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第四章 ルインズガル大陸
第八話 孤児院の借金
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シリカさんとローズさんを故郷である孤児院に連れて行くと丁度孤児院にお客様がいたみたい。
僕らは外で話を聞いているとどうやら借金取りのようだった。でも僕らはお金が届いているのを知っているから心配せずに待っていたんだけどどうやら雲行きがおかしくなってきた。
「おうおう!、借りた金は返さんといかんぞ」
「だぞ!」
兄貴分の言葉に子分がかぶせる。シスターは毅然とした態度で対応していく。
「ですからここにほぼ全額入っていますから持って言ってください」
「.....返さんといかんぞ!」
「だぞ?」
借金取りはシスターの言葉を聞いているのか聞いていないのかわからないが納得していないみたい。
シスターの出した革袋にはどっさりと銀貨がはいっている。その額は軽く家が建つ金額だ。どのくらい借金をしていたかわからないけど利子があっても絶対に返せる額のはず。
「そんな偽物だしてもちゃんとわかってんだからな。返せないなら体で払ってもらうぞ」
「偽物ではありません。ちゃんとみてください」
「だぞ~...あう」
子分のかぶせが間に合わないほど早くシスターが喋り出したが子分はシスターに続いて言葉をかぶせた、だけど自分が話す前にシスターが話した事にショックを感じたのか残念そうに俯いた。
何だか面白そうだけどそろそろシスターが困っているので借金取りを黙らせます。
「あぶ!、息ができな.....ガクッ」
「アニ....ガクッ」
兄貴分の顔に僕は飛びつき子分が僕に触れる前に気絶させて子分へと移った。瞬時に僕のお腹で二人を気絶させる。
僕は得意気にシスターへと視線を送るとシスターはびっくりしていた。
「まあまあ、ジーニ様。それにシリカとローズよね?大きくなって」
「「シスターお久しぶりです」」
シスターへとシリカさんローズさんが近づき抱き合った。僕はそんな三人を優しく見つめる。
借金取りを街道の木に吊るすと僕らは教会の中に通される。フローラちゃんは子供達と外で遊ぶみたい。あんまり無茶しなきゃいいけど。
「借金は大丈夫なんですか?」
「ええ、ジーニ様からもらったお金で全額返済できます」
ローズさんからの寄付は最近の物だったみたい。
ローズさんが活躍していなかった時にたまっていた借金があってそれは先代の金貸しの人が待っていてくれたらしくて、その先代が死んで今の頭取になった事で今の状況になったらしい。世知辛い世の中だね。
「じゃあお金はあるんだよね」
「はい、この通り」
シスターはドサっと革袋を机に乗せた。その中にはさっきみた銀貨がたくさん入っている。
「その金貸しはグリンベイルンにいるんですか?」
「そうですが....行ってくれるんですか?」
「話し合わない事には何も始まりませんもん」
「ですね。ジーニ様の言う通りです」
僕の提案にシリカさんが賛成するとローズさんも頷く。子供達がいるのでシスターは教会を離れられないので僕とシリカさんそれにローズさんの三人で行くことにする。フローラちゃんはもしもの時の保険で子供達と遊んでおいてもらった。
グリンベイルンの前に降りて門をくぐると門番の人達に止められた。
「止まれ....加護なしの子か。皆さん一応前科のチェックをしてくれ」
一目僕を見やってシリカさんとローズさんに鏡を突き出した。鏡は二人を写すと黄色く光っていく。どうやら魔道具のようで前科があると赤くなっていくらしいよ。
「よし。ようこそグリンベイルンへ」
門番は検査が終わると笑顔で僕らを通してくれた。
グリンベイルンは珍しい三角の城壁に囲まれている。城が正面に見えるここが唯一の門でまっすぐと道が築かれていた。
左右には商店が並び商店街のように色々な店が並んでいる。
シスターの言っていた金貸しの家は道を城までいって突き当りを右にいってその更に突き当りの店らしいんだけど....。
「ここかな?」
「ど派手だな」
金貸しの店と思われるその家は金を基調にした家でとても輝いていた。これは周りの店が迷惑しているだろうなとまず思った。
僕は家の扉を叩く。すると人相の悪い男が出てきた。
「あ?、お前ら誰だ?」
「孤児院の者です。カシマーネさんはいらっしゃいますか?」
シリカさんが孤児院を名乗ると男はニヤッと笑い扉を大きく開けて入るように促す。
僕はシリカさんに抱かれて中に入っていくと奥の部屋へと通され、椅子に座るように促された。
この部屋に来るまで人相の悪い男はニヤニヤしながらシリカさんとローズさんを見ていた。僕はこの男をどうしてやろうかと思ったんだけど思いとどまったよ。今はまだその時じゃないはずだ。
「よくいらっしゃいました、それでどういったご用ですか?」
「孤児院の借金を返しに来ました」
シリカさんの言葉にカシマーネは驚いた顔になり、すぐにニヤニヤと顔を緩ませる。
「そうですかそうですか。やっと体を売る事にしてくれたんですね」
「いえ」
「ではこちらに。まずは私が」
「いえ、違います」
カシマーネはシリカさんの手を取って強引に部屋から連れ出そうとする。しかしそんなことはさせん!!
「あぶ....ガクッ」
「ジーニ様ありがとうございます」
「碌でもない奴だな。何だかロクーデと話しているみたいだったよ」
しかしこれではお金を返した証拠が....。と考えていたら人相の悪い男が静かすぎる事で怪しんだのか中に入ってきた。
「あっ」
「「「あ!」」」
四人は見合った。そして僕たちは笑みを浮かべると人相の悪い男も笑顔になり大きく息を吸う。
「カシマーネ様が殺された!みんな来てくれ!!。あぶ......ガクッ」
人相の悪い男が急に叫んだために僕は瞬時に動けずに言い終わってからやっと口をふさぐことができた。男が気絶するとすぐに外が騒がしくなった。ていうか殺してないからね。
僕らは外で話を聞いているとどうやら借金取りのようだった。でも僕らはお金が届いているのを知っているから心配せずに待っていたんだけどどうやら雲行きがおかしくなってきた。
「おうおう!、借りた金は返さんといかんぞ」
「だぞ!」
兄貴分の言葉に子分がかぶせる。シスターは毅然とした態度で対応していく。
「ですからここにほぼ全額入っていますから持って言ってください」
「.....返さんといかんぞ!」
「だぞ?」
借金取りはシスターの言葉を聞いているのか聞いていないのかわからないが納得していないみたい。
シスターの出した革袋にはどっさりと銀貨がはいっている。その額は軽く家が建つ金額だ。どのくらい借金をしていたかわからないけど利子があっても絶対に返せる額のはず。
「そんな偽物だしてもちゃんとわかってんだからな。返せないなら体で払ってもらうぞ」
「偽物ではありません。ちゃんとみてください」
「だぞ~...あう」
子分のかぶせが間に合わないほど早くシスターが喋り出したが子分はシスターに続いて言葉をかぶせた、だけど自分が話す前にシスターが話した事にショックを感じたのか残念そうに俯いた。
何だか面白そうだけどそろそろシスターが困っているので借金取りを黙らせます。
「あぶ!、息ができな.....ガクッ」
「アニ....ガクッ」
兄貴分の顔に僕は飛びつき子分が僕に触れる前に気絶させて子分へと移った。瞬時に僕のお腹で二人を気絶させる。
僕は得意気にシスターへと視線を送るとシスターはびっくりしていた。
「まあまあ、ジーニ様。それにシリカとローズよね?大きくなって」
「「シスターお久しぶりです」」
シスターへとシリカさんローズさんが近づき抱き合った。僕はそんな三人を優しく見つめる。
借金取りを街道の木に吊るすと僕らは教会の中に通される。フローラちゃんは子供達と外で遊ぶみたい。あんまり無茶しなきゃいいけど。
「借金は大丈夫なんですか?」
「ええ、ジーニ様からもらったお金で全額返済できます」
ローズさんからの寄付は最近の物だったみたい。
ローズさんが活躍していなかった時にたまっていた借金があってそれは先代の金貸しの人が待っていてくれたらしくて、その先代が死んで今の頭取になった事で今の状況になったらしい。世知辛い世の中だね。
「じゃあお金はあるんだよね」
「はい、この通り」
シスターはドサっと革袋を机に乗せた。その中にはさっきみた銀貨がたくさん入っている。
「その金貸しはグリンベイルンにいるんですか?」
「そうですが....行ってくれるんですか?」
「話し合わない事には何も始まりませんもん」
「ですね。ジーニ様の言う通りです」
僕の提案にシリカさんが賛成するとローズさんも頷く。子供達がいるのでシスターは教会を離れられないので僕とシリカさんそれにローズさんの三人で行くことにする。フローラちゃんはもしもの時の保険で子供達と遊んでおいてもらった。
グリンベイルンの前に降りて門をくぐると門番の人達に止められた。
「止まれ....加護なしの子か。皆さん一応前科のチェックをしてくれ」
一目僕を見やってシリカさんとローズさんに鏡を突き出した。鏡は二人を写すと黄色く光っていく。どうやら魔道具のようで前科があると赤くなっていくらしいよ。
「よし。ようこそグリンベイルンへ」
門番は検査が終わると笑顔で僕らを通してくれた。
グリンベイルンは珍しい三角の城壁に囲まれている。城が正面に見えるここが唯一の門でまっすぐと道が築かれていた。
左右には商店が並び商店街のように色々な店が並んでいる。
シスターの言っていた金貸しの家は道を城までいって突き当りを右にいってその更に突き当りの店らしいんだけど....。
「ここかな?」
「ど派手だな」
金貸しの店と思われるその家は金を基調にした家でとても輝いていた。これは周りの店が迷惑しているだろうなとまず思った。
僕は家の扉を叩く。すると人相の悪い男が出てきた。
「あ?、お前ら誰だ?」
「孤児院の者です。カシマーネさんはいらっしゃいますか?」
シリカさんが孤児院を名乗ると男はニヤッと笑い扉を大きく開けて入るように促す。
僕はシリカさんに抱かれて中に入っていくと奥の部屋へと通され、椅子に座るように促された。
この部屋に来るまで人相の悪い男はニヤニヤしながらシリカさんとローズさんを見ていた。僕はこの男をどうしてやろうかと思ったんだけど思いとどまったよ。今はまだその時じゃないはずだ。
「よくいらっしゃいました、それでどういったご用ですか?」
「孤児院の借金を返しに来ました」
シリカさんの言葉にカシマーネは驚いた顔になり、すぐにニヤニヤと顔を緩ませる。
「そうですかそうですか。やっと体を売る事にしてくれたんですね」
「いえ」
「ではこちらに。まずは私が」
「いえ、違います」
カシマーネはシリカさんの手を取って強引に部屋から連れ出そうとする。しかしそんなことはさせん!!
「あぶ....ガクッ」
「ジーニ様ありがとうございます」
「碌でもない奴だな。何だかロクーデと話しているみたいだったよ」
しかしこれではお金を返した証拠が....。と考えていたら人相の悪い男が静かすぎる事で怪しんだのか中に入ってきた。
「あっ」
「「「あ!」」」
四人は見合った。そして僕たちは笑みを浮かべると人相の悪い男も笑顔になり大きく息を吸う。
「カシマーネ様が殺された!みんな来てくれ!!。あぶ......ガクッ」
人相の悪い男が急に叫んだために僕は瞬時に動けずに言い終わってからやっと口をふさぐことができた。男が気絶するとすぐに外が騒がしくなった。ていうか殺してないからね。
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