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副作用3
愛華side
背中をさすってると、だんだんと落ち着いてきたみたい。
吐くのきついし、怖かったんだよね。
御門先生の優しさ、私は気付いたよ。
あとで由来ちゃんに説明しとくから、そんな落ち込まないでよ、御門先生……(笑)
由「んっ……お姉ちゃん……(泣)」
不安そうな顔で私の袖をちょいちょいって引っ張ってくる由来ちゃん。
「んー?どうしたの?」
由「先生……増えてる……(泣)」
「ふふ(笑)
そうだね、2人になってるね。」
由来ちゃん、少し落ち着いたら下野先生もいることに気付いたみたい。
もうそろそろいいと思うよ、下野先生?
そう思って下野先生の方を見ると、口パクでありがとうだって。
やっぱり誰かに頼られたり、誰かのために何かをするのって嬉しいな。
下「由来ちゃん、いきなり気持ち悪くなってびっくりしたね。
このお薬のことなんだけど、今ちょっとだけお話してもいい?」
由「……うん……髪の毛が抜けちゃうこと…?(泣)」
下「それもなんだけど、実はこのお薬使うと出ちゃう症状は髪の毛が抜けることだけじゃないんだ。」
由「えっ……」
下「このお薬使うとね、今みたいに気持ち悪くなったりすることがあるんだ。
もしかしたら他にもあるかもしれない。」
由「そんなの……聞いてないよ……(泣)」
下「うん、言ってなかったもんね。
でも、人によっては出なかったりするし、やる前に聞くと怖くなっちゃうんじゃないかと思って言わなかったんだ。
ごめんね。」
由「そんなの嫌だ……もうこんなのいらない……っ!(泣)」
御「……それはやっちゃいけないこと。
先生たち怒るよ。」
由来ちゃんが点滴を自分で抜きそうになったところを御門先生が腕を掴んで間一髪防げた。
さっきまで下野先生の隣にいたのに……
「由来ちゃん。
この間私と話したこと、覚えてる?
先生たちが色々治療してくれてるから今もこうやって生きていられるって。
みーくんとの約束、みんなで遊園地行くんだよね?
だから頑張ろう?私も頑張るから。」
下「みんなで遊園地行くの?
すごい!楽しそうだなぁ。
僕も一緒に行っていい?」
由「……だめ……」
「だめだよねぇ。
私たちだけで行くんだもんね(笑)」
下「えぇー!?
いいなぁ羨ましいなぁ。
じゃあ早く治して退院しなきゃ!」
由「コーヒーカップ乗りたい……」
「いいねぇ、私も乗りたい!
じゃあ、一緒に頑張って絶対乗ろう!
約束しよう、ね?」
私が小指を出すと、由来ちゃんは少し笑って小指を絡ませてくれた。
良かった、治療に前向きになってくれて。
それから次の日まで由来ちゃんの副作用の吐き気は続いた。
でも、弱音を吐くことなく、無事一回目の抗がん剤治療が終わった。
私は、ふっと目を閉じた。
私も遊園地行くために頑張らなきゃな…
背中をさすってると、だんだんと落ち着いてきたみたい。
吐くのきついし、怖かったんだよね。
御門先生の優しさ、私は気付いたよ。
あとで由来ちゃんに説明しとくから、そんな落ち込まないでよ、御門先生……(笑)
由「んっ……お姉ちゃん……(泣)」
不安そうな顔で私の袖をちょいちょいって引っ張ってくる由来ちゃん。
「んー?どうしたの?」
由「先生……増えてる……(泣)」
「ふふ(笑)
そうだね、2人になってるね。」
由来ちゃん、少し落ち着いたら下野先生もいることに気付いたみたい。
もうそろそろいいと思うよ、下野先生?
そう思って下野先生の方を見ると、口パクでありがとうだって。
やっぱり誰かに頼られたり、誰かのために何かをするのって嬉しいな。
下「由来ちゃん、いきなり気持ち悪くなってびっくりしたね。
このお薬のことなんだけど、今ちょっとだけお話してもいい?」
由「……うん……髪の毛が抜けちゃうこと…?(泣)」
下「それもなんだけど、実はこのお薬使うと出ちゃう症状は髪の毛が抜けることだけじゃないんだ。」
由「えっ……」
下「このお薬使うとね、今みたいに気持ち悪くなったりすることがあるんだ。
もしかしたら他にもあるかもしれない。」
由「そんなの……聞いてないよ……(泣)」
下「うん、言ってなかったもんね。
でも、人によっては出なかったりするし、やる前に聞くと怖くなっちゃうんじゃないかと思って言わなかったんだ。
ごめんね。」
由「そんなの嫌だ……もうこんなのいらない……っ!(泣)」
御「……それはやっちゃいけないこと。
先生たち怒るよ。」
由来ちゃんが点滴を自分で抜きそうになったところを御門先生が腕を掴んで間一髪防げた。
さっきまで下野先生の隣にいたのに……
「由来ちゃん。
この間私と話したこと、覚えてる?
先生たちが色々治療してくれてるから今もこうやって生きていられるって。
みーくんとの約束、みんなで遊園地行くんだよね?
だから頑張ろう?私も頑張るから。」
下「みんなで遊園地行くの?
すごい!楽しそうだなぁ。
僕も一緒に行っていい?」
由「……だめ……」
「だめだよねぇ。
私たちだけで行くんだもんね(笑)」
下「えぇー!?
いいなぁ羨ましいなぁ。
じゃあ早く治して退院しなきゃ!」
由「コーヒーカップ乗りたい……」
「いいねぇ、私も乗りたい!
じゃあ、一緒に頑張って絶対乗ろう!
約束しよう、ね?」
私が小指を出すと、由来ちゃんは少し笑って小指を絡ませてくれた。
良かった、治療に前向きになってくれて。
それから次の日まで由来ちゃんの副作用の吐き気は続いた。
でも、弱音を吐くことなく、無事一回目の抗がん剤治療が終わった。
私は、ふっと目を閉じた。
私も遊園地行くために頑張らなきゃな…
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