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第八章 倍倍
第十七話 狭間の世界
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「気持ちいいなジーニ」
「ブ~!」
気やすく触ってくるこの男につばを吐きかける。脱衣所で服を脱がされるのを嫌がったんだけどそれも無駄な抵抗だった。
「こうやって家族でお風呂に入るのはいいな~」
男は本当に気持ちいいのか目を瞑って天井を見ている。天井からは水が落ちて静かな時間がすぎる。
「なあ、ジーニ。俺の事どう思う?」
「アウ?」
「って、今は話せないんだよな。もっと会うのが早ければ、兄妹として生まれてればこんな運命にならなかったのにな」
男は湯舟から出て脱衣所の方へ。服をきてシリカさんとララさんを連れてきた。二人は目が虚ろでただ立っているだけの状態だった。
「ジーニ、いえジーニ様。もういいでしょう。終わりにしましょう」
「ダブ!!」
男は槍を取り出した。僕はあの槍を知ってる。
「まだ思いださないんですか?私はダインズですよ」
「!?」
僕は記憶を取り戻していく、なんで今まで思いだせなかったんだろう。
「まあ、仕方ないですね。この世界は星の核と大地の狭間、このエリアで肉体を保っているだけでも凄い事なのですから。私も最初記憶を失いました。しかし思いだしたのです。この世界への復讐を、ですがそれも叶わない。マナがまだ足りないんです」
ダインズは正直の現状を話した。それは本当なんだろうなと思う。マナが星を壊すほどたまっていれば僕もわかるから。
「なのでもう一つの為にこのマナを使います。ジーニ様はこのエリアに閉じ込めさせてもらいますよ」
「!?」
地面から光が差し込みダインズを包んでいく。僕は止めようと近づいたんだけどシリカさんとララさんに止められた。
「では神に会いに行きましょう!」
「ダインズ!!」
ダインズは天井を突き破り空へと昇っていった。僕らは出る方法を知らないどうしよう。
「ジーニが狭間の世界に行ったぞ」
「すぐに助けましょう」
「そうはいきませんよ。あなた達がいなければ後は私が神です!」
ダインズは神界まで昇り森羅万象を切り裂くことの出来る槍、オルソレイ・レジェンドを構えた。
「ふん、そのようなおもちゃで神を殺せると思っているのか?」
「そうですね。確かにこれでは神殺しはできません。ですがこれと合わせればできるはずですよ」
「それは!!」
ダインズは言葉と共に取り出した宝玉。アルサレムの光と闇の棺の中にあった[光の球]と[闇の球]を合成した[光闇の球]。ダインズはこれを取る為にアルサレムへと入ろうとしていた。
結局はアルスの精神の隙をつき取り入る事に成功したが本来はアドスバーンによって手に入るものであった。ダインズはジーニと会う前から神を殺す手段を探していた。そして手に入れたのだ。
「あなた達は神だ。こんな槍では倒せないなどわかっているんですよ。そんなに私を馬鹿だと思っていたんですか?」
ダインズは薄ら笑いをして二人に迫る。[光闇の球]を槍に吸収させるとオルソレイ・レジェンドは光闇を纏いモノクロな靄に包まれる。
「神にとっての毒。それは私達魔人にとっては甘味なるもの。力が湧きあがる!!」
「させるか!!」
二人の神はただやられるわけにはいかない。シャインの手から生み出された太陽の剣がオルソレイ・レジェンドが進化した[光闇の槍]と火花を散らした。
「太陽の剣とはまた珍しい物を」
「勇者はこれを発揮できなかったが私は違うぞ!」
ダインズは横なぎに槍をはらう、シャインはそれを紙一重で下へ回避した。回避した格好のまま下段からダインズの足を突き刺そうとしたがダインズは体を浮かせて躱した。
「神も怠けていないのですね。御見それしました」
「ダインズ、そんなに俺達が憎いのか?」
「ええ、憎いですよ憎いですね。はらわたが煮えくり返りそうですよ。なんでこんなに怒っているのかわかりますか?」
シャインと遠巻きに見ていたアステラは首を横に振った。それもそうだろう。ここまで強くなれたのも密かに援護していたアステラ達のおかげなのだから。親心子知らずとはよく言った物だ。
「ジーニ様にはこんなにも手厚くしているのに何故私には...私の愛する人には何故その手を差し伸べてくれなかったのですか!」
ダインズは胸を握りしめ振り絞るように叫んだ。
アステラは俯いた。とてもダインズを見つめることが出来なかったのだ。悲しい、ただ悲しい。
「アステラ!!」
その一瞬の隙をつかれた。ダインズの持っていた槍がアステラへと放たれた。その速度はとても遅く感じる。だが着実にそれはアステラの胸へと迫っていた。
「ブ~!」
気やすく触ってくるこの男につばを吐きかける。脱衣所で服を脱がされるのを嫌がったんだけどそれも無駄な抵抗だった。
「こうやって家族でお風呂に入るのはいいな~」
男は本当に気持ちいいのか目を瞑って天井を見ている。天井からは水が落ちて静かな時間がすぎる。
「なあ、ジーニ。俺の事どう思う?」
「アウ?」
「って、今は話せないんだよな。もっと会うのが早ければ、兄妹として生まれてればこんな運命にならなかったのにな」
男は湯舟から出て脱衣所の方へ。服をきてシリカさんとララさんを連れてきた。二人は目が虚ろでただ立っているだけの状態だった。
「ジーニ、いえジーニ様。もういいでしょう。終わりにしましょう」
「ダブ!!」
男は槍を取り出した。僕はあの槍を知ってる。
「まだ思いださないんですか?私はダインズですよ」
「!?」
僕は記憶を取り戻していく、なんで今まで思いだせなかったんだろう。
「まあ、仕方ないですね。この世界は星の核と大地の狭間、このエリアで肉体を保っているだけでも凄い事なのですから。私も最初記憶を失いました。しかし思いだしたのです。この世界への復讐を、ですがそれも叶わない。マナがまだ足りないんです」
ダインズは正直の現状を話した。それは本当なんだろうなと思う。マナが星を壊すほどたまっていれば僕もわかるから。
「なのでもう一つの為にこのマナを使います。ジーニ様はこのエリアに閉じ込めさせてもらいますよ」
「!?」
地面から光が差し込みダインズを包んでいく。僕は止めようと近づいたんだけどシリカさんとララさんに止められた。
「では神に会いに行きましょう!」
「ダインズ!!」
ダインズは天井を突き破り空へと昇っていった。僕らは出る方法を知らないどうしよう。
「ジーニが狭間の世界に行ったぞ」
「すぐに助けましょう」
「そうはいきませんよ。あなた達がいなければ後は私が神です!」
ダインズは神界まで昇り森羅万象を切り裂くことの出来る槍、オルソレイ・レジェンドを構えた。
「ふん、そのようなおもちゃで神を殺せると思っているのか?」
「そうですね。確かにこれでは神殺しはできません。ですがこれと合わせればできるはずですよ」
「それは!!」
ダインズは言葉と共に取り出した宝玉。アルサレムの光と闇の棺の中にあった[光の球]と[闇の球]を合成した[光闇の球]。ダインズはこれを取る為にアルサレムへと入ろうとしていた。
結局はアルスの精神の隙をつき取り入る事に成功したが本来はアドスバーンによって手に入るものであった。ダインズはジーニと会う前から神を殺す手段を探していた。そして手に入れたのだ。
「あなた達は神だ。こんな槍では倒せないなどわかっているんですよ。そんなに私を馬鹿だと思っていたんですか?」
ダインズは薄ら笑いをして二人に迫る。[光闇の球]を槍に吸収させるとオルソレイ・レジェンドは光闇を纏いモノクロな靄に包まれる。
「神にとっての毒。それは私達魔人にとっては甘味なるもの。力が湧きあがる!!」
「させるか!!」
二人の神はただやられるわけにはいかない。シャインの手から生み出された太陽の剣がオルソレイ・レジェンドが進化した[光闇の槍]と火花を散らした。
「太陽の剣とはまた珍しい物を」
「勇者はこれを発揮できなかったが私は違うぞ!」
ダインズは横なぎに槍をはらう、シャインはそれを紙一重で下へ回避した。回避した格好のまま下段からダインズの足を突き刺そうとしたがダインズは体を浮かせて躱した。
「神も怠けていないのですね。御見それしました」
「ダインズ、そんなに俺達が憎いのか?」
「ええ、憎いですよ憎いですね。はらわたが煮えくり返りそうですよ。なんでこんなに怒っているのかわかりますか?」
シャインと遠巻きに見ていたアステラは首を横に振った。それもそうだろう。ここまで強くなれたのも密かに援護していたアステラ達のおかげなのだから。親心子知らずとはよく言った物だ。
「ジーニ様にはこんなにも手厚くしているのに何故私には...私の愛する人には何故その手を差し伸べてくれなかったのですか!」
ダインズは胸を握りしめ振り絞るように叫んだ。
アステラは俯いた。とてもダインズを見つめることが出来なかったのだ。悲しい、ただ悲しい。
「アステラ!!」
その一瞬の隙をつかれた。ダインズの持っていた槍がアステラへと放たれた。その速度はとても遅く感じる。だが着実にそれはアステラの胸へと迫っていた。
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