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LUCK
1-5 could you at secret to search
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三人がけソファに、事務机側からサム、善一、エニーと座らせ、対面右側の一人がけソファに良二が座って四〇秒後。
「はい、柳田さん」
タン、とセンターテーブルの上に置かれたのは、缶コーヒー一本。若菜が飲むと渋面必至のブラックコーヒーを、良二は長年好んでいる。良二専用のそれは、常に五本が若菜によって冷蔵庫にストックされるように好転した。
「YOSSYさん、マジでココアにしますか?」
「うん、できれば」
「じゃあやっぱ買ってこないと無いので、下のコンビニ行ってきます。それでもいいですか?」
「いや」
否定を挟んだのは良二。横目で若菜へ告げる。
「駅前のスーパー行け。あっちのが安いしデケェの売ってる。得だ」
「え、けど……」
歩いて片道一〇分少しかかりますよ、と出かけたところで、良二のまなざしに言葉を紡げなくなる。
この眼は依頼を聞くときの眼だな──若菜はぼんやりと覚って、「わかりました」と目蓋を伏せた。
「サムエニも行きませんか」
くるり、若菜は善一の両脇の双子を向く。きょとんな三人を見て、若菜はクスッと胸の内で笑う。
「飲み物の他に、柳田さんが甘いの買っていいって言ってます」
「おい、ンなこと言ってねぇぞ」
「初対面一〇分の私と出かけるのイヤかもしれないけど、依頼の話は一対一が決まりなんですよ」
若菜が歪に笑む。精一杯の『優しい』笑顔だったが、ただの『悪巧み』に見えてしまう。
「ヨッシー?」
サムがくるりと善一を見上げる。善一から離れてしまうことが不安なのか、出掛けてもいいかという了承のためか──やがて「どちらもだろうなぁ」と取った善一は、「うん」とひとつ頷いた。
「Signorinaに着いていってごらん。プリンとかロールケーキとか買ってもらったらいいよ」
「プリン……?」
顔を上げるエニー。
「うんうんっ。二人が選んでおいで。ちなみに俺のは、生クリーム乗ってるやつね」
「おい、テメーの分はねぇぞ」
「あとで払えばいいんだろ? ケチケチ良二」
「ンなっ、テメー」
「わかったよ、ヨッシー」
火花が散りそうだと予測したサムは、手前で割り込んで鎮火。ポンとソファを降り、エニーの前へ寄る。
「行ってみよ、エニー」
「…………」
ジャケットの裾を頑なに離そうとしないエニーの頭を、そっと撫でる善一。言語を英語に変え、エニーに聴こえるだけのボリュームで諭し始める。
「サムと手を繋いでいたら、なにも怖くはないよ、エニー」
「ほ、ほんと……?」
「ホントさ。あ、お守りにこれ持っていく?」
そっと引き抜いた、ゴールドのタイピン。エニーに握らせ、素の笑みを向ける。
「金色には、恐れと歓びという、表裏一体の大きなの意味がある。真ん中のアメジスト、これは紫だよね。紫は変容」
「恐れ、歓び……変容?」
「今から向かう旅路がどんなに怖いと思うものでも、一歩を踏み出せたエニーだけが、必ずそれをよろこびに変革できる。俺の見立てと、お祈りを込めて」
「歓び、に……」
大きな瞳をゆらり潤ませて、エニーはタイピンを見つめた。
やがて掴んでいた裾を離し、ポンとソファを降りて、サムの左腕に絡まるようにしがみつく。
「怖いと思う、ものでも、一歩を踏み出せた、アタシだけ、必ず歓びに、変革できる」
なぞったエニーを見て、サムは若菜へ近付いた。
「若菜、行く」
「ん。楽しく行きましょっか」
にんまり、若菜が目尻を細めれば、その後ろをサムとエニーが小さな歩幅で着いてくる。若菜が止まれば、その三歩後ろで立ち止まる。「可愛い……」と顔面を覆う若菜。
「じゃ、頼んだよ。Signorina」
「あい! 任されましたっ」
バタン、閉まりきるアルミ扉。
階段を降りていく三人分の足音を聞き送ると、やがて良二は胸元からよれたタバコを一本取り出した。
「でェ?」
マッチをジャッと擦り、点火し、ふかす。紫煙が揺らめき、立ち上ぼり、その奥の薄い灰青色サングラスをジリリと睨んだ良二。
「駅前から俺を追い回して、大事な大事なガキども追い出してまで依頼しなきゃなんねぇことって、何だ」
「あー、うん」
細長い足を高く組んだ良二は、ソファの肘かけに左腕で頬杖をついて顎を上げた。
一方で善一は体勢を前のめりに、眼光は相変わらずまっすぐに刺さるようなものを良二へ向ける。
「人捜ししてくんね?」
言葉の端が、素の善一であることを匂わす。良二は目頭を細めた。
「人捜しィ?」
「そ。簡単だろ?」
「サムエニにゃ知られちゃなんねぇ奴かよ」
「うん。『二人のために必要な人』を捜してもらいたいからな。サプライズにしたい」
「へっ。いっつもそれだな、テメー」
「いいだろ? 好きなんだ、サプライズ」
背もたれに寄りかかり、満面の笑みに切り替わる善一。タバコをひと吸いした良二は、それを見まいと視線を落とした。すぐに溜め息のように吐き出して、タバコの先端がポロリと灰を落としたくてウズウズする様子を、黙って観察する。
「……ったく」
これ以上はゆっくり一服も出来なさそうだな──左腕手の指の間のそれを、アルミの灰皿へねじねじとして消す良二。
センターテーブル上に用意しておいた新しいA4紙を、普段胸ポケットに刺しているボールペンの先でコンコン小突く。善一はそれを見てにーっこりと笑み、口を開いた。
「女の子なんだけどさァ。ぜひともデザイナーになってもらいたくて。専属で」
「で……せ」
「…………」
「はぁ?!」
巨大なハテナを打ち返す良二。薄い灰青の奥を弧に曲げる善一。
「なぁ。テメーの口からは、二次関数グラフばりの放物線案件しか出せねぇようになってんのか?」
「そもそも『二次関数グラフ』がわかんねぇや」
「いや、二次関数のがまだ法則性があって簡単だな」
善一は「まぁそれはそうと」と、細長い右足を高く組んだ。
「サムとエニーが、一緒にステージやりたいって言ってくれたんだ」
「あ?」
「その礼がしたい。二人に、極上の感謝を届けたい」
「…………」
「そもそも納得できる衣装もなかなか無かったし、『OliccoDEoliccO®️』が他のブランドを着られちゃ困るって言うからな」
「着んの、テメーじゃねぇのにか」
「どうしたって、ゆくゆく二人にはYOSSY the CLOWNが付いて回るだろ? 『YOSSY the CLOWNの子ども』って言われるだけでも、『僕』のイメージが先行する。そこに他社ブランドを纏った子どもが出てたんじゃあおかしい、って話でさ」
「だァら無名のデザイナーを、っつー話か」
「フフ、ご明察」
「しかも。テメーがそんじょそこらのテキトウな探偵じゃなくて、絶っっ対に他言しねぇ俺様を選んでるってとこが、またムカつくじゃねぇの」
「だからって『テキトウな探偵』に頼んだら、良二もっと怒るだろ?」
舞い降りる沈黙。良二はタンタンタンと貧乏ゆすりをした。
「上等だコラ。話聞かせろや」
不穏に口角が上がる良二。その眼はヒクつき、ペンを握る手に力がこもる。
「そう言ってくれるって信じてた」
妖艶に笑む善一。薄い灰青色レンズが鈍く光を跳ね返した。
「はい、柳田さん」
タン、とセンターテーブルの上に置かれたのは、缶コーヒー一本。若菜が飲むと渋面必至のブラックコーヒーを、良二は長年好んでいる。良二専用のそれは、常に五本が若菜によって冷蔵庫にストックされるように好転した。
「YOSSYさん、マジでココアにしますか?」
「うん、できれば」
「じゃあやっぱ買ってこないと無いので、下のコンビニ行ってきます。それでもいいですか?」
「いや」
否定を挟んだのは良二。横目で若菜へ告げる。
「駅前のスーパー行け。あっちのが安いしデケェの売ってる。得だ」
「え、けど……」
歩いて片道一〇分少しかかりますよ、と出かけたところで、良二のまなざしに言葉を紡げなくなる。
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「サムエニも行きませんか」
くるり、若菜は善一の両脇の双子を向く。きょとんな三人を見て、若菜はクスッと胸の内で笑う。
「飲み物の他に、柳田さんが甘いの買っていいって言ってます」
「おい、ンなこと言ってねぇぞ」
「初対面一〇分の私と出かけるのイヤかもしれないけど、依頼の話は一対一が決まりなんですよ」
若菜が歪に笑む。精一杯の『優しい』笑顔だったが、ただの『悪巧み』に見えてしまう。
「ヨッシー?」
サムがくるりと善一を見上げる。善一から離れてしまうことが不安なのか、出掛けてもいいかという了承のためか──やがて「どちらもだろうなぁ」と取った善一は、「うん」とひとつ頷いた。
「Signorinaに着いていってごらん。プリンとかロールケーキとか買ってもらったらいいよ」
「プリン……?」
顔を上げるエニー。
「うんうんっ。二人が選んでおいで。ちなみに俺のは、生クリーム乗ってるやつね」
「おい、テメーの分はねぇぞ」
「あとで払えばいいんだろ? ケチケチ良二」
「ンなっ、テメー」
「わかったよ、ヨッシー」
火花が散りそうだと予測したサムは、手前で割り込んで鎮火。ポンとソファを降り、エニーの前へ寄る。
「行ってみよ、エニー」
「…………」
ジャケットの裾を頑なに離そうとしないエニーの頭を、そっと撫でる善一。言語を英語に変え、エニーに聴こえるだけのボリュームで諭し始める。
「サムと手を繋いでいたら、なにも怖くはないよ、エニー」
「ほ、ほんと……?」
「ホントさ。あ、お守りにこれ持っていく?」
そっと引き抜いた、ゴールドのタイピン。エニーに握らせ、素の笑みを向ける。
「金色には、恐れと歓びという、表裏一体の大きなの意味がある。真ん中のアメジスト、これは紫だよね。紫は変容」
「恐れ、歓び……変容?」
「今から向かう旅路がどんなに怖いと思うものでも、一歩を踏み出せたエニーだけが、必ずそれをよろこびに変革できる。俺の見立てと、お祈りを込めて」
「歓び、に……」
大きな瞳をゆらり潤ませて、エニーはタイピンを見つめた。
やがて掴んでいた裾を離し、ポンとソファを降りて、サムの左腕に絡まるようにしがみつく。
「怖いと思う、ものでも、一歩を踏み出せた、アタシだけ、必ず歓びに、変革できる」
なぞったエニーを見て、サムは若菜へ近付いた。
「若菜、行く」
「ん。楽しく行きましょっか」
にんまり、若菜が目尻を細めれば、その後ろをサムとエニーが小さな歩幅で着いてくる。若菜が止まれば、その三歩後ろで立ち止まる。「可愛い……」と顔面を覆う若菜。
「じゃ、頼んだよ。Signorina」
「あい! 任されましたっ」
バタン、閉まりきるアルミ扉。
階段を降りていく三人分の足音を聞き送ると、やがて良二は胸元からよれたタバコを一本取り出した。
「でェ?」
マッチをジャッと擦り、点火し、ふかす。紫煙が揺らめき、立ち上ぼり、その奥の薄い灰青色サングラスをジリリと睨んだ良二。
「駅前から俺を追い回して、大事な大事なガキども追い出してまで依頼しなきゃなんねぇことって、何だ」
「あー、うん」
細長い足を高く組んだ良二は、ソファの肘かけに左腕で頬杖をついて顎を上げた。
一方で善一は体勢を前のめりに、眼光は相変わらずまっすぐに刺さるようなものを良二へ向ける。
「人捜ししてくんね?」
言葉の端が、素の善一であることを匂わす。良二は目頭を細めた。
「人捜しィ?」
「そ。簡単だろ?」
「サムエニにゃ知られちゃなんねぇ奴かよ」
「うん。『二人のために必要な人』を捜してもらいたいからな。サプライズにしたい」
「へっ。いっつもそれだな、テメー」
「いいだろ? 好きなんだ、サプライズ」
背もたれに寄りかかり、満面の笑みに切り替わる善一。タバコをひと吸いした良二は、それを見まいと視線を落とした。すぐに溜め息のように吐き出して、タバコの先端がポロリと灰を落としたくてウズウズする様子を、黙って観察する。
「……ったく」
これ以上はゆっくり一服も出来なさそうだな──左腕手の指の間のそれを、アルミの灰皿へねじねじとして消す良二。
センターテーブル上に用意しておいた新しいA4紙を、普段胸ポケットに刺しているボールペンの先でコンコン小突く。善一はそれを見てにーっこりと笑み、口を開いた。
「女の子なんだけどさァ。ぜひともデザイナーになってもらいたくて。専属で」
「で……せ」
「…………」
「はぁ?!」
巨大なハテナを打ち返す良二。薄い灰青の奥を弧に曲げる善一。
「なぁ。テメーの口からは、二次関数グラフばりの放物線案件しか出せねぇようになってんのか?」
「そもそも『二次関数グラフ』がわかんねぇや」
「いや、二次関数のがまだ法則性があって簡単だな」
善一は「まぁそれはそうと」と、細長い右足を高く組んだ。
「サムとエニーが、一緒にステージやりたいって言ってくれたんだ」
「あ?」
「その礼がしたい。二人に、極上の感謝を届けたい」
「…………」
「そもそも納得できる衣装もなかなか無かったし、『OliccoDEoliccO®️』が他のブランドを着られちゃ困るって言うからな」
「着んの、テメーじゃねぇのにか」
「どうしたって、ゆくゆく二人にはYOSSY the CLOWNが付いて回るだろ? 『YOSSY the CLOWNの子ども』って言われるだけでも、『僕』のイメージが先行する。そこに他社ブランドを纏った子どもが出てたんじゃあおかしい、って話でさ」
「だァら無名のデザイナーを、っつー話か」
「フフ、ご明察」
「しかも。テメーがそんじょそこらのテキトウな探偵じゃなくて、絶っっ対に他言しねぇ俺様を選んでるってとこが、またムカつくじゃねぇの」
「だからって『テキトウな探偵』に頼んだら、良二もっと怒るだろ?」
舞い降りる沈黙。良二はタンタンタンと貧乏ゆすりをした。
「上等だコラ。話聞かせろや」
不穏に口角が上がる良二。その眼はヒクつき、ペンを握る手に力がこもる。
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