17 / 69
第一章 異世界旅行
第17話 共闘
しおりを挟む
「あ! レベル上がった!? 凄い!?」
しばらくしてリリスさんが嬉しそうに声をあげました。エチルちゃんと一緒になってゴブリンを倒していたのですが5匹目くらいですね。
「やっぱりすごい経験値みたいです。私、レベル上がるの久しぶり。31になっちゃった。パーティーとして認識されているみたいですね」
リリスさんは嬉しそうに話しながら進んでいく。
31レベルとは凄いです。私もレベル上げたいですが調教の効果のない私ではあまり上がらないでしょうね。残念です。
私の仲間、パーティーメンバーとして加算されると経験値が入るという仕組みですね。スキルは面白いです。
「お姉ちゃん! 私もあがったよ~」
「凄いね! シゲルさんに感謝しないと」
エチルちゃんも更にレベルが上がったようです。掌を見せているのを見ると5レベルになったんでしょうね。
二人で私のお礼を言ってくれる。嬉しいような悲しいような‥‥。私もレベル上げたいです。
「このペースだと20もすぐかもしれないですね」
「うん! シゲルおじちゃんを守れるようになるね!」
「え? シゲルさんを守る?」
「うん! シゲルおじちゃんは大事な人だから」
リリスさんの言葉に元気に答えるエチルちゃん。
私が大事な人と言っています。涙腺が崩壊してしまいますよ。感激です。
「お父さんが言ってたんだ。『大事な人は自分の命をとしても守れ』ってこの前は逃げちゃったけど、今度はおじちゃんの代わりに戦う」
「はは、それは嬉しいですけど……命をかけてというのはやめてください。私はエチルちゃんの命よりも重い人間ではありません」
エチルちゃんの重い言葉に私は苦笑いで答える。
彼女の命を使ってまで私は生きたいとは思わない。彼女の命が助かるなら喜んでこの命を差し出します。彼女のお父様はそうやって命をかけたのでしょう。その結果、彼女を残せた。凄い人です。尊敬します。
「おじちゃん? どこか痛いの?」
「え? ああ。ははは、思わず泣いてしまいました。大丈夫、どこも痛くないですよ」
涙を流すとエチルちゃんが心配して顔を覗いてくる。私の答えを聞くと抱き着いて来てくれる。
「涙を流すときはどこかわからないところが痛いんだってお父さんが言ってた。痛くなくても抱きしめると治るんだって」
「ほんとに。あなたのお父様は偉大な人ですね」
嬉し泣きでもどこかわからないところが痛いから泣いている、ということですね。エチルちゃんの言葉に納得してしまう。
確かにそうかもしれません。エチルちゃんに抱きしめられるとスッと元気が出てきます。
「じゃあ私も」
「り、リリスさん?」
なぜかリリスさんも混ざって私を抱きしめてくれる。思ったよりも力が強いですね。鎧を着て居なくてよかったかもしれません。
「ではそろそろ」
「うん! あれ? リリスお姉ちゃん?」
しばらくして二人に声を上げる。
すると背中から抱き閉めてくれていたリリスさんが返事をしてくれません。顔をうずめているようですがどうしたんでしょうか。
「リリスお姉ちゃん! 起きて!」
「え? あ、はい……すみません。つい寝てしまいました」
エチルちゃんが起こしてくれます。どうやら、寝ていたようですね。そんなに私の背中って睡眠を促してくれるのでしょうか。これもまた私には効果のない能力ですね。
部長に怒られていた日々で一度も熟睡とは無縁でしたからね。
「青白い鉱石。ミスリルですね」
二人の温かさが消えるころ。洞窟の奥へと進むと鉱石を発見しました。リリスさんが声を上げて、ミスリルだとわかる。
「鉱石だけじゃないみたいですね」
通路に出来ている鉱石をたどっていくと大きな空洞、部屋が現れます。
部屋の壁面いっぱいの鉱石。そして、それ以外の光る瞳。ギラリと私達を見つめてきます。
「オーガもいるようですね。エチルちゃんはゴブリンを。シゲルさんは無理せずに」
「「はい!」」
リリスさんの声にエチルちゃんと共に答える。私はエチルちゃんから離れずにゴブリンと対峙します。
「ハァ! 体が動く。レベルアップのおかげね」
オーガと言われた角を生やした人型の魔物。3メートル程の巨人、恐ろしいものですが、彼女は簡単に倒していく。調教は経験値だけじゃないのでしょうか?
『【共闘】を習得しました』
「おっと、これは……」
色々考えながらゴブリンを倒しているとスキルを習得してしまいます。調教のスキルに感化されたのでしょうか。二人に変化は?
「なんだか凄い! 動きがわかる」
「な、なんですかこれ? スキルの効果?」
エチルちゃんとリリスさんが歓喜して声を上げます。
どうやら、敵の動きが遅くなっているようです。ということは私の槍術のスキルが作用している?
共闘とは仲間のスキルを使用できるようになるということでしょうか? そうなるとスキルマシマシになりつつある私の仲間はつよつよになってしまいますね。
『レベルが上がりました』
「え? もしかして!?」
レベルアップの声が聞こえてきます。
これは嬉しい誤算ですよ。私にも二人の経験値が共有されたようです。二人が多くもらっている経験値の一部が私に入っているのでしょう。【共闘】スキルは私の味方です。
しばらくしてリリスさんが嬉しそうに声をあげました。エチルちゃんと一緒になってゴブリンを倒していたのですが5匹目くらいですね。
「やっぱりすごい経験値みたいです。私、レベル上がるの久しぶり。31になっちゃった。パーティーとして認識されているみたいですね」
リリスさんは嬉しそうに話しながら進んでいく。
31レベルとは凄いです。私もレベル上げたいですが調教の効果のない私ではあまり上がらないでしょうね。残念です。
私の仲間、パーティーメンバーとして加算されると経験値が入るという仕組みですね。スキルは面白いです。
「お姉ちゃん! 私もあがったよ~」
「凄いね! シゲルさんに感謝しないと」
エチルちゃんも更にレベルが上がったようです。掌を見せているのを見ると5レベルになったんでしょうね。
二人で私のお礼を言ってくれる。嬉しいような悲しいような‥‥。私もレベル上げたいです。
「このペースだと20もすぐかもしれないですね」
「うん! シゲルおじちゃんを守れるようになるね!」
「え? シゲルさんを守る?」
「うん! シゲルおじちゃんは大事な人だから」
リリスさんの言葉に元気に答えるエチルちゃん。
私が大事な人と言っています。涙腺が崩壊してしまいますよ。感激です。
「お父さんが言ってたんだ。『大事な人は自分の命をとしても守れ』ってこの前は逃げちゃったけど、今度はおじちゃんの代わりに戦う」
「はは、それは嬉しいですけど……命をかけてというのはやめてください。私はエチルちゃんの命よりも重い人間ではありません」
エチルちゃんの重い言葉に私は苦笑いで答える。
彼女の命を使ってまで私は生きたいとは思わない。彼女の命が助かるなら喜んでこの命を差し出します。彼女のお父様はそうやって命をかけたのでしょう。その結果、彼女を残せた。凄い人です。尊敬します。
「おじちゃん? どこか痛いの?」
「え? ああ。ははは、思わず泣いてしまいました。大丈夫、どこも痛くないですよ」
涙を流すとエチルちゃんが心配して顔を覗いてくる。私の答えを聞くと抱き着いて来てくれる。
「涙を流すときはどこかわからないところが痛いんだってお父さんが言ってた。痛くなくても抱きしめると治るんだって」
「ほんとに。あなたのお父様は偉大な人ですね」
嬉し泣きでもどこかわからないところが痛いから泣いている、ということですね。エチルちゃんの言葉に納得してしまう。
確かにそうかもしれません。エチルちゃんに抱きしめられるとスッと元気が出てきます。
「じゃあ私も」
「り、リリスさん?」
なぜかリリスさんも混ざって私を抱きしめてくれる。思ったよりも力が強いですね。鎧を着て居なくてよかったかもしれません。
「ではそろそろ」
「うん! あれ? リリスお姉ちゃん?」
しばらくして二人に声を上げる。
すると背中から抱き閉めてくれていたリリスさんが返事をしてくれません。顔をうずめているようですがどうしたんでしょうか。
「リリスお姉ちゃん! 起きて!」
「え? あ、はい……すみません。つい寝てしまいました」
エチルちゃんが起こしてくれます。どうやら、寝ていたようですね。そんなに私の背中って睡眠を促してくれるのでしょうか。これもまた私には効果のない能力ですね。
部長に怒られていた日々で一度も熟睡とは無縁でしたからね。
「青白い鉱石。ミスリルですね」
二人の温かさが消えるころ。洞窟の奥へと進むと鉱石を発見しました。リリスさんが声を上げて、ミスリルだとわかる。
「鉱石だけじゃないみたいですね」
通路に出来ている鉱石をたどっていくと大きな空洞、部屋が現れます。
部屋の壁面いっぱいの鉱石。そして、それ以外の光る瞳。ギラリと私達を見つめてきます。
「オーガもいるようですね。エチルちゃんはゴブリンを。シゲルさんは無理せずに」
「「はい!」」
リリスさんの声にエチルちゃんと共に答える。私はエチルちゃんから離れずにゴブリンと対峙します。
「ハァ! 体が動く。レベルアップのおかげね」
オーガと言われた角を生やした人型の魔物。3メートル程の巨人、恐ろしいものですが、彼女は簡単に倒していく。調教は経験値だけじゃないのでしょうか?
『【共闘】を習得しました』
「おっと、これは……」
色々考えながらゴブリンを倒しているとスキルを習得してしまいます。調教のスキルに感化されたのでしょうか。二人に変化は?
「なんだか凄い! 動きがわかる」
「な、なんですかこれ? スキルの効果?」
エチルちゃんとリリスさんが歓喜して声を上げます。
どうやら、敵の動きが遅くなっているようです。ということは私の槍術のスキルが作用している?
共闘とは仲間のスキルを使用できるようになるということでしょうか? そうなるとスキルマシマシになりつつある私の仲間はつよつよになってしまいますね。
『レベルが上がりました』
「え? もしかして!?」
レベルアップの声が聞こえてきます。
これは嬉しい誤算ですよ。私にも二人の経験値が共有されたようです。二人が多くもらっている経験値の一部が私に入っているのでしょう。【共闘】スキルは私の味方です。
750
あなたにおすすめの小説
社畜おっさんは巻き込まれて異世界!? とにかく生きねばなりません!
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
私の名前はユアサ マモル
14連勤を終えて家に帰ろうと思ったら少女とぶつかってしまった
とても人柄のいい奥さんに謝っていると一瞬で周りの景色が変わり
奥さんも少女もいなくなっていた
若者の間で、はやっている話を聞いていた私はすぐに気持ちを切り替えて生きていくことにしました
いや~自炊をしていてよかったです
【村スキル】で始まる異世界ファンタジー 目指せスローライフ!
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
僕の名前は村田 歩(ムラタアユム)
目を覚ますとそこは石畳の町だった
異世界の中世ヨーロッパの街並み
僕はすぐにステータスを確認できるか声を上げた
案の定この世界はステータスのある世界
村スキルというもの以外は平凡なステータス
終わったと思ったら村スキルがスタートする
間違い召喚! 追い出されたけど上位互換スキルでらくらく生活
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
僕は20歳独身、名は小日向 連(こひなた れん)うだつの上がらないダメ男だ
ひょんなことから異世界に召喚されてしまいました。
間違いで召喚された為にステータスは最初見えない状態だったけどネットのネタバレ防止のように背景をぼかせば見えるようになりました。
多分不具合だとおもう。
召喚した女と王様っぽいのは何も持っていないと言って僕をポイ捨て、なんて世界だ。それも元の世界には戻せないらしい、というか戻さないみたいだ。
そんな僕はこの世界で苦労すると思ったら大間違い、王シリーズのスキルでウハウハ、製作で人助け生活していきます
◇
四巻が販売されました!
今日から四巻の範囲がレンタルとなります
書籍化に伴い一部ウェブ版と違う箇所がございます
追加場面もあります
よろしくお願いします!
一応191話で終わりとなります
最後まで見ていただきありがとうございました
コミカライズもスタートしています
毎月最初の金曜日に更新です
お楽しみください!
のほほん異世界暮らし
みなと劉
ファンタジー
異世界に転生するなんて、夢の中の話だと思っていた。
それが、目を覚ましたら見知らぬ森の中、しかも手元にはなぜかしっかりとした地図と、ちょっとした冒険に必要な道具が揃っていたのだ。
「キヅイセ。」 ~気づいたら異世界にいた。おまけに目の前にはATMがあった。異世界転移、通算一万人目の冒険者~
あめの みかな
ファンタジー
秋月レンジ。高校2年生。
彼は気づいたら異世界にいた。
その世界は、彼が元いた世界とのゲート開通から100周年を迎え、彼は通算一万人目の冒険者だった。
科学ではなく魔法が発達した、もうひとつの地球を舞台に、秋月レンジとふたりの巫女ステラ・リヴァイアサンとピノア・カーバンクルの冒険が今始まる。
祝・定年退職!? 10歳からの異世界生活
空の雲
ファンタジー
中田 祐一郎(なかたゆういちろう)60歳。長年勤めた会社を退職。
最後の勤めを終え、通い慣れた電車で帰宅途中、突然の衝撃をうける。
――気付けば、幼い子供の姿で見覚えのない森の中に……
どうすればいいのか困惑する中、冒険者バルトジャンと出会う。
顔はいかついが気のいいバルトジャンは、行き場のない子供――中田祐一郎(ユーチ)の保護を申し出る。
魔法や魔物の存在する、この世界の知識がないユーチは、迷いながらもその言葉に甘えることにした。
こうして始まったユーチの異世界生活は、愛用の腕時計から、なぜか地球の道具が取り出せたり、彼の使う魔法が他人とちょっと違っていたりと、出会った人たちを驚かせつつ、ゆっくり動き出す――
※2月25日、書籍部分がレンタルになりました。
本の知識で、らくらく異世界生活? 〜チート過ぎて、逆にヤバい……けど、とっても役に立つ!〜
あーもんど
ファンタジー
異世界でも、本を読みたい!
ミレイのそんな願いにより、生まれた“あらゆる文書を閲覧出来るタブレット”
ミレイとしては、『小説や漫画が読めればいい』くらいの感覚だったが、思ったよりチートみたいで?
異世界で知り合った仲間達の窮地を救うキッカケになったり、敵の情報が筒抜けになったりと大変優秀。
チートすぎるがゆえの弊害も多少あるものの、それを鑑みても一家に一台はほしい性能だ。
「────さてと、今日は何を読もうかな」
これはマイペースな主人公ミレイが、タブレット片手に異世界の暮らしを謳歌するお話。
◆小説家になろう様でも、公開中◆
◆恋愛要素は、ありません◆
底辺から始まった俺の異世界冒険物語!
ちかっぱ雪比呂
ファンタジー
40歳の真島光流(ましまみつる)は、ある日突然、他数人とともに異世界に召喚された。
しかし、彼自身は勇者召喚に巻き込まれた一般人にすぎず、ステータスも低かったため、利用価値がないと判断され、追放されてしまう。
おまけに、道を歩いているとチンピラに身ぐるみを剥がされる始末。いきなり異世界で路頭に迷う彼だったが、路上生活をしているらしき男、シオンと出会ったことで、少しだけ道が開けた。
漁れる残飯、眠れる舗道、そして裏ギルドで受けられる雑用仕事など――生きていく方法を、教えてくれたのだ。
この世界では『ミーツ』と名乗ることにし、安い賃金ながらも洗濯などの雑用をこなしていくうちに、金が貯まり余裕も生まれてきた。その頃、ミーツは気付く。自分の使っている魔法が、非常識なほどチートなことに――
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる