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第五章 兄妹の絆
第二十八話 死闘
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ライは天雷の剣に導かれて森林の中へと入っていった。
しばらく走っていき茂みを越えた所にオークゾンビ達が息を荒げて仁王立ちしていた。ライは不思議に思っていたけど天雷の剣はそのまま進むように促すのでライは素直にゾンビ達の間を進んでいく。
オークゾンビ達はただライに視線を移すだけで襲ってはこない。彼らは意思を持っているのだ。ゾンビになってもなお拭えない怨念によるものだろう。
そして、ライはひと際大きいオークゾンビの前に着いた。
「(私の体だ。どうか滅してやってくれ)」
「(え?君はオークキングだったの?)」
ライは衝撃の事実に驚愕する。ライは戸惑う。
「(いいの?剣になったんだから元に戻れるかも)」
「(いいんだ。剣になった時にジーニの為に過去を捨てると決めたのだ。それにオークキングゾンビなどになっても締まらんだろう...)」
天雷の剣の言葉には後悔はない事が伺えた。オークキングの横へ控えていたオークジェネラル達のゾンビも静かにその様子を見て頷いているように見える。声に出していないのにわかっているようだった。
「(じゃあやるよ)」
「(ああ、一辺も残らないように頼む)」
ライは力を溜める。辺りに地揺れを起こすほどのマナがライにたまっていく。
天雷の剣も金色に輝く、剣を上段に構えて今にも振り下ろそうとした時、ライは吹き飛ばされた。
「アウ!」
「ハァハァ!間に合った...」
オークレが息を切らせて現れた。ライはオークレの蹴りによって吹き飛ばされたようだ。
「やらせないわよ!。この子の中には私の核がはいっているんだからね!」
「バブ?」
ライは知らされていなかったので首を傾げていた。オークレは知っているものと思い発したのだが首を傾げているライを見てオークレは困惑する。
「え!知らなくてここに来たっていうの?。墓穴を掘ったようね....」
オークレは爪を噛み悔しがる。しかしやる事は一緒だ。ライだけならば勝てるだろうと思ったオークレはじりじりとライに近づいて行く。
「あなたも中々可愛いわね。ジーニ坊やに似てとっても可愛いわ~。私の坊やにおなり!」
「バブ~!」
天雷の剣をオークレの前に突き出す。オークレは切っ先の前で止まり。闇の空間アビスアビティアへの移動を開始した。
「これで核を守る事が出来るわ」
オークレは安心して胸を撫でおろす。そんなオークレの背後にはオークジェネラル達が残っていた。
「ふふふ、キング以外は持ってきたのよ。この子達は私の武器だからね」
得意気にジェネラルの体を妖艶に触り話すオークレ。ジェネラルの体から脈打つ剣を取り出すとライに切り掛かった。
「バブブ!!」
「やっぱりあの子の弟だけあって強いわね。通常の私じゃ力で勝てないわ。だけど」
鍔迫り合いをしながらオークレは体の周りに火を灯す。通常の空間で使ってきた時は一メートルも出ていなかったがこの闇の空間アビスアビティアでは見える範囲すべてが顔のついた火で覆われていく。
「あなたに勝ち目はないわよ。さあ、私の子供におなりなさい!!」
オークレの力が増してライは地面に攻め立てられる。
「ふふふふふふ」
勝利を確信したオークレは不敵に笑う。
ライはまだ諦めていない。体や剣にマナを溜めている。
「おいたしちゃダメよ」
それをオークレはさせてくれない。集まり駆けたマナは霧散していく。
ライは驚愕して顔を青ざめさせた。
もう打つ手ないのか、ライは考える。だけど今の状況から打開する策は思いつかない。ライは絶望していく。
「いいわ~いい!、絶望の顔はいつ見ても最高よね!!」
オークレは艶めかしく微笑み圧をあげる。ライの肩にオークレの剣がこすりつけられ、血が滲む。
ライは涙する。折角この世界に生を受けたのに綺麗なお母様やカッコイイお父様の為に生きると決めたのに死んでしまうのかと涙がとめどなく流れてきてしまう。その姿をオークレに見られているのを屈辱と思っていても涙を止める事はできない。
「(子供は泣くのが仕事だ。だがこの涙は許容しないな!!)」
「何!?」
天雷の剣が輝きだし電撃を周囲にまき散らす。
「こんな子供だましで!!...何!!」
オークレは拘束された。オークジェネラル達がオークレを掴んでいるのだ。
「何であんた達動いてるのよ。私を放しなさい!この豚!!」
オークレの命令は聞けない。そう言った意思を感じる。俺達の王はキングなのだと。
「(ありがとう、戦友よ。ライ、天にかえしてやってくれ)」
僕は感動した。魔物であるこの人達は人よりも人らしい心を持っていたんだ。
涙を抑えて僕は立ち上がり剣を掲げる。まるでオークキングに支えられながら振り下ろす剣は時空すらも切り裂き闇の空間を切り裂いた。
「あうううう、よくもやってくれたわね。普通の剣じゃないのね。ダメージが....って何であんたがここにいるのよ。核が....」
闇の空間にはオークキングはいなかった。しかし闇の空間から戻ったすぐ後ろにオークキングが立っていてオークレと一緒にキングと核がライの剣によって切り裂かれていた。
「私は...私は死なないのよ。だってあの子のお母さんになるのだもの...。ああ、愛しのジーニ坊や....」
オークレは最後の言葉を残して霧散していった。
オークキングやジェネラル達も霧散して消えた。この世に未練が無くなったのだろう。
僕は勝ったと安心して地べたに座り込みため息をはいた。
しばらく走っていき茂みを越えた所にオークゾンビ達が息を荒げて仁王立ちしていた。ライは不思議に思っていたけど天雷の剣はそのまま進むように促すのでライは素直にゾンビ達の間を進んでいく。
オークゾンビ達はただライに視線を移すだけで襲ってはこない。彼らは意思を持っているのだ。ゾンビになってもなお拭えない怨念によるものだろう。
そして、ライはひと際大きいオークゾンビの前に着いた。
「(私の体だ。どうか滅してやってくれ)」
「(え?君はオークキングだったの?)」
ライは衝撃の事実に驚愕する。ライは戸惑う。
「(いいの?剣になったんだから元に戻れるかも)」
「(いいんだ。剣になった時にジーニの為に過去を捨てると決めたのだ。それにオークキングゾンビなどになっても締まらんだろう...)」
天雷の剣の言葉には後悔はない事が伺えた。オークキングの横へ控えていたオークジェネラル達のゾンビも静かにその様子を見て頷いているように見える。声に出していないのにわかっているようだった。
「(じゃあやるよ)」
「(ああ、一辺も残らないように頼む)」
ライは力を溜める。辺りに地揺れを起こすほどのマナがライにたまっていく。
天雷の剣も金色に輝く、剣を上段に構えて今にも振り下ろそうとした時、ライは吹き飛ばされた。
「アウ!」
「ハァハァ!間に合った...」
オークレが息を切らせて現れた。ライはオークレの蹴りによって吹き飛ばされたようだ。
「やらせないわよ!。この子の中には私の核がはいっているんだからね!」
「バブ?」
ライは知らされていなかったので首を傾げていた。オークレは知っているものと思い発したのだが首を傾げているライを見てオークレは困惑する。
「え!知らなくてここに来たっていうの?。墓穴を掘ったようね....」
オークレは爪を噛み悔しがる。しかしやる事は一緒だ。ライだけならば勝てるだろうと思ったオークレはじりじりとライに近づいて行く。
「あなたも中々可愛いわね。ジーニ坊やに似てとっても可愛いわ~。私の坊やにおなり!」
「バブ~!」
天雷の剣をオークレの前に突き出す。オークレは切っ先の前で止まり。闇の空間アビスアビティアへの移動を開始した。
「これで核を守る事が出来るわ」
オークレは安心して胸を撫でおろす。そんなオークレの背後にはオークジェネラル達が残っていた。
「ふふふ、キング以外は持ってきたのよ。この子達は私の武器だからね」
得意気にジェネラルの体を妖艶に触り話すオークレ。ジェネラルの体から脈打つ剣を取り出すとライに切り掛かった。
「バブブ!!」
「やっぱりあの子の弟だけあって強いわね。通常の私じゃ力で勝てないわ。だけど」
鍔迫り合いをしながらオークレは体の周りに火を灯す。通常の空間で使ってきた時は一メートルも出ていなかったがこの闇の空間アビスアビティアでは見える範囲すべてが顔のついた火で覆われていく。
「あなたに勝ち目はないわよ。さあ、私の子供におなりなさい!!」
オークレの力が増してライは地面に攻め立てられる。
「ふふふふふふ」
勝利を確信したオークレは不敵に笑う。
ライはまだ諦めていない。体や剣にマナを溜めている。
「おいたしちゃダメよ」
それをオークレはさせてくれない。集まり駆けたマナは霧散していく。
ライは驚愕して顔を青ざめさせた。
もう打つ手ないのか、ライは考える。だけど今の状況から打開する策は思いつかない。ライは絶望していく。
「いいわ~いい!、絶望の顔はいつ見ても最高よね!!」
オークレは艶めかしく微笑み圧をあげる。ライの肩にオークレの剣がこすりつけられ、血が滲む。
ライは涙する。折角この世界に生を受けたのに綺麗なお母様やカッコイイお父様の為に生きると決めたのに死んでしまうのかと涙がとめどなく流れてきてしまう。その姿をオークレに見られているのを屈辱と思っていても涙を止める事はできない。
「(子供は泣くのが仕事だ。だがこの涙は許容しないな!!)」
「何!?」
天雷の剣が輝きだし電撃を周囲にまき散らす。
「こんな子供だましで!!...何!!」
オークレは拘束された。オークジェネラル達がオークレを掴んでいるのだ。
「何であんた達動いてるのよ。私を放しなさい!この豚!!」
オークレの命令は聞けない。そう言った意思を感じる。俺達の王はキングなのだと。
「(ありがとう、戦友よ。ライ、天にかえしてやってくれ)」
僕は感動した。魔物であるこの人達は人よりも人らしい心を持っていたんだ。
涙を抑えて僕は立ち上がり剣を掲げる。まるでオークキングに支えられながら振り下ろす剣は時空すらも切り裂き闇の空間を切り裂いた。
「あうううう、よくもやってくれたわね。普通の剣じゃないのね。ダメージが....って何であんたがここにいるのよ。核が....」
闇の空間にはオークキングはいなかった。しかし闇の空間から戻ったすぐ後ろにオークキングが立っていてオークレと一緒にキングと核がライの剣によって切り裂かれていた。
「私は...私は死なないのよ。だってあの子のお母さんになるのだもの...。ああ、愛しのジーニ坊や....」
オークレは最後の言葉を残して霧散していった。
オークキングやジェネラル達も霧散して消えた。この世に未練が無くなったのだろう。
僕は勝ったと安心して地べたに座り込みため息をはいた。
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