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厨二病、異文化を学ぶ。
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「おい、まどかこれは一体なんなんだ。」
只今情報の授業中。初めて見るパソコンにクリスは困惑していた。
「えっアレクくんパソコン知らないの?てかスマホも持ってないしねぇ。本当アレクくんは一体どんな秘境の地から来たの。」
田中くんはそう言ってパソコンの電源をつけた。
「なるほどこれはパソコンというのか。おっ田中のやつ動き始めたぞ。俺のは動かないが。」
クリスはそう言ってパソコンを叩き始めた。すると先生が飛んできた。
「ちょ、アレク叩いちゃだめ!!そこのスイッチが電源だから!!」
「ふむ、動いた。ありがとう先生。」
「アレク怖いな…。まぁいい、では基本操作から始めるぞ。右上にあるアイコンをクリックしてくれ。」
皆黙って言われた通りクリックした。……クリス以外。
「先生、紐が届かないんだが。」
「ちょ、アレク!!マウスを引っ張っちゃダメ!!千切れる、千切れるから!!」
結局パソコンの授業は先生とクリスのマンツーマンレッスンになった。先生頑張れ。
「あああ疲れた……こんなに疲れた授業は初めてだ。」
先生はぐったりとしていた。あっ生気が抜けてる。
「先生ありがとう、お陰でパソコンにずいぶん詳しくなった。」
「そうだなお前は根本的に頭がいいからな。理解力が高いのは助かった。」
「しかしパソコンって面白いな…確かまどかの家にもあったよな?よし、今日触らせてもらおう。」
ふふっクリスってば嬉しそう。やっぱり副団長だとかなんとか言ってこういうところは年頃の男の子だよねぇ。
「おい佐々木、あいつの家はあれか?火も石を使って付けたりするのか?」
先生、クリスを原始人扱いしないでください。
それからクリスはパソコンをいじるのが日課になっていた。
「クリスちゃん、あまりパソコンばっかり見てると目が悪くなっちゃうわよ?」
「お母さん、パソコンは色んなことがすぐに調べられて随分便利だな。魔法陣なんかのことも沢山載っている。……いや、でもお母さんの言う通りだ。目が悪くなってしまうと騎士団業に影響が出る。休憩をしよう。」
クリスはふぅ、と息を吐いて伸びをした。
「だけどクリスちゃんは本当に順応性が高いのね。今ではもう異世界から来た感じがしないわ。」
「本当か?お母さん。」
「ええ、ちょっと厨二病感がする外国人よ。」
――――厨二病感………。やはり俺はまだ厨二病という病に侵されているのか。誰が見ても俺を厨二病という。一体なぜだ。
「クリスちゃんどうしたの?怖い顔して。」
「あっいやなんでもない考え事だ。ところでお母さんまどかはどこだ。」
「牛乳を買いに行ってもらったわ。」
「なんだって!?俺がパソコンに没頭してたばかりにまどかは……。くそっ、俺としたことが!!」
「ちょっと。置いて行かれたことが不本意なのはわかるけどそんな不吉な言い方しないでちょうだい。」
2人がそんなやり取りをしているとまどかが帰ってきた。
次の日の夜だった。ついにクリスは知ってしまったのだ。
自分の世界に帰れる方法を!!
――ではなく厨二病が何かということを。
厨二病という病に真剣に向き合おうとネットで調べてしまったらしい。俺は厨二病ではない!!と怒られてしまった。
その後2、3日は口を聞いてもらえなかった。
学校で私達が喧嘩していると噂になったらしい。
だってクリスってどう考えても厨二病なんだもん。
いや、私達はちゃんと分かってるけど他人から見たら厨二病だよね。
結局謝り続けて許してくれたから…まぁいっか。
只今情報の授業中。初めて見るパソコンにクリスは困惑していた。
「えっアレクくんパソコン知らないの?てかスマホも持ってないしねぇ。本当アレクくんは一体どんな秘境の地から来たの。」
田中くんはそう言ってパソコンの電源をつけた。
「なるほどこれはパソコンというのか。おっ田中のやつ動き始めたぞ。俺のは動かないが。」
クリスはそう言ってパソコンを叩き始めた。すると先生が飛んできた。
「ちょ、アレク叩いちゃだめ!!そこのスイッチが電源だから!!」
「ふむ、動いた。ありがとう先生。」
「アレク怖いな…。まぁいい、では基本操作から始めるぞ。右上にあるアイコンをクリックしてくれ。」
皆黙って言われた通りクリックした。……クリス以外。
「先生、紐が届かないんだが。」
「ちょ、アレク!!マウスを引っ張っちゃダメ!!千切れる、千切れるから!!」
結局パソコンの授業は先生とクリスのマンツーマンレッスンになった。先生頑張れ。
「あああ疲れた……こんなに疲れた授業は初めてだ。」
先生はぐったりとしていた。あっ生気が抜けてる。
「先生ありがとう、お陰でパソコンにずいぶん詳しくなった。」
「そうだなお前は根本的に頭がいいからな。理解力が高いのは助かった。」
「しかしパソコンって面白いな…確かまどかの家にもあったよな?よし、今日触らせてもらおう。」
ふふっクリスってば嬉しそう。やっぱり副団長だとかなんとか言ってこういうところは年頃の男の子だよねぇ。
「おい佐々木、あいつの家はあれか?火も石を使って付けたりするのか?」
先生、クリスを原始人扱いしないでください。
それからクリスはパソコンをいじるのが日課になっていた。
「クリスちゃん、あまりパソコンばっかり見てると目が悪くなっちゃうわよ?」
「お母さん、パソコンは色んなことがすぐに調べられて随分便利だな。魔法陣なんかのことも沢山載っている。……いや、でもお母さんの言う通りだ。目が悪くなってしまうと騎士団業に影響が出る。休憩をしよう。」
クリスはふぅ、と息を吐いて伸びをした。
「だけどクリスちゃんは本当に順応性が高いのね。今ではもう異世界から来た感じがしないわ。」
「本当か?お母さん。」
「ええ、ちょっと厨二病感がする外国人よ。」
――――厨二病感………。やはり俺はまだ厨二病という病に侵されているのか。誰が見ても俺を厨二病という。一体なぜだ。
「クリスちゃんどうしたの?怖い顔して。」
「あっいやなんでもない考え事だ。ところでお母さんまどかはどこだ。」
「牛乳を買いに行ってもらったわ。」
「なんだって!?俺がパソコンに没頭してたばかりにまどかは……。くそっ、俺としたことが!!」
「ちょっと。置いて行かれたことが不本意なのはわかるけどそんな不吉な言い方しないでちょうだい。」
2人がそんなやり取りをしているとまどかが帰ってきた。
次の日の夜だった。ついにクリスは知ってしまったのだ。
自分の世界に帰れる方法を!!
――ではなく厨二病が何かということを。
厨二病という病に真剣に向き合おうとネットで調べてしまったらしい。俺は厨二病ではない!!と怒られてしまった。
その後2、3日は口を聞いてもらえなかった。
学校で私達が喧嘩していると噂になったらしい。
だってクリスってどう考えても厨二病なんだもん。
いや、私達はちゃんと分かってるけど他人から見たら厨二病だよね。
結局謝り続けて許してくれたから…まぁいっか。
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