引っ張ってホームに向かった。
「!!おい、なんか長いの来たぞ。あれはなんだ。」
「あれが電車。私達が乗るものだよ。」
「!?俺達だけじゃなくてここに居る皆が乗るのか!」
「そうそう。だからあんなに長いんだよ。ほら、乗るよ。」
足元気をつけてね、そう言って私達は電車に乗った。
「着いたぁ!!」
行きなれた原宿なのに何だかとても疲れたよぉ。
「うわ、何だこの人の数は!?お祭りでもやるのか!?」
クリスは初めての人混みにワタワタしていた。
「原宿はいつもこんな感じ。はぐれないように気をつけてね。」
そう言うと俺を誰だと思ってると不貞腐れた。お子ちゃまだな。
「はいはい、じゃぁさっさと買い物済ませちゃおう騎士様。」
私は手頃な価格が売りのオシャレな店に入っていった。
「いらっしゃいませー!えっイケメン!!」
第一声がそれか。まぁこんなイケメン滅多に見ないからね…。
「今日は何をお求めですか?」
「!? 俺に言ってるのか!?」
あっやばい突然声かけられて物凄く警戒している!
「あっすみません、その子日本に来たばかりでまだ慣れてなくて…。」
私がフォローすると店員のお姉さんは笑った。
「あっそうだったのね…それは申し訳ございません。彼氏?凄いイケメンねぇ。」
お姉さんはニヤニヤと笑いながら私に耳打ちしてきた。
「えっ!!いや、彼氏では……!」
「ふふ、照れちゃって可愛い。で、今日は何をお求めですか?」
何か盛大な勘違いされたけどまぁいいや。私はお姉さんにクリスの洋服を買いに来たと言った。
「なるほど彼の買い物なのね。うーんとどんな系統が好みとかある?」
「えっとカジュアル系でお願いします。」
カジュアル系なら着まわしできそうだし。
「了解。なら私好みにスタイリングしようかな!」
お姉さんはそう言うと嬉しそうに走っていった。
「はい!これはどう?今履いてるスニーカーに合うようにしたんだけど…。」
おお!さすがショップ店員さん。
紺色のユニセックスな可愛いパーカー、オシャレなTシャツ、かっこいいダメージジーンズ……うん、素敵!!
「とってもいいです!クリス、あそこの更衣室で着替えてきて!」
「はっ!?俺がこれを着るのか!?」
「うん、クリスなら似合うよ。」
「いやいや待てこれはなんだ!!一戦を交えたのか!?ボロボロじゃないか!!」
クリスはそう言うとダメージジーンズを指さした。
「一戦……?」
「あっなんでもないです!クリスお願いだから着て!!絶対似合うから!!」 つんつるてんよりマシでしょというと渋々更衣室に入っていった。そして。
「着てみたが……。」
「「かっこいいー!!」」
私達は更衣室から出てきたクリスに感動していた。
春らしいピンクのワンピースにした。いやいや別に気合い入れたわけじゃないし!!
「おっ……おお。」
あれ?私を見たクリスが赤くなってる?もしかして………
「可愛いと思ったでしょ?」
お母さんが後ろからクリスを覗き込んだ。
「ばっ!?馬鹿な事言うな!!俺はだな、あんな薄着で街を歩くとは…………「それでまどか、どこ行くつもりなの?」
赤くなって怒鳴るクリスをお母さんは華麗にスルーした。
「うーん原宿行こうかなと。原宿なら安くて可愛い物多いし!」
「そうね。この世界で生きてく上で電車は慣れないとダメだし。気をつけて行ってらっしゃいね。あっこれお金渡しとくから。」
私はお金を受け取るとまだ何か言っているクリスを引っ張って外に出た。
「これが……日本…………。」
クリスはキョロキョロしていた。まぁ初めて来た世界ではそうなるの仕方ないよね。
「おい、あれはなんだ?試し斬りの棒か?」
「電柱。電気を通す為に必要なものだよ。ほら、あれが電線。」
「電気を通す?電気なんて魔法でどうにでもなるだろう。」
「だからこの世界には魔法は無いってば。」
「おい、じゃぁあれはなんだ。なんか変な物が動いているぞ。」
「あれは車。うーんクリスの世界だと馬車みたいな物?交通手段として使えるよ。」
「馬が居ないのに動くのか!?あれは魔法では無いのか。」
「違いまーす。」
あぁ、やっぱり大変だなぁ。まぁしょうがないよねこれも勉強だし。質問ぐらいなら困ったことにならないしいいかな…。
「おいー!!空から轟音立てて刺客が来たぞ!!魔物か!?俺の世界から魔物が来たのか!?」
えええー!!
「やだ何あの人………。」
「ママァ、変な人がいる。」
騒ぐクリスに人が集まってきた。
「うわぁぁぁ!!クリス行くよ!!」
私はぎゃぁぎゃぁ騒ぐクリスを引っ張って駅まで歩いた。
「なるほど…あれはヒコウキという物で魔物では無いのだな。」
「だから魔物は居ないってば。お願いだから騒がないでね。」
騎士様なんでしょって言うとそうだ、俺は常に騎士として冷静で無くてはいけないんだ…と言い出した。何これめんどくさい。
「で、まずは切符を買おうね。」
「キップ?」
「そう。電車って言う乗り物に乗るために必要なものだよ。それが無いと乗れないからね。」
「なるほど入国書みたいなものか。」
クリスは熱心にメモを始めた。
「まずここにお金を入れて……。」
「うを!?喋った!?中に人が居るのか!?」
「違うよ電気だよ。この世界にはこういう音声というものがたくさんあるから。人は居ないからね。」
「電気………凄いな、魔法みたいだ。」
クリスはそう言うとジロジロと発券機を眺めていた。
「ねぇ見てあの人…かっこいい。」
同い年ぐらいだろうか?女の子2人組がクリスを見ていた。
いや、2人組だけじゃない、何人もの人々がクリスを見ている。
「日本に来たばかりの外人かね?キョロキョロして可愛い。」
「やだめっちゃイケメン!モデルかな?」
気付くとまた人が集まってきた。
やばい!!クリスは並外れたイケメンだった!!
私はまだジロジロと発券機を見ているクリスに切符を渡して改札口へと向かった。
「む。なんだこれは。」
「改札口って言うの。ほら、ここにさっき渡した切符を入れて。」
「おお!道が開けたぞ!!」
「そう、切符入れると開くから通って。あっ切符はこっち側から出てくるから必ず取ってね。」
クリスは私と同じようにして無事、通過した。
改札口も気になったのかジロジロ見だしたクリスを引っ張ってホームに向かった。
「!!おい、なんか長いの来たぞ。あれはなんだ。」
「あれが電車。私達が乗るものだよ。」
「!?俺達だけじゃなくてここに居る皆が乗るのか!」
「そうそう。だからあんなに長いんだよ。ほら、乗るよ。」
足元気をつけてね、そう言って私達は電車に乗った。
「着いたぁ!!」
行きなれた原宿なのに何だかとても疲れたよぉ。
「うわ、何だこの人の数は!?お祭りでもやるのか!?」
クリスは初めての人混みにワタワタしていた。
「原宿はいつもこんな感じ。はぐれないように気をつけてね。」
そう言うと俺を誰だと思ってると不貞腐れた。お子ちゃまだな。
「はいはい、じゃぁさっさと買い物済ませちゃおう騎士様。」
私は手頃な価格が売りのオシャレな店に入っていった。
「いらっしゃいませー!えっイケメン!!」
第一声がそれか。まぁこんなイケメン滅多に見ないからね…。
「今日は何をお求めですか?」
「!? 俺に言ってるのか!?」
あっやばい突然声かけられて物凄く警戒している!
「あっすみません、その子日本に来たばかりでまだ慣れてなくて…。」
私がフォローすると店員のお姉さんは笑った。
「あっそうだったのね…それは申し訳ございません。彼氏?凄いイケメンねぇ。」
お姉さんはニヤニヤと笑いながら私に耳打ちしてきた。
「えっ!!いや、彼氏では……!」
「ふふ、照れちゃって可愛い。で、今日は何をお求めですか?」
何か盛大な勘違いされたけどまぁいいや。私はお姉さんにクリスの洋服を買いに来たと言った。
「なるほど彼の買い物なのね。うーんとどんな系統が好みとかある?」
「えっとカジュアル系でお願いします。」
カジュアル系なら着まわしできそうだし。
「了解。なら私好みにスタイリングしようかな!」
お姉さんはそう言うと嬉しそうに走っていった。
「はい!これはどう?今履いてるスニーカーに合うようにしたんだけど…。」
おお!さすがショップ店員さん。
紺色のユニセックスな可愛いパーカー、オシャレなTシャツ、かっこいいダメージジーンズ……うん、素敵!!
「とってもいいです!クリス、あそこの更衣室で着替えてきて!」
「はっ!?俺がこれを着るのか!?」
「うん、クリスなら似合うよ。」
「いやいや待てこれはなんだ!!一戦を交えたのか!?ボロボロじゃないか!!」
クリスはそう言うとダメージジーンズを指さした。
「一戦……?」
「あっなんでもないです!クリスお願いだから着て!!絶対似合うから!!」 つんつるてんよりマシでしょというと渋々更衣室に入っていった。そして。
「着てみたが……。」
「「かっこいいー!!」」
私達は更衣室から出てきたクリスに感動していた。
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