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HOPE
3-3 children's hurt
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広間の片隅にじっと立ち睨み続けている、わずか五才だという彼ら──サミュエルとエノーラ。
実に嬉しそうに、にんまりと口角を上げて歩み寄るYOSSY the CLOWN。
後方からは、樫の杖をついた施設長がゆっくりとやって来ているが、YOSSY the CLOWNはこの時点で彼女の気配をシャットアウト。
「やぁ、Gays」
幼い二人の二メートル手前まで歩み寄ったYOSSY the CLOWN。ひたいの上から胸の前へと右腕を一度ひらりとさせ、恭しく深々と頭を下げた。
「本日は、僕のステージをご覧いただき、まことにありがとうございました」
「…………」
「…………」
五秒経過。無反応。
そろりそろりと、そのブルーアッシュに染まった頭を上げていく。
「あれ? 僕の英語、変?」
顔を上げた先には、やはり変わらぬ表情があった。
両手をズボンポケットへ突っ込み、じっと動かない男児。
男児の右肩口から、白く小さな指がカタカタと震えている。あれは女児。
よく光を反射する、絹糸のようなブロンドの髪の毛。
透けるような白い肌に、もっちりと柔らかそうな血色のいい頬や唇。
引かれた顎はぽよんと幼さが見てとれる。
しかし、灰色がかった深緑色の双眸は、変わらずギンと鋭利に睨みを利かせ続けている。
その、何人たりとも寄せ付けない二人の雰囲気は、その心のどのような傷を隠しているのだろう──YOSSY the CLOWNは身震いをした。
「なんて綺麗な瞳なんだ」
溜め息のように呟いた、YOSSY the CLOWN。
男児──サミュエルは、不意を突かれたように目を見開き、鼻から一息を深く吸い込んだ。
「あ、今の予測できなかったよね? キミの裏をかけたかな」
「何のつもりでここに来たのか知らないし理由は大体わかってるけど、さっさと帰れ。大人はいらない。ボクたちは、二人だけで充分だ」
意地悪く微笑むYOSSY the CLOWNへ、サミュエルはそうピシャリと遮断してきた。
「……なるほど」
しかし、遮断された側のYOSSY the CLOWNは、サミュエルが口をきいてくれたことに対して純粋に喜び、頬を赤く染める。
「それから、さっきなんかいろいろやって見せてたけど、あんなのボクにだってできる。絶対に、アンタより上手く」
「へぇ!」
「世界的に称賛されてるって聞いたから、どんなのかと思ってたのに。やっぱり大したことなかった。あんなの娯楽じゃない。コドモダマシだ」
「ほえぇ、言ってくれるねぇ」
なかなかに棘のある言葉を吐いたサミュエルだったが、しかしYOSSY the CLOWNは怯みもせず、ショックを受けた様子もない。ただ嬉しそうに、そして愛おしそうに笑むばかり。
サミュエルは訝しんだ。
「悔しくないのか?」
「うーん、そうだなぁ。まぁまぁ悔しいかなぁ」
「じゃあどうして笑ってんだよ」
「なぜだと思う?」
「質問してるのはこっちだ。主導権勘違いするな」
「はーい」
施設長がYOSSY the CLOWNに追いつき、するとその三歩後ろでピタリと止まった。会話には入れそうにない。YOSSY the CLOWNの背から滲む空気が、ものすごい緊張感で張り詰めている。
「アンタなんなんだ。なんでずっと笑ってる?」
「僕は道化師だよ。キミたちを笑顔にしたくてしかたがない」
YOSSY the CLOWNは、そっとその場にしゃがみこんだ。サミュエルとぴったり、目線高が合う。
「ともあれ惰性で笑ってもらうのもスピリットにそぐわない。だから、僕はキミたちに半分だけ道化師の仮面を脱いで接しようかな、って思っててね。その笑顔なワケ」
「真顔とかできないの?」
「ゴメン、別の人にあげちゃったんだよ」
「ハア?」
冗談か真実か、サミュエルは見極められなかった。サングラス越しのYOSSY the CLOWNの目元からは、なぜか真実めいた雰囲気しか伝わってこない。
「ちょっと三人で話をしたいなって、思ってはいるよ」
「どうして。ボクたちはそんなの必要ない」
「そう? 僕はキミたちに好感しか持ってないけど」
嘘だ、と言いかけたサミュエルだったが、YOSSY the CLOWNが真実しか口にしていないことが、やはりハッキリと読めてしまう。
「どうせ可哀想だとか、そういうこと言いに来たんだろ」
「可哀想? どうして?」
「どうしてって……」
「以前そんな風に言われて、心の底から腹が立ったんだな。立派だ」
「ワケがわからない。どうしてそんな風に思うの?」
「キミたちが、『俺』に似てるからだよ」
ぎゅっと眉が寄るサミュエル。
その一瞬の隙を突き、YOSSY the CLOWNは即座に質問を挟み込んで、サミュエルから主導権を奪う。
「キミたちは、大人が嫌いなんだろ?」
「嫌いだね」
「敢えて訊くけど、それはなぜ?」
声をわずかばかり張り上げるサミュエル。
「ボク達をいつも邪魔者にするから」
施設長は、その言葉にビクリと肩を凍らせる。その反応を睨み見る、サミュエル。
「どんな風に?」
そっと問うと、サミュエルはわずかに眉間の力を抜き、「んー」と二秒間唸る。
「ボクたちが、ちょっと大人と同じことがわかるくらいで『変だ』とか『面倒だ』とか、好き勝手言ってくるんだ。だから」
「なるほど」
「『出る杭は打たれる』、とかって日本語で言うんだろ?」
「スゴいな、そんな日本語知ってるのか!」
「う、ウルサイ! どうだっていいだろっ」
つい『ひけらかしてしまった』事実に気が付き、頬を真っ赤に染めたサミュエル。鼻筋にもシワを寄せ、壮大に照れを露にした。
「でも、子ども扱いもされたくない。だろう?」
「当たり前だね」
一連の会話交錯から、YOSSY the CLOWNは『とあること』を心に決めてしまった。
度胸、気迫、洞察性、その他細かすぎて言い表しようのない部分に至るまで、なんだか自分自身と重なってならない。自分自身と同じような特質を持ち得た子どもを、このような狭いところに押し込めていてはいけない。
じわじわと胸の奥の方で疼く、YOSSY the CLOWNの幼い自分自身。
この子らを深く理解できるのは、きっと『俺』しかいない。そして、『俺』を理解できるのもまた、きっと──
ゾクゾク、と感動の鳥肌がYOSSY the CLOWNの脳天から足裏まで駆け抜けると、静かな一呼吸の後に素の声色に切り換わった。
実に嬉しそうに、にんまりと口角を上げて歩み寄るYOSSY the CLOWN。
後方からは、樫の杖をついた施設長がゆっくりとやって来ているが、YOSSY the CLOWNはこの時点で彼女の気配をシャットアウト。
「やぁ、Gays」
幼い二人の二メートル手前まで歩み寄ったYOSSY the CLOWN。ひたいの上から胸の前へと右腕を一度ひらりとさせ、恭しく深々と頭を下げた。
「本日は、僕のステージをご覧いただき、まことにありがとうございました」
「…………」
「…………」
五秒経過。無反応。
そろりそろりと、そのブルーアッシュに染まった頭を上げていく。
「あれ? 僕の英語、変?」
顔を上げた先には、やはり変わらぬ表情があった。
両手をズボンポケットへ突っ込み、じっと動かない男児。
男児の右肩口から、白く小さな指がカタカタと震えている。あれは女児。
よく光を反射する、絹糸のようなブロンドの髪の毛。
透けるような白い肌に、もっちりと柔らかそうな血色のいい頬や唇。
引かれた顎はぽよんと幼さが見てとれる。
しかし、灰色がかった深緑色の双眸は、変わらずギンと鋭利に睨みを利かせ続けている。
その、何人たりとも寄せ付けない二人の雰囲気は、その心のどのような傷を隠しているのだろう──YOSSY the CLOWNは身震いをした。
「なんて綺麗な瞳なんだ」
溜め息のように呟いた、YOSSY the CLOWN。
男児──サミュエルは、不意を突かれたように目を見開き、鼻から一息を深く吸い込んだ。
「あ、今の予測できなかったよね? キミの裏をかけたかな」
「何のつもりでここに来たのか知らないし理由は大体わかってるけど、さっさと帰れ。大人はいらない。ボクたちは、二人だけで充分だ」
意地悪く微笑むYOSSY the CLOWNへ、サミュエルはそうピシャリと遮断してきた。
「……なるほど」
しかし、遮断された側のYOSSY the CLOWNは、サミュエルが口をきいてくれたことに対して純粋に喜び、頬を赤く染める。
「それから、さっきなんかいろいろやって見せてたけど、あんなのボクにだってできる。絶対に、アンタより上手く」
「へぇ!」
「世界的に称賛されてるって聞いたから、どんなのかと思ってたのに。やっぱり大したことなかった。あんなの娯楽じゃない。コドモダマシだ」
「ほえぇ、言ってくれるねぇ」
なかなかに棘のある言葉を吐いたサミュエルだったが、しかしYOSSY the CLOWNは怯みもせず、ショックを受けた様子もない。ただ嬉しそうに、そして愛おしそうに笑むばかり。
サミュエルは訝しんだ。
「悔しくないのか?」
「うーん、そうだなぁ。まぁまぁ悔しいかなぁ」
「じゃあどうして笑ってんだよ」
「なぜだと思う?」
「質問してるのはこっちだ。主導権勘違いするな」
「はーい」
施設長がYOSSY the CLOWNに追いつき、するとその三歩後ろでピタリと止まった。会話には入れそうにない。YOSSY the CLOWNの背から滲む空気が、ものすごい緊張感で張り詰めている。
「アンタなんなんだ。なんでずっと笑ってる?」
「僕は道化師だよ。キミたちを笑顔にしたくてしかたがない」
YOSSY the CLOWNは、そっとその場にしゃがみこんだ。サミュエルとぴったり、目線高が合う。
「ともあれ惰性で笑ってもらうのもスピリットにそぐわない。だから、僕はキミたちに半分だけ道化師の仮面を脱いで接しようかな、って思っててね。その笑顔なワケ」
「真顔とかできないの?」
「ゴメン、別の人にあげちゃったんだよ」
「ハア?」
冗談か真実か、サミュエルは見極められなかった。サングラス越しのYOSSY the CLOWNの目元からは、なぜか真実めいた雰囲気しか伝わってこない。
「ちょっと三人で話をしたいなって、思ってはいるよ」
「どうして。ボクたちはそんなの必要ない」
「そう? 僕はキミたちに好感しか持ってないけど」
嘘だ、と言いかけたサミュエルだったが、YOSSY the CLOWNが真実しか口にしていないことが、やはりハッキリと読めてしまう。
「どうせ可哀想だとか、そういうこと言いに来たんだろ」
「可哀想? どうして?」
「どうしてって……」
「以前そんな風に言われて、心の底から腹が立ったんだな。立派だ」
「ワケがわからない。どうしてそんな風に思うの?」
「キミたちが、『俺』に似てるからだよ」
ぎゅっと眉が寄るサミュエル。
その一瞬の隙を突き、YOSSY the CLOWNは即座に質問を挟み込んで、サミュエルから主導権を奪う。
「キミたちは、大人が嫌いなんだろ?」
「嫌いだね」
「敢えて訊くけど、それはなぜ?」
声をわずかばかり張り上げるサミュエル。
「ボク達をいつも邪魔者にするから」
施設長は、その言葉にビクリと肩を凍らせる。その反応を睨み見る、サミュエル。
「どんな風に?」
そっと問うと、サミュエルはわずかに眉間の力を抜き、「んー」と二秒間唸る。
「ボクたちが、ちょっと大人と同じことがわかるくらいで『変だ』とか『面倒だ』とか、好き勝手言ってくるんだ。だから」
「なるほど」
「『出る杭は打たれる』、とかって日本語で言うんだろ?」
「スゴいな、そんな日本語知ってるのか!」
「う、ウルサイ! どうだっていいだろっ」
つい『ひけらかしてしまった』事実に気が付き、頬を真っ赤に染めたサミュエル。鼻筋にもシワを寄せ、壮大に照れを露にした。
「でも、子ども扱いもされたくない。だろう?」
「当たり前だね」
一連の会話交錯から、YOSSY the CLOWNは『とあること』を心に決めてしまった。
度胸、気迫、洞察性、その他細かすぎて言い表しようのない部分に至るまで、なんだか自分自身と重なってならない。自分自身と同じような特質を持ち得た子どもを、このような狭いところに押し込めていてはいけない。
じわじわと胸の奥の方で疼く、YOSSY the CLOWNの幼い自分自身。
この子らを深く理解できるのは、きっと『俺』しかいない。そして、『俺』を理解できるのもまた、きっと──
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