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第一章 ジーニアスベル
第1話 ジーニアス
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「オギャ~オギャ~……」
「おお、エリアス。子供が生まれたぞ」
「ハァハァ。ジーク……どう?」
「ああ。よくやってくれた、元気な子だ」
産声をあげる赤ん坊、それを見て喜ぶ両親。二人、手を取って喜んでくれてる。生まれたばかりなのに目が見えてカッコいいお父さんと綺麗なお母さんが見える。金髪に青い目、ここは日本ではなさそうだ。
「この子の名前はジーニアスだ。俺、ジークとエリアスの子だ。絶対に優秀な子になるぞ」
「ええ、そうね」
両親は嬉しそうに僕の名前を付けてくれる。お父さんはジーク、お母さんはエリアスか。
僕はこうしてこの世界に生まれ落ちた。
前世の記憶をもったまま生まれた僕、地球での名前は菊池栄太(キクチ エイタ)。ごくごく普通な社会人だった。
僕は25歳になって、順調に仕事をこなしていたけれど、運悪く交通事故にあってしまった。
田舎の細い道を歩いていたら後ろから車にひかれてしまったんだ。
運が悪いと思っていたら、こうして転生することになった。人生何があるかわからないな、って一回終わってるけど。
「ふふ、可愛いわねジーニアス」
「ああ、エリアスにそっくりだ」
「ジークにも似てるわ」
両親はそういって軽くキスを交わす。僕の生まれた家を見回すととても古い家屋と言った感じ。木の家だけど、所々隙間風が入ってきている。寒い感じはしないということは春か夏かと言った感じだろう。
家屋を見ると大体時代背景が分かるけど、たぶん中世ヨーロッパだろう。剣と盾も飾ってあるしね。
出来れば魔法なんかもあるといいんだけど、まだわからないな。
「ダブダブ?」
「あら? どうしたのかしら?」
「赤ん坊だからな。理由はないんじゃないか?」
僕が生まれて次の日。
声が出るか試してみると完全な赤ん坊言葉だ。二人は面白がって頬をつついてくる。
くすぐったく思っていると僕の眼前に透明な膜が開く。まるでパソコンのウィンドウみたいだ。
「ダブ?」
ウィンドウに書かれている言葉を見て首を傾げる。
ーーーーーーー
試練
一週間以内に1000m進め 0/1000m
報酬 経験値
ーーーーーーー
そんな無茶な……。
赤ん坊のころからこんな過酷なことが出来るはずがないじゃないか……。
しかし、この世界には経験値と言うものが存在することが分かった。お父さんお母さんにもこういったものが来ているのだろうか? 僕だけだったらこれが俗にいうチートというやつなのかな?
「はい、ジーニ。ご飯よ~」
「ダブダブ……」
母さんが僕に母乳を飲ませる。成人していた記憶がある中での母の母乳は流石に精神に悪い。美人とかそういったことは関係ない。母と言うのが精神に来るのだ。
しかし、飲まないと成長できない。背に腹は代えられぬ。
「ダブダブダブダブ!」
「まあ!? ジーニはもうハイハイ出来るの? 偉いわ~」
「アイ!」
生まれて一日でハイハイ……そんなことできる赤子がいてたまるか。と心の中でツッコミながらも元気よく返事をする。母さんは嬉しそうに手を叩いてる。
試練の一キロと言うのは同じところをハイハイするだけでも大丈夫ということが分かった。要は前に進めばいいのだろう。
赤ん坊の歩幅で一キロはかなりのハードルだけどね。あ~、膝が痛いってお年寄りみたいなことを考えてしまう。
眼前に現れている試練のウィンドウは移動させることが出来る。まさにパソコンと言った感じだ。最小化も出来て邪魔にならない。
更に、何メートル前に進んだかもしっかりとカウントしてくれてる。小一時間ハイハイしてやっと百メートルだ。
「は~い。きゅうけ~い」
「ア~、ダ~ブ~」
「え~? まだハイハイしたいの?」
「アイ~!」
お母さんが抱き上げて頬ずりをしてくる。まだまだハイハイしたいのでダダを捏ねると残念そうに降ろしてくれる。意思疎通が出来てる時点でおかしい赤ん坊なんだけどな。普通に接してくれるお母さんはとても優しい人みたいだ。
そうこうしているうちに夕方となり、お父さんが帰ってくる。
「ただいま~。ジーニアス。元気にしてたか~。ってこのころの子供はベッドに寝てなくていいのか?」
帰ってきてハイハイしている僕を見て驚くお父さん。抱き上げてお母さんと顔を見合う。
「ふふ、やっぱりジークの子ね。天才かも」
「はは、エリアス。君の子だもの。天才に決まっているさ」
「アイ?」
僕を抱き上げたまま二人で抱き合ってキスを交わす。どうやら、熱々な両親みたいだ。冷めきっているよりはいいけれど、前世で恋人もいなかった僕には厳しい環境だな。
「ジーニったら一日中ハイハイしていたのよ」
「本当か? それは凄いな。昨日生まれたばかりだって言うのに。天才だな」
食事をしながら二人で僕の話に花を咲かせる。何を言っても天才って言ってくれてる。嬉しいけど、明らかにおかしな赤ん坊なんだけどな。
「ほら、ああやって私達の会話も理解してる感じなのよ」
「そうか~、天才だ」
僕が腕を組んで頷いていると僕を見て声をあげる二人。仕草が生まれたばかりの赤ん坊とは思えないけど、天才で済ませてくれる。少し心配になるけど、それだけ僕に期待してしまってるってことだよな~。頑張らないと!
「アイアイ!」
「そろそろつかれまちたね~ジーニ。おねんねしましょうね~」
「ア~ブ~!」
「あらら。嫌がってるのか? そんなにハイハイしたいのかジーニアス」
お母さんに抱き上げられてベッドへと入れられる。声をあげて抗議するけど、夜も遅くなってきたからダメみたいだ。仕方ない、期限は一週間もあることだし、今日のところは勘弁してあげよう……と言うと思っていたのか!
「ハイハイハイハイ」
赤ん坊用の囲いつきのベッドの中をハイハイで動く。往復一メートルもない囲い内だけど、何度もやれば問題ない。
あと5メートル、3メートル、1メートル……達成!
『試練達成を確認しました。報酬を与えます』
「アイ~!」
少し息を切らせながらも脳内に流れる声を確認する。更に声は続き、
『レベルが上がりました』
報酬の経験値が入ったことでレベルが上がった。レベルがある世界なのが確認できたけど、なんレベルか確認するのはやっぱりあれかな?
「バブ~バブ?」
一応声に出してステータスと叫ぶ。言葉になっていないけど、何とかウィンドウが開いた。
ジーニアス 0歳
LV5
【体力】41
【魔力】51
【筋力】18
【生命力】19
【命中性】15
【敏捷性】16
【知力】31
【精神力】31
スキル
【試練受注】
ん~? ステータスを見る限り、僕は魔法タイプみたいだな。試練はスキルで受注できてるってことか。他の人にも開眼してる可能性もあるけど、もしかしたらないかもしれないな。と考察してるとまたもや試練のウィンドウが開いた。
ーーーーーーー
試練
一週間以内に一キロ進め
報酬 経験値
ーーーーーーー
まったく同じ内容……。この期限が過ぎたらペナルティーとかあるんだろうか。知りたいけど、赤ん坊でギャンブルをするわけには行かない、今はちゃんとこなしていこう。
「おお、エリアス。子供が生まれたぞ」
「ハァハァ。ジーク……どう?」
「ああ。よくやってくれた、元気な子だ」
産声をあげる赤ん坊、それを見て喜ぶ両親。二人、手を取って喜んでくれてる。生まれたばかりなのに目が見えてカッコいいお父さんと綺麗なお母さんが見える。金髪に青い目、ここは日本ではなさそうだ。
「この子の名前はジーニアスだ。俺、ジークとエリアスの子だ。絶対に優秀な子になるぞ」
「ええ、そうね」
両親は嬉しそうに僕の名前を付けてくれる。お父さんはジーク、お母さんはエリアスか。
僕はこうしてこの世界に生まれ落ちた。
前世の記憶をもったまま生まれた僕、地球での名前は菊池栄太(キクチ エイタ)。ごくごく普通な社会人だった。
僕は25歳になって、順調に仕事をこなしていたけれど、運悪く交通事故にあってしまった。
田舎の細い道を歩いていたら後ろから車にひかれてしまったんだ。
運が悪いと思っていたら、こうして転生することになった。人生何があるかわからないな、って一回終わってるけど。
「ふふ、可愛いわねジーニアス」
「ああ、エリアスにそっくりだ」
「ジークにも似てるわ」
両親はそういって軽くキスを交わす。僕の生まれた家を見回すととても古い家屋と言った感じ。木の家だけど、所々隙間風が入ってきている。寒い感じはしないということは春か夏かと言った感じだろう。
家屋を見ると大体時代背景が分かるけど、たぶん中世ヨーロッパだろう。剣と盾も飾ってあるしね。
出来れば魔法なんかもあるといいんだけど、まだわからないな。
「ダブダブ?」
「あら? どうしたのかしら?」
「赤ん坊だからな。理由はないんじゃないか?」
僕が生まれて次の日。
声が出るか試してみると完全な赤ん坊言葉だ。二人は面白がって頬をつついてくる。
くすぐったく思っていると僕の眼前に透明な膜が開く。まるでパソコンのウィンドウみたいだ。
「ダブ?」
ウィンドウに書かれている言葉を見て首を傾げる。
ーーーーーーー
試練
一週間以内に1000m進め 0/1000m
報酬 経験値
ーーーーーーー
そんな無茶な……。
赤ん坊のころからこんな過酷なことが出来るはずがないじゃないか……。
しかし、この世界には経験値と言うものが存在することが分かった。お父さんお母さんにもこういったものが来ているのだろうか? 僕だけだったらこれが俗にいうチートというやつなのかな?
「はい、ジーニ。ご飯よ~」
「ダブダブ……」
母さんが僕に母乳を飲ませる。成人していた記憶がある中での母の母乳は流石に精神に悪い。美人とかそういったことは関係ない。母と言うのが精神に来るのだ。
しかし、飲まないと成長できない。背に腹は代えられぬ。
「ダブダブダブダブ!」
「まあ!? ジーニはもうハイハイ出来るの? 偉いわ~」
「アイ!」
生まれて一日でハイハイ……そんなことできる赤子がいてたまるか。と心の中でツッコミながらも元気よく返事をする。母さんは嬉しそうに手を叩いてる。
試練の一キロと言うのは同じところをハイハイするだけでも大丈夫ということが分かった。要は前に進めばいいのだろう。
赤ん坊の歩幅で一キロはかなりのハードルだけどね。あ~、膝が痛いってお年寄りみたいなことを考えてしまう。
眼前に現れている試練のウィンドウは移動させることが出来る。まさにパソコンと言った感じだ。最小化も出来て邪魔にならない。
更に、何メートル前に進んだかもしっかりとカウントしてくれてる。小一時間ハイハイしてやっと百メートルだ。
「は~い。きゅうけ~い」
「ア~、ダ~ブ~」
「え~? まだハイハイしたいの?」
「アイ~!」
お母さんが抱き上げて頬ずりをしてくる。まだまだハイハイしたいのでダダを捏ねると残念そうに降ろしてくれる。意思疎通が出来てる時点でおかしい赤ん坊なんだけどな。普通に接してくれるお母さんはとても優しい人みたいだ。
そうこうしているうちに夕方となり、お父さんが帰ってくる。
「ただいま~。ジーニアス。元気にしてたか~。ってこのころの子供はベッドに寝てなくていいのか?」
帰ってきてハイハイしている僕を見て驚くお父さん。抱き上げてお母さんと顔を見合う。
「ふふ、やっぱりジークの子ね。天才かも」
「はは、エリアス。君の子だもの。天才に決まっているさ」
「アイ?」
僕を抱き上げたまま二人で抱き合ってキスを交わす。どうやら、熱々な両親みたいだ。冷めきっているよりはいいけれど、前世で恋人もいなかった僕には厳しい環境だな。
「ジーニったら一日中ハイハイしていたのよ」
「本当か? それは凄いな。昨日生まれたばかりだって言うのに。天才だな」
食事をしながら二人で僕の話に花を咲かせる。何を言っても天才って言ってくれてる。嬉しいけど、明らかにおかしな赤ん坊なんだけどな。
「ほら、ああやって私達の会話も理解してる感じなのよ」
「そうか~、天才だ」
僕が腕を組んで頷いていると僕を見て声をあげる二人。仕草が生まれたばかりの赤ん坊とは思えないけど、天才で済ませてくれる。少し心配になるけど、それだけ僕に期待してしまってるってことだよな~。頑張らないと!
「アイアイ!」
「そろそろつかれまちたね~ジーニ。おねんねしましょうね~」
「ア~ブ~!」
「あらら。嫌がってるのか? そんなにハイハイしたいのかジーニアス」
お母さんに抱き上げられてベッドへと入れられる。声をあげて抗議するけど、夜も遅くなってきたからダメみたいだ。仕方ない、期限は一週間もあることだし、今日のところは勘弁してあげよう……と言うと思っていたのか!
「ハイハイハイハイ」
赤ん坊用の囲いつきのベッドの中をハイハイで動く。往復一メートルもない囲い内だけど、何度もやれば問題ない。
あと5メートル、3メートル、1メートル……達成!
『試練達成を確認しました。報酬を与えます』
「アイ~!」
少し息を切らせながらも脳内に流れる声を確認する。更に声は続き、
『レベルが上がりました』
報酬の経験値が入ったことでレベルが上がった。レベルがある世界なのが確認できたけど、なんレベルか確認するのはやっぱりあれかな?
「バブ~バブ?」
一応声に出してステータスと叫ぶ。言葉になっていないけど、何とかウィンドウが開いた。
ジーニアス 0歳
LV5
【体力】41
【魔力】51
【筋力】18
【生命力】19
【命中性】15
【敏捷性】16
【知力】31
【精神力】31
スキル
【試練受注】
ん~? ステータスを見る限り、僕は魔法タイプみたいだな。試練はスキルで受注できてるってことか。他の人にも開眼してる可能性もあるけど、もしかしたらないかもしれないな。と考察してるとまたもや試練のウィンドウが開いた。
ーーーーーーー
試練
一週間以内に一キロ進め
報酬 経験値
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