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第二章 海へ
第三十一話 またまた市場へ
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みんなの服を作るために俺は市場の布地を売っている店にやってきた。こういった素材を売っている店は市場に入ってすぐ辺りに乱立しているので木材を買いに来た時にすでに見つけていたんだよね。裁縫が好きだったからと言うのもあると思うけど覚えておいてよかった。
「すいません。布地が欲しいんですけど」
「はいはい、どのくらいほしいんだい?」
店を切り盛りしているのは恰幅の良いおばさん。顔は結構美人なんだけど太っているせいで残念といった感じだ。
「子供服を30着程作るんですけど」
「30着!!」
おばさんが30着と聞いて大きな声を上げて驚いている。あんまり目立ちたくないんですが。
「布屋の姉さん。兄ちゃんは孤児院の人なんだよ」
おばさんの驚いた声に向かいの木材屋のおっちゃんが大きな声で話してきた。これで名実ともに俺は孤児院のお兄ちゃんだな。お兄ちゃんと言われるのは嬉しいのだが、あんまり目立ちたくないんだよな~。
「あ~なるほどね。それなら納得だよ。ここにある量じゃ足りないね。この幅の布地がこのくらいで一人分だから・・・。めんどくさいから金貨一枚でいいよ」
「そんな適当でいいんですか?」
「じゃあ、あんた計算してよ。あたしはそんなに頭良くないんだよ」
お店をやっているのにそんな適当でいいのか?
「一人分の布地でいくらですか?」
「えっと、一番安い布地だから銅貨五枚だね」
「っていう事は金貨二枚ですね」
「あんた計算早いね~。じゃあ金貨一枚と銀貨八枚にまけとくよ」
木材屋のおっさんもそうだけど、この市場の人達はすぐに安くしてくれるな。経営は大丈夫なのか?まあ、こっちは助かるけど。
「毎度~。残りの布地は孤児院に運んでおくよ」
お金を渡すとおばさんはにこやかに笑って布地を渡してきた。配送までやってくれるのは正直助かる。
「兄ちゃんは買い物上手だな~」
「普通に買い物してるだけなんだが?」
「あんたと違ってカッコいいからだよ。あんただったらまけないよ」
木材屋のおっちゃんに揶揄われているとおばちゃんがおっちゃんを揶揄い始めた。この界隈では普通の事なのだろう、みんな気にせずに買い物を続けている。すっごい言い合いし始めても通常運転だ。俺は早々に離れよう。
「おっと忘れてた。服を作っている人って誰か知らない?」
「え?布地売ってるけど店は服屋だよ」
おっと布地やのおばさんの本職は服屋のようだな。という事は。
「孤児院を管理することになりました、タツミです」
「ああ、そういえば自己紹介してなかったね。あたしは服屋のトヤだよ」
俺は自己紹介をして、握手を求めた。これで握手をしてくれない人などいないよな。しかし、おばさんは何故か頬が赤く染まっている。これで無事に裁縫職人の服をゲットだ。
孤児院にもどってきて、早速裁縫職人の服に着替えて手でもてるだけ持ってきた布地を服に加工していく。
色はできるだけ色々な物を頼んでおいたのでこの青だけではないはずだ。裁縫職人の服に着替えたことで女の子の服も製作できるようだ。フリフリの付いたスカート何かも製作していく、
「おっ、やってるね」
三着ほど作った時に布地を売ってくれたおばさんがやってきた。何人かの女性と共に布地を担いで持ってきてくれたようだ。木材屋と違うのは台車ではない事かな。
「あと一往復するけど、布以外に必要なものはあるかい?」
「ベッドも作りたいんですけど、綿ってあります?」
「タツミさんは王族みたいな事を言うね~。一般の家じゃ綿なんか使わないよ。藁を敷き詰めたベッドが大体さ。藁を細かく切ったりそのまま使ったりして布地に敷き詰めるのさ」
綿の方がいいと思っていたけど一般の人達は藁を使っているみたいだな。それなら藁でも大丈夫か。自分で納得して必要なものはないと思いおばさんには大丈夫だと伝えた。おばさんは「そうかい?」と言って布地の風呂敷を置いて市場の方へと歩いて行った。
「あっと、ちょっと待ってください」
おばさん達にばかり労働させても何なので俺はおばさんを引き留めた。サンとトラの方を見て俺はこっちに来るように手招きする。
「この子達を使ってください」
「ええ!いいのかい?」
「はい、サンとトラはとても賢いので。なっ」
「キャン」「ガウガウ!」
サンとトラにおばさんを手伝うように促すとサンとトラは喜んでと鳴いた。おばさんは「本当に賢い子達だねー」と言ってサンとトラを撫でている。おばさんの同僚さん達も触りたそうにしていたので頷いて見せるとサンとトラを撫でまわしていた。しばらく、撫でまわすとおばさんに促されて市場の方へと歩いて行った。布と言ってもかなりの量だったから大変そうだった、サンとトラがいればかなり楽になるだろう。
「よし、俺は製作製作~」
三着出来ていたが、子供達にいうとうるさくなりそうなので黙ったまま製作していく。本当はルキアの服を作って着せたいのだけど、着せたらみんなにバレるので我慢我慢。
女の子用にスカートとズボン、上着はTシャツと長袖シャツ。男の子も上着は一緒でズボンは半ズボンと長ズボンだな。夏服と冬服で作っておきたいが、ここら辺は四季はあるのかな?寒くもなく熱くもなくといった感じで夜になると肌寒い程度なのであんまり考えたことなかったが、とりあえず作っておけば安心か。
「すいません。布地が欲しいんですけど」
「はいはい、どのくらいほしいんだい?」
店を切り盛りしているのは恰幅の良いおばさん。顔は結構美人なんだけど太っているせいで残念といった感じだ。
「子供服を30着程作るんですけど」
「30着!!」
おばさんが30着と聞いて大きな声を上げて驚いている。あんまり目立ちたくないんですが。
「布屋の姉さん。兄ちゃんは孤児院の人なんだよ」
おばさんの驚いた声に向かいの木材屋のおっちゃんが大きな声で話してきた。これで名実ともに俺は孤児院のお兄ちゃんだな。お兄ちゃんと言われるのは嬉しいのだが、あんまり目立ちたくないんだよな~。
「あ~なるほどね。それなら納得だよ。ここにある量じゃ足りないね。この幅の布地がこのくらいで一人分だから・・・。めんどくさいから金貨一枚でいいよ」
「そんな適当でいいんですか?」
「じゃあ、あんた計算してよ。あたしはそんなに頭良くないんだよ」
お店をやっているのにそんな適当でいいのか?
「一人分の布地でいくらですか?」
「えっと、一番安い布地だから銅貨五枚だね」
「っていう事は金貨二枚ですね」
「あんた計算早いね~。じゃあ金貨一枚と銀貨八枚にまけとくよ」
木材屋のおっさんもそうだけど、この市場の人達はすぐに安くしてくれるな。経営は大丈夫なのか?まあ、こっちは助かるけど。
「毎度~。残りの布地は孤児院に運んでおくよ」
お金を渡すとおばさんはにこやかに笑って布地を渡してきた。配送までやってくれるのは正直助かる。
「兄ちゃんは買い物上手だな~」
「普通に買い物してるだけなんだが?」
「あんたと違ってカッコいいからだよ。あんただったらまけないよ」
木材屋のおっちゃんに揶揄われているとおばちゃんがおっちゃんを揶揄い始めた。この界隈では普通の事なのだろう、みんな気にせずに買い物を続けている。すっごい言い合いし始めても通常運転だ。俺は早々に離れよう。
「おっと忘れてた。服を作っている人って誰か知らない?」
「え?布地売ってるけど店は服屋だよ」
おっと布地やのおばさんの本職は服屋のようだな。という事は。
「孤児院を管理することになりました、タツミです」
「ああ、そういえば自己紹介してなかったね。あたしは服屋のトヤだよ」
俺は自己紹介をして、握手を求めた。これで握手をしてくれない人などいないよな。しかし、おばさんは何故か頬が赤く染まっている。これで無事に裁縫職人の服をゲットだ。
孤児院にもどってきて、早速裁縫職人の服に着替えて手でもてるだけ持ってきた布地を服に加工していく。
色はできるだけ色々な物を頼んでおいたのでこの青だけではないはずだ。裁縫職人の服に着替えたことで女の子の服も製作できるようだ。フリフリの付いたスカート何かも製作していく、
「おっ、やってるね」
三着ほど作った時に布地を売ってくれたおばさんがやってきた。何人かの女性と共に布地を担いで持ってきてくれたようだ。木材屋と違うのは台車ではない事かな。
「あと一往復するけど、布以外に必要なものはあるかい?」
「ベッドも作りたいんですけど、綿ってあります?」
「タツミさんは王族みたいな事を言うね~。一般の家じゃ綿なんか使わないよ。藁を敷き詰めたベッドが大体さ。藁を細かく切ったりそのまま使ったりして布地に敷き詰めるのさ」
綿の方がいいと思っていたけど一般の人達は藁を使っているみたいだな。それなら藁でも大丈夫か。自分で納得して必要なものはないと思いおばさんには大丈夫だと伝えた。おばさんは「そうかい?」と言って布地の風呂敷を置いて市場の方へと歩いて行った。
「あっと、ちょっと待ってください」
おばさん達にばかり労働させても何なので俺はおばさんを引き留めた。サンとトラの方を見て俺はこっちに来るように手招きする。
「この子達を使ってください」
「ええ!いいのかい?」
「はい、サンとトラはとても賢いので。なっ」
「キャン」「ガウガウ!」
サンとトラにおばさんを手伝うように促すとサンとトラは喜んでと鳴いた。おばさんは「本当に賢い子達だねー」と言ってサンとトラを撫でている。おばさんの同僚さん達も触りたそうにしていたので頷いて見せるとサンとトラを撫でまわしていた。しばらく、撫でまわすとおばさんに促されて市場の方へと歩いて行った。布と言ってもかなりの量だったから大変そうだった、サンとトラがいればかなり楽になるだろう。
「よし、俺は製作製作~」
三着出来ていたが、子供達にいうとうるさくなりそうなので黙ったまま製作していく。本当はルキアの服を作って着せたいのだけど、着せたらみんなにバレるので我慢我慢。
女の子用にスカートとズボン、上着はTシャツと長袖シャツ。男の子も上着は一緒でズボンは半ズボンと長ズボンだな。夏服と冬服で作っておきたいが、ここら辺は四季はあるのかな?寒くもなく熱くもなくといった感じで夜になると肌寒い程度なのであんまり考えたことなかったが、とりあえず作っておけば安心か。
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