7 / 50
第一章 新たな地で
第7話 試し切り
しおりを挟む
「いた! ゴブリン」
近くの森について散策するとすぐにゴブリンを見つけることが出来た。
早速、【業物紫炎】の試し切り。
「ギャ? ……」
「え?」
横なぎに滑らせた紫炎が何の抵抗もなくゴブリンを上下に切り分けた。ゴブリンは何が起こったのかもわからずに霧散して消えていく。
胸のあたりを切りつけて何の抵抗もなく切れてしまった。流石に切れ味が凄すぎる。これで売れなかったなんて見る目がない人が多いな。
「おっと、急いでレベルをあげないと」
考えている場合じゃない。急いで次の獲物を探さないと。
「いたいた。3体か」
更に森の奥に入ると洞窟前に3体のゴブリンを見つけた。三体を同時に相手にするのは危険だと思っていたけど。
「【ファイアシーク】! はっ!」
ファイアシークを1体に当てて絶命させると駆け寄って紫炎を走らせる。袈裟斬りに打ちおろした紫炎をそのまま残りのゴブリンに走らせる。一瞬の出来事にゴブリンは声すら出せずに絶命していく。
「ふぅ~。中々今のはいい感じだったな~」
あまりの出来の良さに自画自賛。
「レベルが上がりました」
「あっ! 上がった!」
システム音声が聞こえてきた。4体倒してやっと3レベルか。ステータスウィンドウが目の前に表示される。これは他人には見えるのかな? 見えると大変なことになりそうだ。だって……
シュン 12歳
レベル 3
HP 500
MP 25
STR 8
VIT 9
DEX 10
AGI 11
INT 11
MND 11
スキル 【グミ】
HPが爆あがりしている。グスコーに殴られてから食べたグミも僕のHPをあげたみたいだな。
「新たにグミを生成できます。MPヒールグミを生成しますか?」
「え? MPヒール?」
システム音声が聞こえてくる。ヒールグミだけじゃなくてMPも回復できる? それって無限に作れるんじゃ? と、とりあえず……
「作る。わっ!?」
グミを作り出すと一気にMPが減って行くのを感じる。どうやら、20のMPを使うようだ。生成の条件はMPの数量かもしれないな。MPが5残ると意識を保つことが出来てそれを考慮して作らせてくれるみたいだ。このシステム音声は親切だな。
「ヒールグミと同じで5個作れるのか。早速、一つ食べてみよう」
パクッ。ん~、MPヒールグミはマスカット味か? 爽やかな果実の香りが口に広がる。やっぱりグミって美味しいな~。
「えっとステータスはっと」
MPがなくなってだるくなっていたけど、MPヒールグミを食べてスッキリした。たぶん、ステータスも安定したはず。
シュン 12歳
レベル 3
HP 500
MP 225
STR 8
VIT 9
DEX 10
AGI 11
INT 11
MND 11
スキル 【グミ】
「うん……MPも上がりすぎ」
ついつい声に出して驚いてしまう。
「新たなグミを生成できます。生成しますか?」
「ええ!? やっぱりMPの上限で生成物が増えるのか!?」
そうこうしているとシステム音声が流れてきた。やっぱりMPの数値でグミの種類が増えるようだ。
「MPヒールグミは他の人には売れないからな」
MPを回復するなんて聞いたことがない。こんなものを売ったら有名になってしまう。そうなったらグスコーどころの話じゃなくなる。まあ、更に売れないグミを作ろうとしているんだけど……。
「STRグミ、VITグミ……。ステータスグミと名付けるか……」
ステータスのSTR、VIT、DEX、AGI、INT、MNDのグミが作れるようになった。
これこそ非売品だ。グスコーみたいな人物にこんなアイテムがわたったらこの世は破滅に向かってしまう。僕が作れるっていうのも知られるだけでも危ない。これは絶対に秘匿するべきスキルとアイテムだ。まあ、作りますけど~。
「全部5個ずつ作れるのか。間違って売らないように食べないとなっと」
パクッとSTRグミを口に入れる。さて、ステータスはどのくらい上がるのかな?
STR 108
「ええ!? 一個で20アップ?」
5個食べてこれだけステータスが上がってしまった。恐ろしいグアイテムだな。
まあ、つよくなれるのはいいけれど、上がりすぎても悪目立ちするな~。味は因みにパイナップルだ、うまい。
「とりあえず、全部作って食べるかな」
STR 108
VIT 109
DEX 110
AGI 111
INT 111
MND 111
一通り食べてステータスの上がりを確認する。しっかりと上がっていて口角が上がってしまう。普通の冒険者はプラチナで平均ステータスが100と聞いたことがある。僕はステータスだけならプラチナランクってことか。
「これでグスコーに襲われても怖くないな」
レベルをあげなくても強くなれる。20レベルの冒険者って平均ステータスが70~80って聞いたことがある。既に僕は超えちゃってる。と言っても一人とは限らない。油断せずにもうちょっとレベルをあげよう。
「あっ! そうだ! MPが増えたからシークの魔法をもう一段階上げられる。確か【ディーク】だったっけ。試してみよう」
シークの魔法はMP消費が少ないから使っていたけど、MPの余裕があるなら中級の魔法を使ってもいいだろう。と言っても本来はスキルがないと安定しないと言われてる魔法だ。何度か試して使わないとな。
「【ファイアディーク】」
手のひらをゴブリンの魔石に向けて魔法を唱える。手のひらから人の頭くらいの炎が飛び出して魔石に当たる。炎は小さな爆発を起こして魔石を霧散させた。
「シークよりは威力あるな。でも、シークで十分だな。MPの消費が20だし」
シークのMP消費は3。20も使うのにこれだけの威力ならシークで十分だ。ゴブリンくらいの魔物だったら特にね。
「さて、もっとレベル上げないと。ステータスをあげても経験は上がらない。戦闘経験は本当の戦闘をしないと得られないからな」
刀や剣を使うなんて前世じゃ考えられないからな。ちゃんと戦闘経験を積まないと。
「グルルルル」
「え? な、なんだあれ?」
考え込んでいると洞窟から見たことのない大きな魔物が出てきた。
近くの森について散策するとすぐにゴブリンを見つけることが出来た。
早速、【業物紫炎】の試し切り。
「ギャ? ……」
「え?」
横なぎに滑らせた紫炎が何の抵抗もなくゴブリンを上下に切り分けた。ゴブリンは何が起こったのかもわからずに霧散して消えていく。
胸のあたりを切りつけて何の抵抗もなく切れてしまった。流石に切れ味が凄すぎる。これで売れなかったなんて見る目がない人が多いな。
「おっと、急いでレベルをあげないと」
考えている場合じゃない。急いで次の獲物を探さないと。
「いたいた。3体か」
更に森の奥に入ると洞窟前に3体のゴブリンを見つけた。三体を同時に相手にするのは危険だと思っていたけど。
「【ファイアシーク】! はっ!」
ファイアシークを1体に当てて絶命させると駆け寄って紫炎を走らせる。袈裟斬りに打ちおろした紫炎をそのまま残りのゴブリンに走らせる。一瞬の出来事にゴブリンは声すら出せずに絶命していく。
「ふぅ~。中々今のはいい感じだったな~」
あまりの出来の良さに自画自賛。
「レベルが上がりました」
「あっ! 上がった!」
システム音声が聞こえてきた。4体倒してやっと3レベルか。ステータスウィンドウが目の前に表示される。これは他人には見えるのかな? 見えると大変なことになりそうだ。だって……
シュン 12歳
レベル 3
HP 500
MP 25
STR 8
VIT 9
DEX 10
AGI 11
INT 11
MND 11
スキル 【グミ】
HPが爆あがりしている。グスコーに殴られてから食べたグミも僕のHPをあげたみたいだな。
「新たにグミを生成できます。MPヒールグミを生成しますか?」
「え? MPヒール?」
システム音声が聞こえてくる。ヒールグミだけじゃなくてMPも回復できる? それって無限に作れるんじゃ? と、とりあえず……
「作る。わっ!?」
グミを作り出すと一気にMPが減って行くのを感じる。どうやら、20のMPを使うようだ。生成の条件はMPの数量かもしれないな。MPが5残ると意識を保つことが出来てそれを考慮して作らせてくれるみたいだ。このシステム音声は親切だな。
「ヒールグミと同じで5個作れるのか。早速、一つ食べてみよう」
パクッ。ん~、MPヒールグミはマスカット味か? 爽やかな果実の香りが口に広がる。やっぱりグミって美味しいな~。
「えっとステータスはっと」
MPがなくなってだるくなっていたけど、MPヒールグミを食べてスッキリした。たぶん、ステータスも安定したはず。
シュン 12歳
レベル 3
HP 500
MP 225
STR 8
VIT 9
DEX 10
AGI 11
INT 11
MND 11
スキル 【グミ】
「うん……MPも上がりすぎ」
ついつい声に出して驚いてしまう。
「新たなグミを生成できます。生成しますか?」
「ええ!? やっぱりMPの上限で生成物が増えるのか!?」
そうこうしているとシステム音声が流れてきた。やっぱりMPの数値でグミの種類が増えるようだ。
「MPヒールグミは他の人には売れないからな」
MPを回復するなんて聞いたことがない。こんなものを売ったら有名になってしまう。そうなったらグスコーどころの話じゃなくなる。まあ、更に売れないグミを作ろうとしているんだけど……。
「STRグミ、VITグミ……。ステータスグミと名付けるか……」
ステータスのSTR、VIT、DEX、AGI、INT、MNDのグミが作れるようになった。
これこそ非売品だ。グスコーみたいな人物にこんなアイテムがわたったらこの世は破滅に向かってしまう。僕が作れるっていうのも知られるだけでも危ない。これは絶対に秘匿するべきスキルとアイテムだ。まあ、作りますけど~。
「全部5個ずつ作れるのか。間違って売らないように食べないとなっと」
パクッとSTRグミを口に入れる。さて、ステータスはどのくらい上がるのかな?
STR 108
「ええ!? 一個で20アップ?」
5個食べてこれだけステータスが上がってしまった。恐ろしいグアイテムだな。
まあ、つよくなれるのはいいけれど、上がりすぎても悪目立ちするな~。味は因みにパイナップルだ、うまい。
「とりあえず、全部作って食べるかな」
STR 108
VIT 109
DEX 110
AGI 111
INT 111
MND 111
一通り食べてステータスの上がりを確認する。しっかりと上がっていて口角が上がってしまう。普通の冒険者はプラチナで平均ステータスが100と聞いたことがある。僕はステータスだけならプラチナランクってことか。
「これでグスコーに襲われても怖くないな」
レベルをあげなくても強くなれる。20レベルの冒険者って平均ステータスが70~80って聞いたことがある。既に僕は超えちゃってる。と言っても一人とは限らない。油断せずにもうちょっとレベルをあげよう。
「あっ! そうだ! MPが増えたからシークの魔法をもう一段階上げられる。確か【ディーク】だったっけ。試してみよう」
シークの魔法はMP消費が少ないから使っていたけど、MPの余裕があるなら中級の魔法を使ってもいいだろう。と言っても本来はスキルがないと安定しないと言われてる魔法だ。何度か試して使わないとな。
「【ファイアディーク】」
手のひらをゴブリンの魔石に向けて魔法を唱える。手のひらから人の頭くらいの炎が飛び出して魔石に当たる。炎は小さな爆発を起こして魔石を霧散させた。
「シークよりは威力あるな。でも、シークで十分だな。MPの消費が20だし」
シークのMP消費は3。20も使うのにこれだけの威力ならシークで十分だ。ゴブリンくらいの魔物だったら特にね。
「さて、もっとレベル上げないと。ステータスをあげても経験は上がらない。戦闘経験は本当の戦闘をしないと得られないからな」
刀や剣を使うなんて前世じゃ考えられないからな。ちゃんと戦闘経験を積まないと。
「グルルルル」
「え? な、なんだあれ?」
考え込んでいると洞窟から見たことのない大きな魔物が出てきた。
15
あなたにおすすめの小説
相続した畑で拾ったエルフがいつの間にか嫁になっていた件 ~魔法で快適!田舎で農業スローライフ~
ちくでん
ファンタジー
山科啓介28歳。祖父の畑を相続した彼は、脱サラして農業者になるためにとある田舎町にやってきた。
休耕地を畑に戻そうとして草刈りをしていたところで発見したのは、倒れた美少女エルフ。
啓介はそのエルフを家に連れ帰ったのだった。
異世界からこちらの世界に迷い込んだエルフの魔法使いと初心者農業者の主人公は、畑をおこして田舎に馴染んでいく。
これは生活を共にする二人が、やがて好き合うことになり、付き合ったり結婚したり作物を育てたり、日々を生活していくお話です。
ようこそ異世界へ!うっかりから始まる異世界転生物語
Eunoi
ファンタジー
本来12人が異世界転生だったはずが、神様のうっかりで異世界転生に巻き込まれた主人公。
チート能力をもらえるかと思いきや、予定外だったため、チート能力なし。
その代わりに公爵家子息として異世界転生するも、まさかの没落→島流し。
さぁ、どん底から這い上がろうか
そして、少年は流刑地より、王政が当たり前の国家の中で、民主主義国家を樹立することとなる。
少年は英雄への道を歩き始めるのだった。
※第4章に入る前に、各話の改定作業に入りますので、ご了承ください。
加工を極めし転生者、チート化した幼女たちとの自由気ままな冒険ライフ
犬社護
ファンタジー
交通事故で不慮の死を遂げてしまった僕-リョウトは、死後の世界で女神と出会い、異世界へ転生されることになった。事前に転生先の世界観について詳しく教えられ、その場でスキルやギフトを練習しても構わないと言われたので、僕は自分に与えられるギフトだけを極めるまで練習を重ねた。女神の目的は不明だけど、僕は全てを納得した上で、フランベル王国王都ベルンシュナイルに住む貴族の名門ヒライデン伯爵家の次男として転生すると、とある理由で魔法を一つも習得できないせいで、15年間軟禁生活を強いられ、15歳の誕生日に両親から追放処分を受けてしまう。ようやく自由を手に入れたけど、初日から幽霊に憑かれた幼女ルティナ、2日目には幽霊になってしまった幼女リノアと出会い、2人を仲間にしたことで、僕は様々な選択を迫られることになる。そしてその結果、子供たちが意図せず、どんどんチート化してしまう。
僕の夢は、自由気ままに世界中を冒険すること…なんだけど、いつの間にかチートな子供たちが主体となって、冒険が進んでいく。
僕の夢……どこいった?
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
異世界に転生したので幸せに暮らします、多分
かのこkanoko
ファンタジー
物心ついたら、異世界に転生していた事を思い出した。
前世の分も幸せに暮らします!
平成30年3月26日完結しました。
番外編、書くかもです。
5月9日、番外編追加しました。
小説家になろう様でも公開してます。
エブリスタ様でも公開してます。
悪役令息、前世の記憶により悪評が嵩んで死ぬことを悟り教会に出家しに行った結果、最強の聖騎士になり伝説になる
竜頭蛇
ファンタジー
ある日、前世の記憶を思い出したシド・カマッセイはこの世界がギャルゲー「ヒロイックキングダム」の世界であり、自分がギャルゲの悪役令息であると理解する。
評判が悪すぎて破滅する運命にあるが父親が毒親でシドの悪評を広げたり、関係を作ったものには危害を加えるので現状では何をやっても悪評に繋がるを悟り、家との関係を断って出家をすることを決意する。
身を寄せた教会で働くうちに評判が上がりすぎて、聖女や信者から崇められたり、女神から一目置かれ、やがて最強の聖騎士となり、伝説となる物語。
【最強モブの努力無双】~ゲームで名前も登場しないようなモブに転生したオレ、一途な努力とゲーム知識で最強になる~
くーねるでぶる(戒め)
ファンタジー
アベル・ヴィアラットは、五歳の時、ベッドから転げ落ちてその拍子に前世の記憶を思い出した。
大人気ゲーム『ヒーローズ・ジャーニー』の世界に転生したアベルは、ゲームの知識を使って全男の子の憧れである“最強”になることを決意する。
そのために努力を続け、順調に強くなっていくアベル。
しかしこの世界にはゲームには無かった知識ばかり。
戦闘もただスキルをブッパすればいいだけのゲームとはまったく違っていた。
「面白いじゃん?」
アベルはめげることなく、辺境最強の父と優しい母に見守られてすくすくと成長していくのだった。
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる