過去の罪《お直しのため非公開中》

そろふぃ

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一章 過去の過ち

三話 後半 

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「あの、僕フェルっていいます!平民で高等部から入ってきたんです。よろしくお願いします!!」

「わ、私は、リューリって言います。私も平民です。剣術に憧れてて女ですけど腕力はあります!」

「俺は、ヘルンって言います。リューリの弟で俺も憧れてて、えっとよろしくお願いします!」

俺のことを知らないのか瞳をキラキラとしながら俺に頭を下げてきた。

「あ、えっと、、、よ、よろしくお願いします?、、、えっと、リンです。その人に教えたことがないのでえっと、、、」

「そんなの気にしません!あの黒の獅子のリーダーであるダリア様の弟子なのでしょ!僕たち平民にとってそれはとても敬うべきことなのですよ!」

食い気味にそう言われたが言っている意味がよくわからなかった。

「その、、、冒険者っていったい、、、」

「え?知らないんですか!?冒険者っていうのは国や貴族とかがお金を払って依頼をするんです。簡単なやつから危険なやつまであって多くの依頼をこなすとランクが上がっていくんですけど、そんな中で経った2年でSランクに上がったパーティーがあってそれが黒の獅子っていうパーティーなんです!その中でもすごいのがリーダーのダリア様なんですよ!。平民なのに魔力も多いし剣術で右に出るものはいないしとにかくすごいんです!そしてそんなダリア様の弟子であるリン様もすごいんです!!」

そんなことを食い気味に言うリューリに若干引く。彼女が言っていた憧れとはダリア様を指していたのだろう。

「あ、えっと、、、あ、ありがとう?」

「姉さん、近いし、リン様が引いてるよ」

「!!す、すみません」

いつものことなのか慣れた様子で弟が姉を止める。

「だ、大丈夫です。そ、それと俺に敬語は不要です。必要ないです。同い年ですし、、、」

「そう?ならリンも敬語やめなさいよ」

流石に早い対応にめんくらってしまう。後ろではヘルンが頭を押さえてため息をついていた。苦労をしているんだな。

「えっと、俺は誰にでも敬語で話すようにと言われているのでできればこのままがいいです」

「む!それならしかないけど、、、。そういえば私、真剣を握ったことほとんどないんだけど大丈夫かな?」

急に話が変わり混乱するが、先生に指導するようにと言われた以上しなければいけない。

「えっと、、、私が師匠から教わったことなんですが、剣術は才能はもちろん大じなんですが、最終的に決めるのは努力です」

「努力?」

「は、はい。剣を生業をしている家紋の多くは秘伝の剣術を持っていますが、私を含めそうでないものたちの場合は、オリジナルか、教わる先生によって剣術が決まってしまうんです。先生をつけた倍は合う合わないがあるので、基本的にはオリジナルになります。オリジナルの、自分だけの剣術の場合は多くの努力の結果、悟りを開くことで自分のその先が見えるそうです」

「悟りって何?」

「えっと、実をいうと俺もよくわかっていません。俺自身、悟りを得られていないので、まだまだ未熟なものです、、、ですが、悟りを得たその瞬間からまるで生まれ変わったような、あたらしい世界が見え、今までできなかったことが軽々とできる、剣と一体化したようだっだっと師匠、ダリル様は言っていました」

そういうと、3人とも目をキラキラとさせた。

「さすがダリル様!かっこいいわ!いいわぁ何年かかってでも得てみせるわよ!」

「僕に合う先生、剣術なんてあるのかな、、、やっぱり自分で考えた方が、、、」

「自分で考えるって、まずどうすべきなの?」

各々、やる気に満ち溢れているようでとてもキラキラしていて何故か眩しくかんじてしまう。

剣術は努力で決まる。才能はごく稀に秘めているものがいるが努力ならば誰にでもできる。リンもダリアに初めて会った時に早々に才能なしと言われたが頑張って努力した結果ダリアに認めてもらえるほどに上達した。

「リンはまずどうやって剣術を習ったの?」

「えっと、俺は、体力作りから始めました。剣術を習うにもそれを使い続ける体力がないと話にならないと言われて」

「なるほど、じゃあ私たちも体力作りをしないといけないわね!運動は毎日頑張っていたけど、どんなことするの?」

「走り込みや、筋肉トレーニング、素振り、体感トレーニング、、、色々あります」

「なるほど、、、よし!今日から早朝ランニングするわ!」

「僕も/俺も」

楽しそうに先の未来を話している彼らを観ていると久しぶりに楽しいという気持ちが込み上げてくる。

「「「!!」」」

「?どうかしましたか?」

無表情にちかかった顔が急に儚げな微笑みになり、通常が美形なので笑った顔など破壊力が凄まじい。

「「「なんでもないです!!」」」

「?、、、その、提案なのですが、リューリさんはまず体力、握力などの基礎的な体づくりをし、その後は剣を握ることになれるために剣を振るいましょう。フェルさんは体感が良く、体がやらかそうなのでスピード重視の剣術が似合うと思います。ヘルンさんは理論に基づいて行うことが型にはまっていそうなので色々な剣術を取り入れて最適なものを選ぶというやり方も、、、あ、あの何か変なことを言いましたか?」

スラスラいうリンを惚けたようにみる3人に何か間違えたのか不安になる。

「すっごい!!みただけでそんなこともわかるの!?さすがすぎる!!」

「うん!すごい!」

「ダリア様が認めるわけだ!!」

あの時から褒められるなんてほとんど嫌、一回もなかった。その前だって皆純粋に褒められるというのは経験がなくどう反応していいかわからなくなる。

「あ、、、その、ダリア様から相手のことを理解することも大事だとおそわったので、、、」

「「「なるほど!」」」

何を言っても尊敬するような目で見られとても居た堪れない。

「おい、邪魔だぞ。もっと隅でやれよ」

「!!」

後ろから急に押されこけそうになるのをフェルに助けられ転ばずに済んだ。何事かと後ろを見ると同じクラスであり、剣術一家のランウェール男爵家3男であるためでもあるのか珍しく剣術科にやってきた変わり者だが実力は相当のものだ。立ち振る舞いからもその強さがわかるほどに、、、。

「あ、、も申し訳、、、」

「なによ!なんでわざわざ私たちが隅でやらなきゃいけないの?邪魔だと思うならあんたたちがもっと隅でやんなさいよ!!」

「なんだと!この女!?平民のくせに!」

「はっ!この学園で平民貴族は関係ないのよ。あんたこの学園に何年いんのよ。そんなこともわかんないわけ?馬鹿なの?」

「この女!」

なぜ彼女はこうも強気なのかわからないが今にも殴りかかりそうな男を冷ややかな目で見る彼女だが知らない人間からしてみると女子に殴りかかろうとする野蛮な男という図にしかみられないだろう。

「何をしているんだ!」

騒いでいるのを聞きつけた先生たちが様子を見にきた。名も知らない先生はリンをみるとすぐに何かを察したように持っていた木刀を手に取るとその木刀で思いっきりリンを殴った。ガッっと鈍い音が響きそれを間近でみていたものは呆然とその様子を見るしかなかった。意識を失いそうになるのを我慢しながらなんとか体を持ち上げる。

「リン・アルフォード!またお前か、入学早々問題を起こすとはこの数年何も反省してないじゃないか!立て!公爵様から問題を起こした場合それ相応の罰を与える用に言われている、覚悟しろ!」

「、、、!!ま、待ってよ!リンは何もしてないわよ!言いがかりで殴るなんて!なんて教師なの!先に突っかかってきたのはこいつらの方なのよ!!」

顔を真っ赤にして連れていかれそうになる俺の前にリューリがたつ。

「、、、君、もしかしてこいつに何か脅されているのか?大丈夫だぞ!私からきつく躾をしておくから安心しておきなさい」

「な!そんなわけ!?」

「何事だ!?」

さっきより大きくなった騒ぎにガリアが様子を見にくる。

「ガリア様!?申し訳ございません、このアルフォード公爵の公子様がまた問題を起こしたので処罰を」

「問題?、、、!おい!大丈夫か!?」

頭を押さえているとその隙間から赤い血が垂れる。殴られた場所が悪かったのか少し切れてしまったようだ。リンの体質のことを知っているのか焦ったようにこちらに向かってくる。

「頭を殴られたのか?吐き気はあるか?、、、頭を少し切っているな。治癒師は、、、ダメなんだよな。仕方ねぇ保健室に連れて行くか」

「が、ガリア様?なぜそのような、、、」

「黙れ!!問題を起こしていようがいなかろうが生徒を急に殴る教師がどこにいるんだ!?しかもこいつは丸腰じゃないか!!打ちどころが悪かったら死んでいるんだぞ!!」

意識がしっかりとしていないリンを抱き上げると狼狽えている教師に怒鳴る。

「しかし公爵様から、それにそいつは過去に?!」

「あぁ、それは先ほど聞いたがお前は何か勘違いをしていないか。確かに公爵はそういったが、何をしたのかも明確にしていないのになぜその場で罰を与える必要がある!こいつが昔やらかしたことは被害者本人はもう許しているんだ!お前がとやかくいう必要はない!!」

もう話すことなどないかというようにガリアはリンを抱いて訓練場から出ていった。そのあとをフェルたちが続いていく。




「邪魔するぞ」

あまり使われていない保健室は意外にも綺麗に整頓されている。怪我人は大体が治癒魔法で直してしまうため保健室が使われるのはごく稀だ。

「珍しいわね。今日はどういった御用かしら?」

出てきたのはナイスバディの女性、、、、ではなく初老の女性だ。白衣に身を包み耳は人とは違い長くとんがっている。彼女がエルフだということだろう。

「負傷者だ。こいつは体質で他者の魔力を受け付けないんだ。頭を切って出血している」

「あらまぁ!そこに寝かせてちょうだい!」

手慣れた手つきで傷を手当てしていくうちにリンの意識が目覚める。

「ぅ、、、あ、あれ?」

「よかった。意識ははっきりしてそうね。頭意外に痛いところはある?吐き気は?」

「あ、だ、大丈夫です。俺、気を失ってしまったんですね。ガリア先生、ご迷惑を、、、」

起きあがろうとする俺をてでせいした。

「迷惑ってほどじゃねぇよ。頭への攻撃は油断出来ねぇしな。それにこいつらもお前を心配していたんだぜ?」

「え?」

ガリアが指を刺した方向を見るとそこには先ほどの授業で一緒になった3人がいた。

「ご、ごめんなさい。ご迷惑を」

「迷惑じゃない!こうゆうときはありがとうでしょ!!」

「そうだよ!僕びっくりしたんだから、血とかも出てるし!」

「うん!昔がどうとかは良く知らないけど今のリンが優しいのはわかるもん!」

泣きながらいう3人にどうゆう反応していいかわからずガリアに助けをもてめる。

「心配してくれたときはお礼を言っとけばいいんだよ」

そう囁くガリアにびっくりしつつここ数年心配されることなどほとんどなかったのでやっぱりどうやって反応していいかわからない。

「え、、と、、、あ、ありがとう」

頬を赤らめて照れながらいうリンはまるで神が使た天使のようだったとのちに聞かされるのであった。






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