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第八章 倍倍
第六話 ノアの箱舟?
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賢者の塔に入るとその中は外から見た時よりも広くなっているのが分かった。目で見てわかるレベルで広くなってる、たぶん1キロはあるんじゃないかな。塔の中に塔があってそれを這うように螺旋階段があるそれも幾つも。
内部には色とりどりの木々が綺麗に並んでいて地平線が見える。全世界の果物のなる木なのだと思う。前世でみたことある木も複数あった。この世界ではまだ見たことないバナナみたいな南国のものも。
前世で全植物のタネを保管している施設があるとか聞いていたけどこの塔はそれの元を保存しているのかもしれない。
「ここはフォ、こうやってすべての植物や魔物、それから動物なんかも保存しているんだフォ。例え世界が滅んでも生物がいなくならないようにしているんだフォ」
思った通りだったけど、魔物や動物も保管しているってどうやって?。
「不思議そうな顔をしているフォ。我々は賢者だフォ、時間を止める魔法の開発も進んでいるフォ。アイテムバックの応用で結界で包んだ物の時間を止めるフォ。それで動物や魔物は保存しているフォ」
アルキンの説明を聞きながら幾つもある螺旋階段の一番近い階段を登っていく。一階は植物、二階は動物、そして三階が魔物という順番で保存されていた。更に上にも階があるのだけど。
「ここから上は我々賢者しか入れんフォ。今はこちらに向かっている魔人対策でピリピリしているからあまり刺激しないようにお願いしたいフォ」
そうだった。魔人達が何故かここを攻めようとしているんだ。アルキンはその事について何か知っているのかな?。
「う~ん、よくわからんフォ。賢者の塔にはダインズの欲しい物はもうないはずだフォ」
あれ?アルキンはダインズがいる事を知っていた?僕は言っていないよね。それに欲しい物はもうないって。
「ダインズに何か取られたの?」
「そうだフォ。この間ダインズが来て、オルソレイを持っていったんだフォ。見なかったフォ?」
どうやってここに入ったんだろう賢者しか入れないはず。まさか、
「ダインズは賢者の一人だフォ。賢者は人類が生まれる前に塔を作り管理していたんだフォ」
「・・・」
僕は言葉を無くした。賢者が最初の人類という事はここが加護なしを迫害し始めた始まりの地じゃないの?。ダインズの話では生れた時から迫害されてた、って事はそう言う事だよね。
「加護なしを迫害したのは賢者達なの?」
「..ごく一部の賢者がそういう考えなのは知っていたフォ。後続の賢者達はそれはおかしいと捉えて追い出したんだフォ。だけどそれが間違いだったんだフォ。外にそういう考えの力のある人間を出した事でそういう考えが広まっていったんだフォ」
そう言う事か、それでダインズが教えを作る前に加護なしが迫害されていたんだね。
「外に追い出されても賢者は賢者でいられるんだな」
「誰の事だフォ?」
「え?ダインズの事だよ」
デシウスの疑問にアルキンが首を傾げた。ダインズは追い出された賢者じゃないみたい。
「ダインズの研究は人類の滅亡を阻止するものだフォ。それが滅亡させる方法も一緒に探していたんだフォ。あの時おかしいと思っていればフォ~」
「何を呑気な事言ってるの。あんな危ない物盗まれておいて」
あの槍だけ気をつけてばいいんだけど避けるの大変なんだよね。って滅亡させる方法を探し出したって事?。
「滅亡の方法って何なの?」
「ジーニちゃん落ち着いて」
僕は焦ってアルキンの首を絞めちゃった。離すとアルキンは咳き込んだ。
「..エンドにある水晶....このニーブガウスの核にアストラル粒子、すなわちマナを込めるんだフォ。込めると言っても一人で溜められるような量じゃないフォ。不可能な量だフォ」
「それは僕でも無理なの?」
アルキンの説明を聞いて僕は質問した。アルキンはメガネを取り出して僕を見た。
「フォフォ!!、凄いマナだフォ。あの頃の何倍だフォ?」
「そんな事はいいんだよ。どうなの?」
「可能かもしれないフォ」
アルキンでもそれはわからないみたい。研究しないと分からないって説明してきた。
「じゃあダインズはあそこに籠っているわけだね...。魔人達に守られながら」
「ジーニちゃん...私達だけで勝てるかな?」
一万以上の魔人達。はっきり言って数じゃ勝てないけど魔人達はあの位置から移動しないはず。
「賢者の方々は協力してくれるのか?」
デシウスの質問にアルキンは俯いて目を瞑った。賢者の塔は例え星が消えてもその場に残る。星の爆発にも耐えることが出来るらしい。なにそれ凄い。
「臆病なんだフォ。儂もそうだったんだフォ。だけど故郷に帰ってわかったフォ。外の一部の人間は危険だフォ。外に出ない方が安全なんだフォ」
「無理強いはしないよ。外の事は外の人間が何とかするよ。それよりも君達は君達の出来ることをやって」
アルキンはすまなそうに俯いた。僕は臆病な人に戦えなんて言えない。僕らもできることをするだけ。
「みんな帰ろう。ここで出来ることはやった」
「ジーニ様、外の魔人達をお願いしたいフォ。街の人達はただ集まっているだけだフォ。兵隊もいない商人の街なんだフォ」
そういえば門も無くてただのオアシスみたいだった。仕方ない商人は僕の組織の人と関係ある人もいるだろうからね。
「二人共行こう」
「は~い」「はい」
魔人を撃退する為に塔からでる。結局賢者の塔で得たのはダインズが本当に星を壊そうとしているという事だけだった。
内部には色とりどりの木々が綺麗に並んでいて地平線が見える。全世界の果物のなる木なのだと思う。前世でみたことある木も複数あった。この世界ではまだ見たことないバナナみたいな南国のものも。
前世で全植物のタネを保管している施設があるとか聞いていたけどこの塔はそれの元を保存しているのかもしれない。
「ここはフォ、こうやってすべての植物や魔物、それから動物なんかも保存しているんだフォ。例え世界が滅んでも生物がいなくならないようにしているんだフォ」
思った通りだったけど、魔物や動物も保管しているってどうやって?。
「不思議そうな顔をしているフォ。我々は賢者だフォ、時間を止める魔法の開発も進んでいるフォ。アイテムバックの応用で結界で包んだ物の時間を止めるフォ。それで動物や魔物は保存しているフォ」
アルキンの説明を聞きながら幾つもある螺旋階段の一番近い階段を登っていく。一階は植物、二階は動物、そして三階が魔物という順番で保存されていた。更に上にも階があるのだけど。
「ここから上は我々賢者しか入れんフォ。今はこちらに向かっている魔人対策でピリピリしているからあまり刺激しないようにお願いしたいフォ」
そうだった。魔人達が何故かここを攻めようとしているんだ。アルキンはその事について何か知っているのかな?。
「う~ん、よくわからんフォ。賢者の塔にはダインズの欲しい物はもうないはずだフォ」
あれ?アルキンはダインズがいる事を知っていた?僕は言っていないよね。それに欲しい物はもうないって。
「ダインズに何か取られたの?」
「そうだフォ。この間ダインズが来て、オルソレイを持っていったんだフォ。見なかったフォ?」
どうやってここに入ったんだろう賢者しか入れないはず。まさか、
「ダインズは賢者の一人だフォ。賢者は人類が生まれる前に塔を作り管理していたんだフォ」
「・・・」
僕は言葉を無くした。賢者が最初の人類という事はここが加護なしを迫害し始めた始まりの地じゃないの?。ダインズの話では生れた時から迫害されてた、って事はそう言う事だよね。
「加護なしを迫害したのは賢者達なの?」
「..ごく一部の賢者がそういう考えなのは知っていたフォ。後続の賢者達はそれはおかしいと捉えて追い出したんだフォ。だけどそれが間違いだったんだフォ。外にそういう考えの力のある人間を出した事でそういう考えが広まっていったんだフォ」
そう言う事か、それでダインズが教えを作る前に加護なしが迫害されていたんだね。
「外に追い出されても賢者は賢者でいられるんだな」
「誰の事だフォ?」
「え?ダインズの事だよ」
デシウスの疑問にアルキンが首を傾げた。ダインズは追い出された賢者じゃないみたい。
「ダインズの研究は人類の滅亡を阻止するものだフォ。それが滅亡させる方法も一緒に探していたんだフォ。あの時おかしいと思っていればフォ~」
「何を呑気な事言ってるの。あんな危ない物盗まれておいて」
あの槍だけ気をつけてばいいんだけど避けるの大変なんだよね。って滅亡させる方法を探し出したって事?。
「滅亡の方法って何なの?」
「ジーニちゃん落ち着いて」
僕は焦ってアルキンの首を絞めちゃった。離すとアルキンは咳き込んだ。
「..エンドにある水晶....このニーブガウスの核にアストラル粒子、すなわちマナを込めるんだフォ。込めると言っても一人で溜められるような量じゃないフォ。不可能な量だフォ」
「それは僕でも無理なの?」
アルキンの説明を聞いて僕は質問した。アルキンはメガネを取り出して僕を見た。
「フォフォ!!、凄いマナだフォ。あの頃の何倍だフォ?」
「そんな事はいいんだよ。どうなの?」
「可能かもしれないフォ」
アルキンでもそれはわからないみたい。研究しないと分からないって説明してきた。
「じゃあダインズはあそこに籠っているわけだね...。魔人達に守られながら」
「ジーニちゃん...私達だけで勝てるかな?」
一万以上の魔人達。はっきり言って数じゃ勝てないけど魔人達はあの位置から移動しないはず。
「賢者の方々は協力してくれるのか?」
デシウスの質問にアルキンは俯いて目を瞑った。賢者の塔は例え星が消えてもその場に残る。星の爆発にも耐えることが出来るらしい。なにそれ凄い。
「臆病なんだフォ。儂もそうだったんだフォ。だけど故郷に帰ってわかったフォ。外の一部の人間は危険だフォ。外に出ない方が安全なんだフォ」
「無理強いはしないよ。外の事は外の人間が何とかするよ。それよりも君達は君達の出来ることをやって」
アルキンはすまなそうに俯いた。僕は臆病な人に戦えなんて言えない。僕らもできることをするだけ。
「みんな帰ろう。ここで出来ることはやった」
「ジーニ様、外の魔人達をお願いしたいフォ。街の人達はただ集まっているだけだフォ。兵隊もいない商人の街なんだフォ」
そういえば門も無くてただのオアシスみたいだった。仕方ない商人は僕の組織の人と関係ある人もいるだろうからね。
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