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第一部 三章 仲間を確保する
その名を聞いた時私は思い出した。
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その名を聞いたとこ私は、彼女の事を思い出した。
確かあれは、寒い雪降る日のことだった。何も変哲ないまま、たまたまルット王国にルカと訪れた。
あの時は確か何も用事がなく、ただ顔を合わせたいと、ルカが言ったからだったと思う。
『陛下。王妃。どうぞお越しになりました』
アンは、あの時から礼儀正しく、ルカにも私にも優しく接してくれた。そして、ルカが
『ミアは、一時王国でも回ればいい』
珍しい事を言い出して、私はアンと共にここの王国を回ることになった。私的には嬉しかった事を今でも鮮明に覚えている。
『王妃、どこを回りましょう?』
あまりに王妃という響きが嫌だったから私は『プリンセスって呼んで』と言った。
その時考えていたのは、ルカのことでルカが最初に会った時のことだった。どんなふうだったか今じゃあ覚えてないけど、あの時はなぜか思い出せていた。
『ですが・・・・・。はい分かりました」
ほとんどの聖騎士なら尖って絶対に応じないだろう。
そしてその後、全てを打ち明けた結果少しの手伝いをしてくれるということになった。
その手伝いとは、
『もしも屋敷を出て私を見つけたら、仲間になってあげます。それにプリンセス貴女が屋敷を出る前に呪文をかけてあげます』
という感じで、今の今まで気づいていなかった。
「思い出しました? ミア貴女は私と仲間で、プランスという人物は私の先輩聖騎士です」
ミアは笑顔で語るので、何が何だか分からなくなって、困惑しながら魔力を完全に解いた。
同時に激痛が走った。
けれど、今の喜びの方が大きいから、痛みが和らいだ。
それに、もう仲間とはぐれっこなんてしたくない、忘れたくない。名前は覚えていたかもしれない。
だが、心の中にいろいろな、物が入りすぎた。
「そうなの? でも、プランスは戦地に飛び込んだ。多分もう駄目ね?」
私は心のどこかで諦めていた想いが口に出る。
まあこの後は自殺しようと思っていたのも事実。それは神様に逆らう行為だけど、プランスの居ない世界など、笑わないピエロと同じくらい、悲しい。
「何言ってるですー、プランスならもうここに居ます。まあ聖騎士の群れに戦いに行こうとしたから一時的に安堵の魔力に浸かっています」
後少しだけと続ける彼女の瞳はプランスと同様嘘をついていない。
それでなのか、私は安心して、シルバーに乗った。それで、プランスのところに行こうとしたのだ。
「なので、私を仲間に入れてくれません?」
「分かったって言いたいけど、貴女は聖騎士の仕事が・・・・・」
何か申し訳なくなって、そう言ったけど彼女は「約束ですので」と私についていく、という熱心を伝えてきた。
こんなことされたら、断れるはずがないので微笑みでかえした。
それで、アンはシルバーに私と同様に乗った。
アンが私を後ろから抱きしめると、魔力が病弱していることに勘づく。多分私がさっき攻撃したからだろう。
本当に申し訳ない。
「プランスは今どこに居ます?」
咄嗟に訊くとシルバーは走り出した。同時に手綱を強く握ると後ろに体が下がる。
このままでは、シルバーが止まったら真っ直ぐ前に飛んでいってしまう。そう考えて思いっきり、大勢を限りなく低くした。
「真っ直ぐ行く時居ます。安堵の魔力にかかっているけど、塔に入ってくる聖騎士と戦っているだろうね」
優しく語るけど、その手には力がなくなっていて、涙ができそうだ。
そんな時ふと自分の頭に文字が浮かぶ。
恐らく、もう一人の私だろう。
そしてその文字とは、やはり呪文であった。
安らぐ日
これは歌として作られた呪文。なんて書いてあるか分からなかったから、結構魔力を消費したことを覚えている。
「ふるるるる~。寝すのは明日~・・・・・事件当日の日彼の日はもう終わる。火が落ちた」
三分の一を読むと、彼女の手に力が入ったことが分かる。
「人に人で子ができ、また繰り返される。仮に人が終わる時だとしても男女が居ればまた始まる」
そこまでいい詩じゃないけど、彼女を安らがせる詩だから文句を言わなない。
そして、全て詩を読み上げると私までもが、安らいだ。
「ミア。プランスはそこにいるはず?」
ふと天井を見ると、プランスが虫のように、いや動物のように、天井に逆立ちをして立っていた。
意味がわからない大勢だけど、さっきは空を自由に飛んでたし彼にとっては普通なのだろう。
この時私は気がついた。
彼は絶対に生きている。絶対に死なない。
ということに。
「ミア、あっそれにグルハット。久しぶり」
笑顔で地面に降り立つと、シルバーがゆっくりと横になる。相当なストレスに加えて新キャラ登場ときた。
シルバーも流石にお手上げだろう。
「よかった・・・・・、死んじゃったかと思った・・・・・」
「俺が死ぬわけないだろ? しかもミアを一人置いて去ることなんてできない」
プランスのこんな一言で、涙ができてきてしまった。まさかと思うけれど、涙が溢れて止まらなくなってしまう。
「言ってくれるわね・・・・・」
確かあれは、寒い雪降る日のことだった。何も変哲ないまま、たまたまルット王国にルカと訪れた。
あの時は確か何も用事がなく、ただ顔を合わせたいと、ルカが言ったからだったと思う。
『陛下。王妃。どうぞお越しになりました』
アンは、あの時から礼儀正しく、ルカにも私にも優しく接してくれた。そして、ルカが
『ミアは、一時王国でも回ればいい』
珍しい事を言い出して、私はアンと共にここの王国を回ることになった。私的には嬉しかった事を今でも鮮明に覚えている。
『王妃、どこを回りましょう?』
あまりに王妃という響きが嫌だったから私は『プリンセスって呼んで』と言った。
その時考えていたのは、ルカのことでルカが最初に会った時のことだった。どんなふうだったか今じゃあ覚えてないけど、あの時はなぜか思い出せていた。
『ですが・・・・・。はい分かりました」
ほとんどの聖騎士なら尖って絶対に応じないだろう。
そしてその後、全てを打ち明けた結果少しの手伝いをしてくれるということになった。
その手伝いとは、
『もしも屋敷を出て私を見つけたら、仲間になってあげます。それにプリンセス貴女が屋敷を出る前に呪文をかけてあげます』
という感じで、今の今まで気づいていなかった。
「思い出しました? ミア貴女は私と仲間で、プランスという人物は私の先輩聖騎士です」
ミアは笑顔で語るので、何が何だか分からなくなって、困惑しながら魔力を完全に解いた。
同時に激痛が走った。
けれど、今の喜びの方が大きいから、痛みが和らいだ。
それに、もう仲間とはぐれっこなんてしたくない、忘れたくない。名前は覚えていたかもしれない。
だが、心の中にいろいろな、物が入りすぎた。
「そうなの? でも、プランスは戦地に飛び込んだ。多分もう駄目ね?」
私は心のどこかで諦めていた想いが口に出る。
まあこの後は自殺しようと思っていたのも事実。それは神様に逆らう行為だけど、プランスの居ない世界など、笑わないピエロと同じくらい、悲しい。
「何言ってるですー、プランスならもうここに居ます。まあ聖騎士の群れに戦いに行こうとしたから一時的に安堵の魔力に浸かっています」
後少しだけと続ける彼女の瞳はプランスと同様嘘をついていない。
それでなのか、私は安心して、シルバーに乗った。それで、プランスのところに行こうとしたのだ。
「なので、私を仲間に入れてくれません?」
「分かったって言いたいけど、貴女は聖騎士の仕事が・・・・・」
何か申し訳なくなって、そう言ったけど彼女は「約束ですので」と私についていく、という熱心を伝えてきた。
こんなことされたら、断れるはずがないので微笑みでかえした。
それで、アンはシルバーに私と同様に乗った。
アンが私を後ろから抱きしめると、魔力が病弱していることに勘づく。多分私がさっき攻撃したからだろう。
本当に申し訳ない。
「プランスは今どこに居ます?」
咄嗟に訊くとシルバーは走り出した。同時に手綱を強く握ると後ろに体が下がる。
このままでは、シルバーが止まったら真っ直ぐ前に飛んでいってしまう。そう考えて思いっきり、大勢を限りなく低くした。
「真っ直ぐ行く時居ます。安堵の魔力にかかっているけど、塔に入ってくる聖騎士と戦っているだろうね」
優しく語るけど、その手には力がなくなっていて、涙ができそうだ。
そんな時ふと自分の頭に文字が浮かぶ。
恐らく、もう一人の私だろう。
そしてその文字とは、やはり呪文であった。
安らぐ日
これは歌として作られた呪文。なんて書いてあるか分からなかったから、結構魔力を消費したことを覚えている。
「ふるるるる~。寝すのは明日~・・・・・事件当日の日彼の日はもう終わる。火が落ちた」
三分の一を読むと、彼女の手に力が入ったことが分かる。
「人に人で子ができ、また繰り返される。仮に人が終わる時だとしても男女が居ればまた始まる」
そこまでいい詩じゃないけど、彼女を安らがせる詩だから文句を言わなない。
そして、全て詩を読み上げると私までもが、安らいだ。
「ミア。プランスはそこにいるはず?」
ふと天井を見ると、プランスが虫のように、いや動物のように、天井に逆立ちをして立っていた。
意味がわからない大勢だけど、さっきは空を自由に飛んでたし彼にとっては普通なのだろう。
この時私は気がついた。
彼は絶対に生きている。絶対に死なない。
ということに。
「ミア、あっそれにグルハット。久しぶり」
笑顔で地面に降り立つと、シルバーがゆっくりと横になる。相当なストレスに加えて新キャラ登場ときた。
シルバーも流石にお手上げだろう。
「よかった・・・・・、死んじゃったかと思った・・・・・」
「俺が死ぬわけないだろ? しかもミアを一人置いて去ることなんてできない」
プランスのこんな一言で、涙ができてきてしまった。まさかと思うけれど、涙が溢れて止まらなくなってしまう。
「言ってくれるわね・・・・・」
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