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第一章 新たな地で
第21話 黒き魔物2
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「ロジールさんはもっと遠くに行ったのかな?」
「そのようだな。また魔法で調べてみる」
再度シャドウさんの闇魔法でロジールさん達を探す。方角さえ分かればかなりの距離までわかるみたいだな。
エッジさんと一緒に来たとしたらそんなに遠くないと思うけど。
「いたぞ。魔物と戦ってるな。10体の生物が観測できた」
「10! ってことはロジールさん達は5人だから5体の魔物と戦ってるってことだ! 急ぎましょう!」
シャドウさんの話を聞いて走り出す。
「シャドウさん! 速度上げていいですか?」
「ああ、大丈夫だ。私は置いていけ。だが気をつけろ。オークの群れということはキング以上の個体がいるはずだ。小出しにしてきているのを見ると黒くなるのに時間がかかるのかもしれん」
「わかりました!」
シャドウさんの憶測は当たっているかもしれない。群れなのに少しずつしか接敵しないのはおかしい。黒い部位が生まれるのに時間がかかるのは当たってると思う。
「いた!」
速度を変えてすぐにロジールさん達が見えてきた。高所をオークに取られて魔法を浴びせられてる。
僕はすぐに高所へ駆けあがり、杖持ちのオークを紫炎で切り裂き、更に2体の弓もちのオークを水龍で首を切り落とす。
「フゴ!?」
巨躯のオークは2体、シャドウさんの索敵結果と一致する。
「シン君!?」
「凄い!?」
ロジールさん達も僕に気が付いて声をあげる。オーク達の攻撃でかなり傷ついてるけど、戦えない程じゃなさそうだな。
「【シャドウバインド】。シン! 時間が惜しい。すぐに済ませてくれ」
「シャドウさん? 分かりました!」
巨躯のオーク2体を影で動きを止めるシャドウさん。その隙を無駄にしないようにすぐに水龍でオークの首をはねた。一瞬でも隙を作ってくれれば簡単に始末できるな。
「レベルが上がりました」
システム音声を聞いて11レベルになったのを確認する。
「シン君ありがとう」
「ありがとう!」
ロジールさん達がお礼を言ってくる。よく見るとみんなどこか怪我してる。
「魔族!?」
「はあ、毎回説明するのか」
ロジールさん達がシャドウさんに気が付くと驚いて武器を構えた。呆れたように声をもらすシャドウさんも説明するの疲れたみたいでため息をついてる。
それでも魔族であるシャドウさんがなんでいるのかを説明しなくちゃいけない。
「な!? そんな研究を……」
「……本意ではないとはいえ、迷惑をかけている。すまない」
「魔族にしては素直だな。わざと出ないのなら仕方ない。共に解決していこう」
驚くロジールさんに謝るシャドウさん。ロジールさんは握手を求めて許すとシャドウさんもそれに答えて握手を交わす。
「ロジール! オーク達が!」
「す、すごい数……」
高所に登って警戒してくれていたロジールさんの仲間が声をあげる。顔を青ざめさせて降りてくる。
「15体と言ったところだ」
「逃げましょ!」
「ああ、街で迎撃しよう」
ロジールさん達も町に帰るみたいだ。僕も帰ろうと思っていると背後から気配を感じた。ステータスが上がったおかげで気配に敏感になっているのかな。敵の動きが分かるようになってきた。
「【ファイアシーク】!」
「フゴ!?」
「な! オーク!」
見張りが見過ごした弓もちのオークにファイアシークを放つ。火を熱がっているうちに紫炎で首を切り落とす。
「は、早い!」
「俺達が見過ごしたオークか。やるなシン」
見張りをしていた二人が驚いてる。
「仲間の命がかかってるこれ以上のミスは許さんぞ」
「わ、わかってるよロジール」
「すまん」
ロジールさんが怒ると彼の仲間達は町へと引き返していった。
「まったく……すまないなシン君。ただでさえ荷物持ちなんてさせてしまって、更に悪口まで」
「いいんです。あの時は本当に役立たずでしたし、それよりも早く帰りましょう。これ以上ここにいるとオークがやってきます」
「ああ、町で迎撃だな」
全然弱かった僕は強くなれた。今はそれだけでいい。
「シン!」
町へと走り出すとシャドウさんが声をあげた。背後を見るとすぐそこまでオーク達が迫ってきていた。
「二人は先に!」
「シン!」
「心配しないでください。僕にはとっておきの切り札がありますから」
僕は反転して紫炎と水龍を抜き、オークへと走り出す。オークたちは強化されている、逃げても追いつかれてシャドウさん達が危険だ。僕は引き止めるしかない。
「僕がいる限り絶対に行かせないぞ! かかってこいオーク!」
声をあげて町とは反対の方向へと走り出す。前に立ちふさがる腕だけが黒いオーク達を切り捨てて走り続ける。
「「「【ストーンドゥーク】」」」
「わっ!」
杖持ちのオークから魔法が放たれる。岩の棘が地面から突き出て山を作り出す。鋭い棘は僕を拘束してじわじわと傷つけてくる。
「グミを」
インビンシブルグミを口に放り込んで咀嚼。うん、美味しい。
「これで戦える! まずは魔法使いだ!」
10秒で片付ける!
「【ファイアシーク】【ファイアディーク】ハァ~ッ!」
走りながら僕のできる限りの魔法を放つ。魔法使いのオークの周りにいたオークに火が灯り、戸惑っている間に紫炎と水龍で切り捨てる。そして!
「はっ!」
「フゴ……」
右から袈裟に切り、左にいたオークごと胴体を真っ二つに切り捨てる。どんどん紫炎の切れ味も上がってきたように感じる。
「グアァァァ!」
「新手か」
一息つくと巨躯のオークが睨みを利かせて声をあげる。紫炎と水龍についている血を払うとオークへと対峙する。
「そのようだな。また魔法で調べてみる」
再度シャドウさんの闇魔法でロジールさん達を探す。方角さえ分かればかなりの距離までわかるみたいだな。
エッジさんと一緒に来たとしたらそんなに遠くないと思うけど。
「いたぞ。魔物と戦ってるな。10体の生物が観測できた」
「10! ってことはロジールさん達は5人だから5体の魔物と戦ってるってことだ! 急ぎましょう!」
シャドウさんの話を聞いて走り出す。
「シャドウさん! 速度上げていいですか?」
「ああ、大丈夫だ。私は置いていけ。だが気をつけろ。オークの群れということはキング以上の個体がいるはずだ。小出しにしてきているのを見ると黒くなるのに時間がかかるのかもしれん」
「わかりました!」
シャドウさんの憶測は当たっているかもしれない。群れなのに少しずつしか接敵しないのはおかしい。黒い部位が生まれるのに時間がかかるのは当たってると思う。
「いた!」
速度を変えてすぐにロジールさん達が見えてきた。高所をオークに取られて魔法を浴びせられてる。
僕はすぐに高所へ駆けあがり、杖持ちのオークを紫炎で切り裂き、更に2体の弓もちのオークを水龍で首を切り落とす。
「フゴ!?」
巨躯のオークは2体、シャドウさんの索敵結果と一致する。
「シン君!?」
「凄い!?」
ロジールさん達も僕に気が付いて声をあげる。オーク達の攻撃でかなり傷ついてるけど、戦えない程じゃなさそうだな。
「【シャドウバインド】。シン! 時間が惜しい。すぐに済ませてくれ」
「シャドウさん? 分かりました!」
巨躯のオーク2体を影で動きを止めるシャドウさん。その隙を無駄にしないようにすぐに水龍でオークの首をはねた。一瞬でも隙を作ってくれれば簡単に始末できるな。
「レベルが上がりました」
システム音声を聞いて11レベルになったのを確認する。
「シン君ありがとう」
「ありがとう!」
ロジールさん達がお礼を言ってくる。よく見るとみんなどこか怪我してる。
「魔族!?」
「はあ、毎回説明するのか」
ロジールさん達がシャドウさんに気が付くと驚いて武器を構えた。呆れたように声をもらすシャドウさんも説明するの疲れたみたいでため息をついてる。
それでも魔族であるシャドウさんがなんでいるのかを説明しなくちゃいけない。
「な!? そんな研究を……」
「……本意ではないとはいえ、迷惑をかけている。すまない」
「魔族にしては素直だな。わざと出ないのなら仕方ない。共に解決していこう」
驚くロジールさんに謝るシャドウさん。ロジールさんは握手を求めて許すとシャドウさんもそれに答えて握手を交わす。
「ロジール! オーク達が!」
「す、すごい数……」
高所に登って警戒してくれていたロジールさんの仲間が声をあげる。顔を青ざめさせて降りてくる。
「15体と言ったところだ」
「逃げましょ!」
「ああ、街で迎撃しよう」
ロジールさん達も町に帰るみたいだ。僕も帰ろうと思っていると背後から気配を感じた。ステータスが上がったおかげで気配に敏感になっているのかな。敵の動きが分かるようになってきた。
「【ファイアシーク】!」
「フゴ!?」
「な! オーク!」
見張りが見過ごした弓もちのオークにファイアシークを放つ。火を熱がっているうちに紫炎で首を切り落とす。
「は、早い!」
「俺達が見過ごしたオークか。やるなシン」
見張りをしていた二人が驚いてる。
「仲間の命がかかってるこれ以上のミスは許さんぞ」
「わ、わかってるよロジール」
「すまん」
ロジールさんが怒ると彼の仲間達は町へと引き返していった。
「まったく……すまないなシン君。ただでさえ荷物持ちなんてさせてしまって、更に悪口まで」
「いいんです。あの時は本当に役立たずでしたし、それよりも早く帰りましょう。これ以上ここにいるとオークがやってきます」
「ああ、町で迎撃だな」
全然弱かった僕は強くなれた。今はそれだけでいい。
「シン!」
町へと走り出すとシャドウさんが声をあげた。背後を見るとすぐそこまでオーク達が迫ってきていた。
「二人は先に!」
「シン!」
「心配しないでください。僕にはとっておきの切り札がありますから」
僕は反転して紫炎と水龍を抜き、オークへと走り出す。オークたちは強化されている、逃げても追いつかれてシャドウさん達が危険だ。僕は引き止めるしかない。
「僕がいる限り絶対に行かせないぞ! かかってこいオーク!」
声をあげて町とは反対の方向へと走り出す。前に立ちふさがる腕だけが黒いオーク達を切り捨てて走り続ける。
「「「【ストーンドゥーク】」」」
「わっ!」
杖持ちのオークから魔法が放たれる。岩の棘が地面から突き出て山を作り出す。鋭い棘は僕を拘束してじわじわと傷つけてくる。
「グミを」
インビンシブルグミを口に放り込んで咀嚼。うん、美味しい。
「これで戦える! まずは魔法使いだ!」
10秒で片付ける!
「【ファイアシーク】【ファイアディーク】ハァ~ッ!」
走りながら僕のできる限りの魔法を放つ。魔法使いのオークの周りにいたオークに火が灯り、戸惑っている間に紫炎と水龍で切り捨てる。そして!
「はっ!」
「フゴ……」
右から袈裟に切り、左にいたオークごと胴体を真っ二つに切り捨てる。どんどん紫炎の切れ味も上がってきたように感じる。
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