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第二章 学校
第35話 喧嘩はダメなの
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「アイ~、どこに行ったの? また透明になっているの~?」
「どうしたんですかルナ様」
「アイがいなくなったのよ」
「...大丈夫ですよ。すぐに帰ってきますから、さあ、寝ましょ」
みんなとお風呂に入って、アイはお空を飛んでいるの~。レイお姉ちゃんには用事の内容を言ってあるから大丈夫なの。くノ一さんはうまくやってくれるの。
「ツィエナちゃんの家はどこなの~?」
ツィエナちゃんの精霊さんは青いリスさんなの。あの子も精霊さんに愛されているみたいだからルナちゃんと同じくらいの魔法が使えると思うの。
「青のリスさん。ツィエナちゃんのおうちを見つけてほしいの」
青いリスさんにお願いすると敬礼して鼻をひくひくさせているの。インクさんやツィエナちゃんのリスさんより大きめの尻尾と毛が逆立ってるリスさんはすぐに見つけたみたいで町に降りていったの。
町の西側、町に入った時の入り口の方に行っているの。アイも追いかけて行くと大きな屋敷がいっぱいあるようになってきたの。その中でも一際大きな屋敷をリスさんが指さしているの。ここにいるみたいなの。
「リスさんありがとうなの。ここからは白いクジラさんの出番なの」
青いリスさんを撫でると気持ちよさそうに目を細めたの、それから白いクジラを撫でてお願いしたの。潜入作戦開始なの!
「透明はすごいの~。誰も分からないの」
透明になって屋敷に入ったの。門の前のメイドさんとか、オーグナーさんみたいな執事さんも目の前を通っても分からないの。白いクジラさんは凄いの~。
「ツィエナ、コンデフォート家のご息女に会いましたの?」
「はい、お母様。挨拶をいたしました」
「それで仲良くできそうなのかしら?」
「はい」
「それならいいのだけど、あなた、急にあの子と仲が悪くなってしまったんだもの」
「お母様には関係ありませんわ。これはルナ様と私の事です」
「は~...とりあえず、問題は起こさないようにするのよ」
「お母様に言われなくても分かってます! もう寝ますわ!」
「ハァ~、あの子ったら。これは一度、コンデフォート家へと赴く必要がありそうね」
ツィエナちゃんとそのお母さんが話しているの。ツィエナちゃんは怒って二階の部屋に入っていったの。やっぱり、ツィエナちゃんはルナちゃんを良く思っていないみたいなの。
「は~あ」
ツィエナちゃんの後をついていって部屋に入ったの。扉を開けた時は気づかれるかと思ってドキドキしたの。潜入は面白いの~。
「なんであんな対応しちゃうんだろ...」
大きな独り言なの。何だか後悔しているみたいなの。
「ルナちゃん可愛かったな~。また仲良くできないかしら...」
頬を赤くして呟いているの。やっぱり、ツィエナちゃんも仲良くしたいと思っているの。
「ルナちゃんの隣にいた子は誰かしら、あちらも少し可愛かったわね。本当は私があそこにいるはずだったのにな~」
「じゃあ、一緒に来るの~」
「きゃ! 誰!」
「アイはアイなの」
アイは思わず出てきちゃったの。ツィエナちゃんに可愛いって言われたから上機嫌なの、お母さんもお父さんに褒められるとなんでもしてあげたくなっちゃうの、そんな感じなの~。
「あな、あなたはルナちゃんじゃなかった、ルナ様の?」
「お友達なの」
「な、なんでここに、って言うかいつから?」
「最初からなの~」
「...覚悟は出来ていて?」
ツィエナちゃんが杖を取り出したの。立派な木の杖で青のリスさんがマナを送っているのが見えるの。
「それよりもルナちゃんと仲良くして欲しいの」
「あなたは不法侵入しているの。殺されても文句は言えないのよ」
「文句は言わないの。ルナちゃんと仲良くして欲しいだけなの」
「何も知らないあなたが何を言っているの!」
「知っているの、ルナちゃんから聞いたの。ツィエナちゃんの為に冷たくしたって」
「...」
杖にマナを送りながらツィエナちゃんが俯いたの、アイの言葉を聞いて悲しい顔になっていってたの。ツィエナちゃんは変化に気付いていたの?
「知ってるわよ! だから、私は友達を作って強くなったの! それでもルナちゃんは私と仲良くしてくれなかった。強くなってもルナちゃんは私の事を思って仲良くしなかったの」
「もう大丈夫なの! 仲良くできるの」
「出来ないのよ。私達がそう思っていても、だから、私はルナちゃんに強く当たって少しでもお話がしたかったの」
ツィエナちゃんはルナちゃんと話したくていがみ合っていたの、とっても仲良しさんなの。
「国と国の問題もあるの、同盟国ではないランドールの私じゃ、お友達にはなれないの...」
「アイはよくわからないの」
「子供ね。これは政治的な話なのよ」
ツィエナちゃんはマナを溜めるのをやめて、ベッドに力なく座ったの。目には涙が溜まっているの。とっても悲しそうなの。
「アイは子供だから全然分からないの。だけど、仲良くしたいならしちゃっていいと思うの。アイが許すの」
「あなたに許してもらっても意味がないわよ」
「大丈夫なの。アイが許すの!」
「...あなた本当にルナちゃんの友達なの? 何だか、正反対な組み合わせね」
ツィエナちゃんの横に座ると微笑んでくれたの。
「ランドールの国は色々な国に良く思われていないの。だから、私がルナちゃんと仲良くするとウルランブルグの貴族方からよく思われないのよ。ルナちゃんはそれに一早く気づいて、冷たくしてきたの。ルナちゃんはすごいな~って思ったわ。私も子供だったから全然気づかなかったもの。それで、このままじゃいけないと思って強くなったの。同じ国の子を取り巻きにして、いじめられないように壁を作ったの。結局はその壁でウルランブルグの方々と離れることになってしまったけどね」
「ふ~ん。色々大変なの」
「そうよ大変なの..ふふ、何だか可笑しい」
ツィエナちゃんをずっと見つめていたら笑われちゃったの。アイも思わず笑顔になっちゃうの。
「今まで誰にも言ってない事を話しちゃってる。私、本当はみんなに言いたかったのかな」
「言いたい事を言えない世の中は毒なの。体に良くないの。お母さんが言っていたの」
お母さんの好きな歌手さんが言っていたの。正直に生きるの。
「良い言葉ね。言いたい事を言えない世の中は毒ね~。それでも、毒を飲まないといけないのよね、現実は。何だか可笑しいわ」
「む~。正直に生きるの!」
「私はそう言う立場の人の子なのよ。仕方ないの。だから、私の代わりにあなたがルナちゃんを守ってあげて。彼女も私の事があって、人と壁を作るようになってしまったのよ。だから、あなたが壁よりも内側で守ってあげて」
「ツィエナちゃんも一緒がいいの」
「ふふ、私もそれをしたいのだけど、資格がないのよ。諦めないといけない事もあるの。学校では良きライバルとして、ルナちゃんを見守る事にするわ。だから、あなたも私のライバルよ。覚悟してね」
「ライバルって書いて親友って読むの」
「そうかもね...。それにしてもどうやって入ってきたの?」
「正面から入ってきたの」
「メイド達がいたでしょ」
「白いクジラさんに透明にしてもらったの」
「白いクジラって...ルナちゃんは凄い友達を得たのね。よかった。ねえ、ルナちゃんは元気なのかしら?
「元気なの!」
ツィエナちゃんはいい笑顔でアイの言葉を聞いてくれたの。色んなルナちゃんの話をして、一緒に笑ったの。ツィエナちゃんと仲良くなれたの、本当はルナちゃんと仲良くして欲しいけど、子供だけど大人の事情で出来ないみたいなの残念なの。
ちゃんとルナちゃんにも訳を話してあげれば喜んでくれるはずなの。あんな悲しい顔をしないで済むの、よかったの!
「また来てね」
「約束するの!」
また会う約束をして、ツィエナちゃんの部屋の窓から飛び出したの。ツィエナちゃんが手を振ってくれたの優しいいい子なの。アイが飛べるのを部屋にいた時に見せていたから驚かないの。最初はすごい驚ていたけど、すぐに元に戻ったの。ツィエナちゃんも天才なの。
「どうしたんですかルナ様」
「アイがいなくなったのよ」
「...大丈夫ですよ。すぐに帰ってきますから、さあ、寝ましょ」
みんなとお風呂に入って、アイはお空を飛んでいるの~。レイお姉ちゃんには用事の内容を言ってあるから大丈夫なの。くノ一さんはうまくやってくれるの。
「ツィエナちゃんの家はどこなの~?」
ツィエナちゃんの精霊さんは青いリスさんなの。あの子も精霊さんに愛されているみたいだからルナちゃんと同じくらいの魔法が使えると思うの。
「青のリスさん。ツィエナちゃんのおうちを見つけてほしいの」
青いリスさんにお願いすると敬礼して鼻をひくひくさせているの。インクさんやツィエナちゃんのリスさんより大きめの尻尾と毛が逆立ってるリスさんはすぐに見つけたみたいで町に降りていったの。
町の西側、町に入った時の入り口の方に行っているの。アイも追いかけて行くと大きな屋敷がいっぱいあるようになってきたの。その中でも一際大きな屋敷をリスさんが指さしているの。ここにいるみたいなの。
「リスさんありがとうなの。ここからは白いクジラさんの出番なの」
青いリスさんを撫でると気持ちよさそうに目を細めたの、それから白いクジラを撫でてお願いしたの。潜入作戦開始なの!
「透明はすごいの~。誰も分からないの」
透明になって屋敷に入ったの。門の前のメイドさんとか、オーグナーさんみたいな執事さんも目の前を通っても分からないの。白いクジラさんは凄いの~。
「ツィエナ、コンデフォート家のご息女に会いましたの?」
「はい、お母様。挨拶をいたしました」
「それで仲良くできそうなのかしら?」
「はい」
「それならいいのだけど、あなた、急にあの子と仲が悪くなってしまったんだもの」
「お母様には関係ありませんわ。これはルナ様と私の事です」
「は~...とりあえず、問題は起こさないようにするのよ」
「お母様に言われなくても分かってます! もう寝ますわ!」
「ハァ~、あの子ったら。これは一度、コンデフォート家へと赴く必要がありそうね」
ツィエナちゃんとそのお母さんが話しているの。ツィエナちゃんは怒って二階の部屋に入っていったの。やっぱり、ツィエナちゃんはルナちゃんを良く思っていないみたいなの。
「は~あ」
ツィエナちゃんの後をついていって部屋に入ったの。扉を開けた時は気づかれるかと思ってドキドキしたの。潜入は面白いの~。
「なんであんな対応しちゃうんだろ...」
大きな独り言なの。何だか後悔しているみたいなの。
「ルナちゃん可愛かったな~。また仲良くできないかしら...」
頬を赤くして呟いているの。やっぱり、ツィエナちゃんも仲良くしたいと思っているの。
「ルナちゃんの隣にいた子は誰かしら、あちらも少し可愛かったわね。本当は私があそこにいるはずだったのにな~」
「じゃあ、一緒に来るの~」
「きゃ! 誰!」
「アイはアイなの」
アイは思わず出てきちゃったの。ツィエナちゃんに可愛いって言われたから上機嫌なの、お母さんもお父さんに褒められるとなんでもしてあげたくなっちゃうの、そんな感じなの~。
「あな、あなたはルナちゃんじゃなかった、ルナ様の?」
「お友達なの」
「な、なんでここに、って言うかいつから?」
「最初からなの~」
「...覚悟は出来ていて?」
ツィエナちゃんが杖を取り出したの。立派な木の杖で青のリスさんがマナを送っているのが見えるの。
「それよりもルナちゃんと仲良くして欲しいの」
「あなたは不法侵入しているの。殺されても文句は言えないのよ」
「文句は言わないの。ルナちゃんと仲良くして欲しいだけなの」
「何も知らないあなたが何を言っているの!」
「知っているの、ルナちゃんから聞いたの。ツィエナちゃんの為に冷たくしたって」
「...」
杖にマナを送りながらツィエナちゃんが俯いたの、アイの言葉を聞いて悲しい顔になっていってたの。ツィエナちゃんは変化に気付いていたの?
「知ってるわよ! だから、私は友達を作って強くなったの! それでもルナちゃんは私と仲良くしてくれなかった。強くなってもルナちゃんは私の事を思って仲良くしなかったの」
「もう大丈夫なの! 仲良くできるの」
「出来ないのよ。私達がそう思っていても、だから、私はルナちゃんに強く当たって少しでもお話がしたかったの」
ツィエナちゃんはルナちゃんと話したくていがみ合っていたの、とっても仲良しさんなの。
「国と国の問題もあるの、同盟国ではないランドールの私じゃ、お友達にはなれないの...」
「アイはよくわからないの」
「子供ね。これは政治的な話なのよ」
ツィエナちゃんはマナを溜めるのをやめて、ベッドに力なく座ったの。目には涙が溜まっているの。とっても悲しそうなの。
「アイは子供だから全然分からないの。だけど、仲良くしたいならしちゃっていいと思うの。アイが許すの」
「あなたに許してもらっても意味がないわよ」
「大丈夫なの。アイが許すの!」
「...あなた本当にルナちゃんの友達なの? 何だか、正反対な組み合わせね」
ツィエナちゃんの横に座ると微笑んでくれたの。
「ランドールの国は色々な国に良く思われていないの。だから、私がルナちゃんと仲良くするとウルランブルグの貴族方からよく思われないのよ。ルナちゃんはそれに一早く気づいて、冷たくしてきたの。ルナちゃんはすごいな~って思ったわ。私も子供だったから全然気づかなかったもの。それで、このままじゃいけないと思って強くなったの。同じ国の子を取り巻きにして、いじめられないように壁を作ったの。結局はその壁でウルランブルグの方々と離れることになってしまったけどね」
「ふ~ん。色々大変なの」
「そうよ大変なの..ふふ、何だか可笑しい」
ツィエナちゃんをずっと見つめていたら笑われちゃったの。アイも思わず笑顔になっちゃうの。
「今まで誰にも言ってない事を話しちゃってる。私、本当はみんなに言いたかったのかな」
「言いたい事を言えない世の中は毒なの。体に良くないの。お母さんが言っていたの」
お母さんの好きな歌手さんが言っていたの。正直に生きるの。
「良い言葉ね。言いたい事を言えない世の中は毒ね~。それでも、毒を飲まないといけないのよね、現実は。何だか可笑しいわ」
「む~。正直に生きるの!」
「私はそう言う立場の人の子なのよ。仕方ないの。だから、私の代わりにあなたがルナちゃんを守ってあげて。彼女も私の事があって、人と壁を作るようになってしまったのよ。だから、あなたが壁よりも内側で守ってあげて」
「ツィエナちゃんも一緒がいいの」
「ふふ、私もそれをしたいのだけど、資格がないのよ。諦めないといけない事もあるの。学校では良きライバルとして、ルナちゃんを見守る事にするわ。だから、あなたも私のライバルよ。覚悟してね」
「ライバルって書いて親友って読むの」
「そうかもね...。それにしてもどうやって入ってきたの?」
「正面から入ってきたの」
「メイド達がいたでしょ」
「白いクジラさんに透明にしてもらったの」
「白いクジラって...ルナちゃんは凄い友達を得たのね。よかった。ねえ、ルナちゃんは元気なのかしら?
「元気なの!」
ツィエナちゃんはいい笑顔でアイの言葉を聞いてくれたの。色んなルナちゃんの話をして、一緒に笑ったの。ツィエナちゃんと仲良くなれたの、本当はルナちゃんと仲良くして欲しいけど、子供だけど大人の事情で出来ないみたいなの残念なの。
ちゃんとルナちゃんにも訳を話してあげれば喜んでくれるはずなの。あんな悲しい顔をしないで済むの、よかったの!
「また来てね」
「約束するの!」
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