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本編
4.さてどうしようか
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王城から出た時、門番をやっている兵士達に
「お気をつけて!!」
と声を掛けられたのが意外だった。王女に向かって脅迫まがいのことをやったのだ。城全体の人間から敵視を向けられるものと思っていたのだが、私の思い違いだった。門番達にも
「君達も頑張ってね。」
とだけ声を掛けておいた。そしてそのまま城下町へと歩いていった。
(さて、まず最初はどうしようか。武器もないし…最初は武器を買うか。店はどこにあるか知らないがそこら辺の屋台で買い物して教えてもらおうかしら。)
そう考えながら歩いていると、美味しような匂いがしてきた。匂いにつられて歩くと、串焼きの屋台が見えてきた。すると屋台のおじさんは私に気づいて
「おぉ、いらっしゃい。」
と声を掛けてきた。よし、ここで買って武器屋の場所教えてもらうか。
「すいません、その串焼き二つほど頂戴。あと武器屋の場所教えてもらえるかしら?私今日この街に来たのよ。だから場所が分からなくてねー。」
「串焼き二つね。少しだけ待っててくれ。あと武器屋の場所か…この店から右側に少し歩いていくと武器屋があるぞ。よし、ほら串焼き二つお待たせよ。」
「情報教えてくれてありがと。今後もこの屋台は利用させてもらうわ。それじゃぁ。」
「お、嬢ちゃんありがとうな。じゃあな!」
そうして武器屋を目指して歩く。あと屋台の串焼きは予想以上に美味しかった。また明日寄ろうかしら。そうして少し歩くと一つの店のショーウインド内に飾られた武器等が見えた。ここが武器屋か、中に入ろう。そうして扉を開けると少し厳ついおっさんがいた。
「いらっしゃい、何をお探しで?」
「失礼、少し武器を探しにね。」
「なるほど。武器が決まったら俺のところまで持ってきな。」
「分かったわ。」
そんなやり取りをした後、武器を探し始める。しばらく探していると、一つのナイフに目が止まった。これはククリナイフかな?少し手に取り、ククリナイフ?を持ち構えを取るとしっくりきた。これにしよう。
「おじさん決まったわ、このナイフを頂戴。」
「おう決まったか。ならばギルドカードの提示を頼む。」
ギルドカード?なにそれは…
「ギルドカード?私は持ってないわよ。」
「はぁ?ギルドカードを持ってないのかよ。ならすまんが嬢ちゃんに今は武器は売れないな。」
(つまりギルドカードを持ってないと武器は買えないと…少し聞いてみるか。)
「ごめんなさいね。私田舎から来て今日この街に来たばかりなのよ。そこら辺詳しく知らなくて…」
(こういえば一応大丈夫かな…まぁダメだったらその時はその時よ。はっきり聞けばいいし。)
「なんだそういうことか。このドラグ王国では武器や防具を買う時には、ギルドカードを提示する義務があるんだ。一般の人に武器を売るとなにか事件があったら困るってことで基本的にギルドに入っているやつ以外には武器は売れなくなってるんだよ。」
(なるほど、確かに一般人が武器を持つのは危険ね。つまりギルドに入れば武器や防具を買えると…少しだけ面倒くさいわね。)
「なるほどね。それじゃぁそのギルドの位置を教えてもらえるかしら?ギルドに加入ししてくるから。」
「構わねぇぜ。この店を出てすぐ見える噴水広場に向かっていくと少しでかい建物がある。それがギルドだ。加入なら基本的に誰でも出来るから安心しな。」
「ありがとね。あとこのナイフを取り置きしてもらいたいんだけど…出来るかしら?」
「別に構わねぇよ。それじゃぁ早くギルドカード貰ってこい。待ってるぞ。」
「それなら安心だわ。なら早めに行ってカードを貰って戻ってくるわね。」
「おう。そうだ嬢ちゃん…取り置きの際に名前を聞いてるんだが大丈夫か?」
「大丈夫よ。名前はルチア・バレットよ。気軽にルチアと呼んでちょうだい。それじゃぁ行ってくるわ。」
「ルチアな、分かったよ。」
そうして店を出て、ギルドのある方向に歩き出す。
「お気をつけて!!」
と声を掛けられたのが意外だった。王女に向かって脅迫まがいのことをやったのだ。城全体の人間から敵視を向けられるものと思っていたのだが、私の思い違いだった。門番達にも
「君達も頑張ってね。」
とだけ声を掛けておいた。そしてそのまま城下町へと歩いていった。
(さて、まず最初はどうしようか。武器もないし…最初は武器を買うか。店はどこにあるか知らないがそこら辺の屋台で買い物して教えてもらおうかしら。)
そう考えながら歩いていると、美味しような匂いがしてきた。匂いにつられて歩くと、串焼きの屋台が見えてきた。すると屋台のおじさんは私に気づいて
「おぉ、いらっしゃい。」
と声を掛けてきた。よし、ここで買って武器屋の場所教えてもらうか。
「すいません、その串焼き二つほど頂戴。あと武器屋の場所教えてもらえるかしら?私今日この街に来たのよ。だから場所が分からなくてねー。」
「串焼き二つね。少しだけ待っててくれ。あと武器屋の場所か…この店から右側に少し歩いていくと武器屋があるぞ。よし、ほら串焼き二つお待たせよ。」
「情報教えてくれてありがと。今後もこの屋台は利用させてもらうわ。それじゃぁ。」
「お、嬢ちゃんありがとうな。じゃあな!」
そうして武器屋を目指して歩く。あと屋台の串焼きは予想以上に美味しかった。また明日寄ろうかしら。そうして少し歩くと一つの店のショーウインド内に飾られた武器等が見えた。ここが武器屋か、中に入ろう。そうして扉を開けると少し厳ついおっさんがいた。
「いらっしゃい、何をお探しで?」
「失礼、少し武器を探しにね。」
「なるほど。武器が決まったら俺のところまで持ってきな。」
「分かったわ。」
そんなやり取りをした後、武器を探し始める。しばらく探していると、一つのナイフに目が止まった。これはククリナイフかな?少し手に取り、ククリナイフ?を持ち構えを取るとしっくりきた。これにしよう。
「おじさん決まったわ、このナイフを頂戴。」
「おう決まったか。ならばギルドカードの提示を頼む。」
ギルドカード?なにそれは…
「ギルドカード?私は持ってないわよ。」
「はぁ?ギルドカードを持ってないのかよ。ならすまんが嬢ちゃんに今は武器は売れないな。」
(つまりギルドカードを持ってないと武器は買えないと…少し聞いてみるか。)
「ごめんなさいね。私田舎から来て今日この街に来たばかりなのよ。そこら辺詳しく知らなくて…」
(こういえば一応大丈夫かな…まぁダメだったらその時はその時よ。はっきり聞けばいいし。)
「なんだそういうことか。このドラグ王国では武器や防具を買う時には、ギルドカードを提示する義務があるんだ。一般の人に武器を売るとなにか事件があったら困るってことで基本的にギルドに入っているやつ以外には武器は売れなくなってるんだよ。」
(なるほど、確かに一般人が武器を持つのは危険ね。つまりギルドに入れば武器や防具を買えると…少しだけ面倒くさいわね。)
「なるほどね。それじゃぁそのギルドの位置を教えてもらえるかしら?ギルドに加入ししてくるから。」
「構わねぇぜ。この店を出てすぐ見える噴水広場に向かっていくと少しでかい建物がある。それがギルドだ。加入なら基本的に誰でも出来るから安心しな。」
「ありがとね。あとこのナイフを取り置きしてもらいたいんだけど…出来るかしら?」
「別に構わねぇよ。それじゃぁ早くギルドカード貰ってこい。待ってるぞ。」
「それなら安心だわ。なら早めに行ってカードを貰って戻ってくるわね。」
「おう。そうだ嬢ちゃん…取り置きの際に名前を聞いてるんだが大丈夫か?」
「大丈夫よ。名前はルチア・バレットよ。気軽にルチアと呼んでちょうだい。それじゃぁ行ってくるわ。」
「ルチアな、分かったよ。」
そうして店を出て、ギルドのある方向に歩き出す。
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