160 / 170
第六部第一章 運命の時
八話
しおりを挟む
色々な会話遠していると、女神族が襲来した。他の種族は来ていないらしく、女神族に属する者達しか来ていないらしい。
ミアはルミに近づいていき、便乗してアンとルドラもミアの背中を追いかける。ルドラに関しては、アンのことを追いかけていると言って良いだろう。
だけどアンはミアのことを追いかけていて、ルミと話したいということだ。
「ミア、なんでそんなにもルミと仲が良いの?」
アンは疑問に思っていたことを問う。だけどミアの答えはアンが思っていたのとは違う感じで、アンは少し驚愕した。
「別に仲が良いわけじゃないよ、同盟国を結んでもらっている以上、仲良くしなきゃ」アンはそれはそうだけど、という顔をしているけど、「ミアはそのこともあるけれど単に仲が良いよ」と、ミアが続けて言ったため、アンはなんだか安堵した気分だ。
そのためか、アンは顔を柔らかに緩めている。しかもちょっと不安そうな顔をしていたけど、今はニッコリしている。
そして、るみのところに着くと、ルドラは後ろに下がって、三人の姦しい空間を邪魔しない。でも遠目でアンの顔を窺っている。そんなことも知らないで、アンは楽しそうに、三人で会話する。
「まさか魔界が、また蘇るなんてねー。もう一生魔界に入れないと思ったよ~」ルミは安堵の息を吐く。ようやく、あの戦いが終わったと、ルミはすごく安心している。だけど敵は逃してしまったから、実際は、まだ続いている状況である。けれど今となってはプランスに勝てるものなど、この世にはいないだろう。
これから生まれてくる子もプランス遠超す、才能を持つことは決してないだろうに。
だからこの戦いは勝ったって言っても嘘ではないのだ。
「だねぇー。でも叔父さんがなんとか救ってくれたから感謝だよ~」
アンはルミの手を掴み上へと上げた。これはプランスへの忠誠心を表していると言っても過言じゃないだろう。
「よかったねー。ミア、アン! これで我が家のベッドで眠れるねぇー?」
ミアは思わず「そこ!?」とツッコミを入れてこの姦しい空間は笑いに包まれ、アンは口を押さえて笑っているし、ミアはくすくすと笑って、ルミは盛大に笑っている。ここでもまた個性豊かになっていて、感動と言って良いだろう。
それになんだか平和な日常になって行く気がして、ミアは猛烈に感動している。こんな日々が毎日続く保証はないけど、今の時だけは平和を保証してほしいとここにいる皆が願っているのだ。
「あのさ、唐突なんだけど、昔はこんな会話できなかったよね? いつだって敵同士だったもん。その度に死傷者が出たるとかもしてたね」
ミアは今の現状を、本当にありがたく思っていると言うかのように語り出す。
あれもこれも、と語り出すかもしれない。
でもそれは、皆のお陰と言い出すだろう。でも実際は全員の力が無ければこんな平和な日は来なかっただろう。だからミアは国民全員に感謝している。
同様に国民全員がミアやプランスに感謝している。
これが内乱を起こさない方法だ。だからなのか他の国では内乱が起こることもある。
それを阻止するために仁義を大切にする、って言ってもおかしくない。プランスはそのことを、ちゃんと理解して仁義を大切にしているのだから。
勿論他の魔族全員もそのことを理解して、仁義を大事にしているのだ。
「そうね~。でも今はこれだけ明るいじゃないの? 私はとても嬉しい! なんで昔は争っていたんだろうね? 私の司令だったのか、部下の独断行動だったのか、あまり、覚えてないわ」
申し訳ないように、ルミは天井を見た。ルミの眼には涙がちょっとだけ、涙が浮かび上がってきている。
つまり涙を流さないように、上を向いたのだ。
だけどもう、女神族に奪われた命は蘇っている。確かにミアやプランスにも思うところはあるけど、それはもう終わったことで、ルミは申し訳なさで涙を流している。
ずっと責め立てるのは、酷すぎるとプランスとミアは思っていた。
それでも許されないことをしたのは事実で、この戦争のことはもう解決なんてできないと、話を片付けた。
「確かにどうして争ってたのかしら・・・・・・・。たぶん意味のない事よね・・・・・・全くばかよね」ミアは馬鹿げた戦争を今になって涙が出てないふりをするため、苦笑で誤魔化した。
ミアは涙をこらえるが、眼は真っ赤になっていて、今にも泣きそうな顔をしていた。今泣くことにはちゃんとした、意味があるだろう。
どんな意味があるのか、それは被害者を労わるという意味があるのだ。
「別にあの時には、意味があったんじゃないかしら。自分の方が強いって主張して世界を、制したかったとか。家族を魔族に殺されてしまったとか、そういう憎悪が降り積もって、戦争になったとか」
アンがそう言った。その言葉を聞いた二人は確かにと納得した。
「確かにそうよね・・・。あの時には戦争が必須だったんでしょうね・・・・・・・。でも今の私たちには全く必要ないわよね~?」
ミアはルミに近づいていき、便乗してアンとルドラもミアの背中を追いかける。ルドラに関しては、アンのことを追いかけていると言って良いだろう。
だけどアンはミアのことを追いかけていて、ルミと話したいということだ。
「ミア、なんでそんなにもルミと仲が良いの?」
アンは疑問に思っていたことを問う。だけどミアの答えはアンが思っていたのとは違う感じで、アンは少し驚愕した。
「別に仲が良いわけじゃないよ、同盟国を結んでもらっている以上、仲良くしなきゃ」アンはそれはそうだけど、という顔をしているけど、「ミアはそのこともあるけれど単に仲が良いよ」と、ミアが続けて言ったため、アンはなんだか安堵した気分だ。
そのためか、アンは顔を柔らかに緩めている。しかもちょっと不安そうな顔をしていたけど、今はニッコリしている。
そして、るみのところに着くと、ルドラは後ろに下がって、三人の姦しい空間を邪魔しない。でも遠目でアンの顔を窺っている。そんなことも知らないで、アンは楽しそうに、三人で会話する。
「まさか魔界が、また蘇るなんてねー。もう一生魔界に入れないと思ったよ~」ルミは安堵の息を吐く。ようやく、あの戦いが終わったと、ルミはすごく安心している。だけど敵は逃してしまったから、実際は、まだ続いている状況である。けれど今となってはプランスに勝てるものなど、この世にはいないだろう。
これから生まれてくる子もプランス遠超す、才能を持つことは決してないだろうに。
だからこの戦いは勝ったって言っても嘘ではないのだ。
「だねぇー。でも叔父さんがなんとか救ってくれたから感謝だよ~」
アンはルミの手を掴み上へと上げた。これはプランスへの忠誠心を表していると言っても過言じゃないだろう。
「よかったねー。ミア、アン! これで我が家のベッドで眠れるねぇー?」
ミアは思わず「そこ!?」とツッコミを入れてこの姦しい空間は笑いに包まれ、アンは口を押さえて笑っているし、ミアはくすくすと笑って、ルミは盛大に笑っている。ここでもまた個性豊かになっていて、感動と言って良いだろう。
それになんだか平和な日常になって行く気がして、ミアは猛烈に感動している。こんな日々が毎日続く保証はないけど、今の時だけは平和を保証してほしいとここにいる皆が願っているのだ。
「あのさ、唐突なんだけど、昔はこんな会話できなかったよね? いつだって敵同士だったもん。その度に死傷者が出たるとかもしてたね」
ミアは今の現状を、本当にありがたく思っていると言うかのように語り出す。
あれもこれも、と語り出すかもしれない。
でもそれは、皆のお陰と言い出すだろう。でも実際は全員の力が無ければこんな平和な日は来なかっただろう。だからミアは国民全員に感謝している。
同様に国民全員がミアやプランスに感謝している。
これが内乱を起こさない方法だ。だからなのか他の国では内乱が起こることもある。
それを阻止するために仁義を大切にする、って言ってもおかしくない。プランスはそのことを、ちゃんと理解して仁義を大切にしているのだから。
勿論他の魔族全員もそのことを理解して、仁義を大事にしているのだ。
「そうね~。でも今はこれだけ明るいじゃないの? 私はとても嬉しい! なんで昔は争っていたんだろうね? 私の司令だったのか、部下の独断行動だったのか、あまり、覚えてないわ」
申し訳ないように、ルミは天井を見た。ルミの眼には涙がちょっとだけ、涙が浮かび上がってきている。
つまり涙を流さないように、上を向いたのだ。
だけどもう、女神族に奪われた命は蘇っている。確かにミアやプランスにも思うところはあるけど、それはもう終わったことで、ルミは申し訳なさで涙を流している。
ずっと責め立てるのは、酷すぎるとプランスとミアは思っていた。
それでも許されないことをしたのは事実で、この戦争のことはもう解決なんてできないと、話を片付けた。
「確かにどうして争ってたのかしら・・・・・・・。たぶん意味のない事よね・・・・・・全くばかよね」ミアは馬鹿げた戦争を今になって涙が出てないふりをするため、苦笑で誤魔化した。
ミアは涙をこらえるが、眼は真っ赤になっていて、今にも泣きそうな顔をしていた。今泣くことにはちゃんとした、意味があるだろう。
どんな意味があるのか、それは被害者を労わるという意味があるのだ。
「別にあの時には、意味があったんじゃないかしら。自分の方が強いって主張して世界を、制したかったとか。家族を魔族に殺されてしまったとか、そういう憎悪が降り積もって、戦争になったとか」
アンがそう言った。その言葉を聞いた二人は確かにと納得した。
「確かにそうよね・・・。あの時には戦争が必須だったんでしょうね・・・・・・・。でも今の私たちには全く必要ないわよね~?」
10
あなたにおすすめの小説
遡ったのは君だけじゃない。離縁状を置いて出ていった妻ーー始まりは、そこからだった。
沼野 花
恋愛
夫と子供たちに、選ばれなかったイネス。
すべてを愛人に奪われ、彼女は限界を迎え、屋敷を去る。
だが、その先に待っていたのは、救いではなかった。
イネスを襲った、取り返しのつかない出来事。
変わり果てた現実を前に、
夫はようやく、自分が何を失ったのかを思い知る。
深い後悔と悲しみに苛まれながら、
失ったイネスの心を取り戻そうとする夫。
しかし、彼女の心はすでに、外の世界へと向かっていた。
贖罪を背負いながらもイネスを求め続ける夫。
そして、母の心を知っていく子供たち。
イネスが求める愛とは、
そして、幸せとは――。
『白い結婚だったので、勝手に離婚しました。何か問題あります?』
夢窓(ゆめまど)
恋愛
「――離婚届、受理されました。お疲れさまでした」
教会の事務官がそう言ったとき、私は心の底からこう思った。
ああ、これでようやく三年分の無視に終止符を打てるわ。
王命による“形式結婚”。
夫の顔も知らず、手紙もなし、戦地から帰ってきたという噂すらない。
だから、はい、離婚。勝手に。
白い結婚だったので、勝手に離婚しました。
何か問題あります?
三年の想いは小瓶の中に
月山 歩
恋愛
結婚三周年の記念日だと、邸の者達がお膳立てしてくれた二人だけのお祝いなのに、その中心で一人夫が帰らない現実を受け入れる。もう彼を諦める潮時かもしれない。だったらこれからは自分の人生を大切にしよう。アレシアは離縁も覚悟し、邸を出る。
※こちらの作品は契約上、内容の変更は不可であることを、ご理解ください。
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
存在感のない聖女が姿を消した後 [完]
風龍佳乃
恋愛
聖女であるディアターナは
永く仕えた国を捨てた。
何故って?
それは新たに現れた聖女が
ヒロインだったから。
ディアターナは
いつの日からか新聖女と比べられ
人々の心が離れていった事を悟った。
もう私の役目は終わったわ…
神託を受けたディアターナは
手紙を残して消えた。
残された国は天災に見舞われ
てしまった。
しかし聖女は戻る事はなかった。
ディアターナは西帝国にて
初代聖女のコリーアンナに出会い
運命を切り開いて
自分自身の幸せをみつけるのだった。
夫が妹を第二夫人に迎えたので、英雄の妻の座を捨てます。
Nao*
恋愛
夫が英雄の称号を授かり、私は英雄の妻となった。
そして英雄は、何でも一つ願いを叶える事が出来る。
そんな夫が願ったのは、私の妹を第二夫人に迎えると言う信じられないものだった。
これまで夫の為に祈りを捧げて来たと言うのに、私は彼に手酷く裏切られたのだ──。
(1万字以上と少し長いので、短編集とは別にしてあります。)
愛された側妃と、愛されなかった正妃
編端みどり
恋愛
隣国から嫁いだ正妃は、夫に全く相手にされない。
夫が愛しているのは、美人で妖艶な側妃だけ。
連れて来た使用人はいつの間にか入れ替えられ、味方がいなくなり、全てを諦めていた正妃は、ある日側妃に子が産まれたと知った。自分の子として育てろと無茶振りをした国王と違い、産まれたばかりの赤ん坊は可愛らしかった。
正妃は、子育てを通じて強く逞しくなり、夫を切り捨てると決めた。
※カクヨムさんにも掲載中
※ 『※』があるところは、血の流れるシーンがあります
※センシティブな表現があります。血縁を重視している世界観のためです。このような考え方を肯定するものではありません。不快な表現があればご指摘下さい。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる