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第三章 建国
第三話 外堀ほりほり
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ジーニの働いている姿はもちろんアステリアの住人に見られていた。それでもアステリアの住人はただただ傍観するのみであった。
壁内の建物は住人の手で作られて行くのだがジーニが大きな音をたてるたんびに一時手が止まりその方向を見ている。
ある種の尊敬の眼差しで見られるそれにジーニは気付かないでいた。
元々アステリアの人達はジーニの実力を知っていたのである程度の事には動じなくなっているのだが流石に厚さ3メートル幅3メートルそして高さ15メートルの城壁をいとも簡単に切り揃え運んでいる姿は生唾ものであった。
「俺らの領主様のお子は強すぎるな」
「ええ、私達も強くなったと慢心しそうでしたがあれを見ると私達の強さなどそこらの石と同じでしょうね」
アステリアの解体班ブーンとカインはため息をついて今まで思っていた自分達の強さを笑った。その心はアステリアの者達全員にあったものだった。
ちょっと前に盗賊が襲ってきたのを返り討ちにした時に感じた自分達の強さによってしまっていたのだ。
だが確かにアステリアの人達はかなり強くなっている。それは大人だけに留まらず子供に至るまでだ。
なので盗賊達は一瞬にして捕縛された。ちなみに盗賊達は鉱山で働いている。
アステリアの住人がため息で自分達を戒めている間もジーニはせっせと作業を終わらしていった。
「よっしゃ!我らが領主様達の為にも建物を完成させていくぞ!」
「「「お~~!」」」
ジーニの強さに背中を押されアステリアの住人は結束を更に強くしていった。
「ジーニ!お客様が来ているのだけど?なんだか話がかみ合わなくて」
「お客様?」
朝起きるとメリアお母様が僕を呼んでいた。どうやら訪問者のようだ。
エントランスにいくとそこには狼の獣人だろうか、そんな人が跪いていた。
「ジーニ様、お久しぶりです」
「え?誰だっけ?」
「え!?」
狼の獣人のおじさんは呆気に取られている。どうやら僕の知り合いみたいなんだけど。誰だろ?。
「私です!ニクライの屋敷で助けてもらいました。ガウです」
「え~?。ごめんなさいわからないです」
「そんな....私は恩を返そうとここまできましたのに・・・同胞と一緒に」
え~って事は結構な大所帯?。
僕は玄関を開けた。すると屋敷までの庭を100人以上のいろんな獣人達が座っていた。
わ~!、猫に犬にウサギもちろん狼もいる。もふもふしたい!。
「あの、それで俺達はどうすれば」
あ~そうでした。ではでは国に参加してもらいましょう。
「ようこそ!お父様の国アステリアへ。あなた達は初めての移住者ですよ」
「お~、ありがとうございます。私の命はジーニ様の為」
狼のおじさんカッコいい!。
この狼さんはニクライの屋敷で助けたとか言っていたけど僕は本当に覚えてないんだよね。
実はガウを助けたのはデシウスだったのだ。ガウは確かにジーニを視認したが会ってはいなかった。そしてガウ達のいた牢を開けたのはデシウスだったのだ。気づかないふりをしてデシウスはジーニを騙していたのだ。そして影でジーニの名声をアゲアゲにしていたのだ。
ジーニがその事を知るのは近い。というか今ガウから聞いている。
「そうだったんだね。デシウスが・・・。でもよかった。ガウさん達が無事にすんで」
「ありがとうございます。それで?デシウス殿は?」
「えっとデシウスはね~」
そうです。デシウスはまだシュミットで護衛を頑張っています。
「アウ~、ジーニ様のかほりが薄くなってきちゃいました....」
デシウスはベンジャミンの護衛をしながらタオルの匂いを嗅いでいる。どうやら使い過ぎて匂いが薄くなっているようである。変態度が上がっているデシウスであった。
だがデシウスは仕事はちゃんとやっている。
「息子の仇だ!」
「はい!、そこまで」
ベンジャミンに襲い掛かろうとした男や女を打ち身程度で捕らえる、そして諭すのだ。
「失った命は帰ってこない。だが君達の命もかけがえのないものなのだ。大事にしてほしい。シュミットにいると子供の事を思い出してしまうのならアステリアを目指せ。そこでジーニ様があなたに安らげる土地を与えてくれるはずよ」
デシウスは抜け目がない。ここでもちゃっかりとジーニの名声を高めていく。だが住人からは思いがけない言葉がかけられるのだ。
「俺は、この街を良くしたいんだ。他の街じゃダメなんだよ」
思いは一緒なのに何故人間は衝突するのか。デシウスはそう嘆く。
ベンジャミンもその言葉を聞いて俯いていた。
だがベンジャミンは着々と街を綺麗にしていっている。
「私は諦めない、今まで泣いていた人達の為にも諦めるわけにはいかないのだ」
ベンジャミンはデシウスと僧兵3人と一緒に街をまわる。そして過激派の人達を一人一人あぶり出して諭していくのだった。とても危険な任務だがデシウスのおかげで着々と遂行していく。
さ~って今日も建設頑張ろ~。
そろそろデシウスが僕を呼びそうだけどまずはアステリアだからどんどんやっていくよ~。
二重の城壁は出来た。なので次は外堀だ。城壁からすぐに3メートル程の堀をほっていく、この堀によって城壁の反りが際立ってくる。日の光を取りたいだけではないのだよ。あと堀の幅は10メートルは欲しいかな~。
堀からすぐに城壁なので城壁側は反り以外の小細工なし。外側の堀は緩やかな坂にする。逃げ道を作っておくと人ってすぐに逃げたくなるからね。
堀には膝まで水を入れたい、できれば川のように流れているとなおいいな~。願望はこのくらいでとりあえず堀を作っていこう。
「[ディグ]」
魔法の効果はある程度操作できることが分かった。みんなに言ったらありえないと言われたけどね。それで僕は穴を掘る魔法の[ディグ]でさっき言った通りの堀を掘っていった。
ここら辺の土壌は結構粘土質なので掘りを掘った後炎であぶったらいい感じに光沢を帯びていた。どうやらこれは当たりみたい。
「つるんつるん。まるで陶器みたい」
炎であぶった所に水を垂らすとツルッと滑っていって炎であぶっていない地面に吸い込まれて行った。
これで後は川をつなげればいい感じになるんだけどこのあたりじゃ森まで行かないとダメかな~。
元々アステリアは敵国から国境を守る為の街で住むための街ではないのだ。実際ツヴァイお父様は水を隣町などから定期的に仕入れていてとても高価だったのだ。なので僕は無料の水を手に入れるぞ!。
壁内の建物は住人の手で作られて行くのだがジーニが大きな音をたてるたんびに一時手が止まりその方向を見ている。
ある種の尊敬の眼差しで見られるそれにジーニは気付かないでいた。
元々アステリアの人達はジーニの実力を知っていたのである程度の事には動じなくなっているのだが流石に厚さ3メートル幅3メートルそして高さ15メートルの城壁をいとも簡単に切り揃え運んでいる姿は生唾ものであった。
「俺らの領主様のお子は強すぎるな」
「ええ、私達も強くなったと慢心しそうでしたがあれを見ると私達の強さなどそこらの石と同じでしょうね」
アステリアの解体班ブーンとカインはため息をついて今まで思っていた自分達の強さを笑った。その心はアステリアの者達全員にあったものだった。
ちょっと前に盗賊が襲ってきたのを返り討ちにした時に感じた自分達の強さによってしまっていたのだ。
だが確かにアステリアの人達はかなり強くなっている。それは大人だけに留まらず子供に至るまでだ。
なので盗賊達は一瞬にして捕縛された。ちなみに盗賊達は鉱山で働いている。
アステリアの住人がため息で自分達を戒めている間もジーニはせっせと作業を終わらしていった。
「よっしゃ!我らが領主様達の為にも建物を完成させていくぞ!」
「「「お~~!」」」
ジーニの強さに背中を押されアステリアの住人は結束を更に強くしていった。
「ジーニ!お客様が来ているのだけど?なんだか話がかみ合わなくて」
「お客様?」
朝起きるとメリアお母様が僕を呼んでいた。どうやら訪問者のようだ。
エントランスにいくとそこには狼の獣人だろうか、そんな人が跪いていた。
「ジーニ様、お久しぶりです」
「え?誰だっけ?」
「え!?」
狼の獣人のおじさんは呆気に取られている。どうやら僕の知り合いみたいなんだけど。誰だろ?。
「私です!ニクライの屋敷で助けてもらいました。ガウです」
「え~?。ごめんなさいわからないです」
「そんな....私は恩を返そうとここまできましたのに・・・同胞と一緒に」
え~って事は結構な大所帯?。
僕は玄関を開けた。すると屋敷までの庭を100人以上のいろんな獣人達が座っていた。
わ~!、猫に犬にウサギもちろん狼もいる。もふもふしたい!。
「あの、それで俺達はどうすれば」
あ~そうでした。ではでは国に参加してもらいましょう。
「ようこそ!お父様の国アステリアへ。あなた達は初めての移住者ですよ」
「お~、ありがとうございます。私の命はジーニ様の為」
狼のおじさんカッコいい!。
この狼さんはニクライの屋敷で助けたとか言っていたけど僕は本当に覚えてないんだよね。
実はガウを助けたのはデシウスだったのだ。ガウは確かにジーニを視認したが会ってはいなかった。そしてガウ達のいた牢を開けたのはデシウスだったのだ。気づかないふりをしてデシウスはジーニを騙していたのだ。そして影でジーニの名声をアゲアゲにしていたのだ。
ジーニがその事を知るのは近い。というか今ガウから聞いている。
「そうだったんだね。デシウスが・・・。でもよかった。ガウさん達が無事にすんで」
「ありがとうございます。それで?デシウス殿は?」
「えっとデシウスはね~」
そうです。デシウスはまだシュミットで護衛を頑張っています。
「アウ~、ジーニ様のかほりが薄くなってきちゃいました....」
デシウスはベンジャミンの護衛をしながらタオルの匂いを嗅いでいる。どうやら使い過ぎて匂いが薄くなっているようである。変態度が上がっているデシウスであった。
だがデシウスは仕事はちゃんとやっている。
「息子の仇だ!」
「はい!、そこまで」
ベンジャミンに襲い掛かろうとした男や女を打ち身程度で捕らえる、そして諭すのだ。
「失った命は帰ってこない。だが君達の命もかけがえのないものなのだ。大事にしてほしい。シュミットにいると子供の事を思い出してしまうのならアステリアを目指せ。そこでジーニ様があなたに安らげる土地を与えてくれるはずよ」
デシウスは抜け目がない。ここでもちゃっかりとジーニの名声を高めていく。だが住人からは思いがけない言葉がかけられるのだ。
「俺は、この街を良くしたいんだ。他の街じゃダメなんだよ」
思いは一緒なのに何故人間は衝突するのか。デシウスはそう嘆く。
ベンジャミンもその言葉を聞いて俯いていた。
だがベンジャミンは着々と街を綺麗にしていっている。
「私は諦めない、今まで泣いていた人達の為にも諦めるわけにはいかないのだ」
ベンジャミンはデシウスと僧兵3人と一緒に街をまわる。そして過激派の人達を一人一人あぶり出して諭していくのだった。とても危険な任務だがデシウスのおかげで着々と遂行していく。
さ~って今日も建設頑張ろ~。
そろそろデシウスが僕を呼びそうだけどまずはアステリアだからどんどんやっていくよ~。
二重の城壁は出来た。なので次は外堀だ。城壁からすぐに3メートル程の堀をほっていく、この堀によって城壁の反りが際立ってくる。日の光を取りたいだけではないのだよ。あと堀の幅は10メートルは欲しいかな~。
堀からすぐに城壁なので城壁側は反り以外の小細工なし。外側の堀は緩やかな坂にする。逃げ道を作っておくと人ってすぐに逃げたくなるからね。
堀には膝まで水を入れたい、できれば川のように流れているとなおいいな~。願望はこのくらいでとりあえず堀を作っていこう。
「[ディグ]」
魔法の効果はある程度操作できることが分かった。みんなに言ったらありえないと言われたけどね。それで僕は穴を掘る魔法の[ディグ]でさっき言った通りの堀を掘っていった。
ここら辺の土壌は結構粘土質なので掘りを掘った後炎であぶったらいい感じに光沢を帯びていた。どうやらこれは当たりみたい。
「つるんつるん。まるで陶器みたい」
炎であぶった所に水を垂らすとツルッと滑っていって炎であぶっていない地面に吸い込まれて行った。
これで後は川をつなげればいい感じになるんだけどこのあたりじゃ森まで行かないとダメかな~。
元々アステリアは敵国から国境を守る為の街で住むための街ではないのだ。実際ツヴァイお父様は水を隣町などから定期的に仕入れていてとても高価だったのだ。なので僕は無料の水を手に入れるぞ!。
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