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第二章 海へ
第四十二話 次は畑を整備しなきゃな
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「建物は、後は窓だけだから本職に任せて、俺は畑だな」
朝起きてすぐにルキアの様子を見て変わりなく健康体だった。進化前放熱中の表示もそのままだったので一応のヒールとキュアを唱えて俺は教会の外へ。
建物は木材屋のおっちゃんの知り合いである大工に頼んで窓を発注した。流石にガラスを作るのは俺にはできなさそうだからな。ゲームなんかで砂から作るとか言うのは知っているが鍛冶チートでできるのかも謎だったのでやめておいた。それよりも畑を作っておくことの方が大事だからな、まあ、今度試してみたいとも思っている。
農民の服に着替えて鍬を召喚、この服たちの凄い所はその服に適した装備が出てくるところだ。これも一種のスキルの類かもしれないけどな。鍛冶屋にはハンマーとヤットコ鋏それにカナトコ、カナトコは手から離れても大丈夫なのも驚いた。剣士は剣、戦士は斧と大剣、火の魔法使いは杖、精霊魔法使いはそういえば武器を持っていなかったな、精霊が武器のような物だからいらないといった感じか。
農民の服はジョウロも出せて何と水が入っている状態だ、至れり尽くせり、流石母さんのご加護だな、思い出したら涙が。
「キュルルル?」
「ああ、ちょっと思い出してな」
トラが心配したように寄り添ってきた。ルキアも寝込んでいるから心配しているのだろう。サンはルキアから離れなくなっちゃったしな。
「トラはサンとルキアを守ってくれよ。俺は教会の事を進めていくからな」
「キャン!」
そういってトラの頭を撫でるとトラは子供達の方へと歩いて行った。サンがいつも遊んでくれていたのだが、サンは今、ルキアに付きっきりになってしまった。なので今はトラが遊んであげている。子供達もルキアが心配なので何度か顔を覗きに行っているのだが一向に目を覚まさない。健康だと分かっていても何だか心配だ。もしかしたらルキアはこのまま・・・
「いやいや、何を考えてるんだ。それよりも畑を作ってしまおう」
ルキアの良くない想像を首を振って否定する。そんなこと考えてないで孤児院を維持する為の設備を考えていこう。
畑は小屋の横にある空き地を使う。教会が土地の右側を占領していて、小屋がその横の10坪を占領している残りは30坪の敷地だ。できれば20坪を畑にして、収入にしたいが子供達の遊び場を壊してしまうのはしのびない、なので10坪で抑えることにした。
10坪でも結構広いと思うのは俺が農業なんてやったことない素人だからなんだろうな。実際稼ぎにするには30~40坪は欲しい所だろう、分らんけど。しかし、ここは農民の服の見せどころだ。
「さあ行け!ファンネじゃなかった。種たちよ」
今まで買い物した果物や野菜なんかの種を袋から飛び立たせる。蒔こうと思うと勝手に適した間隔に蒔かれてくれるのでとても便利だ。いつ耕したんだって思うだろうが一振りで思った広さを耕せるのだ。農民チートをなめるなよ。
「そしてこのジョウロの水を」
ジョウロを召喚して、大きく横なぎに振るうと10坪の面積が一瞬で黒く水にぬれた。隅々まで行き渡るので何だか気持ちいい。なんて言えばいいんだろうか、20メートルのカップにボールが入るとか、ゴールからゴールに蹴ったら入ったとか、色々なスポーツに例えられるだろう。あんまりスポーツはやってこなかったが動画とかで見てゾクッとしたのを覚えている。
「よし、芽が出てきたな。ルイさんの時と同じだ」
農民チートを最初に使ったのはルイさんのいた村だったからな。検証も兼ねていたのだが今ではどうなっているんだろうか?まあ、今回の作物達がどう育つかでわかるだろう。実は一日で育ったりしてね、流石にないと思うけど。
「これで畑は終わりだなっと」
畑を囲うように柵を作って完成。これで子供達が誤って入ってしまう事はないだろう。
「ああ、そうだ。ルキアを見てくれた医者にお礼をしに行かないと」
名前も聞きそびれてしまったし、流石にお礼くらい言わないと俺の気が済まない。医者チートの生みの親でもあるしな、うんうん。
一応、ダングルフとシャリフにも声をかけておいた。出かけるときはちゃんと誰かに言っておかないとな。
二人は献身的に牛と豚の世話をしている。ミスリルの冒険者だけあってスタミナは高そうだから頼りにしている。防衛面でもかなり頼りになりそうだしな。
「ルナさん、ちょっと出かけてきますからルキアの事をお願いします」
「分かりました。服はいっぱいありますから安心してください」
遠巻きからルナさんに出かけると伝えるとルナさんも大きな声で応えてくれた。ルキアは放熱しているので汗が尋常じゃない。服を何度か着替えている、子供用の服をいっぱい作っておいてよかったなと思ったよ。着ぐるみにすればそう言った面もカバーできるが着ぐるみだと普通の服よりも熱そうなんだよな、なのでやめておいたんだ。綺麗で清潔だけど見た目熱そうといった感じだ。
しかし、ルキアはどういった進化を遂げるのだろうか?大きくなってしまったら何だか悲しいが美人になるんだろうな。年齢は九か月と書いてあったが年齢で大きさは変わるのだろうか?そう言った面も色々と気になるな。良くも悪くも楽しみである。
朝起きてすぐにルキアの様子を見て変わりなく健康体だった。進化前放熱中の表示もそのままだったので一応のヒールとキュアを唱えて俺は教会の外へ。
建物は木材屋のおっちゃんの知り合いである大工に頼んで窓を発注した。流石にガラスを作るのは俺にはできなさそうだからな。ゲームなんかで砂から作るとか言うのは知っているが鍛冶チートでできるのかも謎だったのでやめておいた。それよりも畑を作っておくことの方が大事だからな、まあ、今度試してみたいとも思っている。
農民の服に着替えて鍬を召喚、この服たちの凄い所はその服に適した装備が出てくるところだ。これも一種のスキルの類かもしれないけどな。鍛冶屋にはハンマーとヤットコ鋏それにカナトコ、カナトコは手から離れても大丈夫なのも驚いた。剣士は剣、戦士は斧と大剣、火の魔法使いは杖、精霊魔法使いはそういえば武器を持っていなかったな、精霊が武器のような物だからいらないといった感じか。
農民の服はジョウロも出せて何と水が入っている状態だ、至れり尽くせり、流石母さんのご加護だな、思い出したら涙が。
「キュルルル?」
「ああ、ちょっと思い出してな」
トラが心配したように寄り添ってきた。ルキアも寝込んでいるから心配しているのだろう。サンはルキアから離れなくなっちゃったしな。
「トラはサンとルキアを守ってくれよ。俺は教会の事を進めていくからな」
「キャン!」
そういってトラの頭を撫でるとトラは子供達の方へと歩いて行った。サンがいつも遊んでくれていたのだが、サンは今、ルキアに付きっきりになってしまった。なので今はトラが遊んであげている。子供達もルキアが心配なので何度か顔を覗きに行っているのだが一向に目を覚まさない。健康だと分かっていても何だか心配だ。もしかしたらルキアはこのまま・・・
「いやいや、何を考えてるんだ。それよりも畑を作ってしまおう」
ルキアの良くない想像を首を振って否定する。そんなこと考えてないで孤児院を維持する為の設備を考えていこう。
畑は小屋の横にある空き地を使う。教会が土地の右側を占領していて、小屋がその横の10坪を占領している残りは30坪の敷地だ。できれば20坪を畑にして、収入にしたいが子供達の遊び場を壊してしまうのはしのびない、なので10坪で抑えることにした。
10坪でも結構広いと思うのは俺が農業なんてやったことない素人だからなんだろうな。実際稼ぎにするには30~40坪は欲しい所だろう、分らんけど。しかし、ここは農民の服の見せどころだ。
「さあ行け!ファンネじゃなかった。種たちよ」
今まで買い物した果物や野菜なんかの種を袋から飛び立たせる。蒔こうと思うと勝手に適した間隔に蒔かれてくれるのでとても便利だ。いつ耕したんだって思うだろうが一振りで思った広さを耕せるのだ。農民チートをなめるなよ。
「そしてこのジョウロの水を」
ジョウロを召喚して、大きく横なぎに振るうと10坪の面積が一瞬で黒く水にぬれた。隅々まで行き渡るので何だか気持ちいい。なんて言えばいいんだろうか、20メートルのカップにボールが入るとか、ゴールからゴールに蹴ったら入ったとか、色々なスポーツに例えられるだろう。あんまりスポーツはやってこなかったが動画とかで見てゾクッとしたのを覚えている。
「よし、芽が出てきたな。ルイさんの時と同じだ」
農民チートを最初に使ったのはルイさんのいた村だったからな。検証も兼ねていたのだが今ではどうなっているんだろうか?まあ、今回の作物達がどう育つかでわかるだろう。実は一日で育ったりしてね、流石にないと思うけど。
「これで畑は終わりだなっと」
畑を囲うように柵を作って完成。これで子供達が誤って入ってしまう事はないだろう。
「ああ、そうだ。ルキアを見てくれた医者にお礼をしに行かないと」
名前も聞きそびれてしまったし、流石にお礼くらい言わないと俺の気が済まない。医者チートの生みの親でもあるしな、うんうん。
一応、ダングルフとシャリフにも声をかけておいた。出かけるときはちゃんと誰かに言っておかないとな。
二人は献身的に牛と豚の世話をしている。ミスリルの冒険者だけあってスタミナは高そうだから頼りにしている。防衛面でもかなり頼りになりそうだしな。
「ルナさん、ちょっと出かけてきますからルキアの事をお願いします」
「分かりました。服はいっぱいありますから安心してください」
遠巻きからルナさんに出かけると伝えるとルナさんも大きな声で応えてくれた。ルキアは放熱しているので汗が尋常じゃない。服を何度か着替えている、子供用の服をいっぱい作っておいてよかったなと思ったよ。着ぐるみにすればそう言った面もカバーできるが着ぐるみだと普通の服よりも熱そうなんだよな、なのでやめておいたんだ。綺麗で清潔だけど見た目熱そうといった感じだ。
しかし、ルキアはどういった進化を遂げるのだろうか?大きくなってしまったら何だか悲しいが美人になるんだろうな。年齢は九か月と書いてあったが年齢で大きさは変わるのだろうか?そう言った面も色々と気になるな。良くも悪くも楽しみである。
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