59 / 182
第二章 蹉跌の涙と君の体温
第6話 たとえ嘯かれていたとしても
しおりを挟む「ノウトなわけ、ないじゃないですかっ……!!」
怒号が辺りに鳴り響く。
周囲の目なんて構わない。自分の意見を伝えているだけだ。ノウトがこれを起こしたなんて、私は信じられないし、信じない。
「いいか、これは事実だ」
ぼさぼさした髪の男、ダーシュが端的に反論する。
「あいつの容姿は紛うことなき魔人の姿だった」
ダーシュの言葉にミカエルが補足する。彼曰く、ノウトには黒い翼があり、腕や顔、足の所々にも黒い羽根が生えていた。そして、リアを人質にして空へ飛び、逃げて行ったと。
「そんな……嘘、ですよ……。ノウトがそんなことするわけ────」
「残念ながらフウカちゃん、これは本当だよ。僕らは全員彼の姿を、そして彼がリアを連れて行った所を見たんだから」
フウカの言葉を白髪の少年、ミカエルが否定した。
「じゃ、じゃあっ、ノウトがこの災害を起こした所は……見たんですかっ?」
「それは──……」
ミカエルは言葉を濁した。すると、その隣に立っていたスクードが前に歩み出た。
「見てないけど、ノウトは言ったんすよ。『俺がやった』って。それにあいつは笑ってたんだ、瓦礫の上で」
その言葉は彼本来の温厚なものでなく、炎のような激しい怒りが感じられた。
彼は、いや、彼らのパーティはマシロとカンナを失った。隣の部屋にいた彼女達は瓦礫に潰されていたのだ。
その光景が信じられなくて、私は倒れてしまった。情けない話だ、と我ながら思ってしまう。彼らが怒りで溢れているのもわかる。かれらだけではないのだ。
私達も同様に、仲間を失った。
圧倒的な力を持った勇者も無敵ではない。
寝込みを襲われたら誰だって勝てない。
レン。
彼のことを見つけることは叶わなかった。
そして、〈エムブレム〉が彼の存在を否定している。〈エムブレム〉の五芒星、その一欠片が暗く染っているのだ。
レンは、死んでしまったのだろう。死体がなくとも察することが出来た。
私とシャルロットはわんわんと泣いた。これでもかという程に泣いた。なにせ、レンに加えてリアとノウトも居なくなってしまったのだ。しかもノウトは魔人だと言われ、リアはノウトに連れ去られたという話になっている。
これを目撃したと言っているのはエヴァ、ミカエル、スクード、ジル、ダーシュ、ニコ。少なくとも六人が、ノウトが魔人のような見た目をしていたと証言している。
彼らが見たと言っているのだ。見間違いということはないのだろう。
だが───
「……魔人を一度も見たことがないのに、よくノウトを魔人だって、言えますね……」
私はこの行き場のない怒りをノウトを貶す相手に向けていた。やるせないという感情に思考が支配される。
「魔人は見たことねえよ。魔人領に行ったことがないから当たり前だろ。でもあれは確実に敵だった。そう、俺らが殺すべき魔人そのものだ」ダーシュは吐き捨てるように言った。
「俺らはあいつを殺して、魔皇も殺す。お前らはどうする? リアとかいうやつを取り返したくないのか? ローレンスの仇を取りたくないのか?」
「そ……れは────」
リアに会いたい。
レンの仇も取りたくないと言ったら嘘になる。
でも、それと同じくらいノウトにも会いたかった。彼に会って話をしたかった。
自分の能力が『触れたものを殺す能力』と私達のことを信じて正直に言ってくれた彼のことを、一緒になってコリーの生を尊重した彼のことを、共に笑いあった彼のことを。
私は信じたいのだ。信じたくて仕方が無いのだ。
私は頭があまり良くない。目覚める以前の記憶がなくてもそれはわかる。
そんな私でも彼がこの災害を起こしたことを信じられるほど、バカではない。彼と一緒にいたのはたった3日程度だ。それだけでもノウトが良い人だということは分かった。
ノウトが私達を騙していたとは到底考えられない。
そうだ。ノウトが大災害を起こしたのは何かの間違いだ。そうに違いない。
「私はノウトを殺すなんて、出来ません」
私の言葉にダーシュがふん、とぞんざいに受け流した。
「……まぁいい。邪魔だけはするな。あとノウトの情報をくれ。それだけでいい。あいつが何の〈神技〉を持ってたか教えろ」
彼はぼさぼさ髪の隙間から見える鋭い眼光でフウカを見た。彼らにノウトのことを少しでも言ったらノウトが殺される確率は高くなってしまう。
「───教えられないです」
私がそう言うとダーシュは無言で刃を展開し、私の喉元に突きつけた。
「……私は、……ノウトを信じているので教えられません」
「言わないなら……このまま殺すぞ」
たらーっと血が首筋を垂れるのが分かる。刃が首に食い込んでる。彼はこのまま私を殺す気だ。殺意の篭もった眼光に睨まれている。このまま死んじゃっても、いいかな。なんか、もうどうでもいい、かもしれない。ノウトのことを言うなら、死んだ方がマシなの、かも。
すると、ミカエルが中に浮かぶ刃に触れて、それを消し去った。
「ダーシュ、駄目だよ。それじゃ、ノウトとやってることが同じだ」
ミカエルがダーシュの肩を掴むが、それをダーシュが無言で振り払った。彼の怒りは見ただけでわかる。彼もまた仲間を失った。パトリツィアだ。私は泣いて、泣き喚いた。
他のパーティだからとかそんなものはない。私達の心にはぽっかりと穴が空いてしまったようだった。つらい。つらいけど、どうしようも出来ない。このつらさを消し去るには、どうしたら、いいんだろう。
ミカエルのパーティのエヴァは会話ができないほどに暗然としている。以前の元気だった彼女はもう居ない。
私も例外ではなく怒っている。非常に怒っている。でも、それ以上に虚無感が勝っていた。時が戻ることはない。
空虚な何かが心を埋めつくしている。
ダーシュは舌打ちをしてから、そのままフウカに背を向けて歩いていってしまった。
ミカエルは遣る瀬無いような顔をして、会釈をしてからその場を去っていった。スクードはこちらをひと睨みしてミカエルの後を追った。
彼らが完全に去ったのを見送ったあと、自然と大きなため息が口から零れた。
見渡せば、かつて建物だった残骸が其処彼処に広がっている。
だが、恐ろしいのは人の死体が見当たらないことだ。血が飛び散ったり、血痕が残っていたりはしているが、その元となる人の死体がどこにもないのだ。テオやマシロ、パトリツィア、カンナの死体もいつの間にか消えていた。
この街には今、私達勇者しかいない。
フウカは振り返ってシャルロットの元へと向かった。5時間ほど前からシャルロットは横になって随分と魘されていた。ベッドの慣れ果てみたいなものの上で寝かせているが、この調子ではどうすればいいかなんて全く分からない。
簡易的な天幕の中に布をくぐって入る。
「フウカ……」
「シャル、起きたんですね」
見ると、シャルロットがベッドに腰をかけて座っているのが分かった。
「………他のパーティの人と話してたの?」
「そうです。……それが、ノウトがこの災害を起こしたということになっていて」
「………そう」
シャルロットは虚ろな双眸でこちらを見ていた。無気力で何もしたくないといった様相だ。
私は無力だ。
シャルロットを支えてあげることも、励ましてあげることも出来ない。どんな言葉をかけても心の傷が癒えることはないだろう。
ここにはノウトもリアも、レンもいない。
胸がぎゅっ、と締め付けられる。
残された私達はどうすれば────
シャルロットの寝横たわっている寝台に顔を埋めて、目を閉じる。
目を閉じるのが怖い。真っ暗で一人になる気がするからだ。でも、今はその暗闇を受け入れるしかない。心も身体もズタボロで何かをする気力もない。
ゆっくりと、底の無いどろどろの沼のような、微睡みの中へと溶け込んでいく。
◇◇◇
「ねえ、フウカたちいる?」
天幕の外から聞こえる声に起こされた。どれくらい寝ていたのだろう。少しだけ目を瞑るつもりだったのに、大分時間が過ぎてしまっているようだ。既に夜の帳が降りていた。
この声はアイナのものだ。私はそれにすぐに反応し、口を開いた。
「いますよ」
「入っても、いいかな」
「もちろん」
「じゃあ、おじゃましまーす……」
そう言って天幕の布が持ち上げられて、アイナが入ってくる。
「どうしたのですか?」
私が聞くと、アイナは罰の悪そうな顔で、
「あんたたちは……これからどうするつもりなの?」
「私たちは────」
仲間を失った私たちがこれからすること。
それは────
「……ノウトとリアを、……探しに行きます」
毅然とした顔で言葉を放つ。
「ほ、ほんと!?」
アイナは私の手を掴んだ。その際に少しびっくりして身体を少しビクつかせてしまう。
「あ、ごめん、いきなり」
「いえ……。えっと、それで……どういう話ですか?」
「あ、あのね。私とヴェティとナナセもあんたんとこのノウトってやつを探そうって話になってるの」
「……探し出して、殺そうってことですか?」
私が冷たい口調でそう言うとアイナは大袈裟に首を振って、
「ちがうちがうちがう! 違うから、聞いて。あのね、私たちはノウトと会って話がしたいだけ」
「お言葉ですけど、あなた達もお仲間を二人失ったんですよね。だったら、この災害を起こしたのがノウトだってことになっている今、絶対に彼を恨んでるはずです。……そんな言葉、信じられません」
「……それなんだけど───。単刀直入に言うと、私たちはね、ノウトが犯人じゃないって知ってるの」
「…………はい?」
思わず自分の耳を疑ってしまった。この子は今、なんて言ったのだろう。私の聞き間違いじゃなければ、アイナはノウトが犯人ではないと────
「えっと、まぁ確信を得ているのはナナセだけで、私達はそれを信じてるだけなんだけど」
「ど、どういうことですか?」
アイナの言うことの意味が良く分からない。本当にどういうことだろう。どうしてナナセは、ノウトではないと確信を得ているのだろうか。
「じゃあ、ナナセも呼んでいい?」
私はシャルロットの方を一瞬見てから答えを出した。
「もちろん……いいですけど」
「ありがと。……ナナセ、入ってきていいって」
アイナが天幕の外に向かって声を出すと人影が二つ、中に入ってくるのが分かった。
ナナセという少年とヴェッタという少女だ。二人ともあまり話したことは無い。ナナセは頬を掻きながら、口を開いた。
「えっと……一応、ちゃんと話すのは初めてだよな? えっと、俺はナナセ。で、こっちが」
「ヴェッタ……」
ヴェッタという少女が言葉を発するのは初めて見た。私はそれに少しばかり驚いてしまった。
「初めに言うと、俺らはノウトに会いたい。それだけだ」
「なんで、そう思ってるんですか?」
「そう、だな~……」
ナナセはアイナと目配せをしてから、
「じゃあ、話すよ。俺の記憶について」
────────────────────────
〈風〉の勇者
名前:カザミ・フウカ
年齢:18歳
【〈神技〉一覧】
《風罪》:風を操る能力。
《旋颴》:渦巻き状の突風を巻き起こす派生能力。
《織颪》:上空から突風を吹き下ろす派生能力。
《疾颰》:風の速さで移動出来る能力。
────────────────────────
0
あなたにおすすめの小説
娘を返せ〜誘拐された娘を取り返すため、父は異世界に渡る
ほりとくち
ファンタジー
突然現れた魔法陣が、あの日娘を連れ去った。
異世界に誘拐されてしまったらしい娘を取り戻すため、父は自ら異世界へ渡ることを決意する。
一体誰が、何の目的で娘を連れ去ったのか。
娘とともに再び日本へ戻ることはできるのか。
そもそも父は、異世界へ足を運ぶことができるのか。
異世界召喚の秘密を知る謎多き少年。
娘を失ったショックで、精神が幼児化してしまった妻。
そして父にまったく懐かず、娘と母にだけ甘えるペットの黒猫。
3人と1匹の冒険が、今始まる。
※小説家になろうでも投稿しています
※フォロー・感想・いいね等頂けると歓喜します!
よろしくお願いします!
俺が死んでから始まる物語
石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていたポーター(荷物運び)のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもないことは自分でも解っていた。
だが、それでもセレスはパーティに残りたかったので土下座までしてリヒトに情けなくもしがみついた。
余りにしつこいセレスに頭に来たリヒトはつい剣の柄でセレスを殴った…そして、セレスは亡くなった。
そこからこの話は始まる。
セレスには誰にも言った事が無い『秘密』があり、その秘密のせいで、死ぬことは怖く無かった…死から始まるファンタジー此処に開幕
爺さんの異世界建国記 〜荒廃した異世界を農業で立て直していきます。いきなりの土作りはうまくいかない。
秋田ノ介
ファンタジー
88歳の爺さんが、異世界に転生して農業の知識を駆使して建国をする話。
異世界では、戦乱が絶えず、土地が荒廃し、人心は乱れ、国家が崩壊している。そんな世界を司る女神から、世界を救うように懇願される。爺は、耳が遠いせいで、村長になって村人が飢えないようにしてほしいと頼まれたと勘違いする。
その願いを叶えるために、農業で村人の飢えをなくすことを目標にして、生活していく。それが、次第に輪が広がり世界の人々に希望を与え始める。戦争で成人男性が極端に少ない世界で、13歳のロッシュという若者に転生した爺の周りには、ハーレムが出来上がっていく。徐々にその地に、流浪をしている者たちや様々な種族の者たちが様々な思惑で集まり、国家が出来上がっていく。
飢えを乗り越えた『村』は、王国から狙われることとなる。強大な軍事力を誇る王国に対して、ロッシュは知恵と知識、そして魔法や仲間たちと協力して、その脅威を乗り越えていくオリジナル戦記。
完結済み。全400話、150万字程度程度になります。元は他のサイトで掲載していたものを加筆修正して、掲載します。一日、少なくとも二話は更新します。
勇者の隣に住んでいただけの村人の話。
カモミール
ファンタジー
とある村に住んでいた英雄にあこがれて勇者を目指すレオという少年がいた。
だが、勇者に選ばれたのはレオの幼馴染である少女ソフィだった。
その事実にレオは打ちのめされ、自堕落な生活を送ることになる。
だがそんなある日、勇者となったソフィが死んだという知らせが届き…?
才能のない村びとである少年が、幼馴染で、好きな人でもあった勇者の少女を救うために勇気を出す物語。
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
異世界で大往生した私、現代日本に帰還して中学生からやり直す。~最強の補助魔法で、冴えないおっさんと最強美女を操って大金持ちになります~
タカノ
ファンタジー
異世界へ転移し、聖女として崇められ、愛する家族に囲まれて88歳で大往生した……はずだった。 目が覚めると、そこは現代日本。 孤児の中学2年生、小金沢ヒナ(14)に戻っていた。
時間は1秒も進んでおらず、待っていたのは明日のご飯にも困る極貧生活。 けれど、ヒナの中身は酸いも甘いも噛み分けたおばあちゃん(88歳)のまま!
「もう一度、あの豊かで安らかな老後(スローライフ)を手に入れてみせる!」
ヒナは決意する。異世界で極めた国宝級の【補助魔法】と【回復魔法】をフル活用して、現代社会で大金を稼ぐことを。 ただし、魔法は自分自身には使えないし、中学生が目立つと色々面倒くさい。 そこでヒナがビジネスパートナー(手駒)に選んだのは――
公園で絶望していた「リストラされた冴えないおっさん」と、 借金取りに追われる「ワケあり最強美女」!?
おっさんを裏から魔法で強化して『カリスマ社長』に仕立て上げ、 美女をフルバフで『人間兵器』に変えてトラブルを物理的に粉砕。 表向きはニコニコ笑う美少女中学生、裏では彼らを操るフィクサー。
「さあ善さん、リオちゃん。稼ぎますよ。すべては私の平穏な老後のために!」
精神年齢おばあちゃんの少女が、金と魔法と年の功で無双する、痛快マネー・コメディ開幕!
僕の秘密を知った自称勇者が聖剣を寄越せと言ってきたので渡してみた
黒木メイ
ファンタジー
世界に一人しかいないと言われている『勇者』。
その『勇者』は今、ワグナー王国にいるらしい。
曖昧なのには理由があった。
『勇者』だと思わしき少年、レンが頑なに「僕は勇者じゃない」と言っているからだ。
どんなに周りが勇者だと持て囃してもレンは認めようとしない。
※小説家になろうにも随時転載中。
レンはただ、ある目的のついでに人々を助けただけだと言う。
それでも皆はレンが勇者だと思っていた。
突如日本という国から彼らが転移してくるまでは。
はたして、レンは本当に勇者ではないのか……。
ざまぁあり・友情あり・謎ありな作品です。
※小説家になろう、カクヨム、ネオページにも掲載。
【読切短編】処刑前夜、地下牢に現れた王女は言った。「お前でなければ駄目なんだ」滅びの未来を覆す、騎士との契約
Lihito
ファンタジー
王国騎士団の副長ヴェルドは、無実の罪で投獄され、明日処刑される運命にあった。
腐敗した国に絶望し、静かに死を待つ夜。
地下牢に現れたのは、実権を持たない「傀儡」と噂されるイゾルデ王女。
彼女はヴェルドに仮死毒を渡し、こう告げた。
「死んで、私の影になれ」
彼女は知っていた。
この国が三年後に滅ぶこと。誰が裏切り者か。
そして——ヴェルドこそが、国を救うための唯一の「切り札」であることを。
これは、滅びの未来を知る孤独な王女と、一度死んで生まれ変わった騎士が、裏から国を救う「共犯」の物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる