38 / 126
LUCK
1-4 candies is round
しおりを挟む
「なっ……に、日本語?!」
目を白黒させる良二。その動揺している背へ、小走りで若菜は駆け寄る。とてつもない勇気を抱えた金髪碧眼の子どもを、その目で直に見ておきたいと思ったためだ。
「サム、わかるの?」
善一が小さく日本語で問いかけると、サムは半身を振り返って小さく頷いた。
「ボク、日本語がわからない『ことが嫌い』だと、言ったでしょ? 耳で聞いて勉強したんだ。たくさん、でも、こっそりね」
前半の模範的な日本語は、しっかりと学んだ証だと覚る善一。
「アタシも、だよ、ヨッシー」
そっと、左側のエニーも告げる。
「八割、聞き取れてる、よ」
「ボクたち頑張ったでしょ? 一週間でこれだからね」
「キミたち……」
善一をくるむ、深い安堵。
一方で、良二の中で沸く、ぐらぐらとした苛立ち。思わずポケットに左右それぞれの手を突っ込んだ。
良二の背後にて、心配そうなまなざしを向け続ける若菜。ソワソワと胸がざわめく。
サムは、善一とエニーへひとつ薄い笑みを向けた。スゥと深呼吸の後に、良二へ向き直り口を開く。
「ボクは、サムヤナギダです。そっち、妹のエニーヤナギダです。エニー人が怖いから、ボクが代わりにお話しします」
「うわ、流暢……」
思わず溢した若菜の独り言。良二はぎゅ、と眉間の彫りを深くする。
「ヨッシーは、ボクとエニー助けてくれました。ハッピー教えてくれました。ヨッシーの力になりたいです、ボクとエニー、ずっと」
「…………」
「全部、大丈夫。ボクとエニー、大丈夫」
サムは震える右手を、そっと良二へ向けた。
「だから、ヨロシク、です」
「あ?」
「握手。ボク、挨拶、おわり」
「…………」
「だから、怒るのも終わり。OK?」
そう言ったサムの双眸は、やけに鋭い。どことなく、そのまなざしに既視感があるような気さえしてくる良二。
かつての我が身を見ているかのような──良二は脳裏を掠めるその言葉を揉み消すように、赤茶けたボサボサの頭髪を左手でガシガシと掻いた。
「別に、オメーには怒っちゃいねぇよ」
ストン。良二は長い足を折り、ポケットから出した前腕をモモの上に乗せ、サムと視線高を合わせる。
真正面から、良二はサムへ向き合う。
コイツのどこに惹かれて、養子にしたんだか──良二は推測を試みるも、しかし情報量が少なすぎて実らずに終わった。
真っ直ぐに見つめられると、なんだか見透かされてしまいそう──サムは真一文字に結んだ口を、更に固くする。差し出した手が、フルフル震えてしまわないか。サムは堪えていた。
「ん」
そんな、互いの逡巡の時間を挟み、良二が右手をサムへ差し向ける。
「え?」
「しぇいくなんたら、なんだろ?」
ぶっきらぼうに差し出した良二の右手が、宙ぶらりんになったままのサムの右手を待っている。
後ろからそれを眺めていた若菜は、良二の耳がわずかに赤いことに気が付いた。「照れてる」と、しかし口腔内にてそれは足踏み。
「う、うん」
そっと触れ合う、良二の大きな右手とサムの小さな右手。サムは、良二の大きな掌から伝わる温もりに、ハッと目を見開いた。
優しい気がする。
なんだか心地よくて、吸い付くような感覚がある。
初めて触れたのに、初めてではないような。
「…………」
そっと離された、手と手。
「んっ?」
サムが自らの掌をじっと見れば、その手にはふたつ、ブドウ味の飴玉があって。
「柳田良二。ここで探偵やってる」
短く言い切る良二。その真意は、単純明快にサムとエニーへ伝えようと試みたわけだが、善一と若菜には、その良二の真意を察するに至らなかった。
サムは飴と良二の顔を交互に見て、善一を半分振り返る。
「何? たんてい……」
「『ディティクティブ』さ。ホームズみたいなことだよ」
ハテナを浮かべたサムへ、善一が助け船を出す。
密やかに若菜が「ホームズだって!」と笑いを堪えれば、そこをバッチリとエニーに観察されていて。
「ホントは凄腕マジシャンなんだけどねぇ」
「マジシャンじゃねぇ」
善一の訂正に噛みつく良二。漫才みたい、と、若菜はニタリと笑って、サムへ言葉を加える。
「でもマジックの腕はホントに凄いですよ。私が認めます」
「テメーに認められても微塵も嬉しかねんだよ」
噛みつかれてしまう若菜。サラリと受け流し、腕を平たい胸の前で組む。
「あぁ、彼女は、僕に弟子入りしたいって言ってきた……あー、えっと」
思い出せない、と固まる善一。それを察した若菜は慌てて自ら名乗り出る。
「ぐっ。は、服部若菜ですっ!」
「そうそう、Signorina若菜! 今は良二にマジックの稽古つけてもらってるんだよね?」
「傍ら、秘書もやってますっ」
「ふむ、良二の役に立ってくれてるんだね。ありがとう」
「いえっ。あの時YOSSYさんと約束しましたからっ」
キリリと敬礼しながら、善一へ真面目をアピール。それをわかった上でヒラリとかわし、善一はニッコリと笑った。
「あ、アリガト、飴。エニーにも『あげてくれて』」
小さくそうして割って入ったサムは、良二へ真っ直ぐに告げる。
「別に。オメーが妹の代わりもやってんだろ。大した兄貴だな。誰かと違って」
そうして良二は立ち上がり、くるりと背を向けてソファへと向かってしまう。
「あれ、照れてるだけなんです。だから気にするなよ、少年」
スッと差し向ける右手。若菜もサムと握手をしたかった。サムはきょとんとそれを見つめ、困ったようにはにかんでから、若菜の手を優しく取る。
「若菜は、ヨッシーと友達?」
「いいえ、ただのファンです」
「ヨッシーのファン?」
「はいっ。私もヨッシーさんに救われましたから」
「そうなんだ。『良二』は?」
「あ、ダメですよ、柳田さんを名前で呼んだら怒られます。だから……あ、そだ。耳貸してください」
握手の手を放し、サムの左耳にひとつの名詞を告げる若菜。
「わかった。『リョーちん』だね」
「ハア?!」
無垢に呼ぶのは良二の『あだ名』。それは隣の花屋の店長が呼んでいた「リョーちゃん」と酷似していて。
若菜は「リョーちゃん」と教えたものの、サムは発音に失敗。ゆえの「リョーちん」で、若菜と善一は「ブフッ」と地面へ向かって吹き出した。
「おいテメ、なに吹き込んでやがる!」
ソファから立ち上がる良二。しゃがんだ体を折り曲げてふるふると笑う若菜。
「クッフフフいいじゃないですか、別に。どのみち『名前で呼ぶな』って怒るの、柳田さんじゃないですかプスススス」
「愛称で呼ぶのを始めると、仲良くなれるよ」
サムの一言に良二は頬を真っ赤に染め上げ、ギロリと善一を睨み付ける。
「おい、愛称うんたらはテメーの入れ知恵だな。ただちにやめさせろっ」
「くっくくく……そうだけど、ブッ! かわいいじゃん『リョーちん』! 中学のときの二つ名みたいでぶはははっ、サムGood Job!」
胃の辺りを抱えて体をくの字に曲げる善一。「もう限界」と楽しげに目を細めている。
「クソ! 笑ってんじゃねぇ!」
目を白黒させる良二。その動揺している背へ、小走りで若菜は駆け寄る。とてつもない勇気を抱えた金髪碧眼の子どもを、その目で直に見ておきたいと思ったためだ。
「サム、わかるの?」
善一が小さく日本語で問いかけると、サムは半身を振り返って小さく頷いた。
「ボク、日本語がわからない『ことが嫌い』だと、言ったでしょ? 耳で聞いて勉強したんだ。たくさん、でも、こっそりね」
前半の模範的な日本語は、しっかりと学んだ証だと覚る善一。
「アタシも、だよ、ヨッシー」
そっと、左側のエニーも告げる。
「八割、聞き取れてる、よ」
「ボクたち頑張ったでしょ? 一週間でこれだからね」
「キミたち……」
善一をくるむ、深い安堵。
一方で、良二の中で沸く、ぐらぐらとした苛立ち。思わずポケットに左右それぞれの手を突っ込んだ。
良二の背後にて、心配そうなまなざしを向け続ける若菜。ソワソワと胸がざわめく。
サムは、善一とエニーへひとつ薄い笑みを向けた。スゥと深呼吸の後に、良二へ向き直り口を開く。
「ボクは、サムヤナギダです。そっち、妹のエニーヤナギダです。エニー人が怖いから、ボクが代わりにお話しします」
「うわ、流暢……」
思わず溢した若菜の独り言。良二はぎゅ、と眉間の彫りを深くする。
「ヨッシーは、ボクとエニー助けてくれました。ハッピー教えてくれました。ヨッシーの力になりたいです、ボクとエニー、ずっと」
「…………」
「全部、大丈夫。ボクとエニー、大丈夫」
サムは震える右手を、そっと良二へ向けた。
「だから、ヨロシク、です」
「あ?」
「握手。ボク、挨拶、おわり」
「…………」
「だから、怒るのも終わり。OK?」
そう言ったサムの双眸は、やけに鋭い。どことなく、そのまなざしに既視感があるような気さえしてくる良二。
かつての我が身を見ているかのような──良二は脳裏を掠めるその言葉を揉み消すように、赤茶けたボサボサの頭髪を左手でガシガシと掻いた。
「別に、オメーには怒っちゃいねぇよ」
ストン。良二は長い足を折り、ポケットから出した前腕をモモの上に乗せ、サムと視線高を合わせる。
真正面から、良二はサムへ向き合う。
コイツのどこに惹かれて、養子にしたんだか──良二は推測を試みるも、しかし情報量が少なすぎて実らずに終わった。
真っ直ぐに見つめられると、なんだか見透かされてしまいそう──サムは真一文字に結んだ口を、更に固くする。差し出した手が、フルフル震えてしまわないか。サムは堪えていた。
「ん」
そんな、互いの逡巡の時間を挟み、良二が右手をサムへ差し向ける。
「え?」
「しぇいくなんたら、なんだろ?」
ぶっきらぼうに差し出した良二の右手が、宙ぶらりんになったままのサムの右手を待っている。
後ろからそれを眺めていた若菜は、良二の耳がわずかに赤いことに気が付いた。「照れてる」と、しかし口腔内にてそれは足踏み。
「う、うん」
そっと触れ合う、良二の大きな右手とサムの小さな右手。サムは、良二の大きな掌から伝わる温もりに、ハッと目を見開いた。
優しい気がする。
なんだか心地よくて、吸い付くような感覚がある。
初めて触れたのに、初めてではないような。
「…………」
そっと離された、手と手。
「んっ?」
サムが自らの掌をじっと見れば、その手にはふたつ、ブドウ味の飴玉があって。
「柳田良二。ここで探偵やってる」
短く言い切る良二。その真意は、単純明快にサムとエニーへ伝えようと試みたわけだが、善一と若菜には、その良二の真意を察するに至らなかった。
サムは飴と良二の顔を交互に見て、善一を半分振り返る。
「何? たんてい……」
「『ディティクティブ』さ。ホームズみたいなことだよ」
ハテナを浮かべたサムへ、善一が助け船を出す。
密やかに若菜が「ホームズだって!」と笑いを堪えれば、そこをバッチリとエニーに観察されていて。
「ホントは凄腕マジシャンなんだけどねぇ」
「マジシャンじゃねぇ」
善一の訂正に噛みつく良二。漫才みたい、と、若菜はニタリと笑って、サムへ言葉を加える。
「でもマジックの腕はホントに凄いですよ。私が認めます」
「テメーに認められても微塵も嬉しかねんだよ」
噛みつかれてしまう若菜。サラリと受け流し、腕を平たい胸の前で組む。
「あぁ、彼女は、僕に弟子入りしたいって言ってきた……あー、えっと」
思い出せない、と固まる善一。それを察した若菜は慌てて自ら名乗り出る。
「ぐっ。は、服部若菜ですっ!」
「そうそう、Signorina若菜! 今は良二にマジックの稽古つけてもらってるんだよね?」
「傍ら、秘書もやってますっ」
「ふむ、良二の役に立ってくれてるんだね。ありがとう」
「いえっ。あの時YOSSYさんと約束しましたからっ」
キリリと敬礼しながら、善一へ真面目をアピール。それをわかった上でヒラリとかわし、善一はニッコリと笑った。
「あ、アリガト、飴。エニーにも『あげてくれて』」
小さくそうして割って入ったサムは、良二へ真っ直ぐに告げる。
「別に。オメーが妹の代わりもやってんだろ。大した兄貴だな。誰かと違って」
そうして良二は立ち上がり、くるりと背を向けてソファへと向かってしまう。
「あれ、照れてるだけなんです。だから気にするなよ、少年」
スッと差し向ける右手。若菜もサムと握手をしたかった。サムはきょとんとそれを見つめ、困ったようにはにかんでから、若菜の手を優しく取る。
「若菜は、ヨッシーと友達?」
「いいえ、ただのファンです」
「ヨッシーのファン?」
「はいっ。私もヨッシーさんに救われましたから」
「そうなんだ。『良二』は?」
「あ、ダメですよ、柳田さんを名前で呼んだら怒られます。だから……あ、そだ。耳貸してください」
握手の手を放し、サムの左耳にひとつの名詞を告げる若菜。
「わかった。『リョーちん』だね」
「ハア?!」
無垢に呼ぶのは良二の『あだ名』。それは隣の花屋の店長が呼んでいた「リョーちゃん」と酷似していて。
若菜は「リョーちゃん」と教えたものの、サムは発音に失敗。ゆえの「リョーちん」で、若菜と善一は「ブフッ」と地面へ向かって吹き出した。
「おいテメ、なに吹き込んでやがる!」
ソファから立ち上がる良二。しゃがんだ体を折り曲げてふるふると笑う若菜。
「クッフフフいいじゃないですか、別に。どのみち『名前で呼ぶな』って怒るの、柳田さんじゃないですかプスススス」
「愛称で呼ぶのを始めると、仲良くなれるよ」
サムの一言に良二は頬を真っ赤に染め上げ、ギロリと善一を睨み付ける。
「おい、愛称うんたらはテメーの入れ知恵だな。ただちにやめさせろっ」
「くっくくく……そうだけど、ブッ! かわいいじゃん『リョーちん』! 中学のときの二つ名みたいでぶはははっ、サムGood Job!」
胃の辺りを抱えて体をくの字に曲げる善一。「もう限界」と楽しげに目を細めている。
「クソ! 笑ってんじゃねぇ!」
0
あなたにおすすめの小説
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
そのほかに外伝も綴りました。
つまらなかった乙女ゲームに転生しちゃったので、サクッと終わらすことにしました
蒼羽咲
ファンタジー
つまらなかった乙女ゲームに転生⁈
絵に惚れ込み、一目惚れキャラのためにハードまで買ったが内容が超つまらなかった残念な乙女ゲームに転生してしまった。
絵は超好みだ。内容はご都合主義の聖女なお花畑主人公。攻略イケメンも顔は良いがちょろい対象ばかり。てこたぁ逆にめちゃくちゃ住み心地のいい場所になるのでは⁈と気づき、テンションが一気に上がる!!
聖女など面倒な事はする気はない!サクッと攻略終わらせてぐーたら生活をGETするぞ!
ご都合主義ならチョロい!と、野望を胸に動き出す!!
+++++
・重複投稿・土曜配信 (たま~に水曜…不定期更新)
転生令嬢はやんちゃする
ナギ
恋愛
【完結しました!】
猫を助けてぐしゃっといって。
そして私はどこぞのファンタジー世界の令嬢でした。
木登り落下事件から蘇えった前世の記憶。
でも私は私、まいぺぇす。
2017年5月18日 完結しました。
わぁいながい!
お付き合いいただきありがとうございました!
でもまだちょっとばかり、与太話でおまけを書くと思います。
いえ、やっぱりちょっとじゃないかもしれない。
【感謝】
感想ありがとうございます!
楽しんでいただけてたんだなぁとほっこり。
完結後に頂いた感想は、全部ネタバリ有りにさせていただいてます。
与太話、中身なくて、楽しい。
最近息子ちゃんをいじってます。
息子ちゃん編は、まとめてちゃんと書くことにしました。
が、大まかな、美味しいとこどりの流れはこちらにひとまず。
ひとくぎりがつくまでは。
追放聖女だってお茶したい!─セカンドライフはティーサロン経営を志望中─
石田空
ファンタジー
「ミーナ今までありがとう。聖女の座を降りてもらおう」
貴族の利権関係が原因でいきなり聖女をクビになった庶民出身のミーナ。その上あてがわれた婚約者のルカは甘味嫌いで食の趣味が合わない。
「嫌! 人の横暴に付き合うのはもうこりごり! 私は逃げます!」
かくしてミーナは神殿から脱走し、ティーサロン経営のために奔走しはじめた。
ときどき舞い込んでくるトラブル。
慌ててミーナを探しているルカ。
果たしてミーナは理想のセカンドライフを歩めるのか。
甘いお菓子とお茶。そしてちょっとの恋模様。
*サイトより転載になります。
27歳女子が婚活してみたけど何か質問ある?
藍沢咲良
恋愛
一色唯(Ishiki Yui )、最近ちょっと苛々しがちの27歳。
結婚適齢期だなんて言葉、誰が作った?彼氏がいなきゃ寂しい女確定なの?
もう、みんな、うるさい!
私は私。好きに生きさせてよね。
この世のしがらみというものは、20代後半女子であっても放っておいてはくれないものだ。
彼氏なんていなくても。結婚なんてしてなくても。楽しければいいじゃない。仕事が楽しくて趣味も充実してればそれで私の人生は満足だった。
私の人生に彩りをくれる、その人。
その人に、私はどうやら巡り合わないといけないらしい。
⭐︎素敵な表紙は仲良しの漫画家さんに描いて頂きました。著作権保護の為、無断転載はご遠慮ください。
⭐︎この作品はエブリスタでも投稿しています。
二百年の眠り姫は、五人の薔薇騎士と龍に溺愛される
七海美桜
恋愛
旧タイトル:五人のイケメン薔薇騎士団団長に溺愛されて200年の眠りから覚めた聖女王女は困惑するばかりです!
フーゲンベルク大陸で、長く大陸の大半を治めていたバッハシュタイン王国で、最後の古龍への生贄となった第三王女のヴェンデルガルト。しかしそれ以降古龍が亡くなり王国は滅びバルシュミーデ皇国の治世になり二百年後。封印されていたヴェンデルガルトが目覚めると、魔法は滅びた世で「治癒魔法」を使えるのは彼女だけ。亡き王国の王女という事で城に客人として滞在する事になるのだが、治癒魔法を使える上「金髪」である事から「黄金の魔女」と恐れられてしまう。しかしそんな中。五人の美青年騎士団長たちに溺愛されて、愛され過ぎて困惑する毎日。彼女を生涯の伴侶として愛する古龍・コンスタンティンは生まれ変わり彼女と出逢う事が出来るのか。龍と薔薇に愛されたヴェンデルガルトは、誰と結ばれるのか。
この作品は、小説家になろうにも掲載しています。
【完結】ふたつ星、輝いて 〜あやし兄弟と町娘の江戸捕物抄〜
上杉
歴史・時代
■歴史小説大賞奨励賞受賞しました!■
おりんは江戸のとある武家屋敷で下女として働く14歳の少女。ある日、突然屋敷で母の急死を告げられ、自分が花街へ売られることを知った彼女はその場から逃げだした。
母は殺されたのかもしれない――そんな絶望のどん底にいたおりんに声をかけたのは、奉行所で同心として働く有島惣次郎だった。
今も刺客の手が迫る彼女を守るため、彼の屋敷で住み込みで働くことが決まる。そこで彼の兄――有島清之進とともに生活を始めるのだが、病弱という噂とはかけ離れた腕っぷしのよさに、おりんは驚きを隠せない。
そうしてともに生活しながら少しづつ心を開いていった――その矢先のことだった。
母の命を奪った犯人が発覚すると同時に、何故か兄清之進に凶刃が迫り――。
とある秘密を抱えた兄弟と町娘おりんの紡ぐ江戸捕物抄です!お楽しみください!
※フィクションです。
※周辺の歴史事件などは、史実を踏んでいます。
皆さまご評価頂きありがとうございました。大変嬉しいです!
今後も精進してまいります!
イケメンエリートは愛妻の下僕になりたがる(イケメンエリートシリーズ第四弾)
便葉
恋愛
国内有数の豪華複合オフィスビルの27階にある
IT関連会社“EARTHonCIRCLE”略して“EOC”
謎多き噂の飛び交う外資系一流企業
日本内外のイケメンエリートが
集まる男のみの会社
そのイケメンエリート軍団のキャップ的存在
唯一の既婚者、中山トオルの意外なお話
中山加恋(20歳)
二十歳でトオルの妻になる
何不自由ない新婚生活だが若さゆえ好奇心旺盛
中山トオル(32歳)
17歳の加恋に一目ぼれ
加恋の二十歳の誕生日に強引に結婚する
加恋を愛し過ぎるあまりたまに壊れる
会社では群を抜くほどの超エリートが、
愛してやまない加恋ちゃんに
振り回されたり落ち込まされたり…
そんなイケメンエリートの
ちょっと切なくて笑えるお話
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる