制作スキル持ちのリビングマスター ~異世界覇者への道~

カムイイムカ(神威異夢華)

文字の大きさ
8 / 59
第1章 異世界

第8話 精霊の勝利

しおりを挟む
 精霊達と一緒にオークの洞窟前までやってきた。洞窟の前には三匹のオークがいたが全員一瞬で蹴散らした。というか剣君達が蹴散らしてくれた。何だか、精霊達はやる気に満ちています。

「3、5、3と倒したよな。最初の一匹も合わせると12匹か。全員、働きアリみたいな奴だったら、倍はいそうだな~」

 オークの核とドロップ品の肉を石君に小屋に運ばせる。その間も警戒しながら思案する。俺が警戒しなくても剣君達がユラユラと周りを警戒しているんだよな。とにかく、洞窟の中を見学しよう。このままここに居ても埒が明かないからな。

 という事で俺は洞窟に足を踏み入れる。岩肌の普通の洞窟を進んでいくと早速、二又に分かれ道。こういう時は左がいいんだよなと左に進んでいくことにした。分かれ道に剣君を5体配置しておこう配達用に石君も置いて置けば核とお肉を余らせずに済む。オークの核一つで5体精霊を作れるのはありがたいからな余らすことなく使い切ってやるぞ。

 左に曲がって少しすると今までのオークとは少し違うオークが現れた。自分の体くらいの大きな斧を担いで道を塞いでいる。明らかに職もちだな、ウォーリアといった感じか。時間もないので数に物を言わせた攻めを決行。盾君三体で突撃させて、すぐ後ろに剣君5体。
 オークは驚いた表情をして、すぐに絶命したよ。剣君の容赦のない突きでめった刺しだ。俺のやることが本当にないな。
 オークウォーリア(仮)君は斧と兜と鎧と核をくれました、核はオークと同じサイズだ。鎧と兜はサイズが違うので着れないわけだけど、素材としては使えそうなので石君に運ばせることにした。石君達は何でも持てるので大変便利です。

 塞がれていた道を進んでいくとウォーリアが二匹で道を塞いでいた。これもさっきと同じ感じでめった刺し、本当に容赦ないな~。剣君達は冷静に「任務遂行」って言いあっているよ。頼もしいったらないな。どんどん進んでいくとオークの数が増えてきた。普通のタイプのオークが10、ウォーリアが同じく10。居住区なのかな? 食べ物とかが置いてある机とかが設置してあって食事中でした。って言うか俺達は隠密行動していたつもりなかったのに気づかれてなかったみたいだな。そう言えば、剣達が一瞬で片づけるもんだから叫び声一つまともに叫べなかったんだな。知らぬ間に隠密していました。

「よし、片付いたな」

 偉そうに言っているが俺は剣を一ミリも動かしていません。精霊無双ですよ、もう、俺はいなくていいんじゃないかな? 核が美味しいのでいいんだけど、流石にオーク達に申し訳ない気がして来たよ。
 居住区の様な部屋は六つの部屋とつながっていて食べ物が置いてある大きな机のある大部屋が一部屋とベッドの様な藁が敷き詰められている部屋が五つあった。こっちの通路はこれで行き止まりみたいだな。残念ながら鉱脈の類は確認できなかった。
 折角なのでここから拠点の地下鉱山まで掘り進んでもらう。壁をツルハシ君で削って石を作り、石のツルハシを精霊化。オークを虐殺しているので核は豊富なのだ。10体作ったら全員に掘らせ始める。すぐにでも拠点と繋がるだろう。途中に鉄の鉱脈があったらついでに掘ってもらって送ってもらおう。石君も増量だな。
 こっちの通路は何事もなく終わったのですぐに入り口の二又まで戻る。ベリーハードモードとか言っていたからもっとすごい個体とかがいるのだと思ったんだが拍子抜けだ。これでは精霊をプレゼントされている様なものだな。
 テセリウスの考えを凌駕しているのかもしれないな。剣君達が有能すぎますとかね。

 入り口付近に戻ってきて待たせていた剣君達と合流。数匹オークが別の通路からやってきたみたいで死体が転がっている。すでに石君が素材は運んでいるようだ。因みにオークの死骸は全部石君達が運び出している。そのまま、腐られたらたまったもんじゃないからな。あとで火葬の予定だけど、実はある事を思いついたんだよな。

 残りの通路を進んでいく。さっきの道と同じように人が三人交差できるくらいの道幅。しばらく、進んでいくと大きな部屋に着いた。体育館程の部屋で奥には宝箱が見える。台座があってそこに宝箱があるんだが、あれは罠だろうか?

「クリアの報酬だと可笑しいよな」

 分かれ道でこっちに先に来ていたらオークは生き残っているからクリアではないよな。明らかに趣旨が違ってくる。
 それにこの世界はあくまでも現実なんだから、クリア報酬とかそう言ったボーナスは存在しないはずだ。ダンジョンがあるかは、知らないけど。
 とにかく、宝箱を剣君に調べさせることにした。攻撃しかできない剣君なので宝箱を攻撃させたんだ。宝箱は微動だにせず開くこともなかった。人が触らないといけないのかもしれない。仕方なく盾君に全方向を守らせて宝箱へ。毒の矢が飛んでくるとかだったらやばいからな。ポーションはあるが解毒ポーションとかはまだない。アイテムを使えるのは俺だけだから確実に死ぬぞ。

「何も起こりませんように」

 宝箱に手をかける。何事もなく開いた箱の中身はコインだった。箱いっぱいのコイン、しかし、この世界の硬貨を知らない俺にとっては要らないものだ。金で出来ているので製作レベルが上がった暁には使ってやろう、素材としてな。
 オークの洞窟制圧は難なく終わりを迎えた。あんなに気張ったのに何とも呆気ない。あっけないというか剣君達が強すぎるんだよな。石の剣の癖に切れすぎだよ。色んな意味で。
しおりを挟む
感想 5

あなたにおすすめの小説

ようこそ異世界へ!うっかりから始まる異世界転生物語

Eunoi
ファンタジー
本来12人が異世界転生だったはずが、神様のうっかりで異世界転生に巻き込まれた主人公。 チート能力をもらえるかと思いきや、予定外だったため、チート能力なし。 その代わりに公爵家子息として異世界転生するも、まさかの没落→島流し。 さぁ、どん底から這い上がろうか そして、少年は流刑地より、王政が当たり前の国家の中で、民主主義国家を樹立することとなる。 少年は英雄への道を歩き始めるのだった。 ※第4章に入る前に、各話の改定作業に入りますので、ご了承ください。

スキルはコピーして上書き最強でいいですか~改造初級魔法で便利に異世界ライフ~

深田くれと
ファンタジー
【文庫版2が4月8日に発売されます! ありがとうございます!】 異世界に飛ばされたものの、何の能力も得られなかった青年サナト。街で清掃係として働くかたわら、雑魚モンスターを狩る日々が続いていた。しかしある日、突然仕事を首になり、生きる糧を失ってしまう――。 そこで、サナトの人生を変える大事件が発生する!途方に暮れて挑んだダンジョンにて、ダンジョンを支配するドラゴンと遭遇し、自らを破壊するよう頼まれたのだ。その願いを聞きつつも、ダンジョンの後継者にはならず、能力だけを受け継いだサナト。新たな力――ダンジョンコアとともに、スキルを駆使して異世界で成り上がる!

【完結】前世の不幸は神様のミスでした?異世界転生、条件通りなうえチート能力で幸せです

yun.
ファンタジー
~タイトル変更しました~ 旧タイトルに、もどしました。 日本に生まれ、直後に捨てられた。養護施設に暮らし、中学卒業後働く。 まともな職もなく、日雇いでしのぐ毎日。 劣悪な環境。上司にののしられ、仲のいい友人はいない。 日々の衣食住にも困る。 幸せ?生まれてこのかた一度もない。 ついに、死んだ。現場で鉄パイプの下敷きに・・・ 目覚めると、真っ白な世界。 目の前には神々しい人。 地球の神がサボった?だから幸せが1度もなかったと・・・ 短編→長編に変更しました。 R4.6.20 完結しました。 長らくお読みいただき、ありがとうございました。

夢幻の錬金術師 ~【異空間収納】【錬金術】【鑑定】【スキル剥奪&付与】を兼ね備えたチートスキル【錬金工房】で最強の錬金術師として成り上がる~

青山 有
ファンタジー
女神の助手として異世界に召喚された厨二病少年・神薙拓光。 彼が手にしたユニークスキルは【錬金工房】。 ただでさえ、魔法があり魔物がはびこる危険な世界。そこを生産職の助手と巡るのかと、女神も頭を抱えたのだが……。 彼の持つ【錬金工房】は、レアスキルである【異空間収納】【錬金術】【鑑定】の上位互換機能を合わせ持ってるだけでなく、スキルの【剥奪】【付与】まで行えるという、女神の想像を遥かに超えたチートスキルだった。 これは一人の少年が異世界で伝説の錬金術師として成り上がっていく物語。 ※カクヨムにも投稿しています

異世界で家をつくります~異世界転移したサラリーマン、念動力で街をつくってスローライフ~

ヘッドホン侍
ファンタジー
◆異世界転移したサラリーマンがサンドボックスゲームのような魔法を使って、家をつくったり街をつくったりしながら、マイペースなスローライフを送っていたらいつの間にか世界を救います◆ ーーブラック企業戦士のマコトは気が付くと異世界の森にいた。しかし、使える魔法といえば念動力のような魔法だけ。戦うことにはめっぽう向いてない。なんとか森でサバイバルしているうちに第一異世界人と出会う。それもちょうどモンスターに襲われているときに、女の子に助けられて。普通逆じゃないのー!と凹むマコトであったが、彼は知らない。守るにはめっぽう強い能力であったことを。 ※「カクヨム」「小説家になろう」にも掲載しています。

【しっかり書き換え版】『異世界でたった1人の日本人』~ 異世界で日本の神の加護を持つたった1人の男~

石のやっさん
ファンタジー
12/17 13時20分 HOT男性部門1位 ファンタジー日間 1位 でした。 ありがとうございます 主人公の神代理人(かみしろ りひと)はクラスの異世界転移に巻き込まれた。 転移前に白い空間にて女神イシュタスがジョブやスキルを与えていたのだが、理人の番が来た時にイシュタスの顔色が変わる。「貴方神臭いわね」そう言うと理人にだけジョブやスキルも与えずに異世界に転移をさせた。 ジョブやスキルの無い事から早々と城から追い出される事が決まった、理人の前に天照の分体、眷属のアマ=テラス事『テラスちゃん』が現れた。 『異世界の女神は誘拐犯なんだ』とリヒトに話し、神社の宮司の孫の理人に異世界でも生きられるように日本人ならではの力を授けてくれた。 ここから『異世界でたった1人の日本人、理人の物語』がスタートする 「『異世界でたった1人の日本人』 私達を蔑ろにしチート貰ったのだから返して貰いますね」が好評だったのですが...昔に書いて小説らしくないのでしっかり書き始めました。

【完結】異世界に召喚されたので、好き勝手に無双しようと思います。〜人や精霊を救う?いいえ、ついでに女神様も助けちゃおうと思います!〜

月城 蓮桜音
ファンタジー
仕事に日々全力を注ぎ、モフモフのぬいぐるみ達に癒されつつ、趣味の読書を生き甲斐にしていたハードワーカーの神木莉央は、過労死寸前に女神に頼まれて異世界へ。魔法のある世界に召喚された莉央は、魔力量の少なさから無能扱いされるが、持ち前のマイペースさと素直さで、王子と王子の幼馴染達に愛され無双して行く物語です。 ※この作品は、カクヨムでも掲載しています。

【完結】異世界で魔道具チートでのんびり商売生活

シマセイ
ファンタジー
大学生・誠也は工事現場の穴に落ちて異世界へ。 物体に魔力を付与できるチートスキルを見つけ、 能力を隠しつつ魔道具を作って商業ギルドで商売開始。 のんびりスローライフを目指す毎日が幕を開ける!

処理中です...