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本編
30、頼まれ事
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「──と、言うことがあったのです」
「それで監視役が二人に増えたんだね」
「はい」
ブルーベルベット通りの含有薬草店『命薬』。
ユハナの経営するお店にリリヤは日暮れ過ぎの、丁度お店を閉めようとしていたときにとぼとぼとやってきた。
まるで行き場を失った迷子の子犬のような、悲壮感を漂わせているリリヤを快く迎え入れたユハナは。とりあえずリリヤにお茶と蜂蜜漬けの甘いお菓子を勧めた。
今もリリヤから少し離れた場所に待機する二人、ヒルダとクリスをチラ見して。リリヤは沈痛な面持ちでカウンターの椅子に座って首を垂れている。
よっぽど切羽詰まっていたのだろう。リリヤは洗いざらい喋りながらも。後ろめたい気持ちが尾を引いているようだ。
罪悪感に顔色が優れないリリヤに。ユハナはあえて明るく接した。
「そんなことがあったのにこんな時間帯に出ることをよく殿下が許したね」
「いえ、許可はもらっていません」
「だよね……」
すっかり日が落ちて真っ暗になっている外の景色を窓越しに眺めながら。あーやっぱりね。と向かい合うユハナは、事態が更に悪化しそうな予感がしていた。
「あのっ大丈夫です。この格好でも目立たないように夕刻過ぎの暗い時間帯にくるようにしましたので」
「それってもっと危ないと思うんだけど……」
前回同様の目深に被った丈の長いローブ姿のリリヤは。フードを外すとお茶の前にまず蜂蜜漬けのお菓子に手を出した。
どうやらリリヤは甘い物好きらしい。
おずおずと手を伸ばして一枚手に取ると、モグモグ美味しそうに食べ始めた。
しかしそうして口に頬張りながらも。後ろに控えている監視役の二人がどうにも気になるようで。リリヤは何度も振り返り。目前のユハナと後方の二人へ落ち着きなく視線を行き来させた。
「たまたま見てしまったのだけれど……あの大量のフォーリアの花は? 何に使うのですか?」
入店する前に目に入った。
店の脇道に大量に置かれた木箱。そこから漏れだした鼻孔をくすぐる花の香りに。リリヤはその中身が何か直ぐに気付いたようだ。
「ああ、あれは今年の祭典に向けてフォーリアの花が大量に卸されてるみたいで。レティのところで賄えない注文分がうちにまできたんだよ。根を切らずに入荷しているし。強い花だから日持ちはするけど。飾るくらいであんなに大量に必要になるとは思えないから今年の祭典の出し物にでも使うのかな?」
「ユハナのお店ではどのくらい卸されたのですか?」
「ざっと見積もって三千本ってところかな。レティのところと他の花屋の分も足すと万は超えるだろうね」
「そんなに沢山……? 確かに公国の特産品としてフォーリアの花は国政の宣伝にも利用されて毎年使われているけれど。そこまで必要とされていたかしら?」
「フォーリアの花には鎮静効果の他にも、調合によっては催眠効果もあるから横流しされて悪用されないかちょっと心配でね。殿下の耳にも念のため入れておいてほしいんだ」
「そうですか……分かりました。必ずお伝えしますので安心してください」
消化不良な顔をしながらも。リリヤの手は出された菓子との間を行ったり来たりしている。そうして無意識に食べ物を口にやるリリヤの様子をユハナがのんびり観察していたら。見られていることに気付いたらしい。
リリヤは少し恥ずかしそうに俯くと。ユハナから出されたお茶を一口飲んでからカップをカウンターに戻した。
「……あの、一つ頼まれ事を引き受けては頂けないでしょうか?」
リリヤが上目遣いに緊張した様子でユハナを見つめている。
「それって殿下の延命に関わることかな? それも妊娠しないで母乳を出す方法とやらに関係してそうだけど……」
察しのよいユハナにリリヤは頷き返すと、一枚の紙を手渡した。
「これって……?」
「実は……方法は突き止めてあるのですが……少し問題が」
書かれていた内容は以下の通りである。
・とかげの丸焼き
・コウモリの目玉
・ウサギの尻尾
・雷鳥の飾り羽
・ブラックローズのトゲ三つ
・朝露の滴四滴
・虹の滴七滴
・飛竜の鱗一枚
・九つの薬草
・フォーリアの花びら三枚
・牛、羊、山羊のミルク各二滴
・魔女のミルク一滴
「最後のこれは……? 魔女のミルクってまさか……」
問題のそれに着目したユハナに、リリヤは深刻な様子で頷いた。
「魔女の母乳です。それも最初の一滴でなければ効果はないそうです」
「へぇーつまりこれから出産間近の魔女を探すってこと?」
「実は……その効果は母体となる魔女の魔力によるようで。並みの魔女ではたいして効果がないようなのです」
「ふーんじゃあ白の魔女ならかなりの効果が期待できるんじゃないのかな?」
「……却下です」
「はははっだよね」
「と言いたいところですが」
「え……?」
「この十六年間、探し続けていたにもかかわらず。毎回好機を逃し高名な魔女から手に入れることができなかったのです。他の材料は全て揃えてあるのですが……ですからその、……妊娠しないで母乳を出す方法があったら教えて頂きたいのですが……」
二十三で独身で。それなりに性欲旺盛な青年を前に何を言い出すのかと。ユハナが固まっていることにも気付かず。
リリヤはもじもじとテーブルに置かれたカップをつついている。
「こほんっあー本気で言ってるのかな?」
「至って私は真面目です」
「……少しどころかかなりの問題みたいだね」
材料がないなら、自分で出すしかないではないか。そうリリヤが腹を決めているのが伝わってきて。ユハナは困ったように頭を掻いた。
「リリヤがそんなこと考えてるの……多分、殿下はご存じではないんだよね?」
「はい」
「…………」
「もしくは黒の魔女がオルグレン様を産み落としたときに保管していれば……」
世界最強の魔女ならその効能は確実だろう。
「でもそれってとても殿下には言えないよね」
「はい……他にも何か方法はないかと、方々手を尽くしましたが。指名手配の身ではあまり表立って動き回れなかったもので……私にはもうこれしかオルグレン様を救える手段が残っていないのです」
リリヤは以前、オルグレンに幾つか心当たりがありますと言い切っていたが。実のところリリヤには一つしか手段が思い浮かばなかった。
ようは一国の公子にハッタリをかましていたのである。
「それで監視役が二人に増えたんだね」
「はい」
ブルーベルベット通りの含有薬草店『命薬』。
ユハナの経営するお店にリリヤは日暮れ過ぎの、丁度お店を閉めようとしていたときにとぼとぼとやってきた。
まるで行き場を失った迷子の子犬のような、悲壮感を漂わせているリリヤを快く迎え入れたユハナは。とりあえずリリヤにお茶と蜂蜜漬けの甘いお菓子を勧めた。
今もリリヤから少し離れた場所に待機する二人、ヒルダとクリスをチラ見して。リリヤは沈痛な面持ちでカウンターの椅子に座って首を垂れている。
よっぽど切羽詰まっていたのだろう。リリヤは洗いざらい喋りながらも。後ろめたい気持ちが尾を引いているようだ。
罪悪感に顔色が優れないリリヤに。ユハナはあえて明るく接した。
「そんなことがあったのにこんな時間帯に出ることをよく殿下が許したね」
「いえ、許可はもらっていません」
「だよね……」
すっかり日が落ちて真っ暗になっている外の景色を窓越しに眺めながら。あーやっぱりね。と向かい合うユハナは、事態が更に悪化しそうな予感がしていた。
「あのっ大丈夫です。この格好でも目立たないように夕刻過ぎの暗い時間帯にくるようにしましたので」
「それってもっと危ないと思うんだけど……」
前回同様の目深に被った丈の長いローブ姿のリリヤは。フードを外すとお茶の前にまず蜂蜜漬けのお菓子に手を出した。
どうやらリリヤは甘い物好きらしい。
おずおずと手を伸ばして一枚手に取ると、モグモグ美味しそうに食べ始めた。
しかしそうして口に頬張りながらも。後ろに控えている監視役の二人がどうにも気になるようで。リリヤは何度も振り返り。目前のユハナと後方の二人へ落ち着きなく視線を行き来させた。
「たまたま見てしまったのだけれど……あの大量のフォーリアの花は? 何に使うのですか?」
入店する前に目に入った。
店の脇道に大量に置かれた木箱。そこから漏れだした鼻孔をくすぐる花の香りに。リリヤはその中身が何か直ぐに気付いたようだ。
「ああ、あれは今年の祭典に向けてフォーリアの花が大量に卸されてるみたいで。レティのところで賄えない注文分がうちにまできたんだよ。根を切らずに入荷しているし。強い花だから日持ちはするけど。飾るくらいであんなに大量に必要になるとは思えないから今年の祭典の出し物にでも使うのかな?」
「ユハナのお店ではどのくらい卸されたのですか?」
「ざっと見積もって三千本ってところかな。レティのところと他の花屋の分も足すと万は超えるだろうね」
「そんなに沢山……? 確かに公国の特産品としてフォーリアの花は国政の宣伝にも利用されて毎年使われているけれど。そこまで必要とされていたかしら?」
「フォーリアの花には鎮静効果の他にも、調合によっては催眠効果もあるから横流しされて悪用されないかちょっと心配でね。殿下の耳にも念のため入れておいてほしいんだ」
「そうですか……分かりました。必ずお伝えしますので安心してください」
消化不良な顔をしながらも。リリヤの手は出された菓子との間を行ったり来たりしている。そうして無意識に食べ物を口にやるリリヤの様子をユハナがのんびり観察していたら。見られていることに気付いたらしい。
リリヤは少し恥ずかしそうに俯くと。ユハナから出されたお茶を一口飲んでからカップをカウンターに戻した。
「……あの、一つ頼まれ事を引き受けては頂けないでしょうか?」
リリヤが上目遣いに緊張した様子でユハナを見つめている。
「それって殿下の延命に関わることかな? それも妊娠しないで母乳を出す方法とやらに関係してそうだけど……」
察しのよいユハナにリリヤは頷き返すと、一枚の紙を手渡した。
「これって……?」
「実は……方法は突き止めてあるのですが……少し問題が」
書かれていた内容は以下の通りである。
・とかげの丸焼き
・コウモリの目玉
・ウサギの尻尾
・雷鳥の飾り羽
・ブラックローズのトゲ三つ
・朝露の滴四滴
・虹の滴七滴
・飛竜の鱗一枚
・九つの薬草
・フォーリアの花びら三枚
・牛、羊、山羊のミルク各二滴
・魔女のミルク一滴
「最後のこれは……? 魔女のミルクってまさか……」
問題のそれに着目したユハナに、リリヤは深刻な様子で頷いた。
「魔女の母乳です。それも最初の一滴でなければ効果はないそうです」
「へぇーつまりこれから出産間近の魔女を探すってこと?」
「実は……その効果は母体となる魔女の魔力によるようで。並みの魔女ではたいして効果がないようなのです」
「ふーんじゃあ白の魔女ならかなりの効果が期待できるんじゃないのかな?」
「……却下です」
「はははっだよね」
「と言いたいところですが」
「え……?」
「この十六年間、探し続けていたにもかかわらず。毎回好機を逃し高名な魔女から手に入れることができなかったのです。他の材料は全て揃えてあるのですが……ですからその、……妊娠しないで母乳を出す方法があったら教えて頂きたいのですが……」
二十三で独身で。それなりに性欲旺盛な青年を前に何を言い出すのかと。ユハナが固まっていることにも気付かず。
リリヤはもじもじとテーブルに置かれたカップをつついている。
「こほんっあー本気で言ってるのかな?」
「至って私は真面目です」
「……少しどころかかなりの問題みたいだね」
材料がないなら、自分で出すしかないではないか。そうリリヤが腹を決めているのが伝わってきて。ユハナは困ったように頭を掻いた。
「リリヤがそんなこと考えてるの……多分、殿下はご存じではないんだよね?」
「はい」
「…………」
「もしくは黒の魔女がオルグレン様を産み落としたときに保管していれば……」
世界最強の魔女ならその効能は確実だろう。
「でもそれってとても殿下には言えないよね」
「はい……他にも何か方法はないかと、方々手を尽くしましたが。指名手配の身ではあまり表立って動き回れなかったもので……私にはもうこれしかオルグレン様を救える手段が残っていないのです」
リリヤは以前、オルグレンに幾つか心当たりがありますと言い切っていたが。実のところリリヤには一つしか手段が思い浮かばなかった。
ようは一国の公子にハッタリをかましていたのである。
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