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第三章 王都リナージュ
第十二話 モナーナの戦闘
「しょうがないから、あんたで我慢するよ」
「はい、そうしてください。ルークと戦うなんて100年早いですから」
「いうね~。楽しみだよ」
ダネンさんの売り言葉にモナーナが買い言葉で対応する。ダネンさんは嬉しそうに笑った。
訓練場にモナーナとダネンさんが残り戦闘態勢にはいった。僕たちは訓練場の周りの観覧席で座ってみている。
「シルフィはルークから離れていろよ。ユアンに怒られるぞ」
「わかっている。今は水もあるから大丈夫だ。それよりも次は私なんだから怪我しないようにしろよ」
ダネンさんがシルフィさんに口酸っぱく話すとシルフィさんが僕の唾液の入ったコップを指さして大丈夫だと話している。それでも僕をチラチラとみてきて生きた心地がありません。ルナさんとアズ君が僕とシルフィさんの間に入ってくれているとはいえ、こんだけ視線を感じるのは怖いです。
「じゃあ、行くよ!」
「いつでもいいですよ」
ダネンさんとモナーナの戦闘が始まった。
「エアー」
「魔法は使わせないよ!」
モナーナが魔法名を叫ぼうとするとすぐにダネンさんが石礫を投げつけた。モナーナは石礫をはじいて防ぐ。
「杖の時点で魔法使いだとわかっていたけど風属性を使ってくるんだね。魔法を使わせる隙はあげないよ」
流石にユアンとパーティーを組んでいるだけあって戦闘経験が高いことが伺える。でも、モナーナも僕よりも戦闘経験は高い、メイさんとかアレイストさんと討伐にいったりしていたからね。
「はっ!」
「な、杖に魔力をまとったのか。風が杖に吸い込まれて行っている?」
モナーナの杖の宝石が光って風が渦を巻いて吸い込まれていく。モナーナはその風を自在に操り、詠唱なしで風の弾をダネンさんに放っていく。ダネンさんは華麗にかわして、時折、斧で風の弾を切り裂いている。よく見ると斧の先端に魔力を纏っているみたい。魔法攻撃はああやって防ぐんだね。勉強になる。
「なんだいなんだい、あの杖は。あんな魔道具聞いたことないよ。国宝級の魔道具なんて反則だろ」
「降参ですか?」
「いいや、こんな経験めったにできないからね。続けさせてもらうよ」
やっぱり、モナーナの杖は相当すごい物になってしまっているみたい。それを操れるようになったモナーナも英雄級だね。
ダネンさんは嬉しそうに笑ってモナーナに近づいていく。モナーナは黙って近づかせるほど甘くない、今度は風の壁を作り出してダネンさんを弾き飛ばした。
「無詠唱の魔法使いにどう対処したらいいんだ。真正面から戦うには分が悪すぎる。私はドワーフなんだよ。魔法はそんなに得意じゃないんだ」
ダネンさんは弱音を吐いている。ドワーフさんは確か地の魔法が得意のはずだけど、魔力事態は少ないって聞いたな。だから、武器の先端だけに魔力を纏わせているのかも。僕とかモナーナは全身に纏っているので身体能力がアップしているけど、地であの力が出せるのだからドワーフってすごいなー。
「[アースシールド]私は小細工が苦手だからね。こういう戦い方しかできないんだよ!」
体を隠すほどの大きな盾を土で作り出した。ダネンさんの前方にその盾は浮かんでいる。そのまま彼女はモナーナに特攻をかけると再度、風の壁が現れた。
「今度は弾かれないよ![アースショット]」
接触と同時に土の弾を風の壁に打ち出して風の壁をうち消した。
「いない!」
ダネンさんは風の壁を突破してモナーナがいたと思われたところに斧を打ち付けた。だけど、モナーナはいなくなっていて斧は空を切って地面に突き刺さった。
「こりゃ、降参だ。まさか、近接戦闘も学んでいるとはね」
斧が突き刺さったことで大きな隙ができた。モナーナはダネンさんの首に杖を突き付けて、降参を促した。ダネンさんは斧を手放して降参の意思表示。どうやら、なんなくモナーナが勝ったみたい。
「ルークさんだけではなく、彼女も強いのですね」
「はい」
シルフィさんが体をのけぞらせて感想を述べていた。
「では次は私ですね。ある程度、対策は考えましたがどうだろうか」
シルフィさんはコップの水を飲みほして立ち上がった。
次はシルフィさんがモナーナと戦うみたい。モナーナの活躍を見るのもいいけど、暇すぎで制作したくなっちゃうよ。
シルフィさんはレイピアみたいな小剣とダガーの二刀流を使うみたい、中央に歩きながらアイテムバッグから取り出している。ダネンさんみたいに外にだしておくタイプじゃないみたいだね。
「シルフィ、敵を取ってくれよ」
「ああ、少しはやり返すさ」
ふたりは斧とレイピアをぶつけ合った。
「では、始めましょう」
シルフィさんは気合十分といった様子で剣を持った両手を広げた。モナーナも身構える。
「[ミスト]」
シルフィさんは水の魔法で霧を発生させる。視界を奪って隙を伺うつもりなのかな。だけど、風使いのモナーナには無意味だと思う。
「[エアー]」
モナーナはすぐにただ風を生み出す魔法で霧をなくしていく、シルフィさんは驚いてその様子をうかがっていた。
「ミストはそんな風だけではらせる魔法ではないんだぞ」
シルフィさんはうろたえています。そういったこと、僕も知らなかったです。魔法の知識もないからしょうがないね。モナーナも戦闘に関してや魔法の知識も低いはずだからわからずにやったんじゃないかな?
「私の魔法は普通の魔法より少し強いみたいなの。だから、こういったこともできる」
「確かにミストは中級魔法の中でも下位の物だけど、仮にも中級なのよ。このダガーに込められているからほぼ無詠唱でいけるけど」
モナーナの言葉にシルフィさんは戸惑っています。なるほど、ダガーが魔道具なんだね。
「私もダネンと一緒で魔法は不得意だからね。こういったアイテムに助けられているんだよ。しかし、これもダメとなると」
シルフィさんは額に汗をかいて焦っています。あの魔法がモナーナを破る手だったみたい。
「では終わりにしますね[エアープレス]」
「なっ、こんな範囲に一瞬で!」
モナーナの無慈悲はエアープレスがシルフィさんを地面に押し付けていく、シルフィさんはたまらず降参を告げた。ダネンさんよりも見せ場がなかったね。
「はい、そうしてください。ルークと戦うなんて100年早いですから」
「いうね~。楽しみだよ」
ダネンさんの売り言葉にモナーナが買い言葉で対応する。ダネンさんは嬉しそうに笑った。
訓練場にモナーナとダネンさんが残り戦闘態勢にはいった。僕たちは訓練場の周りの観覧席で座ってみている。
「シルフィはルークから離れていろよ。ユアンに怒られるぞ」
「わかっている。今は水もあるから大丈夫だ。それよりも次は私なんだから怪我しないようにしろよ」
ダネンさんがシルフィさんに口酸っぱく話すとシルフィさんが僕の唾液の入ったコップを指さして大丈夫だと話している。それでも僕をチラチラとみてきて生きた心地がありません。ルナさんとアズ君が僕とシルフィさんの間に入ってくれているとはいえ、こんだけ視線を感じるのは怖いです。
「じゃあ、行くよ!」
「いつでもいいですよ」
ダネンさんとモナーナの戦闘が始まった。
「エアー」
「魔法は使わせないよ!」
モナーナが魔法名を叫ぼうとするとすぐにダネンさんが石礫を投げつけた。モナーナは石礫をはじいて防ぐ。
「杖の時点で魔法使いだとわかっていたけど風属性を使ってくるんだね。魔法を使わせる隙はあげないよ」
流石にユアンとパーティーを組んでいるだけあって戦闘経験が高いことが伺える。でも、モナーナも僕よりも戦闘経験は高い、メイさんとかアレイストさんと討伐にいったりしていたからね。
「はっ!」
「な、杖に魔力をまとったのか。風が杖に吸い込まれて行っている?」
モナーナの杖の宝石が光って風が渦を巻いて吸い込まれていく。モナーナはその風を自在に操り、詠唱なしで風の弾をダネンさんに放っていく。ダネンさんは華麗にかわして、時折、斧で風の弾を切り裂いている。よく見ると斧の先端に魔力を纏っているみたい。魔法攻撃はああやって防ぐんだね。勉強になる。
「なんだいなんだい、あの杖は。あんな魔道具聞いたことないよ。国宝級の魔道具なんて反則だろ」
「降参ですか?」
「いいや、こんな経験めったにできないからね。続けさせてもらうよ」
やっぱり、モナーナの杖は相当すごい物になってしまっているみたい。それを操れるようになったモナーナも英雄級だね。
ダネンさんは嬉しそうに笑ってモナーナに近づいていく。モナーナは黙って近づかせるほど甘くない、今度は風の壁を作り出してダネンさんを弾き飛ばした。
「無詠唱の魔法使いにどう対処したらいいんだ。真正面から戦うには分が悪すぎる。私はドワーフなんだよ。魔法はそんなに得意じゃないんだ」
ダネンさんは弱音を吐いている。ドワーフさんは確か地の魔法が得意のはずだけど、魔力事態は少ないって聞いたな。だから、武器の先端だけに魔力を纏わせているのかも。僕とかモナーナは全身に纏っているので身体能力がアップしているけど、地であの力が出せるのだからドワーフってすごいなー。
「[アースシールド]私は小細工が苦手だからね。こういう戦い方しかできないんだよ!」
体を隠すほどの大きな盾を土で作り出した。ダネンさんの前方にその盾は浮かんでいる。そのまま彼女はモナーナに特攻をかけると再度、風の壁が現れた。
「今度は弾かれないよ![アースショット]」
接触と同時に土の弾を風の壁に打ち出して風の壁をうち消した。
「いない!」
ダネンさんは風の壁を突破してモナーナがいたと思われたところに斧を打ち付けた。だけど、モナーナはいなくなっていて斧は空を切って地面に突き刺さった。
「こりゃ、降参だ。まさか、近接戦闘も学んでいるとはね」
斧が突き刺さったことで大きな隙ができた。モナーナはダネンさんの首に杖を突き付けて、降参を促した。ダネンさんは斧を手放して降参の意思表示。どうやら、なんなくモナーナが勝ったみたい。
「ルークさんだけではなく、彼女も強いのですね」
「はい」
シルフィさんが体をのけぞらせて感想を述べていた。
「では次は私ですね。ある程度、対策は考えましたがどうだろうか」
シルフィさんはコップの水を飲みほして立ち上がった。
次はシルフィさんがモナーナと戦うみたい。モナーナの活躍を見るのもいいけど、暇すぎで制作したくなっちゃうよ。
シルフィさんはレイピアみたいな小剣とダガーの二刀流を使うみたい、中央に歩きながらアイテムバッグから取り出している。ダネンさんみたいに外にだしておくタイプじゃないみたいだね。
「シルフィ、敵を取ってくれよ」
「ああ、少しはやり返すさ」
ふたりは斧とレイピアをぶつけ合った。
「では、始めましょう」
シルフィさんは気合十分といった様子で剣を持った両手を広げた。モナーナも身構える。
「[ミスト]」
シルフィさんは水の魔法で霧を発生させる。視界を奪って隙を伺うつもりなのかな。だけど、風使いのモナーナには無意味だと思う。
「[エアー]」
モナーナはすぐにただ風を生み出す魔法で霧をなくしていく、シルフィさんは驚いてその様子をうかがっていた。
「ミストはそんな風だけではらせる魔法ではないんだぞ」
シルフィさんはうろたえています。そういったこと、僕も知らなかったです。魔法の知識もないからしょうがないね。モナーナも戦闘に関してや魔法の知識も低いはずだからわからずにやったんじゃないかな?
「私の魔法は普通の魔法より少し強いみたいなの。だから、こういったこともできる」
「確かにミストは中級魔法の中でも下位の物だけど、仮にも中級なのよ。このダガーに込められているからほぼ無詠唱でいけるけど」
モナーナの言葉にシルフィさんは戸惑っています。なるほど、ダガーが魔道具なんだね。
「私もダネンと一緒で魔法は不得意だからね。こういったアイテムに助けられているんだよ。しかし、これもダメとなると」
シルフィさんは額に汗をかいて焦っています。あの魔法がモナーナを破る手だったみたい。
「では終わりにしますね[エアープレス]」
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