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CLOSING act
ENCORE-2 C and LOVERS
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同時刻──日本上空。
「今の、着陸アナウンスだった?」
寝ぼけるような声色は、やけにとろみづいている。瞼を閉じたままのそんな彼へ、「そうですよ」と向けられる首肯。フスゥと深く息を吐き出し、腕を組み直す、彼。
「降下に入ったそうなので、あと三〇分で日本です」
「そっかー。はーあ、やっと帰国だ」
「お疲れさま」
優しく柔らかなその女声の方へ、自身の上半身を横倒しゆく彼。コテンと彼女の右肩へ、そのブルーアッシュに染めた頭を預けて。
「アイディア纏まった?」
「もうちょっと、かな」
カチャリ、彼女の持っていたチャーム付きのシャーペンが揺れる。
「高校生のときに描いたものを見返して、昔の自分からデザイン貰ったりしたんだけど、なんかあともう少しっていうか」
「まぁ、あの頃のデザインがまた芽を吹くいい機会かもしれないから」
「そうだねぇ。多分これ、家に帰らないと完成しないと思う。やっぱりわたし、双子に刺激を貰わないとダメ」
「なるほどね。刺激のし合いができることは幸せだ」
なでこなでこ、と彼女は自らの肩に寄りかかったままのブルーアッシュを撫で回す。
「今回のあなたの公演も、とんでもない影響力があったんだから」
「ホント?」
起き上がる頭、向けられる無垢の笑顔。
「ふふっ、ほんとです。一緒に廻ってくれてありがとう」
「いやいや。キミが頑張ってきたからこその、今回のミラノ出店だったんだから。こちらの方こそ、公演の機会を与えてくれてどうもありがとう」
ほわほわ、と丸い空気が漂って、染まって。
「やっぱ二人がいないと、なんとなく調子狂うな……」
「あはは。もうあと四〇分もないくらいで会えるから」
「え。空港に呼んだの?」
「あ。サプライズって言われてたんだった! あぁーもうごめんなさい、今の忘れてー!」
顔面を覆う彼女は、耳を赤く染め俯いた。クスクスと傍らで笑む彼は、何重もの喜びに胸が踊る。
「いつまでもかわいいキミのために、びっくりしたフリでも頑張るかな」
「すぐバレちゃいますっ」
「ふはは、だろうね!」
「二人に膨れられちゃうよう」
「お土産だけじゃ機嫌取れないかな、くふふふ」
「もう! そんなに笑ってるんなら父の局からずっと声がかかってるテレビ出演の依頼、勝手に受けちゃいますからね」
「テレビ出演? 誰が?」
「YOSSY the CLOWNに来てるのを、わたしが何か月も断り続けてたの。あなたのこと自慢したくて仕方ないのよ、あの人。代わりにサムエニちゃんがわたしの実家に行って、父の接待と説得してくれたりしてるし」
申し訳なさ過ぎる、とそれぞれに頭を抱えて。
「……俺、帰国すぐのままご実家行くかな」
「ええ? 父と話すの?」
「そんな面倒がらなくたって」
ふふ、と笑む彼は、彼女の右手を握る。
「キミのご両親だけあって、話せばわかってくれる二人だ。それに、話してるうちに一回くらいはテレビに出てもいい気になるかもしれないし、わからないよ?」
「自分のことなのに他人事みたいに言って。嫌なことは嫌って言わないと、あの二人しつこいからね」
「アハハ、ありがと。承知いたしましたよ」
繋いだ右手に柔く口付ける彼。
「YOSSY the CLOWNを待ってる人は世界中に居るけど、善一さんは一人しか居ないんだからね。あんまり背負い込まないでね」
「ハイ。いつも傍に居て本当の俺だけを見ててくれて、感謝してます」
「感謝だけ?」
「えー、相変わらず上目遣いとかやっちゃうの? キミ」
「どうやら『いつまでもかわいい』らしいので、わたし」
「はー……俺の奥さんがいつまでも天使すぎて辛い」
♧
更に同時刻──日本 枝依西区。
「おい」
「はい」
「今日アイツら来んの、遅ぇんじゃねぇのか」
事務机から上がる低い声。編み物の手を止めた彼女がそちらへ目をやり、返答をする。
「あぁ、空港まで二人を迎えに行くらしいので、今日はこっち来ないですよ」
「あ? 帰国すんの今日か」
同時に壁掛け時計に視線を向ける二人。
「もうすぐじゃなかったかな。YOSSYさんへの取材陣を散らす目的で行ったらしいです、サムエニ」
「チッ。アブねぇことばっかやんなってそろそろガツっとやんねぇとダメだな」
よろよろと面倒そうに立ち上がり、赤茶けた頭髪をガシガシ掻き上げる彼。
「はいはい、かわいくてしゃーないんですねぇ。甥姪にも過保護発揮しちゃって」
「ンなこと一言も言ってねぇ」
「『叔父さんはツラいぜ』って言ってみてください」
「バァカ、マヌケ、不器用、まな板、三十路」
「ちょっと! 悪口ばっかってどーいうことですかっ」
勢い任せに立ち上がる彼女。まるで若手芸人のそれ。
「安心しろ、悪口じゃねー。事実だ」
「こンの……態度悪男! 口悪野郎! 昭和の耳かき!」
「おいコラ『昭和の耳かき』ってなんだ」
「ナリが耳かきみたいじゃないですか。頭ポワポワ柔らかぁーくて、躯体が棒みたいだし」
「ウルセェ、これでもくらえ」
擦ったマッチ。先端に火が点いている。それをブンと彼女へ向かって放る彼。
「ぎゃあ! だァから火の点いたマッチはダメだってば!」
しかし、見る陰もない点火済みマッチ。代わりに彼の左指先がつまみ持っていた物は、一輪の短い生花。
「か、カーネーション」
「バラだ、バカ」
「わっ、わかってますぅー!」
「雑なボケすんな」
「ぐっ」
耳を頬を首を染め、ズイッと向けられるバラを受け取る彼女。
「ホンっト花言葉好きですよね、柳田さん」
「ウルセー、照れ方がキモチワリィ」
「フ、フンーだ! ありがとうございますっ」
甘くかすかな舌打ちを向けられ、フイと彼は遠ざかろうとする。
「あっ、私からもこれ」
「あ?」
一枚の小さな正方形の折紙をヒラヒラとさせる彼女。半分、半分、と折っていき、右手に握り、息を吹きかけ。
「ダダーンッ」
掌を上向きに開き見せたのは、しかし折紙ではないもので。
「どうですか? 上手くなったっしょ?」
「まぁ、会得に一〇年かかってっけどな」
「いいんですっ、それが私なんですっ。はい、そんな私から柳田さんにあげます」
「ハァ? シロツメクサなんてそこらじゅうに咲いてんだろ」
「あーもう、そっちじゃないですよ、相変わらず察し悪いですね。私がホントにあげたいのは──」
四つの葉のクローバーの、それぞれのメッセージです。
【緞帳】
「今の、着陸アナウンスだった?」
寝ぼけるような声色は、やけにとろみづいている。瞼を閉じたままのそんな彼へ、「そうですよ」と向けられる首肯。フスゥと深く息を吐き出し、腕を組み直す、彼。
「降下に入ったそうなので、あと三〇分で日本です」
「そっかー。はーあ、やっと帰国だ」
「お疲れさま」
優しく柔らかなその女声の方へ、自身の上半身を横倒しゆく彼。コテンと彼女の右肩へ、そのブルーアッシュに染めた頭を預けて。
「アイディア纏まった?」
「もうちょっと、かな」
カチャリ、彼女の持っていたチャーム付きのシャーペンが揺れる。
「高校生のときに描いたものを見返して、昔の自分からデザイン貰ったりしたんだけど、なんかあともう少しっていうか」
「まぁ、あの頃のデザインがまた芽を吹くいい機会かもしれないから」
「そうだねぇ。多分これ、家に帰らないと完成しないと思う。やっぱりわたし、双子に刺激を貰わないとダメ」
「なるほどね。刺激のし合いができることは幸せだ」
なでこなでこ、と彼女は自らの肩に寄りかかったままのブルーアッシュを撫で回す。
「今回のあなたの公演も、とんでもない影響力があったんだから」
「ホント?」
起き上がる頭、向けられる無垢の笑顔。
「ふふっ、ほんとです。一緒に廻ってくれてありがとう」
「いやいや。キミが頑張ってきたからこその、今回のミラノ出店だったんだから。こちらの方こそ、公演の機会を与えてくれてどうもありがとう」
ほわほわ、と丸い空気が漂って、染まって。
「やっぱ二人がいないと、なんとなく調子狂うな……」
「あはは。もうあと四〇分もないくらいで会えるから」
「え。空港に呼んだの?」
「あ。サプライズって言われてたんだった! あぁーもうごめんなさい、今の忘れてー!」
顔面を覆う彼女は、耳を赤く染め俯いた。クスクスと傍らで笑む彼は、何重もの喜びに胸が踊る。
「いつまでもかわいいキミのために、びっくりしたフリでも頑張るかな」
「すぐバレちゃいますっ」
「ふはは、だろうね!」
「二人に膨れられちゃうよう」
「お土産だけじゃ機嫌取れないかな、くふふふ」
「もう! そんなに笑ってるんなら父の局からずっと声がかかってるテレビ出演の依頼、勝手に受けちゃいますからね」
「テレビ出演? 誰が?」
「YOSSY the CLOWNに来てるのを、わたしが何か月も断り続けてたの。あなたのこと自慢したくて仕方ないのよ、あの人。代わりにサムエニちゃんがわたしの実家に行って、父の接待と説得してくれたりしてるし」
申し訳なさ過ぎる、とそれぞれに頭を抱えて。
「……俺、帰国すぐのままご実家行くかな」
「ええ? 父と話すの?」
「そんな面倒がらなくたって」
ふふ、と笑む彼は、彼女の右手を握る。
「キミのご両親だけあって、話せばわかってくれる二人だ。それに、話してるうちに一回くらいはテレビに出てもいい気になるかもしれないし、わからないよ?」
「自分のことなのに他人事みたいに言って。嫌なことは嫌って言わないと、あの二人しつこいからね」
「アハハ、ありがと。承知いたしましたよ」
繋いだ右手に柔く口付ける彼。
「YOSSY the CLOWNを待ってる人は世界中に居るけど、善一さんは一人しか居ないんだからね。あんまり背負い込まないでね」
「ハイ。いつも傍に居て本当の俺だけを見ててくれて、感謝してます」
「感謝だけ?」
「えー、相変わらず上目遣いとかやっちゃうの? キミ」
「どうやら『いつまでもかわいい』らしいので、わたし」
「はー……俺の奥さんがいつまでも天使すぎて辛い」
♧
更に同時刻──日本 枝依西区。
「おい」
「はい」
「今日アイツら来んの、遅ぇんじゃねぇのか」
事務机から上がる低い声。編み物の手を止めた彼女がそちらへ目をやり、返答をする。
「あぁ、空港まで二人を迎えに行くらしいので、今日はこっち来ないですよ」
「あ? 帰国すんの今日か」
同時に壁掛け時計に視線を向ける二人。
「もうすぐじゃなかったかな。YOSSYさんへの取材陣を散らす目的で行ったらしいです、サムエニ」
「チッ。アブねぇことばっかやんなってそろそろガツっとやんねぇとダメだな」
よろよろと面倒そうに立ち上がり、赤茶けた頭髪をガシガシ掻き上げる彼。
「はいはい、かわいくてしゃーないんですねぇ。甥姪にも過保護発揮しちゃって」
「ンなこと一言も言ってねぇ」
「『叔父さんはツラいぜ』って言ってみてください」
「バァカ、マヌケ、不器用、まな板、三十路」
「ちょっと! 悪口ばっかってどーいうことですかっ」
勢い任せに立ち上がる彼女。まるで若手芸人のそれ。
「安心しろ、悪口じゃねー。事実だ」
「こンの……態度悪男! 口悪野郎! 昭和の耳かき!」
「おいコラ『昭和の耳かき』ってなんだ」
「ナリが耳かきみたいじゃないですか。頭ポワポワ柔らかぁーくて、躯体が棒みたいだし」
「ウルセェ、これでもくらえ」
擦ったマッチ。先端に火が点いている。それをブンと彼女へ向かって放る彼。
「ぎゃあ! だァから火の点いたマッチはダメだってば!」
しかし、見る陰もない点火済みマッチ。代わりに彼の左指先がつまみ持っていた物は、一輪の短い生花。
「か、カーネーション」
「バラだ、バカ」
「わっ、わかってますぅー!」
「雑なボケすんな」
「ぐっ」
耳を頬を首を染め、ズイッと向けられるバラを受け取る彼女。
「ホンっト花言葉好きですよね、柳田さん」
「ウルセー、照れ方がキモチワリィ」
「フ、フンーだ! ありがとうございますっ」
甘くかすかな舌打ちを向けられ、フイと彼は遠ざかろうとする。
「あっ、私からもこれ」
「あ?」
一枚の小さな正方形の折紙をヒラヒラとさせる彼女。半分、半分、と折っていき、右手に握り、息を吹きかけ。
「ダダーンッ」
掌を上向きに開き見せたのは、しかし折紙ではないもので。
「どうですか? 上手くなったっしょ?」
「まぁ、会得に一〇年かかってっけどな」
「いいんですっ、それが私なんですっ。はい、そんな私から柳田さんにあげます」
「ハァ? シロツメクサなんてそこらじゅうに咲いてんだろ」
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