こども病院の日常

moa

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「あぁ、危ないよ;;
おててはお母さんと繋いでようね^^
お薬入れるよー。」

彩「ぎゃぁああっ!!(泣)」

堺「大丈夫だよー。
すぐ終わるから頑張れー!」

母「痛いね…頑張れ…」




薬剤を注入し出したらこれでもかというくらいの大きな声。

筋肉注射はここが痛いからね。

俺は最後まで注入し終え、スっと針を抜いた。




「はーい、終わり!
彩絵ちゃん頑張ったねー。
おズボン履いていいよー^^」

彩「うわぁああんっ!!ままぁーっ!!(泣)」

堺「偉かったねぇ、頑張った頑張った(撫)」




注射が終わりお母さんに抱かれると涙をポロポロ流しながら俺を見てくる目は、とても怯えていた。

医者痛いことする鬼みたいなもんだ、仕方ない(´・ω・`)

決して子供が嫌いな訳ではないから意外に傷つく(--;)

でも、この仕事が好きでいられる理由はこの後にある。




「本当は、水分が取れてないようなのでこの後点滴までした方がいいのですが、今解熱剤の注射を頑張ってくれたのでこれで少しは熱が下がってくれると思うので、とりあえず飲み薬を出しますのでそれで様子を見てみてください。」

母「あの、点滴はしなくても大丈夫なんでしょうか。」

「まだ脱水症状はほとんど出ていないので今のところは大丈夫です。
ただ、2日経っても熱が下がらなかったり、やっぱり水分を取ってくれないという時は、また来られてください。
今日はもう十分頑張ったもんね、彩絵ちゃん^^」

彩「うん、頑張った!
彩絵もうお家帰りたい。」

「うん、もう終わりだよ。
でもね、お水とかお茶とか飲めなかったらまたキツくなっちゃうから、喉痛くてもちゃんと飲むって約束できる?
ジュースでもいいから、何かゴクゴク飲んでみて?
もし飲めなかったらまたチックンしに来なきゃいけないから。」

彩「えぇ、チックンやだぁ…」

堺「どうかな、お喉痛くてもちゃんと飲める?」

彩「うん、飲む!」

「おぉー、偉いねぇ^^
では、抗生物質と解熱剤を処方しますのでまた様子を見られてください。
また何かありましたら来られてくださいね。」

母「はい、ありがとうございました。
ほら、先生達にありがとうは?」

彩「せんせ、ありがとぉ。
またね^^」

「はーい、お大事にー^^」




最後に見せてくれるこの笑顔が1番のやりがいを感じる時だ。

また、元気になって笑顔で幼稚園の制服やランドセルをからって遊びに来てくれる子とかもいる。

そんなのを見るとこの仕事をやってて良かったって思える瞬間だな…



ー高熱 ENDー
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