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第三章 建国
第二十六話 水車が来た②
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「わ~!」
アドスバーンが布をはぎ取ると水車が現れた。とても大きくて立派なそれに僕は歓喜を現した。
「よっと、どうだこれでいいのだろ?何処に運ぶ?」
僕を抱き上げたアドスバーンは優しく笑い聞いてきた。思っていたほど怖い人じゃないみたい。
アドスバーンの国は力の国だって言っていたけどアドスバーンを見ていると愛を感じるので印象が変わる。
僕は西を指さした。するとアドスバーンが号令をかけると馬車が西側へと進んでいく。その時馬車の御者席にいた見知った双子を見つけた。
双子は見られた事に気付いたのか外套を深く被って誤魔化している。
え~ちょっと恩人になんていう態度だ。僕は不機嫌になったので挨拶をすることにした。
「ちょっとルーズとフーズだっけ?挨拶はないのかい?」
アドスバーンに抱き上げられていた僕は浮き上がり双子の元に。そして指を差して指摘する。
「...ジーニ様お久しぶりです」
「ご機嫌麗しゅう...」
なんか定形な言葉を並べている。
「ははは、許してやってくれ。君やフェイクに負けた事を叱咤して階級を下げたのだ。今は一兵卒から頑張っているのさ」
「え~。結構偉かったのに一兵卒になっちゃったの?」
何だか悪い事しちゃったな~と僕は俯くと双子が口を開いた。
「...お前のせいじゃない」
「そうだ!僕たちが弱かったからだ」
「絶対にいつかお前に勝つ!」
「一兵卒から這い上がってやる」
僕がションボリしている姿を見て双子は交互に話して僕を励ましてくれているのかそう言い放った。
僕は笑ってその言葉を聞いていると双子は頬を赤くしてそっぽ向いちゃった。中々可愛い所あるんだな。僕は二人に笑顔をおくった。
水車を乗せた馬車が3台西側へと到達する。そして更に驚く事となった。
「はっは~どうだこの3連水車は!」
「わ~、すっご~い」
川からの水を縦に並んだ水車が天高く舞い上がらせる。横並びの水車は見たことあるけどまさか縦に高く積み上げるなんて思いもよらなかったので僕は感動した。
舞い上がらせた水が虹を作り上げる。水がマンション四階ほどの高さまで水を引き上げているのだがその水が所々でしぶきをあげているので自然と虹が見えている。これは観光名所になりそうだ。
そこからでる水は少し山になっていた道を軽々と超えているので僕は[ストーンウォール]を段々に作り緩やかな坂を作り上げる。
そして、
「わ~、爽快!」
今まで掘ってきた堀などに水が行き渡っていく、少し高くなっているこの場所から見て、アステリアは何だか輝きが増していったようだった。
「中々良い街だな。この水はすべてと繋がっているのか?」
「そうだよ。生活用水であって堀でもあるの」
「そうか...しかしそんなものを私に見せていいのか?」
「ん?、僕はアドスバーンさんを信頼しているからね。それに毒なんて無粋な物は使わないでしょ?」
「まあそれもそうだが」
「それに」
「それに?」
アドスバーンが首を傾げる。僕は毒を治せることや奴隷紋を消せることを話す。するとアドスバーンの顔は険しくなり深刻な顔になっていった。
「そこまでできるのか....ではヘンダークが動き出しているな」
「ヘンダーク?」
アドスバーンの話に僕は首を傾げる。するとアドスバーンはヘンダークについて話始めた。
「このルインズガル大陸には五つの国があるのは知っているだろう。それから更に今六つになるのだがな。そしてそのヘンダークはアドスバーンよりも北へと半月の位置にある国だ。とても古い国で奴隷を作った国と言われている」
僕はこのルインズガル大陸の国は調べていたけどヘンダークについては記述が少なくてわからなかったんだよね。ちなみにあと一つのわからない国は獣人の国と言われているガッジュという国である。この国は他の国と国交もなく一切接触をしてこないらしい。一部獣人達は他の国に入っているようだけど国自体は交流を持たないようにしているみたい。
「奴隷紋が破られた。それを知ったヘンダークの王は必ずそれをした者を葬り去ろうとするだろう。君を狙う為に兵を放っているはずだ。ちなみにどこでその奴隷紋を破ったんだ?」
「場所は...ここです」
「アステリアか...その奴隷の権利を持っていた者は今どこに?」
「シュミットで最後に見ました」
アドスバーンは僕の答えを聞いて顎に手を当てて考える。
「実はな昔、私の国にも奴隷紋を消せるという者が現れたのだ。その時奴らは奴隷とその持ち主、そして破ったものをすべて殺した。もしかしたらもう、奴らはシュミットとここに兵を送っているかもしれないぞ」
アドスバーンは少し考えてそう話した。
むむむ、差別をしている本元がやってくるのか。これはチャンスかもしれない?。
「大丈夫ですよ。僕はみんなを守ります」
「お~流石はジーニだな。北から来るようならばそこは我らに任せろ」
アドスバーンは僕の言葉に感動して胸を叩き、守ると言ってくれた。
少しアドスバーンと僕は距離を縮められたと感じた。
アドスバーンが布をはぎ取ると水車が現れた。とても大きくて立派なそれに僕は歓喜を現した。
「よっと、どうだこれでいいのだろ?何処に運ぶ?」
僕を抱き上げたアドスバーンは優しく笑い聞いてきた。思っていたほど怖い人じゃないみたい。
アドスバーンの国は力の国だって言っていたけどアドスバーンを見ていると愛を感じるので印象が変わる。
僕は西を指さした。するとアドスバーンが号令をかけると馬車が西側へと進んでいく。その時馬車の御者席にいた見知った双子を見つけた。
双子は見られた事に気付いたのか外套を深く被って誤魔化している。
え~ちょっと恩人になんていう態度だ。僕は不機嫌になったので挨拶をすることにした。
「ちょっとルーズとフーズだっけ?挨拶はないのかい?」
アドスバーンに抱き上げられていた僕は浮き上がり双子の元に。そして指を差して指摘する。
「...ジーニ様お久しぶりです」
「ご機嫌麗しゅう...」
なんか定形な言葉を並べている。
「ははは、許してやってくれ。君やフェイクに負けた事を叱咤して階級を下げたのだ。今は一兵卒から頑張っているのさ」
「え~。結構偉かったのに一兵卒になっちゃったの?」
何だか悪い事しちゃったな~と僕は俯くと双子が口を開いた。
「...お前のせいじゃない」
「そうだ!僕たちが弱かったからだ」
「絶対にいつかお前に勝つ!」
「一兵卒から這い上がってやる」
僕がションボリしている姿を見て双子は交互に話して僕を励ましてくれているのかそう言い放った。
僕は笑ってその言葉を聞いていると双子は頬を赤くしてそっぽ向いちゃった。中々可愛い所あるんだな。僕は二人に笑顔をおくった。
水車を乗せた馬車が3台西側へと到達する。そして更に驚く事となった。
「はっは~どうだこの3連水車は!」
「わ~、すっご~い」
川からの水を縦に並んだ水車が天高く舞い上がらせる。横並びの水車は見たことあるけどまさか縦に高く積み上げるなんて思いもよらなかったので僕は感動した。
舞い上がらせた水が虹を作り上げる。水がマンション四階ほどの高さまで水を引き上げているのだがその水が所々でしぶきをあげているので自然と虹が見えている。これは観光名所になりそうだ。
そこからでる水は少し山になっていた道を軽々と超えているので僕は[ストーンウォール]を段々に作り緩やかな坂を作り上げる。
そして、
「わ~、爽快!」
今まで掘ってきた堀などに水が行き渡っていく、少し高くなっているこの場所から見て、アステリアは何だか輝きが増していったようだった。
「中々良い街だな。この水はすべてと繋がっているのか?」
「そうだよ。生活用水であって堀でもあるの」
「そうか...しかしそんなものを私に見せていいのか?」
「ん?、僕はアドスバーンさんを信頼しているからね。それに毒なんて無粋な物は使わないでしょ?」
「まあそれもそうだが」
「それに」
「それに?」
アドスバーンが首を傾げる。僕は毒を治せることや奴隷紋を消せることを話す。するとアドスバーンの顔は険しくなり深刻な顔になっていった。
「そこまでできるのか....ではヘンダークが動き出しているな」
「ヘンダーク?」
アドスバーンの話に僕は首を傾げる。するとアドスバーンはヘンダークについて話始めた。
「このルインズガル大陸には五つの国があるのは知っているだろう。それから更に今六つになるのだがな。そしてそのヘンダークはアドスバーンよりも北へと半月の位置にある国だ。とても古い国で奴隷を作った国と言われている」
僕はこのルインズガル大陸の国は調べていたけどヘンダークについては記述が少なくてわからなかったんだよね。ちなみにあと一つのわからない国は獣人の国と言われているガッジュという国である。この国は他の国と国交もなく一切接触をしてこないらしい。一部獣人達は他の国に入っているようだけど国自体は交流を持たないようにしているみたい。
「奴隷紋が破られた。それを知ったヘンダークの王は必ずそれをした者を葬り去ろうとするだろう。君を狙う為に兵を放っているはずだ。ちなみにどこでその奴隷紋を破ったんだ?」
「場所は...ここです」
「アステリアか...その奴隷の権利を持っていた者は今どこに?」
「シュミットで最後に見ました」
アドスバーンは僕の答えを聞いて顎に手を当てて考える。
「実はな昔、私の国にも奴隷紋を消せるという者が現れたのだ。その時奴らは奴隷とその持ち主、そして破ったものをすべて殺した。もしかしたらもう、奴らはシュミットとここに兵を送っているかもしれないぞ」
アドスバーンは少し考えてそう話した。
むむむ、差別をしている本元がやってくるのか。これはチャンスかもしれない?。
「大丈夫ですよ。僕はみんなを守ります」
「お~流石はジーニだな。北から来るようならばそこは我らに任せろ」
アドスバーンは僕の言葉に感動して胸を叩き、守ると言ってくれた。
少しアドスバーンと僕は距離を縮められたと感じた。
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