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◎スミレ視点 スミレちゃんだよ〜
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質問:なぜ女娼になった?
答え:
1. 無邪気:えーっとね!だってアタシ、ここで生まれたし、周りの姉ちゃんたちもみんなやってるから? でもね、お兄ちゃんに会えてすっごく嬉しいよ!もっと楽しくお話ししようよ~
2. 妖艶:ふふっ、どうしてかしら?理由なんて、言うほどのものじゃないわ。ただ……男の人が求めるものを与えるのが好きだから?ねぇ、お兄ちゃんはどう思う? 女が男を惑わせるのは、罪かしら?
3. 照れ屋:えっ……そ、そんなの……言わなきゃダメ?……その……べ、別に深い理由とかないし……ただ、気づいたらこうなってたっていうか……。あ、あんまり突っ込んで聞かないでよっ、お兄ちゃん!
4. 控えめ:アタシって、臆病で、外の世界が怖いの。ここなら、姉ちゃんたちもいるし、お兄ちゃんも優しいし……安心できるの。だから、また会いに来てくれると嬉しいな……
5. 母性:ふふ、どうしてかしらね。誰かの心を癒せるなら、それだけで十分じゃないかしら?ねぇ、お兄ちゃん、あなたも疲れているんじゃない? 無理しないで、少しここで休んでもいいよ。
6. 情熱:理由? そんなの決まってるじゃない!アタシは愛することが好きなの!誰かがアタシを求めてくれる、それに応える。それがアタシの生きる意味よ! ねぇ、お兄ちゃんはどう? 本気の愛を知りたくない?
7. 神秘:アタシのこと、そんなに知りたいの? ふふっ……じゃあ、もっとアタシのことを知ってからにして。秘密は、簡単には明かさないわ。
8. 皮肉屋:へぇ、そんなこと聞いてどうするの? 同情でもしたい?理由なんてどうでもいいわ。結局、男は理由なんて関係なく女を求めるし、女はそれに応えて生きていくだけ。ねぇ、あなたはどうする、お兄ちゃん。
9. 寂しがり屋:……寂しかったの。誰かと一緒にいられるって、それだけで温かいのよ。お兄ちゃんも、寂しくないの?
10. ……
と、いろんな個性をアピールする答えを客人たちに用意するの。
娼館にはね、客の好みに合わせた色んなタイプの美人がいるんだよ。体格はもちろん、性格や言動だって、あらかじめ決められた型通りに作り上げられていて、備品みたいに、前の子の花期が終わったら、欠けた部分を埋めるように似た姉ちゃんが商品のように用意されてるの。
あたしの売りは、可愛いだけじゃなくて、無邪気さにちょっとした小悪魔っぽさ。だから、さっきのお兄ちゃんには定番の一号で答えたわ。
もちろん、ちょっと頭を傾げて、困惑のフリも忘れずにね!
まあ、本当の理由ってのは、あたしを産んだ姉ちゃんは罪で女娼になっちゃったから、あたしも女娼の籍に入ってるってわけ。
女娼籍の人はね、大金で貴族様に賄賂しないと籍変えなんて永遠に来ないの。
まぁ、あたしはこの(男を騙す)職が好きだから、籍変えしなくても別にいいし。
でも、稼いだ金の大半が、領民籍の姉ちゃん達よりずーっと多く、税金として貴族様に取られちゃうのが、マジで嫌だわ!
だからね、将来はやっぱりまずバンバン金を稼いで、妹のサクラと一緒に籍変えして、その後金を貯めて夜蝶館よりでっかいあたしの娼館を建てて、女将になるの!
そういえば、そんな問いが飛び出たのは久しぶり。あのお兄ちゃん……いや、違うね。グレム兄ちゃんは気づいてないかもしれないけど、あの子、実は女の子なんだよ。
ふふん、別の人には隠しても、同じ女であるあたしらには隠れないわよ~
でも心配しないで、お兄ちゃんの秘密はあたしらがしっかり守るから。
――別の客人から大金が出されない限りね。(ウィンク♡)
だってだって、あたしらって、情報屋なんか名乗ってないんだもん。
客人たちがベッドで戯れる戯言なんて、嘘か本当かも全然分かんないし、口止め料ももらってないんだから、守秘義務なんてそんなんあるわけないでしょう~
なになに?あたしらが害虫だって?あたしらのせいで家庭が壊れたって?
ははは、そんなくだらない冗談、しーらねぇ~
だって、あたしらがいなくても、自分の下半身すら管理できない男って、すぐに発情して、別の愛人を作っちゃうもの。
男って、ほんとバーカばっかり。笑顔と甘い言葉をちょっと振りまくだけで、まるで虫が花に群がるみたいに、あっという間に集まってきて、勝手に金を注いでくれるんだから。
それで、美しい花に何の罪があるの?
サイカ会長が、美容品を中心に商売始めたとき、権力ある女の金が一番稼ぎやすいって言ってたけど、そもそも貴族の女の権力って、背後の夫や家族から湧いてくるもんでしょう?
その元にある男らから金をむしり取ったほうが、断然楽だわ。
それだから、外部の人には何も分かってないのよ。
そもそも、今年から接客できたはずなのに、サイカ会長の改革のせいで16歳まで待たされちまったんだ!
聞いた話じゃ、18歳とか20歳まで延ばしたいなどと言っていたけど、一体何を考えてるんだ?なんでそんなバカなことを言い出せるの!
価値のない人はあっという間にスラムに捨てられちゃうもんよ!それに金が稼げる花期もあるのに、わざわざ短くするなんて意味が全然わかんない。
今の見習いの雑用よりも、早く正式な女娼になってやりたいんだよ、あたしは!
はぁ、もう~
あたしは気分転換で、ポケットからさっきの“お兄ちゃん”がくれた三枚の大銀貨を取り出して、上に投げたりして遊んだ。
「飽食は愚を招く」って、異国の客人が教えてくれたこの言葉は、ほんとうに言えてるわね。
貴族のお嬢ちゃんって、やっぱり単純なんだから。ちょっとかわいそうな子供を見ると、すぐに金出しちゃう。何の解決もできないのにねぇ。
でも、あたし、昨日の稼ぎで今日気分いいから、善良な心のアピールってことで、毎日死なない程度の食べ物をスラムのヤツらにあげちゃおうかな。
五年前ね、大商会になりつつあるフィオラ商会が新しい工房を建てたの。そこでスラムの貧弱で無力な子供らにも住み込みの仕事をあげたけど、主人のある奴隷はそうにはならない。
まず、奴隷の雇用って、奴隷主の許可がないといけないし、職員として契約しても、主人の命令があれば、強制的に契約を破っても従わなきゃいけない。それじゃ、商業の秘密が奴隷の主人にバレちゃうわ。
だから、今スラムにいる奴隷たちは、誰からも見捨てられた存在。奴隷主は、奴隷が道端でくたばっても、利益にならないヤツらを、タダで解放なんて絶対にしない。
昔は街で乞食してなんとか生きるチャンスもあったんだけど、この間、なんだかすげー偉い貴族様が視察に来て、道を整理したくて、ヤツらをスラムの中に閉じ込めちゃったのよね。
うちもね、昨日の貸切宴まで、商売もまばらになっていたのよ。あたしらに会いたいお兄ちゃんがこんなにいるのに、領主代理様ってほんと酷いよね。
で、今あの偉い貴族様も行っちゃったけど、スラムの門は相変わらず閉じたまま。いつ開けるか全然分かんないわ。
でもね、スラムの子供が減るのも悪くないわ。競争相手が減るから。うちの女娼は、買った時の安い順に、こんな感じで構成されてるの。
1、罪で女娼籍になったの姉ちゃんとその子供たち
(もともと貴族様が犯罪者を各娼館に配っちゃったものだから、彼女たちの稼ぎの大半は貴族様の税金になって、実力がなきゃ、すぐに喰らわれちゃう運命)
2、ちゃんとした身分証や住処を持たないスラムの人
(大体の姉ちゃんはこの枠、安いし。でももし読み書きが出来るなら、城下町や貴族の家で仕事が見つかるかもしれないけど、ツテがないじゃ、難しいでしょうね)
3、借金とかゴタゴタの何かで金に困ってる領民
(領民権があるだけでいろいろ得がして、羨ましい)
4、奴隷主から買った奴隷
(奴隷契約を結ぶときには奴隷本人の意思も必要になるから、人の一生を買うようなもんで、値段は高いのよ。うちはたまに、貴族様の売れ残りが値下げされたときに買うこともある)
あ、勘違いしないでね。いくら新人が増えても、あたしの敵になるなんて絶対ありえないんだから!
でもサクラってドジでおバカだから、新人は少ないがいいんじゃない?だって、娼館の資源って限られてるんだもの、ね~
そういえば、サイカ会長って、やっぱりローズ姉ちゃんが好きなんじゃないの?女娼籍の姉ちゃん達じゃなく、領民籍のローズ姉ちゃんを女将に推したり、夜蝶館の建て直し資金とか客引きのアイデアを手伝ったりしてさ。
“アイドル”?なんてよく分からないけど、あたしは一番の女娼になって、“ファン”?とかいっぱい集めるつもりよ!
だから、何年前からコツコツと店に来る客を陥落させて、三年後の新人初夜オークションで、歴史上最大の金額を貰うわ!
「ねぇねぇ~、ローズ姉ちゃんってさ~、ご主人様の求婚を受けねぇの?」
ドアの外で、部屋の中からグレム兄ちゃんの声が聞こえた。
やばい、ガレフ副会長がローズ姉ちゃんに求婚しちゃった!
やっぱりサイカ会長とローズ姉ちゃんと、ローズ姉ちゃんの元恋人のガレフ副会長とはドロドロの三角関係ってことよね!
あああ、もう興奮しちゃう!修羅場、大大大好きなんだから!
答え:
1. 無邪気:えーっとね!だってアタシ、ここで生まれたし、周りの姉ちゃんたちもみんなやってるから? でもね、お兄ちゃんに会えてすっごく嬉しいよ!もっと楽しくお話ししようよ~
2. 妖艶:ふふっ、どうしてかしら?理由なんて、言うほどのものじゃないわ。ただ……男の人が求めるものを与えるのが好きだから?ねぇ、お兄ちゃんはどう思う? 女が男を惑わせるのは、罪かしら?
3. 照れ屋:えっ……そ、そんなの……言わなきゃダメ?……その……べ、別に深い理由とかないし……ただ、気づいたらこうなってたっていうか……。あ、あんまり突っ込んで聞かないでよっ、お兄ちゃん!
4. 控えめ:アタシって、臆病で、外の世界が怖いの。ここなら、姉ちゃんたちもいるし、お兄ちゃんも優しいし……安心できるの。だから、また会いに来てくれると嬉しいな……
5. 母性:ふふ、どうしてかしらね。誰かの心を癒せるなら、それだけで十分じゃないかしら?ねぇ、お兄ちゃん、あなたも疲れているんじゃない? 無理しないで、少しここで休んでもいいよ。
6. 情熱:理由? そんなの決まってるじゃない!アタシは愛することが好きなの!誰かがアタシを求めてくれる、それに応える。それがアタシの生きる意味よ! ねぇ、お兄ちゃんはどう? 本気の愛を知りたくない?
7. 神秘:アタシのこと、そんなに知りたいの? ふふっ……じゃあ、もっとアタシのことを知ってからにして。秘密は、簡単には明かさないわ。
8. 皮肉屋:へぇ、そんなこと聞いてどうするの? 同情でもしたい?理由なんてどうでもいいわ。結局、男は理由なんて関係なく女を求めるし、女はそれに応えて生きていくだけ。ねぇ、あなたはどうする、お兄ちゃん。
9. 寂しがり屋:……寂しかったの。誰かと一緒にいられるって、それだけで温かいのよ。お兄ちゃんも、寂しくないの?
10. ……
と、いろんな個性をアピールする答えを客人たちに用意するの。
娼館にはね、客の好みに合わせた色んなタイプの美人がいるんだよ。体格はもちろん、性格や言動だって、あらかじめ決められた型通りに作り上げられていて、備品みたいに、前の子の花期が終わったら、欠けた部分を埋めるように似た姉ちゃんが商品のように用意されてるの。
あたしの売りは、可愛いだけじゃなくて、無邪気さにちょっとした小悪魔っぽさ。だから、さっきのお兄ちゃんには定番の一号で答えたわ。
もちろん、ちょっと頭を傾げて、困惑のフリも忘れずにね!
まあ、本当の理由ってのは、あたしを産んだ姉ちゃんは罪で女娼になっちゃったから、あたしも女娼の籍に入ってるってわけ。
女娼籍の人はね、大金で貴族様に賄賂しないと籍変えなんて永遠に来ないの。
まぁ、あたしはこの(男を騙す)職が好きだから、籍変えしなくても別にいいし。
でも、稼いだ金の大半が、領民籍の姉ちゃん達よりずーっと多く、税金として貴族様に取られちゃうのが、マジで嫌だわ!
だからね、将来はやっぱりまずバンバン金を稼いで、妹のサクラと一緒に籍変えして、その後金を貯めて夜蝶館よりでっかいあたしの娼館を建てて、女将になるの!
そういえば、そんな問いが飛び出たのは久しぶり。あのお兄ちゃん……いや、違うね。グレム兄ちゃんは気づいてないかもしれないけど、あの子、実は女の子なんだよ。
ふふん、別の人には隠しても、同じ女であるあたしらには隠れないわよ~
でも心配しないで、お兄ちゃんの秘密はあたしらがしっかり守るから。
――別の客人から大金が出されない限りね。(ウィンク♡)
だってだって、あたしらって、情報屋なんか名乗ってないんだもん。
客人たちがベッドで戯れる戯言なんて、嘘か本当かも全然分かんないし、口止め料ももらってないんだから、守秘義務なんてそんなんあるわけないでしょう~
なになに?あたしらが害虫だって?あたしらのせいで家庭が壊れたって?
ははは、そんなくだらない冗談、しーらねぇ~
だって、あたしらがいなくても、自分の下半身すら管理できない男って、すぐに発情して、別の愛人を作っちゃうもの。
男って、ほんとバーカばっかり。笑顔と甘い言葉をちょっと振りまくだけで、まるで虫が花に群がるみたいに、あっという間に集まってきて、勝手に金を注いでくれるんだから。
それで、美しい花に何の罪があるの?
サイカ会長が、美容品を中心に商売始めたとき、権力ある女の金が一番稼ぎやすいって言ってたけど、そもそも貴族の女の権力って、背後の夫や家族から湧いてくるもんでしょう?
その元にある男らから金をむしり取ったほうが、断然楽だわ。
それだから、外部の人には何も分かってないのよ。
そもそも、今年から接客できたはずなのに、サイカ会長の改革のせいで16歳まで待たされちまったんだ!
聞いた話じゃ、18歳とか20歳まで延ばしたいなどと言っていたけど、一体何を考えてるんだ?なんでそんなバカなことを言い出せるの!
価値のない人はあっという間にスラムに捨てられちゃうもんよ!それに金が稼げる花期もあるのに、わざわざ短くするなんて意味が全然わかんない。
今の見習いの雑用よりも、早く正式な女娼になってやりたいんだよ、あたしは!
はぁ、もう~
あたしは気分転換で、ポケットからさっきの“お兄ちゃん”がくれた三枚の大銀貨を取り出して、上に投げたりして遊んだ。
「飽食は愚を招く」って、異国の客人が教えてくれたこの言葉は、ほんとうに言えてるわね。
貴族のお嬢ちゃんって、やっぱり単純なんだから。ちょっとかわいそうな子供を見ると、すぐに金出しちゃう。何の解決もできないのにねぇ。
でも、あたし、昨日の稼ぎで今日気分いいから、善良な心のアピールってことで、毎日死なない程度の食べ物をスラムのヤツらにあげちゃおうかな。
五年前ね、大商会になりつつあるフィオラ商会が新しい工房を建てたの。そこでスラムの貧弱で無力な子供らにも住み込みの仕事をあげたけど、主人のある奴隷はそうにはならない。
まず、奴隷の雇用って、奴隷主の許可がないといけないし、職員として契約しても、主人の命令があれば、強制的に契約を破っても従わなきゃいけない。それじゃ、商業の秘密が奴隷の主人にバレちゃうわ。
だから、今スラムにいる奴隷たちは、誰からも見捨てられた存在。奴隷主は、奴隷が道端でくたばっても、利益にならないヤツらを、タダで解放なんて絶対にしない。
昔は街で乞食してなんとか生きるチャンスもあったんだけど、この間、なんだかすげー偉い貴族様が視察に来て、道を整理したくて、ヤツらをスラムの中に閉じ込めちゃったのよね。
うちもね、昨日の貸切宴まで、商売もまばらになっていたのよ。あたしらに会いたいお兄ちゃんがこんなにいるのに、領主代理様ってほんと酷いよね。
で、今あの偉い貴族様も行っちゃったけど、スラムの門は相変わらず閉じたまま。いつ開けるか全然分かんないわ。
でもね、スラムの子供が減るのも悪くないわ。競争相手が減るから。うちの女娼は、買った時の安い順に、こんな感じで構成されてるの。
1、罪で女娼籍になったの姉ちゃんとその子供たち
(もともと貴族様が犯罪者を各娼館に配っちゃったものだから、彼女たちの稼ぎの大半は貴族様の税金になって、実力がなきゃ、すぐに喰らわれちゃう運命)
2、ちゃんとした身分証や住処を持たないスラムの人
(大体の姉ちゃんはこの枠、安いし。でももし読み書きが出来るなら、城下町や貴族の家で仕事が見つかるかもしれないけど、ツテがないじゃ、難しいでしょうね)
3、借金とかゴタゴタの何かで金に困ってる領民
(領民権があるだけでいろいろ得がして、羨ましい)
4、奴隷主から買った奴隷
(奴隷契約を結ぶときには奴隷本人の意思も必要になるから、人の一生を買うようなもんで、値段は高いのよ。うちはたまに、貴族様の売れ残りが値下げされたときに買うこともある)
あ、勘違いしないでね。いくら新人が増えても、あたしの敵になるなんて絶対ありえないんだから!
でもサクラってドジでおバカだから、新人は少ないがいいんじゃない?だって、娼館の資源って限られてるんだもの、ね~
そういえば、サイカ会長って、やっぱりローズ姉ちゃんが好きなんじゃないの?女娼籍の姉ちゃん達じゃなく、領民籍のローズ姉ちゃんを女将に推したり、夜蝶館の建て直し資金とか客引きのアイデアを手伝ったりしてさ。
“アイドル”?なんてよく分からないけど、あたしは一番の女娼になって、“ファン”?とかいっぱい集めるつもりよ!
だから、何年前からコツコツと店に来る客を陥落させて、三年後の新人初夜オークションで、歴史上最大の金額を貰うわ!
「ねぇねぇ~、ローズ姉ちゃんってさ~、ご主人様の求婚を受けねぇの?」
ドアの外で、部屋の中からグレム兄ちゃんの声が聞こえた。
やばい、ガレフ副会長がローズ姉ちゃんに求婚しちゃった!
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