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第1幕

転生者(兄視点)

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愛らしい妹キャシーと離れ学園生活を送らなくてはいけなくなり、癒しとなる対象から離れ学ぶべき事は学び。

それでも、癒しにもならない輩に嫌気を覚えつつ。
キャシーの婚約者対象の第2王子と同学年故に学園に入寮するも、第2王子は警備的な理由と王都から通えると言う理由の為、寮生活はせずに学園に通い。
何故か、長期休暇の度に領地に帰るカインと共に数日間は婚約者に会うからと一緒に帰る事になり。カインはキャシーが望まないなら全力で婚約破棄してもいいと思うが、婚約破棄はしなくていいと懇願される為に長期休暇の度に婚約者の第2王子を渋々領地へと共に帰宅していた。




可愛い妹と離れて、学園生活を送り長期休暇の度に婚約者を数日間連れて帰る事を繰り返し、来年度には妹も学園に入学する年になり、恒例となる婚約者の連れ帰りも落ち着き、王都にさっさと帰宅してくれ、妹との領地視察という名の領地を二人で歩いた。



「キャシーも来年は学園入学だな」

可愛い妹と一緒学園に通えるのは嬉しくもあるが、同学年に婚約者の第2王子もいるから喜んでもいられず複雑な思いも抱きつつも、共に同じ学び舎で学べる事に嬉しくもあり。楽しみですと、微笑みを浮かべる妹が可愛く迷子にならない様にと手を繋ぎ、振り払われることなく笑み浮かべる妹と共に領地内を見回りがてら歩いた。
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