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交差し始める想い
巡る思考
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部活終了後
赤塚と軽く飯食いに行く事になった。
黒野と桃井は用事があるからって、帰って行った。
赤塚は相変わらず食う量が多くて、ゴウキを連想させて思わず笑み浮かべていたら赤塚に気づかれて問いかけられた。
「何か楽しい事あったか?」
「ゴメン、少し思い出してただけだから。赤塚と二人で飯食うのって初めてだよな?いつも黒野か桃井のどっちかいるから」
「そうか?そんな事より。お前さ最近、雰囲気変わった…つうよりも悩んでたりしないか?」
俺は突然の指摘に魔王とカゲの姿が浮かんだが、否定するように小さく首を横に振った。
「……言いたくないなら聞かないけどよ。悩みあるなら相談ならいくらでも乗るからな?黒野と桃井も気にしてるんだからな。…もし、秋桜の奴らが関係してるなら変に悩ませる様な事を話したから」
「言いたくないって言うよりも…わからないんだ。俺が一人で悩み考えても本人に聞かないとわからないし、聞いてもいい事なのかもわからないし、俺が聞いて何が出来るんだって思うんだけど……俺は今の関係が心地よくて手離したくないんだ」
俺の声のトーンはどんどん小さくなっていったけど赤塚には聞こえていたようで安心した。
「あ~、その…それってつまりはアレか?春風との関係を壊したくないって事だよな?」
言いにくそうな赤塚に俺は首を傾げながら。
「魔王…じゃなくて、舞桜との関係だけじゃなくて秋桜との交友関係壊したくないって思うんだよな」
「秋桜とか?それって、IHで戦えなかったからか?卒業した奴の事も入ってるよな?」
俺は赤塚の言葉に頷いた。
「うん。卒業したから大学は同じ県内だから、よく会ってくれてるから会えなくなるのは寂しいって思うんだよな」
「会えてるんだよな?何に悩んでるんだ?」
赤塚は目の前にあった大量の食べ物を食べ終えて問いかけてきた。
「うん。会えてるよ…会う約束してるって事も舞桜に伝えたりする事もあるんだけど、そういう時に会ってる時間帯に絶対に連絡来るんだよな。……それで、俺と会ってくれてるのに何で舞桜に状況説明しないといけないんだって思うと嫌だって思う」
「……こういう話は黒野が良いんだけどな。橋本は変に悩みすぎんな、部活に集中しないと怪我するから。相談にならいくらでも乗るから、俺が答え告げるのは簡単だけど、それは違う気がする。だから、ゆっくり考えろ」
赤塚から、その後も何か言われたけど気づいたら自宅にいた。
ゆっくり考えろって何をだろ…。
そんな事を考えていたら、珍しくカゲからの電話がかかってきてすぐに電話に出た。
『今、電話で話せるか?』
「うん。大丈夫だよ」
『急に電話かけて悪い。最近忙しくて会えなかったから声聞いて話したかったんだ』
「そんな事言うのって珍しいな?」
『そうかもな?……時間のある時に会って話したい、いつなら会えるか教えてくれ』
「部活後なら、俺はいつでも大丈夫だよ。カゲの会える時間は?」
『じゃあ、明日部活終了後にいつもの駅で待ってる。おやすみ』
カゲは約束をするとすぐに電話を切った。
カゲが忙しくて会えなかったから、変に考えちゃったんだよな。
よし!すぐに寝よ。明日はカゲに会えるんだか。
赤塚と軽く飯食いに行く事になった。
黒野と桃井は用事があるからって、帰って行った。
赤塚は相変わらず食う量が多くて、ゴウキを連想させて思わず笑み浮かべていたら赤塚に気づかれて問いかけられた。
「何か楽しい事あったか?」
「ゴメン、少し思い出してただけだから。赤塚と二人で飯食うのって初めてだよな?いつも黒野か桃井のどっちかいるから」
「そうか?そんな事より。お前さ最近、雰囲気変わった…つうよりも悩んでたりしないか?」
俺は突然の指摘に魔王とカゲの姿が浮かんだが、否定するように小さく首を横に振った。
「……言いたくないなら聞かないけどよ。悩みあるなら相談ならいくらでも乗るからな?黒野と桃井も気にしてるんだからな。…もし、秋桜の奴らが関係してるなら変に悩ませる様な事を話したから」
「言いたくないって言うよりも…わからないんだ。俺が一人で悩み考えても本人に聞かないとわからないし、聞いてもいい事なのかもわからないし、俺が聞いて何が出来るんだって思うんだけど……俺は今の関係が心地よくて手離したくないんだ」
俺の声のトーンはどんどん小さくなっていったけど赤塚には聞こえていたようで安心した。
「あ~、その…それってつまりはアレか?春風との関係を壊したくないって事だよな?」
言いにくそうな赤塚に俺は首を傾げながら。
「魔王…じゃなくて、舞桜との関係だけじゃなくて秋桜との交友関係壊したくないって思うんだよな」
「秋桜とか?それって、IHで戦えなかったからか?卒業した奴の事も入ってるよな?」
俺は赤塚の言葉に頷いた。
「うん。卒業したから大学は同じ県内だから、よく会ってくれてるから会えなくなるのは寂しいって思うんだよな」
「会えてるんだよな?何に悩んでるんだ?」
赤塚は目の前にあった大量の食べ物を食べ終えて問いかけてきた。
「うん。会えてるよ…会う約束してるって事も舞桜に伝えたりする事もあるんだけど、そういう時に会ってる時間帯に絶対に連絡来るんだよな。……それで、俺と会ってくれてるのに何で舞桜に状況説明しないといけないんだって思うと嫌だって思う」
「……こういう話は黒野が良いんだけどな。橋本は変に悩みすぎんな、部活に集中しないと怪我するから。相談にならいくらでも乗るから、俺が答え告げるのは簡単だけど、それは違う気がする。だから、ゆっくり考えろ」
赤塚から、その後も何か言われたけど気づいたら自宅にいた。
ゆっくり考えろって何をだろ…。
そんな事を考えていたら、珍しくカゲからの電話がかかってきてすぐに電話に出た。
『今、電話で話せるか?』
「うん。大丈夫だよ」
『急に電話かけて悪い。最近忙しくて会えなかったから声聞いて話したかったんだ』
「そんな事言うのって珍しいな?」
『そうかもな?……時間のある時に会って話したい、いつなら会えるか教えてくれ』
「部活後なら、俺はいつでも大丈夫だよ。カゲの会える時間は?」
『じゃあ、明日部活終了後にいつもの駅で待ってる。おやすみ』
カゲは約束をするとすぐに電話を切った。
カゲが忙しくて会えなかったから、変に考えちゃったんだよな。
よし!すぐに寝よ。明日はカゲに会えるんだか。
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