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序章 きみが灰になったとしても
第8話 メイドオーダー
しおりを挟むそれからノウト達は床掃除を終えた後、窓拭き、それから洗濯までを熟した。
洗濯をしている際にチナチナが「にゃはは! 水くらえぇ~」とノウトをびしょびしょにさせたこと以外は特に問題はなかった。洗濯後に、ノウトは濡れまくった使用人用の服からもともとノウトが持っていた人間領の服に着替えさせてもらった。
「着替え終わりましたか」
「ああ、うん」
「さっき乾かしたばっかりの服ですけど、生乾きしてないです?」ミャーナがノウトと目を合わせずに言った。
「平気っぽい。助かるよ」
「……風邪、引かないようにね」
「大丈夫大丈夫。ありがとな、フィーユ嬢」
「ア、アンタが仕事サボったらわたしたちの仕事増えるから言ってんのよ、変態!」
「まだそれ続いてんのかよ」
ノウトは控えめに笑った。フィーユは彼女なりに気を使っているのだろう。
「ふにゃ~あ」
チナチナがあくびをする。
「お前はもうちょい反省しろ」
ノウトがチナチナの頭にチョップする。
「ごめんって言ったにゃん?」
「謝ればいいってものじゃないだろ」
「じゃあ何したら許してくれるにゃ?」
「何したら……って」
「あっ、今いかがわしいこと考えたにゃ~~?」
「なわけないだろ、俺も遂には怒るぞほんと」
「にゃふふ。ごめんにゃ、ノウトきゅん、もうノウトきゅんって呼ばないから許してにゃ」
「まぁそれなら──というかすでに許してるからいいよ」
「ノウト様ありがとにゃ~~」
チナチナがぴょんぴょんと楽しそうに跳ねた。ノウトきゅんと呼ぶ人間が減ったことに軽く安堵する。この呼び方この子らは以外に聞かれたら誤解を招きかねないからな……。
「随分と楽しそうだね、チナチナ」
「にゃふふふ……ふ?」
……気付かなかった。いや、気付けなかった。いつの間にか、そこに一人の女性が立ってたのだ。背中には翼があって、メイド服の上から黒い外套を着ている。魔人族でも猫耳族でもない。彼女は───
「メイド長、おはようございます」
「「おはようございます」」「お、おはようございますにゃ」
メイド達が一斉に挨拶をする。
「やあ。みんな元気そうで何よりだ」
目の前の女性は柔らかい笑顔をしてみせた。
そう、彼女は血夜族だ。背中の羽がそれを語っている。濃藍色の流麗な髪に、日を知らないかのような真っ白な肌。微かに見える口内には尖った牙が見えた。それにしても、あまりに美人過ぎる。ノウトは思わず、その顔に魅入ってしまった。
「キミが件の勇者クンだね」
「あ、はい。そうです」
急に目を合わして声を掛けられて、どもってしまった。
「話は魔皇から聞いてるよ。ワタシはエスカ・ヴァン=メエル。この魔皇城のメイド長を務めさせて頂いてる」
「お初にお目にかかります。俺はノウト・キルシュタインです」
「ははっ。律儀だな、キミは。それじゃあ、ノウト君でいいかな?」
「はい、もちろん。えっと、エスカ……さん?」
「なんと呼んでくれてもいいよ。なんならエスカと呼び捨てでも構わない」
「それはさすがに無理ですよ」
「ははっ。まぁ、好きに呼んでくれていいよ」
エスカは優しく笑った。しかし、底が見えないというか。魔皇とはまた別の威圧感を感じる。取り敢えず、いい人であるのは確かだろう。
「さて」エスカはシファナ達に向き直った。「大方仕事は終わったかな」
「はい、ノウトきゅんのおかげで早く午前中の仕事は終わらすことは出来ました」
「って……」
シファナ、誰に対しても『ノウトきゅん』で貫く気かよ……。強過ぎるだろ。
「それは良かった。ありがとう。ふふ。それにしても、ノウトきゅんか」
「すみません、シファナが誤解しちゃって」
「ああ、分かってるさ。おおかたチナチナが何か悪戯をした結果そう呼ばれているといったところだろう」
ご明察過ぎて言葉を一瞬失った。というかさっきからチナチナが信じられないくらい静かだ。こんなに大人しいチナチナを見たことがない。まるで借りてきた猫みたいだ。
「それじゃあ、ワタシもノウトきゅんと呼んでいいかな?」
「……それは、ご勘弁願いたいです」
「冗談さ、ノウトきゅん」
「いや、さっそく呼んでるじゃないですか」
「はははっ。キミは聞いていた通り面白い人だね」
それが褒め言葉なのか、そうじゃないのか、今のノウトには分からなかった。
そしてエスカはそれぞれの顔を見渡した。
「よし、それじゃあみんな。午後はノウト君に帝都の案内を頼むよ」
「まだ午後に終わらそうとした仕事が残っていますが、宜しいのですか?」
「もちろんさ。これでみんなでご飯食べてきな」
そう言ってエスカはシファナにこの国の通貨を手渡しした。シファナはそれ以上何も言わずに頭を下げた。
「よ、良かったらメイド長も行きませんか?」フィーユが声を掛ける。
「そうしたいのもやまやまなんだが、ワタシは魔皇に少し用があってね」
エスカが肩を竦めた。
「そうだ。ノウト君。キミは色んな意味で目立つからこれを着ていくといい」
そう言ってエスカはフード付きの外套を脱いでノウトに渡した。
「確かに角か猫耳がないと何かと怪しまれますしね。でも、いいんですか?」
「もちろん。今度会った時に返してくれたらそれでいいよ」
「ありがとうございます」
ノウトが頭を下げながらそれを受け取る。
「それじゃあ、ワタシはこれで。気を付けて行っておいで」
そう言ってエスカはその場を去った。メイド達は深く腰を曲げてその姿を見送る。それから、みんなで顔を合わせた。
「それでは、街に繰り出しましょうか」
「その前に着替えた方がいいかもね。この服じゃ変に目立つもの」
「い、一回部屋に戻った方がいいかな」
「そうしようかにゃ~」
エスカが去っていつもの調子でチナチナが延びをした。
血夜族のメイド長エスカ・ヴァン=メエル。
物腰柔らかで才色兼備。それに、ノウトに対してかなり友好的だった。しかし、そこに逆に違和感を覚えた。とてもこの世界の勇者に対する態度ではない。まぁ、魔皇も初対面からノウトに優しかったけれど。
やはり、思うのは戦闘力が高ければそれだけ言葉にある種の力が宿るということだ。エスカもラウラも魔皇も、皆言葉一つ一つに説得力があった。その口から紡がれるものが決して薄っぺらじゃないんだ。
ノウトも強くなれば、この言葉に力が宿るのだろうか。言葉に力があったのなら、あの時勇者達を説得出来たはずだ。
「……なんて」
今さら考えても仕方の無いことだけれど。
◇◇◇
魔帝国マギア、帝都グリムティア。
その仰々しい名前とは裏腹に、街そのものは活気に満ち溢れていて、数多くの行商人や兵士達が行き交っている。
都市構造的には、魔皇城を中心に放射状に建築、街道が広がり、帝都を上から見ると、円を描くように円みを帯びているのが分かる。円弧の部分が丁度外壁に当たる。また、扇状に各区域に別れていて、例えば、北には商業区や交易区、東には軍事区があったりとそれぞれに区分が別れている。
「あの向こう側、西方面に居住区があり、そして南側には組合区や駐屯区があります」
私服姿のシファナが指をさしながらノウトに説明した。
「全部回るとなると日が暮れちゃうから、今日は商業区だけにしておきましょ」
「ノウト様には悪いけど、そうしようかにゃ」
「俺は全然大丈夫」
「またあとで回りましょうね」シファナがノウトと顔を合わせた。
「じゃ、じゃあ、まずお昼食べに行こうよ。あたしお腹空いちゃって」
ミャーナが財布の入った鞄を持ち上げる。
「それもそうね。そう言えばシファナ、行きたいところあるんじゃない?」
「行きたいところ……」
シファナが顎に手をやって、思考を巡らせる姿勢を取った。
「あっ……あります」
何かを思い出すように声を出した。
「じゃ、そこ行こう。案内頼めるか?」ノウトが聞くと、
「もちろんです」
シファナがこくりと頷いた。いつも通り無表情だけど、心做しか嬉しそうにも見える。
ノウトはエスカから貰ったフード付きの外套を深く被り、なるべく勇者だとバレないように努めた。今、勇者だということを隠さずに街を闊歩するのは得策とは言えない。ただ民衆たちに混乱を与えるだけだ。
堂々と歩けるのは、ノウトが害のない存在であることが知れ渡ってからだ。そうでないと、せっかく魔皇が治めている街で騒動を起こしてしまうことになる。
「お、おい……あれ……」「ああ……」「最強の姫騎士っていう……」「……帝都にいるって噂ほんとだったんだな」「周りにいるのは……」
歩いていると、ふと周りがざわめいていることに気付いた。自分に対してではない。皆の視線を追うと、そこには、ノウトが先日戦場で出会った面々がいて、平然と道を歩いていた。川の水が自ら分けていくように彼らの周りにはスペースが出来ている。
ラウラ、ダーシュ、シャーファ、それに確かルーツァと呼ばれていた細身の男もいる。血濡れの姫隊のトップが揃い踏みだ。
「ご飯食べに来ただけなのにこんなに騒ぎになる?」ラウラが口をへの字にした。
「仕方ないですよ。普段帝都に来ませんし」シャーファが宥める。
「それだけ名を馳せてきたってことじゃないすか?」ルーツァがへらへらとした口調で言った。
「名を馳せるために戦ってるわけじゃない」ダーシュは猫背で歩いている。
なんて言うか、彼らと会う機会が多いなぁ……なんて、心の中で思ってしまった。戦場でも邂逅したし。
いつの間にか、フィーユがノウトの背中に隠れていた。何故だろうか。ノウトが聞く前に、ルーツァがこちらに歩いてくるのが分かった。
「あれ、キミ達めちゃくちゃ可愛いね。ねえ。俺とお茶とか、どう?」
ルーツァはシファナやチナチナ、ミャーナに言っている。いわゆるナンパと言うやつだろう。フードを深く被っているノウトのことは眼中にないようだ。
「ちょ、ちょっとルーツァ、あなた何してるのよ」シャーファがルーツァの後を追う。
「お前、どれだけ姫の顔に泥塗れば気が済むんだ」ダーシュは呆れている。
「俺がなんの為に戦ってると思ってるんだい?」
「「………………………」」
ダーシュとシャーファは無言かつ真顔だ。
「女の子の笑顔を守るためだぜ?」
ルーツァは「決まった」とでも言うような表情でキメ顔をしている。
「いや、聞いてないから」シャーファが溜め息をついた。
シファナは「はぁ」と真顔で頷く。あのいつも楽しそうでお馴染みのチナチナも真顔だ。フィーユは未だノウトの後ろに隠れている。
「この子ら、俺の連れなんで」
言ってから、しまったと思った。ノウトは今フードを目深に被っていて、どう見ても怪しさ満点の不審者だ。
「この子達のなんなの、キミ」
ルーツァが疑問に思ったのかノウトに尋ねる。
なんて答えたらいいのか分からず咄嗟に、
「兄だ」
とそう答えてしまった。これがいけなかった。背後からフィーユの溜め息が聞こえる。いや、聞こえた気がした。
「いやキミ、どう見ても猫耳族に見えないけど」
……そうだった。猫耳族には猫耳だけではなく、尻尾もあるのだ。見れば一発でノウトが猫耳族ではないことは分かるし、もしくはそれ以外のところで分かるものなのだろう
「……ん? あなたどこかで……」
シャーファがノウトを見ながら首を捻った。ノウトはフードの先を引っ張って顔を隠そうとした。その時だった。
「あ、あの!」
突然、ミャーナが声を上げたのだ。多分今まで聞いたミャーナの声で一番大きなものだろう。
「ダーシュ様、あたしのこと……その……覚えてますか?」
ミャーナが訊くとダーシュはミャーナと目を合わせた。そして、しばらくしてから思い出したかのように口を開いた。
「………お前は、リンタール孤児院の──」
ダーシュが言うと、ミャーナがこくりと頷いた。
「……そうか」
ダーシュが顎に手を触れて、目を細めた。そして、もう一度ミャーナの方を見る。
「……元気でやってるか?」
「は、はい。ダーシュ様が助けて下さったおかげです」
「姫のおかげだ」
「そこは素直に受け取りなさいよ」今まで傍観気味だったラウラが口を開いた。「あたしが直接助けたわけじゃないし。ミャーナ、だよね? 魔皇様のとこで働いてるって聞いたよ」
「はい。は、働かせてもらってます……。あの、リューリは……」
「あいつはあたしんとこで元気にやってるよ。一生懸命過ぎるのが玉に瑕だけど」
「そうですか……。よかった」
ミャーナが安心した顔で息をついた。何やら話が見えないが、これはノウトが首を突っ込むべき話ではないだろう。
「てゆーか、あんた」
ラウラがノウトの方をぎらりと睨んだ。そして、鼻と鼻が触れそうな距離まで近付いてきた。
「なーにが『兄だ』よ。勇者だよね。何してんのこの子達と」
「……バレてたか」
「舐めんな」
ラウラがノウトの胸を軽く叩いた。
「ミャーナ達に帝都を案内してもらってたんだよ」
ノウトが言うと、ラウラは腕を組んで「ふーん」と声を漏らした。そして、もう一度ノウトを睥睨する。
「あんたさ、この子らになんかあったら、許さないから」
ノウトはラウラと目を合わせて、そして口を開く。
「ああ。その時は頼むよ」
ラウラは一瞬、ノウトが何を言ったのか理解出来なかったのか目をぱちぱちとさせた。
そして、次に言葉を口にしようとすると、その前に、
「へいへーい。何睨み合ってんすかー。楽しくいきましょうよ~」
ルーツァが知らない魔人族の女の子二人に挟まれながらノウトとラウラの間に入ってきた。おそらく、ノウト達が話している隙にナンパに成功したのだろう。なんて奴だ。ノウトは言葉を失った。
「……お兄ちゃん、恥ずかしいからやめて」
そう言ったのはフィーユだった。ノウトはまたしても声を失った。
「フィッ!? ふぃ、フィーユ!?」
ルーツァが大声を上げて驚く。そして、両隣にいた女の子に頭を下げて退けさせた。
「は、はははっ。こんなところで会うなんて奇遇だなぁ、フィーユ。お散歩かい?」
「何言ってももう取り返しつかないから」フィーユがルーツァに鋭い眼差しを向ける。
「どこ行っても女の子引っ掛けてばっかり。ほんとに懲りないのね、馬鹿みたい」
「ばっ。……いや、ご、誤解だ、フィーユ! これは……違うんだ!」
「いやお前、何が誤解だよモロだろ」
ダーシュがルーツァの肩を叩く。
「ダーシュ様の言う通りよ。糞ダサお兄ちゃん」
そう言われたルーツァは顔色を真っ青にさせて今にも倒れそうな感じに千鳥足でよろめいた。そして、フィーユの足元に座り込んでしがみついた。
「フィーユううううぅぅぅ!! ごめんよおぉぉお!! お兄ちゃんが悪かったから! この通り!!」
「は?」
フィーユはそれだけ言って、ルーツァの手を振り払った。そして、何故かノウトの手を取った。
「今からこの人とランチだから」
フィーユが言うと、ルーツァは後ろに倒れて尻を地につけた。
「さ、行きましょ」
フィーユが歩き出し、ノウトもそれに連れられて歩いていく。
「お、お、お、お、おま、おまえ………」
ルーツァは壊れた人形のように声を漏らして、ノウトを震えた手で指さした。泡を吹いて倒れる一歩手前だ。ミャーナがダーシュ達にぺこりと頭を下げてフィーユの後を追う。
「……良かったのか?」
「ふん。いいのよ、あんな恥晒し」
フィーユは鼻を鳴らして歩を進める。
「まさか血濡れの姫隊のメンバーと身内だったとはな……」
ノウトが小声で呟く。
「フィーユのお兄さんがルーツァ様ってことは聞いてたけど、想像以上の人だったにゃ」チナチナが珍しくまともなことを言った。
「なんか変な人でしたね」シファナがオブラートを投げ捨てるような勢いでセリフを吐いた。
「いいのよ、もうお兄ちゃんのことは」
フィーユがかぶりを振った。
「それより、ラウラ様にダーシュ様、シャーファ様の美しさとかっこ良さは凄まじかったわね。なんでお兄ちゃんがあの人達と肩並べてるのかわたし分かんないわ」
「ダーシュ様……」
ミャーナが蚊の鳴くような声で呟いた。
「……ミャーナはダーシュに救けられたんだな」
ノウトが言うと、ミャーナが顔を上げて、そしてノウトの目を見た。
「あたしはもともとモファナ辺境の孤児院にいたんです。そこを連邦の魔人に襲われて……それで………、それで──」
「ミャーナ、無理に話さなくても大丈夫。事情は分かったから」
「いえ、……あの時、ダーシュ様に助けてもらってあたしは今ここに居れてます。つらかったけど、……だからこそ、あの時のことを悔いたくないって、いつも思うんです」
そして、ミャーナがそっと微笑んだ。
「ダーシュ様がミャーナのこと覚えてて良かったわね」フィーユが小さく笑った。
「うん」
ミャーナは本当に良かったとでも言うように頷いた。
血濡れの姫隊は今のノウトにとってのひとつの目標でもある。彼らは救うことに関してこの世界でも有数の存在だ。
ノウトも彼らと同じ土俵で戦うことが出来るのだろうか。……いや、出来るかどうかじゃないよな。やる、それだけだ。
「そう言えば」
シファナが思い出したかのように口を開いた。
「ノウトきゅん、ラウラ様と何かお話してませんでした?」
「そうだったにゃ。なにか剣呑なふいんきが漂ってたにゃ」
「ふんいき、な」
「話を逸らすにゃ!」
「いや、チナチナの間違いを指摘しただけだと思いますが」
「ちっとも話が進まないからシファナは口を閉じるにゃ」
チナチナがシファナの口に手をやった。
「それで、あんたはラウラ様と喧嘩でもしてるの?」
フィーユがノウトを片目で見るように問う。ノウトはいろいろと頭の中で考えて、
「…まぁ、戦場でいろいろあってね」
と曖昧な答えを口に出した。そして、目の前の女の子達は揃って首を傾げるのだった。
────────────────────────
《序章 登場人物紹介Ⅰ》
──ノウト・キルシュタイン──
女神に召喚させられた勇者。
召喚前の記憶がない。仲間の勇者を裏切って敵と言われていた魔人領に生きる者たちを庇い、その結果孤独の身となる。魔皇に拾われたのち、現在は『救う』ことを第一に行動している。〈殺戮〉の勇者で、触れたものを殺す神技を所持している。
──魔皇──
魔帝国マギアを治める皇帝。
勇者であるノウトを救い、養うと決意した。国民、統治領民全員の名前を覚えている。
──ラウラ・ロンド──
亜麻色の髪をした猫耳族の少女。猫耳族の国モファナの姫でありながら、血濡れの姫隊という小隊のリーダーも務めている。その剣技は猫耳族で一番と謳われており、辻剣のラウラとも呼ばれる。勇者を心から憎んでいる。本名はもっと長い。
──ミファナ──
ノウトに命を救われた猫耳族の少女。シファナの姉。
──シファナ──
魔皇に仕える猫耳族のメイド。
一切の冗談が利かない真面目な性格。ノウトのことを『ノウトきゅん』と呼ぶ。ミファナの妹。
──フィーユ──
猫耳族のメイド。
茶髪セミロング。言葉がキツく、ことあるごとにノウトを罵る。ノウト以外には基本優しい常識人。
血濡れの姫隊に所属しているルーツァの妹。
──ミャーナ──
猫耳族のメイド。白髪ロング。
言葉数が少なく、大人しい性格。リンタール孤児院出身。
──チナチナ──
猫耳族のメイド。
語尾に『にゃ』を付けて喋る一切言動が読めない非常識人。ノウトにことあるごとにちょっかいを出す。何事にも熱しやすく冷めやすい性格。
──エスカ・ヴァン=メエル──
魔皇に仕える血夜族のメイド長。戦闘から炊事洗濯、治療までなんでも出来る多芸多才な人物。
──ダーシュ・ヴァーグナー──
血濡れの姫隊のメンバー。猫耳族の無口な男。モファナの姫君、ラウラの直属護衛兵。大剣を得物としていて、身の丈ほどの剣を軽々と振るう。
──ルーツァ・メルア=ウルオリク──
血濡れの姫隊のメンバー。猫耳族の軟派な男。女の子と妹をこの世の何よりも愛している。女の子を取るか妹を取るか、その撞着に悩まされている。紙のように薄い刃の刀を用いて戦う。
──シャーファ・イリオール──
血濡れの姫隊のメンバー。猫耳族の真面目な女。ルーツァとダーシュに手を焼いている。猫耳族で槍術に於いて、彼女の右に出る者はいない。
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