お嬢様、お仕置の時間です。

moa

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新たな出会い?

ー8話ー

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コンコンコン…


「失礼致します。
ただ今氷川様という方がお越しになりまして、海様にお会いしたいそうなのですが、どうなさいますか?」

「…じゃあ、この部屋に案内してくれる?」

「はい、かしこまりました。」


ガチャッ!


「お邪魔しまーすっ
よっ!海にぃ、久しぶりっ」


ドアが空いたと思えば、1人の男の人が海に一直線に向かって行った。





ある雨の日、海に勉強を教えてもらっているとき、1人の氷川と名乗る男の人が訪ねてきた。

部屋にやってきた氷川と名乗る男の人は部屋に入ってくるなりまっすぐに海の方へ向かい海のことを海にぃと呼んでいた。

明るい茶髪にキラリと光るピアス、キリッとしたまゆに切れ長の目。

チャラそうだが、とてもカッコイイ容姿をしていた。


「瑠威…久しぶりだな。
とりあえず、お嬢様に挨拶しろ。」

「あぁ、御門 凛お嬢様はじめまして。
私、氷川 瑠威(ひかわ るい)と申します。
海にぃがいつもお世話になってますぅ^^」

「あ、どうもはじめまして。
えっと…海とはどういう…?」

「瑠威は私の弟です。
執事養成学校に行かなかったので小学校卒業以来です。」

「そうそう、海にぃかっこよくなったなー。」


海の弟…確かに顔は海に似ている。

海は、きれいな黒髪。

第一印象はまるで真反対ね。


「それで、瑠威様今日は、どういったご用件で?」

「あ、そうだ。
私、氷川 瑠威を凛お嬢様の専属医師として雇っていただけませんか?」

「え、専属医師?」

「はい、私医師免許を持っています。
実は海にぃに会いたかったし医師免許を取ったと報告に来たんですが、お嬢様に一目惚れをしてしまいました。
お嬢様の専属医師としてここに置いて下さいませんか?」

「おい、瑠威!
いきなり何を言い出すかと思ったら…」

「…ダメですか…?」


え、え、ちょっと待って。

確かに私の専属医師なんていないけど…

海に弟がいたこと自体知らなかったのに、いきなり雇ってって言われても。

うるうるな目で訴えてくる瑠威。

じゃあ、こうしよう。


「…分かりました。
その代わり一つだけ条件があります。
時々でいいので私の身の回りの世話もしていただけるなら専属医師として明日から雇いましょう。」

「凛お嬢様、お嬢様の身の回りのお世話は私の役目です。」

「うん、今までずっと休みなく海にお世話してもらってたからずっと思ってたの。
海にもお休みを取ってほしいって。」

「私は休みなんて無くてもお嬢様のお世話が出来ることが光栄です。
それに、瑠威は執事ではないのでお世話係としては力不足かと。」

「いいの、本当は私ひとりでも大丈夫なんだけど海が心配するから。
海に休んでほしいのはずっと思ってたことだから。」

「お嬢様のお世話をさせてもらえるとは光栄です。
喜んでお受け致します。
では明日からよろしくお願いしますね、凛お嬢様^^」

「えっ…///」


瑠威は私の前に跪き、手の甲にキスをした。

私は驚いて手を引いた。

その姿を見てクスッと笑った瑠威は、また明日と屋敷を出ていった。

海は何故か複雑な顔をしていて、その日1日ずっと不機嫌だった。
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