結婚してるのに、屋敷を出たら幸せでした。

恋愛系

文字の大きさ
152 / 170
第五部第五章 最強が襲来

俺は・・・・・

しおりを挟む
 俺は・・・・・。安堵していた。厨房にいて料理を作るだけで今日は終わるなんて考えていた。だけど実際はそんわけがなかった。
 急遽、ルカの魔力を感じ取ったのだ。だけど、前魔王の魔力まで感じてしまった。
 嫌な予感しかしない、特に前魔王の魔力まで感じてしまったことだ。これは怪しいとしか言いようがないし、他にも聖騎士達の魔力まで感じ取っていた。

 もしや魔界に攻めてくるのかぁ? ならこっちも戦闘体制に移りたいところだが、これだけ賑わっているんだ邪魔したくないのが本音だ。

 でもこれは明らかにおかしい。念の為俺が人間界を観察しているが、ルカ達が魔力を全開放している。流石に怪しくないとは言えないだろう。
 ならば、今のうちに手を打つべきだ。俺ならギリギリルカに勝てるかどうか・・・・・・。他の種族もいる中ならば全面戦争が起きても心強い仲間となってくれるだろうけど、協力してくれない可能性まである。
 女神族は手を貸してくれるのは確実だとしても、同盟国を結んでいない国は無視して国に帰ってしまうかもしれない。

 俺は一旦厨房を出た。すると、魔力が濃くなった気がする。ルカ達の魔力だ。

 これはもうそろそろ、魔界に入ってくるな・・・・・・。
 ならば、俺が出迎えるまで。ルカが先頭を仕切る可能性は低い、いや裏をかいてルカが先頭の可能性がある。ならば多少の兵士とともに、ルカ達を出迎える。

「おい、戦闘態勢に入れよ・・・・・・。このこと全兵士にテレパシーで送ってくれ」

 多少の兵士だけでは心許ないが、全兵士が戦闘体制に入ってくれているのなら、勝てる戦になるかもしれない。確証はないが。

「はっ!」

 兵士全体が戦闘体制になることだろう。どんな事態なのか、それはまだ言わない。それは混乱を招いてしまうからだ。だけど、幹部には教えといた方がいいよな。

「幹部の兵士に伝えてくれ、もうそろそろでルカが攻めてくるかもしれない、だから俺が瞬間移動させる。その時目の目の前には人類最強のルカがいるだろう。と、な」

 この兵士も、一応幹部だから驚くこちもないだろう。まあここまでしたが、奴等が攻めてこない可能性もあり、もしかしたら悪魔だけ魔界に放り込む作戦かもしれない。
 だけど、そんな作戦はもう通用しないということがわかっただろう・・・・・・。なのにまたそんな作戦を実行するとは考えにくい。

 でもなんで今全面戦争を起こそうとしているのだ? これだけ多種族が多い中で・・・・・・。まさか! 多種族が酔ったところを狙って多種族もろとも殺すということか・・・・・・。

 ふうん・・・・・・。魔族に楯突こうとしている人間どもが入ろうとしているな・・・・・。どこにスポーンするのかが問題だ。魔界に入ってから早々に攻めてくるとは考えにくから、瞬間移動は使わないとして・・・・・。

「おいおいおいマジかよ。もう入ってきた!」

 まさかだった。ルカの魔力を感知したと思ったら、急激に魔力が強まり、魔界に入ってきたこちがわかった。

 とりあえず、指を鳴らして、ルカの元に瞬間移動した。もちろん幹部も連れている。だけど、目の前にいる奴がまさかの、ルカ。

 やはり、前魔王の魔力が感じる。なんでこんなにも昔の記憶が蘇ってしまう。


 あれは、俺が魔王になる前だった。

 子供だった俺は父に逆らっては怒られていた・・・・・・。
 父が俺に向けてやってきたことは、特に覚えていないが、優しかったことは覚えている。
 確かに残虐非道な奴だった。
 だけど、国民には力という物で安全を見せつけていて、内乱も何も起こらないし、他種族にも力を見せつけており、戦争はあまり起こっていなかったと思う。だけど、そのせいで大きな戦争にまで発展することにもなっていた。
 こちらから仕掛ける場合まであったらから、そこが嫌いだ。
 しかも、ミアとの婚祭を絶対的に反対した。今思うと、父の選択は間違っていた。おそらく、ミアが怖く見えたのだろう。
 ミアには隠される力があるって考えていたのかもしれない。まあ慥かに、紋様を発動するという隠された力を持っていた。あれに関しては驚いたのは俺だけではないだろう。
 それを予想していた父は、俺とミアを引き離したのだろうな・・・・・・。それは自分の立場が逆転してしまうと考えたからだろうに。
 結果そのせいで父は俺に討たれた。父を殺す時、なんだか気持ちが良かったのだ・・・・・・。
 これで自由が手に入るって感じた。


 ってこんなことを思い出している暇があるなら、走馬灯を見たかったぜ!

 魔力発動! 魔王覇気!

 この力は魔王になった俺にしか使えなく、覇気がルカや聖騎士を覆う。
 そうすると、体中に電気が走り、四肢を両断し、完膚なきまで刺されたような痛みに耐えられず俺の幹部になるのだ。

 だが、ルカには通用しないようだ。だけど、聖騎士は音速を超える魔王覇気を避けれなかった。決して俺は動いていない。

 ルカは宙に飛ぶ。そして、エクスカリバーは鞘から抜刀し剣を向けてくる。だが魔王覇気によって俺は守られているためエクスカリバーの攻撃は効かない。
 それと俺の幹部はまた違うところに飛ばした。ルカの幹部のところに・・・・・・。

「お前に最後に会ったのは、悪魔の王の時だよな!」
しおりを挟む
感想 6

あなたにおすすめの小説

遡ったのは君だけじゃない。離縁状を置いて出ていった妻ーー始まりは、そこからだった。

沼野 花
恋愛
夫と子供たちに、選ばれなかったイネス。 すべてを愛人に奪われ、彼女は限界を迎え、屋敷を去る。 だが、その先に待っていたのは、救いではなかった。 イネスを襲った、取り返しのつかない出来事。 変わり果てた現実を前に、 夫はようやく、自分が何を失ったのかを思い知る。 深い後悔と悲しみに苛まれながら、 失ったイネスの心を取り戻そうとする夫。 しかし、彼女の心はすでに、外の世界へと向かっていた。 贖罪を背負いながらもイネスを求め続ける夫。 そして、母の心を知っていく子供たち。 イネスが求める愛とは、 そして、幸せとは――。

『白い結婚だったので、勝手に離婚しました。何か問題あります?』

夢窓(ゆめまど)
恋愛
「――離婚届、受理されました。お疲れさまでした」 教会の事務官がそう言ったとき、私は心の底からこう思った。 ああ、これでようやく三年分の無視に終止符を打てるわ。 王命による“形式結婚”。 夫の顔も知らず、手紙もなし、戦地から帰ってきたという噂すらない。 だから、はい、離婚。勝手に。 白い結婚だったので、勝手に離婚しました。 何か問題あります?

三年の想いは小瓶の中に

月山 歩
恋愛
結婚三周年の記念日だと、邸の者達がお膳立てしてくれた二人だけのお祝いなのに、その中心で一人夫が帰らない現実を受け入れる。もう彼を諦める潮時かもしれない。だったらこれからは自分の人生を大切にしよう。アレシアは離縁も覚悟し、邸を出る。 ※こちらの作品は契約上、内容の変更は不可であることを、ご理解ください。

私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。

MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。

存在感のない聖女が姿を消した後 [完]

風龍佳乃
恋愛
聖女であるディアターナは 永く仕えた国を捨てた。 何故って? それは新たに現れた聖女が ヒロインだったから。 ディアターナは いつの日からか新聖女と比べられ 人々の心が離れていった事を悟った。 もう私の役目は終わったわ… 神託を受けたディアターナは 手紙を残して消えた。 残された国は天災に見舞われ てしまった。 しかし聖女は戻る事はなかった。 ディアターナは西帝国にて 初代聖女のコリーアンナに出会い 運命を切り開いて 自分自身の幸せをみつけるのだった。

夫が妹を第二夫人に迎えたので、英雄の妻の座を捨てます。

Nao*
恋愛
夫が英雄の称号を授かり、私は英雄の妻となった。 そして英雄は、何でも一つ願いを叶える事が出来る。 そんな夫が願ったのは、私の妹を第二夫人に迎えると言う信じられないものだった。 これまで夫の為に祈りを捧げて来たと言うのに、私は彼に手酷く裏切られたのだ──。 (1万字以上と少し長いので、短編集とは別にしてあります。)

愛された側妃と、愛されなかった正妃

編端みどり
恋愛
隣国から嫁いだ正妃は、夫に全く相手にされない。 夫が愛しているのは、美人で妖艶な側妃だけ。 連れて来た使用人はいつの間にか入れ替えられ、味方がいなくなり、全てを諦めていた正妃は、ある日側妃に子が産まれたと知った。自分の子として育てろと無茶振りをした国王と違い、産まれたばかりの赤ん坊は可愛らしかった。 正妃は、子育てを通じて強く逞しくなり、夫を切り捨てると決めた。 ※カクヨムさんにも掲載中 ※ 『※』があるところは、血の流れるシーンがあります ※センシティブな表現があります。血縁を重視している世界観のためです。このような考え方を肯定するものではありません。不快な表現があればご指摘下さい。

完結 辺境伯様に嫁いで半年、完全に忘れられているようです   

ヴァンドール
恋愛
実家でも忘れられた存在で 嫁いだ辺境伯様にも離れに追いやられ、それすら 忘れ去られて早、半年が過ぎました。

処理中です...