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厨二病、冬休みに入る。
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林間学校も文化祭も無事に終わり、早くも冬休みが近付いてきた。
「夏休みの次は冬休みか?日本の学校は休みが多いな。」
「冬休みの後は春休みもあるよ。」
「そうなのか!?凄いな…騎士団員がそんなに休むのは脱団させられる寸前ぐらいだぞ。」
ああ、あれか君要らないから休んでいいよ的なあれか。えっ騎士団員リストラとかあるのか怖い。
「…しかしまどか、冬休みは何をするんだ?」
「えっと冬休みは……「それはね!アレクくん。」
あっ田中くんが入ってきた。嫌な予感。
「冬休みと言うものは全力でかまくらという物を作るんだよ。」
「いや、もう田中は信じない。」
クリスの冷静な返しに田中くんは、嘘でしょ!?学習してる!と肩を落としていた。
「この感じだとあれか。夏休みと同じで特にやる事無いのか。」
「うん、そうだね宿題以外は無いかな。」
「だからぁ、青春だよ青春!まどかちゃん冬休み入ったら遊園地行かない?イルミネーションが………っていたた!アレクくん足だってば!!」
「おっと、すまない間違えた。」
「毎回毎回本当邪魔するよね。いや、気持ちに気付いた分さらに積極的に……「おいー!!」
クリスは田中くんを引っ張って隅っこに行った。なんだどうした。
「おい、田中……気持ちとか言うな、まどかにバレるだろう…!」
「ふん、すみませんねぇ。あれだからね、俺は認めないからね!全力で邪魔するからね!全力で立ち向かうからね!」
なんなんだあの2人……なんか凄い睨み合ってるけど…かまくらの決闘でも申し込んだのかな。
「まぁまぁ、どっちが大きいかまくら作るとかそんなのどうでもいいからさ、冬休み楽しもうね。」
「「えっ何の話。」」
冬休み……冬休みかぁ…………。
遊園地……イルミネーションか………。カップル多そうだな。
私も…クリスと行きたいな。って何考えてるの私!!この間気持ちは封印するって言ったじゃない!!でっ…でもクリスはこっちの世界で一生暮らしてもいいかな、とか言うし!そんな事言われたら私だってクリスとデートとかしたいというか……!!
「おい、まどか大丈夫か?」
「わぁー何!?」
びっくりした!そんなに顔近付けないでよ!
「いや、なんか凄い考え事してるようだったから…。」
「いや、ちょっと封印がね、上手くできなくて…。」
「封印?魔剣でも封印するのか?手伝うぞ。」
魔犬?なにそれ人面犬的なやつかな?何言ってんだろ。
「……それよりまどか、冬休み一緒に出掛けないか?」
「えっ?お出かけ!?」
「いや、田中達と出掛けるのもいいが…たまには2人で出掛けないか?」
えっそれってデートのお誘い!?やだクリス急にどうしたの!
「面白そうな所探しておくから。見つけたら言う。」
クリスはそう言うと早歩きで歩いて行ってしまった。
「うっ…うん……ありがとう…。」
クリスどうしたんだろう…2人で出掛ける事は何回かあったけどこんな改まって言われたこと無いぞ。………てかクリス探しておくからってちゃんと探せるのだろうか。
私は若干不安になりながらもクリスの後を追いかけた。
その日の夜だった。
ベッドで雑誌を見ていると部屋がノックされた。
「まどか………ちょっといいか?」
「クリス?いいよ何?」
クリスは照れながらスマホを見せた。
「その……いい所見つけたんだ。冬休み行かないか?」
クリス!!頑張ってスマホで見つけてくれたんだね!?私が感激しながら覗き込むと………。
【衝撃!魔界の入口か?心霊スポット】と書かれていた。
「却下。」
「!?何故だ!楽しそうじゃないか!!」
なんでデートに魔界の入口なんて行かなきゃいけないんだ!!………私が探そう。とひっそり心に決めたのだった。
「夏休みの次は冬休みか?日本の学校は休みが多いな。」
「冬休みの後は春休みもあるよ。」
「そうなのか!?凄いな…騎士団員がそんなに休むのは脱団させられる寸前ぐらいだぞ。」
ああ、あれか君要らないから休んでいいよ的なあれか。えっ騎士団員リストラとかあるのか怖い。
「…しかしまどか、冬休みは何をするんだ?」
「えっと冬休みは……「それはね!アレクくん。」
あっ田中くんが入ってきた。嫌な予感。
「冬休みと言うものは全力でかまくらという物を作るんだよ。」
「いや、もう田中は信じない。」
クリスの冷静な返しに田中くんは、嘘でしょ!?学習してる!と肩を落としていた。
「この感じだとあれか。夏休みと同じで特にやる事無いのか。」
「うん、そうだね宿題以外は無いかな。」
「だからぁ、青春だよ青春!まどかちゃん冬休み入ったら遊園地行かない?イルミネーションが………っていたた!アレクくん足だってば!!」
「おっと、すまない間違えた。」
「毎回毎回本当邪魔するよね。いや、気持ちに気付いた分さらに積極的に……「おいー!!」
クリスは田中くんを引っ張って隅っこに行った。なんだどうした。
「おい、田中……気持ちとか言うな、まどかにバレるだろう…!」
「ふん、すみませんねぇ。あれだからね、俺は認めないからね!全力で邪魔するからね!全力で立ち向かうからね!」
なんなんだあの2人……なんか凄い睨み合ってるけど…かまくらの決闘でも申し込んだのかな。
「まぁまぁ、どっちが大きいかまくら作るとかそんなのどうでもいいからさ、冬休み楽しもうね。」
「「えっ何の話。」」
冬休み……冬休みかぁ…………。
遊園地……イルミネーションか………。カップル多そうだな。
私も…クリスと行きたいな。って何考えてるの私!!この間気持ちは封印するって言ったじゃない!!でっ…でもクリスはこっちの世界で一生暮らしてもいいかな、とか言うし!そんな事言われたら私だってクリスとデートとかしたいというか……!!
「おい、まどか大丈夫か?」
「わぁー何!?」
びっくりした!そんなに顔近付けないでよ!
「いや、なんか凄い考え事してるようだったから…。」
「いや、ちょっと封印がね、上手くできなくて…。」
「封印?魔剣でも封印するのか?手伝うぞ。」
魔犬?なにそれ人面犬的なやつかな?何言ってんだろ。
「……それよりまどか、冬休み一緒に出掛けないか?」
「えっ?お出かけ!?」
「いや、田中達と出掛けるのもいいが…たまには2人で出掛けないか?」
えっそれってデートのお誘い!?やだクリス急にどうしたの!
「面白そうな所探しておくから。見つけたら言う。」
クリスはそう言うと早歩きで歩いて行ってしまった。
「うっ…うん……ありがとう…。」
クリスどうしたんだろう…2人で出掛ける事は何回かあったけどこんな改まって言われたこと無いぞ。………てかクリス探しておくからってちゃんと探せるのだろうか。
私は若干不安になりながらもクリスの後を追いかけた。
その日の夜だった。
ベッドで雑誌を見ていると部屋がノックされた。
「まどか………ちょっといいか?」
「クリス?いいよ何?」
クリスは照れながらスマホを見せた。
「その……いい所見つけたんだ。冬休み行かないか?」
クリス!!頑張ってスマホで見つけてくれたんだね!?私が感激しながら覗き込むと………。
【衝撃!魔界の入口か?心霊スポット】と書かれていた。
「却下。」
「!?何故だ!楽しそうじゃないか!!」
なんでデートに魔界の入口なんて行かなきゃいけないんだ!!………私が探そう。とひっそり心に決めたのだった。
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