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第三章 建国
第四話 深淵の森
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という事でやってまいりました。深淵の森でっす。アステリアから直線で約10キロの道のりです。
皆さん深淵とはどういう事か知っていますか?。アビスとか言われているようですがどうやら人間が来てはいけない所のようです。ですが何という事でしょう~~!。
「キレ~」
「本当に綺麗だね」
僕たちは普通にここにきてしまいました。マナパックの範囲外になってしまうのでフローラちゃんも連れてきました。深淵の森はとても綺麗だ。水は澄んでいて木々はとても瑞々しくはじけている。
「ジーニちゃん!」
「お胸が...」
フローラちゃんは僕をぬいぐるみのように胸の前で抱く、僕は背中に当たるお胸の感触を堪能している。どうしても顔がにやけてしまいます。面目ない。
グルルルル!
フローラちゃんのお胸を堪能していたらここが深淵だと思い出させる化物がやってきた。
象ほどの大きさのそれは犬のような顔と体をしている黒い動物だった。毛は燃えている火のようにゆらゆらと揺れている。
「折角ジーニちゃんとラブラブしてたのに」
「フローラちゃんラブラブって」
少し死語なフローラちゃんの言葉に笑いそうになったけどそれを許してくれないこの黒犬さんは大きな口を開いて僕たちを噛もうと動いた。
「なかなか早いね」
「ジーニちゃんこの子私のペットにしたいな~」
「え!?」
フローラちゃん犬派だったのか!いやいやそうじゃない。僕は改めてこの黒犬を見る。毛は脂ぎっているし目は血走っている。全然可愛くない....。
「本当にペットにするの?」
「うん、だってこんなに怯えてて可哀そうだもん」
え~この何分かの間ずっと攻撃してきているのに怖がってるってどういう事?。フローラちゃんは僕にはない感性があるのか黒犬が怖がっていると話す。
まあ魔物としては強い部類だと思うから出来るならいいかな。
「いいんじゃないかな?でも人を襲わないようにしつけないとダメだよ」
「は~い、じゃあお座り!!」
キャイン!!
黒犬はフローラちゃんに頭を抑えつけられてお座りと言うか伏せの状態で動きを止めた。
「良い子にしないと痛い痛いだよ...」
きゃあ!フローラちゃんベンジャミンさんを怒っていた時のフェリアさんそっくり。フローラちゃんはフェリアさんと同じように顔に影を作り不敵な笑顔で黒犬に笑っている。
黒犬君はブルブル震えてコクコクと頷いている。
「名前どうしようかな?。そうだ!ジーニちゃんが付けてよ」
「え?僕が?、フローラちゃんが付けてあげた方がいいんじゃないの?」
僕はフローラちゃんが付けた方がいいと思ったんだけどフローラちゃんは頑なに僕にお願いしてきた。何度も断るのも何だか悪いので適当に名前を考えていく。
「黒犬君でしょ....うーん。黒雲か黒煙、黒炎....そうだね。黒炎で今日から君はコクエンだ」
僕がそういうと黒犬のコクエンが光だし更に大きくなっていった。
え~これはどういうこと?。
「でっか~い」
「ワウ~ン!」
フローラちゃんがコクエンの背に乗った。モフモフしたいけどまずは体を洗ってやるぜ!!。
という事でウォッシュタ~イム!。
「キャンキャン!!」
「コラ!暴れるな!」
「キャ、冷たい」
コクエンと僕とフローラちゃんで体洗いっこ。とても気持ちいい。どうやらこの森の水はとても綺麗なようだ、このまま飲めるほどに。
「よーし、じゃあ川を堀までつなげますか」
「ジーニちゃん、お仕事なの?、じゃあ私とコクエンはここらへんで魔物狩ってるね」
「ワウン!」
「あんまり遠出しないでよ。一応フローラちゃんは病み上がりみたいなものなんだからね」
「は~い」
聞いているのかな~。まあ危険があったらすぐに行くから大丈夫でしょ。
ではではディグダグしていきますか~。
「[ディグ]」
しばらく掘っていてあと少しでアステリアが見えてくるところまで来たんだけど問題が起きた。
「ちょっと山になってる~。どうしよう」
こういう時は水車で高くするのが定石かな~。でも水車じゃ長くはもたないよね。アドスバーンにまた借りを作るのも何だし。あ~うちにも職人さんほしいな~。
獣人の方々は主に重労働で苦しんできた方々なので技術は持ち合わせてなかった。またアステリアの人達は料理や狩りはかなりのレベル何だけど建設とかは苦手みたいなんだよね。
でもやっぱり背に腹は代えられない。水車を要請しよう。
僕はアドスバーンの職人さんに水車をお願いする。アドスバーンの職人さん達は僕を見て目をまん丸くしていた。そりゃ驚くよね。こんな赤ん坊が空から降りてきたんだから。
街に戻った時もコクエンにみんな驚いていたし。何でもコクエンは深淵の主とか言われていた魔物らしい。名前はヘルフレイムハウンドとか言うらしくてとても熱い炎を吐くらしい。それをさせる前に手懐けた僕らはいったい何なんだろうか。
じゃあコクエンに掘を炙ってもらおうかな。そのくらいは出来るでしょ?。
という事で僕は水車が出来るまでコクエンの教育をしていようかな。
◇◇◇◇◇
え~神威異夢華です。
申し訳ない、間違えて更新を押してしまったのでお詫びに本当に更新します。
本当に申し訳ないと思っている...
皆さん深淵とはどういう事か知っていますか?。アビスとか言われているようですがどうやら人間が来てはいけない所のようです。ですが何という事でしょう~~!。
「キレ~」
「本当に綺麗だね」
僕たちは普通にここにきてしまいました。マナパックの範囲外になってしまうのでフローラちゃんも連れてきました。深淵の森はとても綺麗だ。水は澄んでいて木々はとても瑞々しくはじけている。
「ジーニちゃん!」
「お胸が...」
フローラちゃんは僕をぬいぐるみのように胸の前で抱く、僕は背中に当たるお胸の感触を堪能している。どうしても顔がにやけてしまいます。面目ない。
グルルルル!
フローラちゃんのお胸を堪能していたらここが深淵だと思い出させる化物がやってきた。
象ほどの大きさのそれは犬のような顔と体をしている黒い動物だった。毛は燃えている火のようにゆらゆらと揺れている。
「折角ジーニちゃんとラブラブしてたのに」
「フローラちゃんラブラブって」
少し死語なフローラちゃんの言葉に笑いそうになったけどそれを許してくれないこの黒犬さんは大きな口を開いて僕たちを噛もうと動いた。
「なかなか早いね」
「ジーニちゃんこの子私のペットにしたいな~」
「え!?」
フローラちゃん犬派だったのか!いやいやそうじゃない。僕は改めてこの黒犬を見る。毛は脂ぎっているし目は血走っている。全然可愛くない....。
「本当にペットにするの?」
「うん、だってこんなに怯えてて可哀そうだもん」
え~この何分かの間ずっと攻撃してきているのに怖がってるってどういう事?。フローラちゃんは僕にはない感性があるのか黒犬が怖がっていると話す。
まあ魔物としては強い部類だと思うから出来るならいいかな。
「いいんじゃないかな?でも人を襲わないようにしつけないとダメだよ」
「は~い、じゃあお座り!!」
キャイン!!
黒犬はフローラちゃんに頭を抑えつけられてお座りと言うか伏せの状態で動きを止めた。
「良い子にしないと痛い痛いだよ...」
きゃあ!フローラちゃんベンジャミンさんを怒っていた時のフェリアさんそっくり。フローラちゃんはフェリアさんと同じように顔に影を作り不敵な笑顔で黒犬に笑っている。
黒犬君はブルブル震えてコクコクと頷いている。
「名前どうしようかな?。そうだ!ジーニちゃんが付けてよ」
「え?僕が?、フローラちゃんが付けてあげた方がいいんじゃないの?」
僕はフローラちゃんが付けた方がいいと思ったんだけどフローラちゃんは頑なに僕にお願いしてきた。何度も断るのも何だか悪いので適当に名前を考えていく。
「黒犬君でしょ....うーん。黒雲か黒煙、黒炎....そうだね。黒炎で今日から君はコクエンだ」
僕がそういうと黒犬のコクエンが光だし更に大きくなっていった。
え~これはどういうこと?。
「でっか~い」
「ワウ~ン!」
フローラちゃんがコクエンの背に乗った。モフモフしたいけどまずは体を洗ってやるぜ!!。
という事でウォッシュタ~イム!。
「キャンキャン!!」
「コラ!暴れるな!」
「キャ、冷たい」
コクエンと僕とフローラちゃんで体洗いっこ。とても気持ちいい。どうやらこの森の水はとても綺麗なようだ、このまま飲めるほどに。
「よーし、じゃあ川を堀までつなげますか」
「ジーニちゃん、お仕事なの?、じゃあ私とコクエンはここらへんで魔物狩ってるね」
「ワウン!」
「あんまり遠出しないでよ。一応フローラちゃんは病み上がりみたいなものなんだからね」
「は~い」
聞いているのかな~。まあ危険があったらすぐに行くから大丈夫でしょ。
ではではディグダグしていきますか~。
「[ディグ]」
しばらく掘っていてあと少しでアステリアが見えてくるところまで来たんだけど問題が起きた。
「ちょっと山になってる~。どうしよう」
こういう時は水車で高くするのが定石かな~。でも水車じゃ長くはもたないよね。アドスバーンにまた借りを作るのも何だし。あ~うちにも職人さんほしいな~。
獣人の方々は主に重労働で苦しんできた方々なので技術は持ち合わせてなかった。またアステリアの人達は料理や狩りはかなりのレベル何だけど建設とかは苦手みたいなんだよね。
でもやっぱり背に腹は代えられない。水車を要請しよう。
僕はアドスバーンの職人さんに水車をお願いする。アドスバーンの職人さん達は僕を見て目をまん丸くしていた。そりゃ驚くよね。こんな赤ん坊が空から降りてきたんだから。
街に戻った時もコクエンにみんな驚いていたし。何でもコクエンは深淵の主とか言われていた魔物らしい。名前はヘルフレイムハウンドとか言うらしくてとても熱い炎を吐くらしい。それをさせる前に手懐けた僕らはいったい何なんだろうか。
じゃあコクエンに掘を炙ってもらおうかな。そのくらいは出来るでしょ?。
という事で僕は水車が出来るまでコクエンの教育をしていようかな。
◇◇◇◇◇
え~神威異夢華です。
申し訳ない、間違えて更新を押してしまったのでお詫びに本当に更新します。
本当に申し訳ないと思っている...
応援ありがとうございます!
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