異世界転生!ハイハイからの倍人生

カムイイムカ(神威異夢華)

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第七章 異変

第六話 不穏な足音

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 そこそこ平和な時間が流れている。 

 しかしジーニの知らない所でフェイクは動き回っていた。色々な所に不安の種(嘘)をまいて経過を見ている。

「中々良い反応をするところは少ないですね。やはりジーニ様の人望がそうさせるのでしょうか?」

 すでにジーニの存在は世界に知られる事となっている。それに並行してダインズの力も弱弱しくなる。何といってもダインズの教えである、加護なしは力がない物だと言われていた事が覆られた事だ。もちろん力のある人物は加護なしの中にもいたがジーニはその範疇を大きく飛び越えている。これにより加護なしへの考えが大きく変わってきているのだ。

 しかし加護なしへの迫害はまだまだ存在している。特にエグバンでは顕著に表れている。

 奴隷の多くは加護なしで冒険者達の盾としても使われているほどである。

 フェイクの目論見もジーニのせいで遅れている。しかし着実にその時が近づいていく。








 魔窟探検も最後の5階になりました。

 ちなみに4階の敵はオーガロードとオーガの群れでした。

 オーガロードはSランクの魔物だったけどオーガはBなのですぐにオーガを全滅させて一対一になった。

 オーガロードは目を血走らせて僕へと大剣を振り下ろしたんだ。

「チャンス!!」

 ピキーン!!と僕は直感が働いた。そして大剣を真剣白刃取り!。

「ふっふっふ、エンカ先輩の槍から得た直感でとうとう剣で成功したぞ~」

 僕は一直線に振り下ろされたオーガロードの大剣を両手で挟んで頬を緩ませる。

 オーガロードは必死に剣を動かそうとするけど動きません、僕が握ってるからね。

 大剣に穴が開いて僕の指がめり込んでいます。

 オーガロードは剣を諦めて頭突きをしてきたんだけど僕の頭は[ダイヤモンドヘッド]の為オーガロードの頭が割れただけで僕に異常なしです。

「驚くのも無理はありません。私の戦闘力は53万ですよ!....って次の階もあるから急ぎましょう」 

 オーガロードが驚愕の顔で仁王立ちしていたので僕はついついセリフをしゃべっちゃった。だけど急いでいるので終わらします。

「出来るかな~...[爆裂光牙]!」

 僕はルクス君の必殺技を見よう見まねでやってみた。僕の[マナソード]から斬撃が上空へ上がった、そして斬撃が重なっていき球体を形成していく。

「わ~、出来た出来た。だけど....デカすぎるよね?」 

 その球体を見て僕以外の人達も唖然としてる。だって体育館程の部屋ギリギリまで膨らでるんだもん。

「えっと~二人共もっと下がった方がいいかも~。このあと爆発する技だからね~」
「「ええ!」」

 と忠告している間に球体は光を帯びてきて爆発を起した。二人は間に合わなかったから僕の[マナパック]で守りました。

 部屋はボロボロで下の階が少し見えてる。もちろんオーガロードは魔石を残して絶命しました。

 そして今に至ります。

「全く規格外にもほどがありますよ。それに今のはエグバンの剣技じゃないですか...どこで習ったんですか?」
「えっとね、同級生の子が使ってきたんだよ。見よう見まねでやってみたんだけどできちゃった。テヘ」

 僕が可愛く舌をだしてドジっ子を演じると二人から呆れた顔で見られちゃった。

「今更かわい子ぶりっ子してもダメだろ」
「タスク様の方が可愛いですしね」

 何だって~僕がタスク君に可愛さで負けているだと!、その言葉は許容できません。

「僕だって可愛いもん!」

 僕は全力で可愛さを表現するんだけどガリアさんは白けています。

 タスク君びいきとはいえここまでのアウェー感はなんだ。

「ジーニ、男は可愛いなんて言われちゃダメだぞ。可愛いなんて男の恥だ」
「タスク君それは嫌味かい?」

 僕はタスク君へと睨みを効かせた。タスク君はたじろいで下がる。

「は~、もういいよ。僕にはシリカさんがいるもん。早く終わらせて帰ってシリカさんに慰めてもらうもん」

 二人に白い目で見られながら最後のだと思われる扉に手を掛けた。

「あ、またやってる」
「タスク様も気づいてましたか、私も言わずにいたんです」
「やっぱりジーニは天然だな」

 二人の思惑通り鍵を忘れた僕は扉を粉砕して入った。

 知ってたもんね~、知ってたんだもんね~、ストレス発散したかっただけだもんね~。

 僕は心の中でそう叫びながら部屋に入っていく。

 部屋は最後だけあって今までの部屋よりも大きく作られている。これはかなりの大物が出てくるかもしれない。
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