転生してしまったので服チートを駆使してこの世界で得た家族と一緒に旅をしようと思います

カムイイムカ(神威異夢華)

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第一章 異世界

第十九話 新パーティーで出発

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 俺たちはみんなで冒険者ギルドに入った。

 受付嬢のラウラさん達が依頼板に依頼の紙を張り付けていた。
    依頼はあの中から選んで受付に持っていくスタイルのようだ。
    俺達が見ている時も幾人かの冒険者が依頼の紙を受付に持っていっている。

「ゴブリンは常備依頼だから、依頼を受けなくてもいいんだったな」

 オッズ達と依頼板の前に立ってつぶやいた。ゴブリンの依頼はわざわざ受けなくても耳を持って帰れば達成になる。それはこの街に来た時にも確認しているので大丈夫だ。

「納品依頼と討伐を一緒に受ければ効率よく動けるよな」

 依頼の種類は豊富だ。冒険者が作った街なだけに依頼は豊富。薬草や蜂蜜の採取やらオークの肉の納品など、討伐も色々なものがある。ランクを考えなければワイバーンとかミノタウロスとか明らかにやばいのも見受けられた。俺達は無難にコボルトとかリビングデッド辺りがいいのではないか?リビングデッドなんて元の世界の知識のある、俺的には受けたくないがブロンズランクの依頼なので無難だと思った。それに人相手の殺しをリビングデッドで練習すればある程度抵抗がなくいけるかな~なんて浅はかな考えだ。だけど、いざという時に人は殺せませんなんて言っていたらこっちがやられるからな。訓練は必要だ。

「俺とアイサはシルバーランク、タツミさん達はブロンズランクで方向が一緒の依頼を数個受けて早速向かおう。俺達には時間がないから」

「だな」

 十日で金貨一枚が増えてしまうわけだからな。まあ、俺がレベルを上げて力ずくでっていうのも考えている。なんて言ってもチートだからな。相手側の用心棒に触って服ゲットとか、せこい手も考えている。金で解決できるならそれが一番いいと思うので今は金稼ぎだ。ついでにこの世界の常識もゲットである意味一石二鳥かな?損も多いけどな。

「ポーターも入ったから納品も積極的に行きますよ」

「私たちは4人のパーティーになったから依頼は一気に4個受けれるね」

 オッズとアイサが依頼の紙を一枚ずつ取った。なるほど、依頼は一人一つと決まっているようだな。じゃあ、俺もこのヒール草とかいうアイテムの納品書だな。

「私はこれにしますね。皆さんの行く場所に多くあるキノコです」

 ゲドキノコという名前のキノコで紫のキノコらしい。解毒してくれるキノコだが、見た目はとてもじゃないが食べれるものとは思えない物。解毒してくれるんだったら需要は高いな。

「俺とアイサは討伐で、二人は納品だな」

「方角も合っているし、これで一気に金貨一枚行けるね」

 ゲドキノコはなんと銀貨5枚、あとの依頼は銀貨2枚といった感じだ。場所がここから一日歩いた先の川の流れる山だそうだ。

「ゴブリンもいるだろうし、警戒していきますよ」

 ゴブリンはどこにでもいる魔物なのだそうだ。この世界のGの称号を得ているのだろう。でも、本物のGもいるのであいつらには勝てないだろうな。

 ポロロちゃんがいるので旅の準備にアイテムと食べ物を買う。元手は俺の金で賄って出発だ。宿屋のばあちゃん、カイネンさんにはお世話になったな。また帰ってきたら料理させてもらうか。

 準備ができて、道の途中まで馬車に乗ることになった。街道を進んでも魔物がいるので危険な世界だ。俺達みたいな冒険者を乗せることで安全を確保できるという事でタダ同然で乗せてもらえる、ただではないという事だ。まあ、一人銅貨一枚ならば痛くない出費だ。

「ウルフだ」

 楽ちん楽ちんと思って馬車に揺られていると御者のおっさんから叫び声が上がった。馬車の冒険者は俺達だけなので馬車からでて迎撃にあたる。
 ウルフたちは馬車の正面に構えた。数えると13匹といったところだろう。なかなかに多いように思えるが。

「楽勝楽勝」

「私がまず散らせるよ」

 オッズとアイサは場慣れしているのか事を進めていく、ポロロちゃんは馬車の中で待機だ。ナイフを使える程度の戦力なので安全を考慮しました。ルキアを守ってもらっている感じでもある。

「小さき火よ。悪しき者に火を灯せ・・・[ファイア]」

 アイサの詠唱と共に火が杖から飛び出した。小さな火と言ってもこぶし大の火だ。火はウルフの一匹に当たり一匹が暴れまわる。ウルフたちは散開してそれぞれ、俺達に攻撃を仕掛けてきた。

「アイサ、ミストだ!」

「分ってるわよ。・・・・火よ。静かな火よ。我が敵の目を奪い、混乱の火を灯せ![ファイアミスト]」

 キャットマンの時と同じ、火の粉の霧がウルフたちを包んでいく。知能の低い魔物には有効なようで便利な魔法だ。

「1,2,3,4」

「5,6,7,8、9」

 俺とオッズは混乱しているウルフの首を狩っていく、魔法の効果が切れて、残りのウルフ達が正気にもどり周りを見渡す。ウルフはすぐに後退していった。負けたことを悟ったのだろう。あれも一種の生き残るための力だな。
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