結婚してるのに、屋敷を出たら幸せでした。

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第二部第一章 ベリズリー

ベリズリーの村に向かう!

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 茜色に輝く空が美しくて、シルバーに乗ってる時は永遠と見れた。
 だが時を経てば、だんだんと暗闇に変わり、代わりに月が暗闇を照らして道標を作る。
 月を照らすところ全てが、プランスの私有地と言ってた。
 それが本当かどうかわからないけど、確かにプランスの魔力的には全てを操れるので、真実の可能性が高く、ルカは太陽となるだろう。
 ルカの魔力は特に極めていないので、太陽とは言い難いけど、幾つもの魔力を持っているため全てを消滅することができる。

 やはり、ルカの強みは数で潰すとういうものだ。
 統一性のないところは、今も昔も気に食わない。
 
 こんな事を考えていると、茜色が地平線を途絶え、どんどん暗くなる。
 子供の頃なら絶対に日が暮れる前に帰りなさいと言われたり、そもそも外に出してくれなかっただろう。

 外に出してくれなかったのは、花嫁なのに、田舎育ちというのは絵にならないというものだった。
 それと、茜色が空から地上を茜色に染めた時、それが美しく見惚れていると、奇獣  が出るとされている。
 それが確かな説かも分からないけど、お母様は信じていて、決して夕暮れ時には外に出さなかった。

 ふと前を向くと、アンが箒に乗って浮かんでいた。
 まるで、魔法少女のように、飛び回る。小説では色々と、魔女が出来たから、なんだか慣れている。

「アンって何歳なの?」

 あまりに、若々しい顔をしていて、まだ二十歳を越していない子供のように見えた。
 プランスもなかなか、若々しい顔をしているけれど、アンほどではないので、年齢は聞いたことがない。

「何歳ですか・・・・・やっぱりレディーなんで答えられないです!」

 アンは顔を真っ赤にする。
 確かに、リディーは答えるのを躊躇するし、私自身も問われたら、応えられる自信がない。
 べつに嫌な理由なんてないのだけれど、ただなぜか言いたくないのが本音だ。
 もしかしたら常識が入っているせいかもしれない。ラノベの小説でもこんなシーンがあって、それを私は無意識のうちに真似ているのかもしれない。

「じゃあ、次の質問」

「どんなです?」

「どうして私を信用したか?」

 ただの疑問で、気になる。どうして、こんな私なんかのことを、信用してついてきた。
 そんな疑問は、いつか消えるだろうけど、今知りたい。

 そう思ったのは

『今を生きろ』

 という、言葉だった。この言葉は、今じゃあ砂浜の砂のように埋もれて、誰が言っていたか覚えがない。

「べつに私は、意識がって、信用しているわけでも、考えて今ついてきているわけじゃありません」
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