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中耳炎
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「次の方どうぞー。」
診察室に入ってきたのは3歳の男の子、羅夢くん。
お母さんに抱かれてもうグズグズの様子。
「らむくんこんにちは^^
怖くないよ、大丈夫だからねー。」
母「すみません、もう一昨日からグズグズで。
熱が38度くらいがずっと続いていて、ずっと痛い痛いって言ってるんですけど、どこが痛いのか分からなくて…」
「そうなんですね。
では、ちょっと見てみましょうか。
動くと危ないので身体をこちらに向けて抱っこしていただいて、腕からしっかり固定できるように抱きしめるようにしてください。」
村「ごめんねぇ、お顔抑えるよー。」
羅「いやぁーっ!!はなしてーっ!!(泣)」
「大丈夫大丈夫、じゃあお鼻から見ていくからねー。」
しっかりお母さんと看護師の村田さんが固定してくれたのを確認してから鼻鏡で鼻を診ていった。
んー、すごい鼻が詰まってるな。
これじゃ全然息出来ないでしょうってくらい鼻が詰まっている。
「鼻がかなり詰まってますね;;
じゃあ次お耳診るからねー。
右から診ていくので左向いててよー。」
羅「やめてぇーっ!!(泣)」
「すぐ終わるからねー、じゃあ次反対ねー。」
羅「いやぁーっ!!ビクッ)うわぁああんっ!!(泣)」
「ごめんごめん、痛かったね;;
はい、いいよー診るの終わりー。」
右耳を診たときはただ泣いていた感じだった羅夢くん。
左耳に耳鏡を少し入れただけで身体をビクンと震わせてすごい声で泣いた。
そうか、左耳が痛かったのか。
左耳の鼓膜が赤くパンパンに腫れていた。
これは痛いよね…( ˊᵕˋ ;)
「今見てみたところ、中耳炎で間違いありません。
左耳の鼓膜が赤くパンパンに腫れていたのでかなり痛かったと思います。
本来なら、抗生物質で様子を見てもらうのですが、ここまで腫れていると鼓膜を切開して膿を出してあげた方が楽になるし早く治ると思います。
動くと危ないのでしっかり固定しての処置になりますが切開してもよろしいでしょうか?」
母「…切開したら痛みはだいぶ楽になるんですよね?」
「そうですね、溜まっている膿を出してしまうのでかなり楽になると思います。」
母「でしたらお願いします。
早く楽にしてあげたい…」
「分かりました。
では、麻酔など処置の準備をして切開しますね。
切開したあと、鼻を啜らないように鼻水を吸引します。
すみませんが、お母様は待合室の方でお待ちください。
処置が終わり次第またお呼びしますね。」
診察室に入ってきたのは3歳の男の子、羅夢くん。
お母さんに抱かれてもうグズグズの様子。
「らむくんこんにちは^^
怖くないよ、大丈夫だからねー。」
母「すみません、もう一昨日からグズグズで。
熱が38度くらいがずっと続いていて、ずっと痛い痛いって言ってるんですけど、どこが痛いのか分からなくて…」
「そうなんですね。
では、ちょっと見てみましょうか。
動くと危ないので身体をこちらに向けて抱っこしていただいて、腕からしっかり固定できるように抱きしめるようにしてください。」
村「ごめんねぇ、お顔抑えるよー。」
羅「いやぁーっ!!はなしてーっ!!(泣)」
「大丈夫大丈夫、じゃあお鼻から見ていくからねー。」
しっかりお母さんと看護師の村田さんが固定してくれたのを確認してから鼻鏡で鼻を診ていった。
んー、すごい鼻が詰まってるな。
これじゃ全然息出来ないでしょうってくらい鼻が詰まっている。
「鼻がかなり詰まってますね;;
じゃあ次お耳診るからねー。
右から診ていくので左向いててよー。」
羅「やめてぇーっ!!(泣)」
「すぐ終わるからねー、じゃあ次反対ねー。」
羅「いやぁーっ!!ビクッ)うわぁああんっ!!(泣)」
「ごめんごめん、痛かったね;;
はい、いいよー診るの終わりー。」
右耳を診たときはただ泣いていた感じだった羅夢くん。
左耳に耳鏡を少し入れただけで身体をビクンと震わせてすごい声で泣いた。
そうか、左耳が痛かったのか。
左耳の鼓膜が赤くパンパンに腫れていた。
これは痛いよね…( ˊᵕˋ ;)
「今見てみたところ、中耳炎で間違いありません。
左耳の鼓膜が赤くパンパンに腫れていたのでかなり痛かったと思います。
本来なら、抗生物質で様子を見てもらうのですが、ここまで腫れていると鼓膜を切開して膿を出してあげた方が楽になるし早く治ると思います。
動くと危ないのでしっかり固定しての処置になりますが切開してもよろしいでしょうか?」
母「…切開したら痛みはだいぶ楽になるんですよね?」
「そうですね、溜まっている膿を出してしまうのでかなり楽になると思います。」
母「でしたらお願いします。
早く楽にしてあげたい…」
「分かりました。
では、麻酔など処置の準備をして切開しますね。
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すみませんが、お母様は待合室の方でお待ちください。
処置が終わり次第またお呼びしますね。」
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