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第三章 建国
第二十二話 罪には罰が
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「何故私が....」
ロクーデは嘆いた。ロクーデはローズを引き留める事に失敗して路頭に迷っている。
あれほど金を持っていたロクーデだったがある事が表立って全財産を失る事になってしまったのだ。
「何故あれがベンジャミンの手に....やはりローズと一緒に飲んだ後の記憶がない....」
ロクーデは二度にわたり教会の鐘に巻きつかれていたことを呟く。
ロクーデは二度鐘の前で気絶をしているところを教会の人に介抱されていた。
なのでロクーデ自身は何があったのかは、分かっていないのだ。自分が酔って教会に入り鐘のある所まで登りそして寝込んでいたと思っている。
「何度かローズを問いただしたが知らぬ存ぜぬ。ローズが酔ったのは記憶にあるんだがな」
首を傾げて考え込んでいるが記憶は戻る事はない。というよりもその後などないのだからしょうがない。
そして、ベンジャミンの手に貧民街の土地取引の裏帳簿が。その帳簿を元に土地は元の地主の元へもどり、そこからベンジャミンの手に土地が渡ったのだ。
この裏帳簿はジーニが密かに調べていた。なのでローズに酒がわたるまで放置されていたのだ。
ロクーデは縛り首になってもおかしくなかったのだがベンジャミンは許した。それは自分もロクーデ以上の事をしていたことが大きな影響になったがこれからのロクーデの人生を想像して不憫に思ったのだろう。なのでベンジャミンはロクーデを縛り首にできなかった。
そして今に至る。
「無一文で街から追い出されるとは....差別はしないのではないのか」
ロクーデは悲しみに暮れた。どこ行く当てもなく歩いて行くその足並みは力ない物である。
「ウィーリーの奴がいれば。昔の話で脅すことができたのだが一歩先にアステリアへ旅立っていたな。ちぃ!、忌々しいアステリア家め」
ロクーデは無一文になりこの先何が待っているのかもわからないのにアステリア家への恨みを募らせていく。
どうしようともこの先ロクーデに待ち受けているのは死だというのに。
「クケケケケケケケ」
「うあ!、ゴブリンだと。なんでこんな街の近くに」
シュミットは街を広げて畑を作っていた。その畑にはいつも泥棒が入ってきている。もちろん警備の僧兵は多く畑にはそれほど被害はないがそれでもゴブリンの斥候は潜んでいた。そう、泥棒とはゴブリン達の事である。
少しでも僧兵のいないエリアへと一人で足を踏み入れるとこうした事故が起こる地帯になっている。
立札が立っていたのだが恨みで前が見えなかったロクーデはこの世から消える運命をたどった。
「何故、私がこんな目に。私は伯爵だぞ!ゴブリンども、コノコノ!」
ロクーデは足を取られ引きずられて行く。そして複数のゴブリンに覆いかぶされ抵抗するすべもなく洞窟へと連れ去られる。
ロクーデは幼少の頃から商才があった。その事もあり人と金を甘く見ていたのだ。伯爵の三男として生まれたロクーデはその商才を生かしてそれこそジーニのように小さな頃から活動していた。
そしていざ伯爵から野に放たれると他の追従を許さない速度で商人の階段を登っていった。
その大金を使いアルサレムにも多額の寄付をして家名をもらい名誉伯爵と言う形で錦を飾ったのだ。
だがうまくいきすぎてロクーデは腐ってしまったのだ。ジーニはこんなことにはならないだろうがとても残念な歴史である。
「何故だ!。すべてはあの赤ん坊だ!。あの赤ん坊に運をつけられてからだ」
ロクーデは引きずられながら嘆いた。確かにあの時からロクーデはついていなかった。だがそれは自業自得である。
戦争が起きたのをいいことにメリアを狙ったのが運のつきだったのだ。だがロクーデの罪はゴブリン達によって償わされようとしている。
「ぎゃ~、私を食べても美味しくないぞ~」
ロクーデの言葉にゴブリン達は首を振る。ゴブリン達から見たらロクーデの体躯はとてもよだれの出る体躯である。その証拠に上手に焼けましたの肉焼きセットに括り付けられているロクーデを見てその場にいるゴブリン達は涎で湖が出来そうになっている。
「うわ~、誰か助けてくれ~。金ならいくらでもやるぞ~」
ロクーデの下にある薪に火が放り込まれる。じわじわとロクーデに熱が伝わっていく。
「あつい!あつ~い」
ひょこひょこと火から離れようと抵抗するが頑丈に手足を巻かれている為それも叶わない。ロクーデが抵抗をやめて諦めた時、奇蹟が起こった。
ドガシャン!
肉焼きセットが風に吹き飛ばされたのだ。洞窟にそんな風が起こるはずもない。
「お金持ちさん、助けてやるぞ」
風を起こした男がロクーデの縄を解きながら話す。あれだけいたゴブリンは一瞬のうちに壁へと吹き飛ばされ脳天をぶちまけた。
「あんたは....エルフなのか?」
「ああ、珍しいだろ?」
ロクーデを助けた男はエルフであった。そしてシュミット付近にいたエルフは奴しかいない。
「俺はギールだ。よろしくな。金づるさん」
「あ、ああ。私はロクーデだ」
ギールはロクーデに握手を求めロクーデはそれに応えた。
ここからロクーデの壮絶な人生がスタートするのだった。まるで罪を償う様に。
ロクーデは嘆いた。ロクーデはローズを引き留める事に失敗して路頭に迷っている。
あれほど金を持っていたロクーデだったがある事が表立って全財産を失る事になってしまったのだ。
「何故あれがベンジャミンの手に....やはりローズと一緒に飲んだ後の記憶がない....」
ロクーデは二度にわたり教会の鐘に巻きつかれていたことを呟く。
ロクーデは二度鐘の前で気絶をしているところを教会の人に介抱されていた。
なのでロクーデ自身は何があったのかは、分かっていないのだ。自分が酔って教会に入り鐘のある所まで登りそして寝込んでいたと思っている。
「何度かローズを問いただしたが知らぬ存ぜぬ。ローズが酔ったのは記憶にあるんだがな」
首を傾げて考え込んでいるが記憶は戻る事はない。というよりもその後などないのだからしょうがない。
そして、ベンジャミンの手に貧民街の土地取引の裏帳簿が。その帳簿を元に土地は元の地主の元へもどり、そこからベンジャミンの手に土地が渡ったのだ。
この裏帳簿はジーニが密かに調べていた。なのでローズに酒がわたるまで放置されていたのだ。
ロクーデは縛り首になってもおかしくなかったのだがベンジャミンは許した。それは自分もロクーデ以上の事をしていたことが大きな影響になったがこれからのロクーデの人生を想像して不憫に思ったのだろう。なのでベンジャミンはロクーデを縛り首にできなかった。
そして今に至る。
「無一文で街から追い出されるとは....差別はしないのではないのか」
ロクーデは悲しみに暮れた。どこ行く当てもなく歩いて行くその足並みは力ない物である。
「ウィーリーの奴がいれば。昔の話で脅すことができたのだが一歩先にアステリアへ旅立っていたな。ちぃ!、忌々しいアステリア家め」
ロクーデは無一文になりこの先何が待っているのかもわからないのにアステリア家への恨みを募らせていく。
どうしようともこの先ロクーデに待ち受けているのは死だというのに。
「クケケケケケケケ」
「うあ!、ゴブリンだと。なんでこんな街の近くに」
シュミットは街を広げて畑を作っていた。その畑にはいつも泥棒が入ってきている。もちろん警備の僧兵は多く畑にはそれほど被害はないがそれでもゴブリンの斥候は潜んでいた。そう、泥棒とはゴブリン達の事である。
少しでも僧兵のいないエリアへと一人で足を踏み入れるとこうした事故が起こる地帯になっている。
立札が立っていたのだが恨みで前が見えなかったロクーデはこの世から消える運命をたどった。
「何故、私がこんな目に。私は伯爵だぞ!ゴブリンども、コノコノ!」
ロクーデは足を取られ引きずられて行く。そして複数のゴブリンに覆いかぶされ抵抗するすべもなく洞窟へと連れ去られる。
ロクーデは幼少の頃から商才があった。その事もあり人と金を甘く見ていたのだ。伯爵の三男として生まれたロクーデはその商才を生かしてそれこそジーニのように小さな頃から活動していた。
そしていざ伯爵から野に放たれると他の追従を許さない速度で商人の階段を登っていった。
その大金を使いアルサレムにも多額の寄付をして家名をもらい名誉伯爵と言う形で錦を飾ったのだ。
だがうまくいきすぎてロクーデは腐ってしまったのだ。ジーニはこんなことにはならないだろうがとても残念な歴史である。
「何故だ!。すべてはあの赤ん坊だ!。あの赤ん坊に運をつけられてからだ」
ロクーデは引きずられながら嘆いた。確かにあの時からロクーデはついていなかった。だがそれは自業自得である。
戦争が起きたのをいいことにメリアを狙ったのが運のつきだったのだ。だがロクーデの罪はゴブリン達によって償わされようとしている。
「ぎゃ~、私を食べても美味しくないぞ~」
ロクーデの言葉にゴブリン達は首を振る。ゴブリン達から見たらロクーデの体躯はとてもよだれの出る体躯である。その証拠に上手に焼けましたの肉焼きセットに括り付けられているロクーデを見てその場にいるゴブリン達は涎で湖が出来そうになっている。
「うわ~、誰か助けてくれ~。金ならいくらでもやるぞ~」
ロクーデの下にある薪に火が放り込まれる。じわじわとロクーデに熱が伝わっていく。
「あつい!あつ~い」
ひょこひょこと火から離れようと抵抗するが頑丈に手足を巻かれている為それも叶わない。ロクーデが抵抗をやめて諦めた時、奇蹟が起こった。
ドガシャン!
肉焼きセットが風に吹き飛ばされたのだ。洞窟にそんな風が起こるはずもない。
「お金持ちさん、助けてやるぞ」
風を起こした男がロクーデの縄を解きながら話す。あれだけいたゴブリンは一瞬のうちに壁へと吹き飛ばされ脳天をぶちまけた。
「あんたは....エルフなのか?」
「ああ、珍しいだろ?」
ロクーデを助けた男はエルフであった。そしてシュミット付近にいたエルフは奴しかいない。
「俺はギールだ。よろしくな。金づるさん」
「あ、ああ。私はロクーデだ」
ギールはロクーデに握手を求めロクーデはそれに応えた。
ここからロクーデの壮絶な人生がスタートするのだった。まるで罪を償う様に。
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