結婚してるのに、屋敷を出たら幸せでした。

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第一部 三章 仲間を確保する

ミアの魔力

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 プランスが、地面の降り立つと同時に私の元に、少女の聖騎士がきた。
 魔力の蠢きからしてすごい魔力の持ち主ということが、概ね予想がついた。どんな魔力かも大体予想はつく。
 なぜなら、鎧を身につけることなくきて、片手には銃。恐らく銃の魔力だろうな。まあでも私だったら、多分聖騎士一人くらいなら倒せるだろう。

「動きなよ。ってまさかミア様なのでは!?」

 少女聖騎士は早速私の存在に気がついて、銃を下ろす。なんだか礼儀正しい子で愛着が湧く。
 だからといって、手加減はしない。
 早速隙を見て攻撃だ。

 鑑定魔力発動、彼女の力を読め。

 私の中には二人いて、いつも表に出てるのが、正常な王妃の私。それで、もう一人は鑑定魔力に加え解読魔力それに全ての情報を知っている。
 
 まあもう一人の人物は喋ることなく、ただ私の脳や体を動かすだけだ。

 なになに? 

 魔力量:八千。体力:千。他ゼロ。

 やはり、聖騎士クラスだけど、全てのスキルは常人と同じか。なら私なら倒せる。

 なんの巻き物を読めばいい?

 自分に訊くと

 ルー神の絵

 と頭の中に入ってきた。
 ルー神の絵は全てを語るように読み上げる必要があるが、ルー神の絵を読んでいる時は誰にも攻撃を受けない。
 その代わりに、読み上げた後にえげつない、ダメージを負ってしまう。

 でも。背に腹はかえられぬ。

「ルー神の絵。絵の人物の一人は鑑定魔力。絵の具を使っただけで作られた人物だが君を読む。絵の中の人物は最強の魔力を持っている。それで、君の喉鑑定魔力の持ち主から聞いた君の弱点を攻撃するだろう」

 読み上げた。すると鑑定魔力の持ち主と最強の魔力を持つ人物が出てきた。ここまできたらひとまず成功と言っても良いだろう。

「何これは!? ミア様。私です! 私は敵ではなく一時期一緒に屋敷を出る計画に参加させてもらった人物です!」

 彼女の言うことは多分嘘だろう。だって屋敷を出る計画を立てたのは私一人なのだから。多分何かしらの情報を知っているだけの聖騎士なのだろう。
 まさに最後の言葉という感じだ。でも、私は止めることはしない。仲間じゃないことが確かだから。

「嘘おっしゃい」

 私は今突如としてひどい痛みが、背中を突き刺した。恐らく魔力の副作用だろう。

 それはそうと、すごい痛みだ。大体治るのが三日ほどだろうな。

「ウァアアアアア。じゃ、じゃあ私の名前を聞いてから、そう言ってくださいよ」

 私は一時的に魔力を弱めた。本来ならこのまま最後の人物が、彼女の喉を突き刺していただろう。

「なんて名前?」

「アン・グルハット」
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