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3章 不識と無情
14話
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来た道を半分くらい過ぎたあたりから何か違和感を感じた。それが何かはわからないけれどとても些細な違和感だ。
外には護衛として馬に乗りついてきている二人と馬車を引く者、そして近くで自分を守るために一緒に馬車に乗るロイドの計4人だ。外を確認してもそこに間違いはない。ちゃんと4人いる。
「、、、??」
「フラン様?どうかしましたか?」
「あ、、、、よくわからない、けど何か、、、、」
「?、、、、!?」
外をキョロキョロと見回しているフランを不思議に思ったロイドが声をかける。はっきりとしない不安そうな顔のフランをみて、同じように窓の外を眺めていると急に険しい顔つきに変わって行く。
「ックソ!やられた!フラン様ご無礼をお許しください!!」
「え?ひゃっ!?」
いきなり叫ぶロイドに驚いているといきなりロイドの手が腰と足に周り抱き上げられてしまう。驚きから恐怖する暇もなく馬車の扉を蹴破って外にでた。
そして外の風景を見て驚きに固まった。
「え?」
馬車から見ていた風景は林中だったはずなのに、今は周りにちらほらと崩れた家屋が見えているのだ。晴れていた天気も曇っていて今にも雨が降りそうな感じだった。馬車の窓に幻覚魔法をかけられていたのだろう。一体いつどのタイミングでかけられたのかは全くわからないが、、、。
「これは、、、」
「あぁー、バレちゃったなぁ。でも以外ー、そこの騎士くんじゃなくて、違和感に気づいたのが無能な第三王子なんてね~」
騎士の格好をした者はケラケラと笑いながらこちらに近寄ってくる。
「貴様、何者だ。アレクではないな」
「あ、そんな名前だったんだぁ?ふはは、お前らが馬車の中でゆったり過ごしている間に入れ替わらせてもらっちゃったぁ!」
「、、、どう言う意味だ」
「そのままの意味だけどぉ?こいつの体はいいねぇ?よく鍛えられているからとてもつかいやすいよぉ!」
不気味に笑う男に恐怖しか湧かない。どうすればいいのかもう1人の騎士たちは皆その場から動かない。いや動けていない。皆立って入るが目が虚で生気が感じられなかった。それに先ほど目の前の男が言っていたことに覚えがあった。
「憑依魔法、、、」
「!あれ?知ってるんだ、この魔法のこと?意外だなぁ!」
「憑依魔法?」
「あ、、、う、うん。禁忌魔法の一種でえっと、他者の体にそのものの魂を憑依させ乗っ取る。憑依されたものは魂を壊され生きた廃人となる」
過去にいたのだ。その魔法を使っていた魔族が、そいつはルディアンによって殺されていたけれど情報を提供してた時にたまたまそいつがいて自慢げに自分で話していたのだ。
「ではビルも、、、っち!お前の目的はなんだ!」
「目的ぃ?そんなのそこにいる王子様に決まってんじゃん?他にある?無能王子も最近は家族といい関係結べてるみたいだしぃ?それにうちのボスが君をご所望なんだよねぇ?」
「なんだと?」
「こうやってみても君の美しさは僕達魔族以上だしねぇ!ボスがきにいるのもわかるかもねぇ!だからその子渡してくれる?」
「渡すものか!」
「そう?まぁ無理やり奪うだけだけど、、、ね!!」
「フラン様!お下がりください!」
そう言ってフランを後ろへ下がらさせると剣同士がぶつかり合い火花が飛んだ。
どうすればいいのかわからずただただ震えながら二人の戦いを茫然と見ることしかできなかった。
それにおかしいのだ。彼らのボスというのは彼のことだというのはわかるが、彼は前、フランのことを欲しがったりなどしなかった。ただの情報を提供するものとされるもので完全な利害の一致の上に成り立っているような関係だったのだ。一体何がどうしてこのようなことになってしまったのか全くわからない。未来を変えるということはこんなにも変化が大きく出てしまうものなのだろうか、、、。
「ぐはっ!」
「!!ロイド!」
ロイドのうめきに思考が現実へと戻る。脇腹を切られ片膝をついていた。敵は未だ余裕そうに笑っていた。彼の強さはそこまでだった。いや、それだけじゃない。明らかにロイドの様子がおかしい。
「何か、、、魔法?」
「おっ!せ~かい!よくわかったねぇ!でももう遅いかなぁ?」
「そうか、俺の魔力を、、、」
「今更だねよぉ~さぁこれでおしまいだねぇ!」
「っく!」
「や、やめて!!」
「!フラン様危険です!!」
咄嗟にロイドの前に行って手を広げる。恐怖で体は震えているけれど自分のせいで彼を死なせたくない。
「お、お願い、、、ころ、ころさないで!」
「、、、、ふーん?泣き顔もそそるねぇ?ま!フランちゃんの頼みなら聞いてあげなくもないよぉ?そ、の、か、わ、り!一緒についてきてくれるよね?大人しくついてきてくれるならそいつも助けてあげる?」
「!!ダメですフラン様!」
「お前に聞いてねぇよ」
「ぐはっ!」
「!?わ、わかった!ついて行く!だ、だからやめて!」
フランが答えると彼は満足したのかいい笑顔になった。
「そう?よかったよかった!じゃあ、馬車に乗ってねぇ?」
「わ、かった」
ロイドを無造作につかみ馬車へ投げる彼に驚いて急いで馬車に乗る。ロイドはすでに気絶しておりすぐに傷の手当てをした。泣きそうになるのをどうにか我慢して耐える。
「ごめん、、、なさい、、、」
耐えた涙は一筋だけこぼれ落ちロイドの頬へと堕ちていった。
* * *
これで3章は完結になります!
後半部分が4章になります!
これからもお付き合いしてくれると嬉しいです!
外には護衛として馬に乗りついてきている二人と馬車を引く者、そして近くで自分を守るために一緒に馬車に乗るロイドの計4人だ。外を確認してもそこに間違いはない。ちゃんと4人いる。
「、、、??」
「フラン様?どうかしましたか?」
「あ、、、、よくわからない、けど何か、、、、」
「?、、、、!?」
外をキョロキョロと見回しているフランを不思議に思ったロイドが声をかける。はっきりとしない不安そうな顔のフランをみて、同じように窓の外を眺めていると急に険しい顔つきに変わって行く。
「ックソ!やられた!フラン様ご無礼をお許しください!!」
「え?ひゃっ!?」
いきなり叫ぶロイドに驚いているといきなりロイドの手が腰と足に周り抱き上げられてしまう。驚きから恐怖する暇もなく馬車の扉を蹴破って外にでた。
そして外の風景を見て驚きに固まった。
「え?」
馬車から見ていた風景は林中だったはずなのに、今は周りにちらほらと崩れた家屋が見えているのだ。晴れていた天気も曇っていて今にも雨が降りそうな感じだった。馬車の窓に幻覚魔法をかけられていたのだろう。一体いつどのタイミングでかけられたのかは全くわからないが、、、。
「これは、、、」
「あぁー、バレちゃったなぁ。でも以外ー、そこの騎士くんじゃなくて、違和感に気づいたのが無能な第三王子なんてね~」
騎士の格好をした者はケラケラと笑いながらこちらに近寄ってくる。
「貴様、何者だ。アレクではないな」
「あ、そんな名前だったんだぁ?ふはは、お前らが馬車の中でゆったり過ごしている間に入れ替わらせてもらっちゃったぁ!」
「、、、どう言う意味だ」
「そのままの意味だけどぉ?こいつの体はいいねぇ?よく鍛えられているからとてもつかいやすいよぉ!」
不気味に笑う男に恐怖しか湧かない。どうすればいいのかもう1人の騎士たちは皆その場から動かない。いや動けていない。皆立って入るが目が虚で生気が感じられなかった。それに先ほど目の前の男が言っていたことに覚えがあった。
「憑依魔法、、、」
「!あれ?知ってるんだ、この魔法のこと?意外だなぁ!」
「憑依魔法?」
「あ、、、う、うん。禁忌魔法の一種でえっと、他者の体にそのものの魂を憑依させ乗っ取る。憑依されたものは魂を壊され生きた廃人となる」
過去にいたのだ。その魔法を使っていた魔族が、そいつはルディアンによって殺されていたけれど情報を提供してた時にたまたまそいつがいて自慢げに自分で話していたのだ。
「ではビルも、、、っち!お前の目的はなんだ!」
「目的ぃ?そんなのそこにいる王子様に決まってんじゃん?他にある?無能王子も最近は家族といい関係結べてるみたいだしぃ?それにうちのボスが君をご所望なんだよねぇ?」
「なんだと?」
「こうやってみても君の美しさは僕達魔族以上だしねぇ!ボスがきにいるのもわかるかもねぇ!だからその子渡してくれる?」
「渡すものか!」
「そう?まぁ無理やり奪うだけだけど、、、ね!!」
「フラン様!お下がりください!」
そう言ってフランを後ろへ下がらさせると剣同士がぶつかり合い火花が飛んだ。
どうすればいいのかわからずただただ震えながら二人の戦いを茫然と見ることしかできなかった。
それにおかしいのだ。彼らのボスというのは彼のことだというのはわかるが、彼は前、フランのことを欲しがったりなどしなかった。ただの情報を提供するものとされるもので完全な利害の一致の上に成り立っているような関係だったのだ。一体何がどうしてこのようなことになってしまったのか全くわからない。未来を変えるということはこんなにも変化が大きく出てしまうものなのだろうか、、、。
「ぐはっ!」
「!!ロイド!」
ロイドのうめきに思考が現実へと戻る。脇腹を切られ片膝をついていた。敵は未だ余裕そうに笑っていた。彼の強さはそこまでだった。いや、それだけじゃない。明らかにロイドの様子がおかしい。
「何か、、、魔法?」
「おっ!せ~かい!よくわかったねぇ!でももう遅いかなぁ?」
「そうか、俺の魔力を、、、」
「今更だねよぉ~さぁこれでおしまいだねぇ!」
「っく!」
「や、やめて!!」
「!フラン様危険です!!」
咄嗟にロイドの前に行って手を広げる。恐怖で体は震えているけれど自分のせいで彼を死なせたくない。
「お、お願い、、、ころ、ころさないで!」
「、、、、ふーん?泣き顔もそそるねぇ?ま!フランちゃんの頼みなら聞いてあげなくもないよぉ?そ、の、か、わ、り!一緒についてきてくれるよね?大人しくついてきてくれるならそいつも助けてあげる?」
「!!ダメですフラン様!」
「お前に聞いてねぇよ」
「ぐはっ!」
「!?わ、わかった!ついて行く!だ、だからやめて!」
フランが答えると彼は満足したのかいい笑顔になった。
「そう?よかったよかった!じゃあ、馬車に乗ってねぇ?」
「わ、かった」
ロイドを無造作につかみ馬車へ投げる彼に驚いて急いで馬車に乗る。ロイドはすでに気絶しておりすぐに傷の手当てをした。泣きそうになるのをどうにか我慢して耐える。
「ごめん、、、なさい、、、」
耐えた涙は一筋だけこぼれ落ちロイドの頬へと堕ちていった。
* * *
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後半部分が4章になります!
これからもお付き合いしてくれると嬉しいです!
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